第17回書道パフォーマンス甲子園に全国から109校が参加!能登半島地震復興応援枠として2校の本戦出場を決定!
第17回全国高等学校書道パフォーマンス選手権大会(書道パフォーマンス甲子園)を主催する書道パフォーマンス甲子園実行委員会は、今大会の参加申込校数が全国32都府県の109校となることを発表。7月28日(日)に愛媛県四国中央市で開催予定の本戦に出場する21校については、6月14日(金)にYouTubeのオンライン生配信で発表する。
また、石川県立能登高等学校及び日本航空高等学校石川の2校について、能登半島地震に係る復興応援枠として本戦出場が決定いたしましたことを併せて発表。これにより、今大会の本戦出場校は合計23校となる。
公式ホームページ:https://www.city.shikokuchuo.ehime.jp/site/shodo-performance/41732.html
本大会は、日本一の紙のまち愛媛県四国中央市(紙関連の製造品出荷額が18年連続全国1位)において、書道パフォーマンスの高校日本一を決定する大会。全国の書道部から「夢の舞台」と呼ばれ、高校生が縦4m×横6mの巨大な用紙に込めたメッセージや、華麗に表現するパフォーマンスなど、紙面に青春の全てを懸けた思いやエネルギーは観覧者を圧倒し、この大会でしか味わうことができない感動がある。
第17回大会 地方ブロック別参加校数
ブロック名 |
参加校数 |
本戦出場校数 |
北海道・東北ブロック |
13校 |
2校 |
関東ブロック |
21校 |
4校 |
中部ブロック |
17校 |
3校 |
近畿ブロック |
13校 |
2校 |
中国ブロック |
15校 |
4校※ |
四国ブロック |
20校 |
4校 |
九州ブロック |
10校 |
2校 |
小計 |
109校 |
21校 |
復興応援枠 |
|
2校 |
合計 |
|
23校 |
※四国中央市発足20周年を記念し、昨年の優勝校が属する中国ブロックに1枠増やしています。
■予選審査等について
今大会については、4月1日から5月13日までの間で募集を行ったところ、32都府県から109校の応募があった。これはこれまでで2番目に多い参加校数(最多は第11回の116校)。予選審査は全国を7ブロック(北海道・東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州)に分け、各校から提出された書道パフォーマンスの映像や揮毫作品の写真などをもとに、書道部門とパフォーマンス部門において書や演技の美しさなどを審査する。本戦に出場する21校については、6月14日(金)にYouTubeのオンライン生配信にて発表する予定。
※配信URL: https://youtube.com/live/yyfy7gOdH4A
【審査項目】
書道部門:書の美、紙面構成、用筆の正確さ、総合
パフォーマンス部門:所作の美、構成・演出、演技・身体表現、総合
■復興応援枠について
能登半島地震で大きな影響のあった石川県立能登高等学校及び日本航空高等学校石川について、予選審査は行わずに復興応援枠(審査対象)として本戦に出場することが決定した。
本大会においては、これまで東日本大震災や熊本地震で被害のあった地域の学校を本戦に招くなどして、四国中央市にしかできない復興応援に努めてきた。
これにより、第17回大会の本戦出場校数は、予選審査21校に加えて復興応援枠2校の合計23校となります。
・復興応援枠出場校
学校名 石川県立能登高等学校 (所在地:鳳珠郡能登町)
部員数 3年1名 2年3名 1年2名 計6名 顧問 川口 彩 先生
参加歴 9回、10回、11回、12回、14回、15回、16回、17回 ※13回は中止
※本戦出場歴なし
学校名 日本航空高等学校石川 (所在地:輪島市→東京都青梅キャンパス)
部員数 3年8名 2年4名 1年3名 計15名 顧問 久保 綾乃 先生
参加歴 9回、10回、11回、12回、14回、15回、16回、17回 ※13回は中止
