松本市民で作る!参加型裁判演劇「極刑」松本公演チケット発売中! 裁判員裁判をリアルに体験する体験型演劇
私が法廷に!?被告人を「死刑」にするか、それとも「死刑回避」か。観客一人ひとりに被告人の命が委ねられます。
チケットは、カンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。
参加型裁判演劇とは?
参加型裁判演劇とは、参加された観客全員で判決を考えていただく、日本初の体験型演劇です。
裁判所から裁判員候補者として呼出されたという設定なので、会場にお越しいただいた時からすでに演劇に参加しているのです。
開演後に行われるくじ引きで6名の裁判員が選出され、裁判官と並んだ席に座り、被告人や証人に直接質問。審理終結後、別室に移り評議して判決を下してもらいます。選出されなかった観客の皆様も、スマホから質問、評議、評決を投票します。まさに裁判員裁判をリアルに体験していただきます。
その日の参加者、そして誰が裁判員に選出されるかによって、毎回毎回、裁判の進行と判決が変わります。
裁判員制度とは?
裁判員制度は、平成21 年5 月21 日に始まりました。
この制度は、司法に市民が参加するものとして、国民の中から選ばれる裁判員が重大な刑事裁判に参加する制度です。
裁判員は,法廷で行われる審理に立ち会い、裁判官とともに被告人が有罪か無罪か、有罪の場合にはどのような刑にするのかを判断します。
そして、制度開始から15年目を迎えた令和5年から、18歳の高校生も裁判員対象者となりました。
そこで、改めて裁判員制度の意義を問うとともに、裁判員に選ばれたときの心構えを持ってもらおうと、この参加型裁判演劇を企画しました。
「極刑」のここが面白い!
◆観客のあなたは、全員1裁判員として裁判に参加します!リアルな裁判に沿って劇は進行し、実際に自ら判決を判断していただくため、日常の生活ではなかなか体験できない空間に誘います。
◆裁判員に選出された観客は、舞台上の被告人や証人に直接質問する機会があります!劇中の裁判の流れが、あなたの質問によって大きく変わる可能性も!その日参観した観客により、毎回裁判の進行や判決が変わる。それが参加型裁判演劇「極刑」の特徴の1つです。
◆演劇の間、観客の皆さまは自身のスマホで専用のチャットに投稿できます。粛々と進行する裁判の傍らで、リアルタイムで質問や意見交換を行っていただきます。自分と違う様々な意見や感想に触れながら、自分の考えを形成していく経験ができる。これが参加型裁判演劇「極刑」の最も大きな魅力です。
◆将来、いつ裁判員に選ばれるのかわからないなか、実際に選ばれて裁判に参加したときにどのような思考になりまた感情を持つのか。そういった経験をする貴重な機会になります。
昨年公演の感想
◆死刑や命について真剣に向き合う時間だった。自分は「死刑」やむなしと投稿ボタンを押したが、その後ズンと重くなる、恐怖のような感覚に陥った。(30代会社員)
◆目の前で繰り広げられる裁判を見ながら、スマホにリアルタイムで流れてくる沢山のチャットを見られるのがすごく面白かった。(20代学生)
◆たまたま選ばれた裁判員のメンバーがどんな考えを持っているのか。それによって判決が変わるということに、人が人を裁く制度の危うさと責任の重さを感じました。(40代主婦)
◆自分がいつ裁判員候補者に選ばれるかわからないなか、この様に裁判員裁判を体験し、事件の判決について考える機会を得られたのは本当によかったと思います。もっと沢山の人に体験して欲しいと思いました。(50代自営業)
ストーリー
長野県松本市で起きた強盗殺人事件
