<開発担当高校生(現大学生)インタビュー>6月9日は「ロック(ROCK)の日」。ガクイチで販売中の地元(山梨県北杜市)で評判の「青春ROCK CURRY」はどのような経緯で開発されたのか!?山梨県立北杜高校と清里高原のカレーが大人気のレストラン「萌木の村ROCK」とのコラボカレー
6月9日は「ロックの日」。ガクイチでは山梨県立北杜高校と清里高原(山梨県北杜市)のカレーが大人気のレストラン「萌木の村ROCK」とのコラボカレー「青春ROCK CURRY」と「GREEN 青春ROCK CURRYⅡ」を絶賛販売中!この「青春ROCK」はどのような経緯で開発されたのか?
今回、2021年に「青春ROCK CURRY」の開発に携わった、現在、起業することを目標に都内の大学で経営学を学ぶ野田賢心さん(大学1年生)にインタビュー!開発の経緯や、地元への想いなどを語っていただきました。
■「青春ROCK CURRY」の開発に携わることになったきっかけは?
高校2年生の時(2021年)に「青春ROCK CURRY」の開発に携わったんですけど、僕は「総合学科・総合情報ビジネス系列」という学科で学んでいて、学校のある北杜市が推進する「「食と農」を活かした住み続けられるまちづくり推進プロジェクト」というプロジェクトに参加することになったのがきっかけなんです。
このプロジェクトは、地元(北杜市)の企業と高校生が連携して、地元の農畜産物を使用した商品を開発し、ビジネスに繋げることを通じて、地域の稼ぐ力をつくりだし、高校生が地元の魅力を理解することを目的としているんです。
僕が選択したのは「萌木の村 ROCK」という商業施設やレストランを運営する企業とのレトルトカレーの開発ですが、その他にも、お菓子やスイーツなどを製造している企業、ソーセージなどを製造している企業も参加していて、いくつかの商品が開発されたんです。
■なぜ、レトルトカレーの開発を選択したんですか?
「萌木の村 ROCK」は、地元でも有名で、観光客も多く訪れるんです。特にその施設にあるレストランの「カレー」はすごく美味しく、僕も何度も家族と食べに行っていました。そんな馴染みのある「萌木の村 ROCK」とレトルトカレーの開発が出来ることに興味があったんです。
■開発に向けて、何からスタートしたんですか?
まずは北杜市の何(食材)を使うのか?という検討からプロジェクトが始まりました。結果、「ブルーベリー」をカレーと合わせることになるんですが、当初は色々な農産物や、水といった候補も挙がったんです。北杜市は「日本一の名水の里」とも呼ばれているんです。
ちなみに、候補の中には大豆という案もあったんですが、こちらは翌年に、僕達の後輩が採用し「GREEN 青春ROCK CURRYⅡ」という本格的なグリーンカレーを開発したんですよ。
■「ブルーベリー」を選択した理由は?
このプロジェクトには僕を含めて、6人の高校生が参加したんですが、その6人の中で、斬新なものでありつつも、カレーの開発は初めてのことでもあったので、安心感もあった方がいいなという共通意識があったんです。
「ブルーベリー」を使用したカレーは、すでに存在していたので安心は出来たのですが、斬新ということでは、ベースとなるカレーの味・風味はどうするのか?商品のコンセプトはどうするのか?などが課題でした。
■ベースとなるカレーは「バターチキンカレー」ですが、こちらはどんな経緯で決まったんですか?
「萌木の村 ROCK」で何度か試食会を実施していただき、色々なカレーにブルーベリーを合わせてみたんです。ビーフカレー、グリーンカレーなども試してみました。ブルーベリーの使い方も、果肉を入れてみたり、ピューレ状にしたものを入れてみたりと試行錯誤を繰り返しました。その中で一番「美味しい」となったのが「バターチキンカレー×ブルーベリーピューレ」だったんです。
「バターチキンカレー」のまろやかさに、「ブルーベリー」の酸味がしっくりきたんです。斬新な味だなと感じました。試食時は酸味が強かったんですが、商品化するにあたっては、酸味を調整して、ほどよい感じに仕上げました。
■「青春ROCK」というネーミングはどんな経緯で決まったんですか?