※本戦出場歴なし
■実行委員会 会長 篠原実 (四国中央市長)コメント
四国中央市においては、能登半島地震の発生直後から災害用トイレトレーラーの派遣をはじめ、市内の紙製品などの支援物資の提供、また愛媛県と連携した職員の派遣などを行ってきました。こうした中で、今回、四国中央市らしい復興応援として、第17回全国高等学校書道パフォーマンス選手権大会(書道パフォーマンス甲子園)に石川県から2校の本戦出場を決定いたしました。
両校は依然として厳しい状況にありますが、本戦出場を通じて、選手の皆さんはもちろんのこと、学校や地域の皆さんに夢や希望を感じていただき、復興の一助となればと考えています。被災地を代表する2校の気持ちのこもった演技を、大いに楽しみにしています。
これまでの復興応援の参加校(4校)
大会等 |
参加校 |
第5回大会(平成24年) ―東日本大震災― |
岩手県立高田高等学校、宮城県宮城第一高等学校、 宮城県亘理高等学校 |
第10回大会(平成29年) ―熊本地震― |
熊本県立御船高等学校 |
書道パフォーマンス甲子園に関する今後の予定
6月14日(金)17:00~ 本戦出場校発表(YouTubeを使ったライブ配信発表)
【配信URL: https://youtube.com/live/yyfy7gOdH4A 】
7月27日(土)8:45~ 出場校リハーサル及び選手交流会
7月28日(日)9:00~ 第17回書道パフォーマンス甲子園
第17回大会の概要
大会名:第17回全国高等学校書道パフォーマンス選手権大会(書道パフォーマンス甲子園)
開催日時:令和6年7月28日(日)午前9時から午後5時30分頃まで
会場:伊予三島運動公園体育館 (愛媛県四国中央市中之庄町1665番地1)
主催:書道パフォーマンス甲子園実行委員会
参加校数:23校(予選申込は全国32都府県109校)
前回(第16回)大会の実施概要
大会名:第16回全国高等学校書道パフォーマンス選手権大会(書道パフォーマンス甲子園)
開催日時:令和5年7月23日(日)午前9時から午後5時
会場:伊予三島運動公園体育館 (愛媛県四国中央市中之庄町1665番地1)
参加校数:21校(予選申込は全国31都府県107校)
来場者数:約5,000人
概況:第16回大会を制したのは、激戦の中国ブロックを勝ち上がった鳥取城北高等学校。悲願の初優勝を果たした。中島みゆきさんの「ファイト!」をアカペラで歌いながら、「闘え」と大書した。最低限の道具だけを用い、身体一つ、筆一本でこれまでにないパフォーマンスを披露した。心の弱さと向き合いながらも自分らしく闘おうとする想いを言葉にして、筆と歌声、そして身体表現のみで会場を魅了した。準優勝は、書道やダンスが「好き」という感情を長さ約3mの筆に込め「灼熱」と大書した福岡県立八幡中央高等学校。前人未踏の4連覇を目指した長野県松本蟻ヶ崎高等学校は、書の原点に立ち返った黒と白の世界を表現して3位だった。
■「書道パフォーマンス甲子園」とは…
愛媛県四国中央市内にある愛媛県立三島高等学校書道部が、「書道でまちを盛り上げたい!」との思いから、地域のイベントなどで大きな紙に音楽に合わせて歌詞などを揮毫していたことが注目を浴び、全国に広がり大会として「書道パフォーマンス甲子園」が始まりました。2008年に行われた第1回大会は僅か3校の参加でしたが、本大会をモデルとした映画「書道ガールズ!! わたしたちの甲子園」が公開されるなどして、100校を超える応募がある大会へと成長しました。全国の高校書道部が「夢の舞台」として目指す大会です。
大会は演技時間6分間の中で、縦4m×横6mの巨大な用紙に向かい、音楽に合わせて様々なパフォーマンスをしながら自分たちの思いを揮毫します。書道パフォーマンスは、不断の努力とチームワークをもとに、書と演技の美しさを競う、まさに総合芸術です。
本大会では高校生の主体的な運営を目指し、地元高校生ボランティア約130人が歓迎の挨拶をはじめ、演技審判や選手誘導などの重要な役割を担うところも大きな特徴の一つです。