被告人の佐瀬研一は、借金に追われ、かつて勤務していたホリカワ機械を訪れて経営者の堀川秀男に借金を申し込んだものの、拒絶された。被告人は、事務所の机の中にはいつも数万円の現金が置かれていることを思い出し、それを盗もうと決意した。深夜、ホリカワ機械の事務所に侵入し、金を探したが、秀男に見つけられた。被告人は、持っていたナイフで秀男を刺し殺し、さらに、物音に気付いて事務所にやってきた秀男の妻良子にも見つけられ、良子まで刺し殺した。この後、被告人は、引き出しにあった12万円入りの封筒を奪って逃走した。
裁判において、検察官は死刑を求刑。弁護人は死刑を回避すべきと主張した。被告人、被害者それぞれがもつ背景。あなたなら、どう裁きますか。
総合演出:弁護士 今井秀智
元検察官、大学教員、(一社)リーガルパーク代表理事、法教育授業を行う傍ら、ドラマ等の法律監修を務める。
公演概要
参加型裁判演劇『極刑』 -私が法廷に!?- 松本公演
公演期間:2024年11月16日 (土)
会場:上土劇場(旧ピカデリーホール)(長野県松本市大手 4-7-2)
■出演者
検察官:西山友紀
弁護人:大川東
被告人:伊原遼太 降籏重和
被害者娘:森下美緒 安藤佳織
被告人母:草間妙子
押送係官:本柳誠実
裁判長:今井秀智
裁判官:栗山明久 田畑璃桜 守屋朋花
■公演スケジュール
2024年11月16日 (土) 12:30 / 17:00
※開場は、開廷の30分前です。
■チケット料金
前売 一般:4,000円、学生:3,000円
当日 一般:5,000円、学生:4,000円
(全席自由・税込)
※ご来場の際、学生証等の提示をお願いします。
関係団体
主催:州松本うらまちレジリエンス協議会
企画・制作:一般社団法人リーガルパーク、株式会社アゴラ・ステーション
運営協力:NPO法人まちとコラボ、RAISE、一般社団法人ONE-PARK
後援:松本市、松本市教育委員会、一般社団法人松本青年会議所、株式会社長野銀行
協賛企業:梓川診療所、石井法律事務所、魚長鮮魚(株)、(株)オートパル上伊那、(株)オートプラザ諏訪、(株)グラフィック、(株)五幸、(株)コンフォール、サイントモミ(株)、澤地雅弘法律事務所、信濃大城法律事務所、 (有)ダスキンクラヌキサービス社、(株)辰巳商会、(株)トータス、(株)長野銀行、ホテルニューステーション、(株)松本マツダオート、有限会社由比ガ浜薬局、(株)ユリーカ、(一社)ONE-PARK
協力:株式会社タイプ・アール、株式会社アスコ
信州松本うらまちレジリエンス協議会について
昭和の盛り場“うらまち”(長野県松本市の中心市街地の一角)が、再び活気を取り戻して、中心市街地の一翼を担い、まちの賑わいを創出していくことを目指して活動しています。
うらまちを楽しむイベント「うらまち探検」、小劇場での「演劇公演」、タイムカプセルのような「空き店舗活用」などを組み合わせながら、予測困難な現代にあっても、新しい魅力が生まれていくレジリエントなまちづくりを1歩ずつ進めています。
【法人概要】
事務局(NPO法人まちとコラボ内)
団体所在地:松本市城東1-3-22 花里ビル4F
一般社団法人リーガルパークについて
法やルールの意義を考える「法教育」に関する事業に特化した団体です。 全国学⽣法教育連合会(USLE)と連携し、⼤学⽣・法科⼤学院⽣を引き連れて、全国の⼩・中・⾼校で模擬裁判や模擬投票等の法教育授業を展開しています。「憲法マップ」等の教材開発や、講演会・セミナーも手がけております。
【法人概要】
一般社団法人リーガルパーク
本社所在地:東京都渋谷区東3丁目25番3号 203号室
代表理事:今井秀智
事業内容:
■学校教育事業(⼩・中・⾼校)
■企業・法人向け事業
■教材・商品開発
■法律監修事業