プロジェクトのメンバーとネーミングに関して、色々な意見を出し合っていたんです。でもありきたりなネーミング案しか挙がらずに悩んでいたところ、たまたまプロジェクトの担当の先生が通りすがりに、高校生と「萌木の村 ROCK」とのコラボだから「青春ROCKだな……」とつぶやいたんです。そのつぶやきを商品のネーミングにしました(笑)。
僕も音楽が好きで、ロックではなくクラシックですが、ギター部に所属していましたし、「萌木の村 ROCK」も店内にドラムセットが組まれていたり、音楽イベントを開催されていたりと、ロックというテーマはしっくり来ました。
■パッケージのデザインはどんな経緯で決まったんですか?
パッケージのデザインは「青春ROCK」をテーマに、「萌木の村 ROCK」のデザイナーさんに担当いただきました。パッケージにはプロジェクトメンバー6人の「手ハートポーズ」のイラストが掲載されているんですが、当初は写真を掲載する予定だったんです。
でも、商品は残るけど、僕達はいずれ高校を卒業してしまう。そんなことを考えると、イラストの方がいいよねということになったんです。
パッケージが仕上がった時は、このプロジェクトで一番感動しました。ブルーベリーをイメージした紫、商品名の黄色のインパクトだったり、全てが想像以上で、また、イラストも似ていると評判でした(笑)。
▲パッケージ上段の一番左が野田さん。
■このプロジェクトに参加してよかったことは?
高校1年生の時から将来は起業したいと思っていて、このプロジェクトに参加して「ものづくり」の一連を体験出来たことは本当によかったです。商品が完成した後、地元で販売会も実施し、お客さんの反応や意見を聞けたことなども勉強になりました。今、大学で経営学などを学んでいますが、この時の経験は活きています。
■野田さんにとって、地元(山梨県北杜市)の魅力とは?
大きくまとめると「自然」ですね。例えば、今年、大学進学をきっかけに東京で暮らすようになったんですが、ゴールデンウィークに電車で地元に帰ったんです。電車が森に入ったその時、初めて「緑が綺麗だな」という感覚になったんです。今までは日常のことだったんで、感動するということは無かったんですが。東京で暮らしてまだ数か月ですが、地元を離れて気付くことが色々とあります。
■最後に「青春ROCK CURRY」の魅力をお願いします!
大人も子供も、全ての方に美味しく食べていただけるカレーだと思っています。商品のキャッチフレーズは「青春ROCKしてみない?」なんですが、大人の方は若かった頃などを思い出したり、話題にしながら食べていただきたいなと思っています。
僕は高校を卒業してまだ1年も経っていませんが、高校生の頃を思い出しながら食べてみます(笑)。また、後輩達が開発した「GREEN 青春ROCK CURRYⅡ」、まだ食べていないので、僕達が開発した「青春ROCK CURRY」とどちらが美味しいのか、比べてみたいですね(笑)。
◆野田さんが開発に携わった「青春ROCK CURRY」
年間15万食のカレーがオーダーされる創業50年以上のレストラン「萌木の村 ROCK」とのコラボカレー!
・バターチキンカレーに山梨県北杜市産の「ブルーベリー」が加わった、心地よい酸味が魅力の新感覚カレー。
・八ヶ岳の南東麓に広がる清里高原(山梨県北杜市)にある人気レストラン「萌木の村ROCK」とのコラボカレー。
・青く、甘酸っぱい高校生の1ページをカレーで演出。
▼【山梨県立北杜高校】青春ROCK CURRY
◆野田さんの後輩達が開発に携わった「GREEN 青春ROCK CURRYⅡ」
地元の大豆を使った本格的・HARD ROCK(辛口)なグリーンカレー!
・ライス(米)はもちろん、うどんやパスタの麺類など、あらゆる炭水化物に対応する万能カレー!
・第一弾の「青春ROCK CURRY」と同じく、年間15万食のカレーがオーダーされる清里高原(山梨県北杜市)にある人気レストラン「萌木の村ROCK」とのコラボカレー。
▼【山梨県立北杜高校】GREEN 青春ROCK CURRYⅡ