18歳「成人の実感」についてのアンケート【高卒社会人向け】
成人を実感していると答えた人は31%。「大人は完璧だと思っていたが」の声も。
高校生の就職を支援している「ジンジブ」は、2023年4月に入社した、高卒の新社会人(18歳〜20歳)向けに、「成人実感」についてのアンケート調査を実施しました。
このアンケートは、ジンジブで主催する、高卒の新社会人向けの研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」に参加する2023年入社の高卒の新社会人100名が対象です。
<調査結果サマリー>
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成人を実感している人は31%。「お給料をもらう」「責任の重み」「大きな買い物」の時に実感。
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理想の大人像には、「他人のことを理解し尊重できる」(45%)と「意志を持って行動し自身で判断できる」(43%)と回答。
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理想の大人像とのギャップでは「子供っぽい大人もいる」「思った以上に大変(時間の両立・お金・仕事の責任)」との声。
◆アンケートの実施背景
2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられました。社会に出る前の高校3年生から成人とされ、クレジットカードや一人暮らしの住まいの契約など、自分で出来ることの年齢制限も引き下げられています。高校を卒業しすぐに社会人になった若者は「大人になった」ことにどのような想いを持っているのでしょうか。
ジンジブでは高卒の社会人1年目に向けて、企業への定着と「同期と一緒に成長」することを目標に社会人スキルやキャリアに向き合う研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」を行っています。今回は、1月8日の成人の日にちなみ12月に、18歳~20歳の高卒社会人1年目の新成人を対象に、「成人」に対する意識調査を実施いたしました。
<アンケート結果>
1.成人になった実感はどの程度ありますか? (n=100)
成人になった実感はどの程度あるか聞いたところ、「とても実感している」と「実感している」合わせて31%、「実感していない」と「全く実感していない」合わせて32%でした。
成人になったと実感している人と、実感していない人の割合はほとんど同じ結果になりました。
2.どんな時に自分は成人だと実感できますか?(n=100)
どんな時に「自分は成人だ」と実感するかについて聞いたところ、半数近くの49%が「働いてお給料をもらった時」と回答しました。
その他にも、責任の重さ(30%)や、接する人が大人ばかり(25%)など、新社会人ということもあってか、働いていることによって実感しやすい内容に回答が集まりました。
クレジットカードを持つことや選挙の投票、成人式の準備などの成人したことでできることについてより順位が高いことが分かります。
3.自分が成人だと実感できない理由は何ですか? (n=100)
成人だと実感できない理由は何かについて聞いたところ、「お酒や喫煙などは20歳の制限があるから」(44%)に最も回答が多く集まりました。また「友人に学生が多いから」(36%)が次に多く、大学生や専門学校生など同級生が学生生活を送っていることで自身への成人実感が持てないといった回答でした。
次に、経済的な自立や精神的な自律についての回答が寄せられました。
4.20歳の集い(成人式)は何歳になる年に開催してほしいですか?(n=100)
5.20歳の集い(成人式)は何月に開催してほしいですか?(n=100)
「20歳の集い(成人式)」の開催希望について聞いたところ、87%が20歳の年に開催してほしいと回答しました。
開催月については70%が現状の1月開催と回答し、次に春休み期間や年度末の時期である、3月開催の希望が19%いました。
6.あなたにとって「理想の大人」とはどんな人ですか? (n=100)
「理想の大人」はどんな人か聞いたところ、「他人のことを理解し尊重できる」(45%)と「意思を持って行動し自身で判断できる」(43%)という回答が半分近くの人からありました。
7.実際に働いてみて、自身の理想の大人像とギャップを感じたことを教えてください。(n=100)
「実際に働いてみて、自身の理想の大人像とのギャップを感じたこと」について自由回答で質問したところ、周りの大人を見ていて「大人でも完璧であるわけではないこと」や、実際に社会人として過ごし「プライベート時間の確保」や「貯金」の難しさを実感したなどに対して、多く回答が寄せられました。
※表では抜粋して回答を紹介、似た内容には複数と記載しています。
<アンケート結果からわかること>
アンケート結果から、18~20才の高卒の新社会人のうち、成人を実感している人は「とても実感している」と「実感している」合わせて31%、成人を実感していない人は「実感していない」と「全く実感していない」合わせて32%でした。
どんな時に成人を実感するか聞いたところ、「お給料をもらった時」(49%)が最も多く、次いで「責任の重みを感じた時」(30%)、「大きな買い物をした時」(29%)、「学生など自分より若い人を見る時」(29%)でした。働き始めたことで大きく変化したことがらが実感につながっていると言えます。対して、実感がわかない理由には「お酒や煙草などの年齢制限が20歳だから」「友人に学生が多いから」「経済的に自立できていない」など、変化していない点に回答が集まりました。
では、高卒の新社会人は「成人」に対してどのような理想像を持っているのでしょうか。最も多く回答があったのが「他人のことを理解し尊重できる」(45%)、次に「意志を持って行動し自身で判断できる」(43%)でした。対して最も回答が少なかったのが「仕事ができて若くから出世している」(12%)でした。実際に働き始めて感じたギャップでは、「大人にも子供っぽいところもある」と、大人と仕事でのコミュニケーションを取る中での気づきや、「仕事とプライベートの時間の両立が大変」「貯金ができない」「仕事が思ったより大変」など自分が社会人として過ごしてみて大変だったことなどを回答してくれました。回答に「大人は完璧だと思っていたけれど」という記載が多く、社会人経験や周りの大人を見る中で、良くも悪くも大人になってからも成長し続ける必要性を実感していると言えそうです。
これらのことから、成人した実感は、社会人として働くことで得られる経験があるとより高まると言えます。また今の若者は理想の大人像に対して、「他人のことを理解し尊重できる」ことや「意志を持って行動し自身で判断できる」など「できること」の多さや完璧さを思い描いていると言えそうです。ジンジブではこれからも、ギャップを感じながらも1年目の社会人として成長を続ける、高卒の新社会人を「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」を通じて支援してまいります。
◆調査概要
【調査期間】 2023年12月6日~12月20日
【調査方法】 高校新卒社員研修「ルーキーズクラブ」参加者に対するアンケート回収
【調査対象】 高卒の新社会人(18歳~20歳)
【有効回答】 N=100人
ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。
同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。
初めて社会に出る高校生は、将来に対する漠然とした不安をいだきながら、社会に出ることを決意しています。ジンジブでは、かかわる若者や会社に対して、不安な時には真剣に向き合い、自己理解・社会理解・マインド・スキルなど社会で生き抜くための力を高めるサポートを行い、自分の意思で未来を選択できる機会をつくります。
たとえ失敗してもすぐに手を差し伸べ、その人生にずっと寄り添い、これからの生きる人の夢を増やしてまいります。
◆ 「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」について
「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」は1年間かけて行う高卒新社会人向けの合同研修です。研修ではチームビルディングを行い、社外の受講生と同期の関係を築きます。新卒が直面する様々な課題や感情、その対策について共に学び、社会人の心構えと基礎スキルを身に付けます。さらに、受講者に安心して受講していただけるように、面談やレポートを行い、高卒新社会人の1年目の成長と離職率の低減・定着・育成をサポートします。