伊藤手帳が商品化を目指す大学ゼミ対抗のインターカレッジ「Sカレ」へエントリー。デジタル化時代に必要な手帳の商品化でアナログ離れ抑止を目指す

手帳製造・OEMを手がけて69年の伊藤手帳株式会社(名古屋市)は、Sカレ(Student Innovation College 以下Sカレ)2023へエントリーをしました。
Sカレは、実際に商品化を目指す大学ゼミ対抗のインターカレッジで2022年は31大学36ゼミ531名の3年生が、ゼミ対抗で、8テーマの商品企画をFacebookで公開し「いいね!」で支持を集め、コメントで改善し、発売を目指しました。
伊藤手帳は「デジタル化時代に必要な手帳」というテーマでSカレ2023のエントリーを行いました。
【エントリーを決めた背景】
2021年総務省が行った「ウィズコロナにおけるデジタル活用の実態と利用者意識の変化に関する調査研究」によるとデジタル利用の端末はスマートフォンが89.4%で全体の9割近くという結果が出ています。同調査では普段利用しているインターネットサービスについて質問していますが「予定管理・カレンダー」と回答した人が全体の34.1%となり、デジタルを使った予定管理が進んでいる事が伺え、手帳製造メーカーとして手帳の良さを若い世代に伝え、手帳を使用した予定管理の方法を普及する必要性があると考えていました。
一方、弊社が行った独自調査ではスケジュール管理やタスク管理はデジタルとアナログの併用というユーザーが6割を超えるという結果が出ています。このような背景からデジタル化時代に求められる手帳の仕様についてデジタルネイティブの学生より企画提案をもらい、商品化を進めるべくSカレへエントリーしました。
また、本試みから生まれた商品をきっかけに手帳に興味を持つ人が増加する事も期待しています。
<エントリー後の流れ>
2023年5月中旬 参加ゼミ生の確定
2023年10月14日「秋カン」(Autumn Conference) にて学生によるコンセプトのプレゼンが行われる。(オンライン開催:目白大学主催)
2023年12月9日・10日(予定)「冬カン」(Winter Conference)にて商品化する商品を決定。(開催場所:近畿大学)
2024年1月中旬~2月上旬にかけ伊藤手帳が商品化。販売予定。
<Sカレについて>
Sカレは、実際に商品化を目指す大学ゼミ対抗のインターカレッジです。2006年に発足し17年を迎えます。昨年度のSカレ2022には31大学36ゼミ531名の3年生が参加しました。
Sカレの目指すところは、未来のマーケターの育成にあります。大学は違えども志を同じくする若い仲間が、仲間同士で協力しあい、互いに切磋琢磨しながら、商品企画プロセスとそのマネジメントを実際に体験します。その企画はウェブ上で提案され、皆さんの前で発表します。さらには現実の市場において問います。ここに、Sカレの他にない特徴があります。
学生が、実際のユーザーと対話しながら、商品企画を進めるという実践的なマーケティングを学ぶ機会は、世界広しといえども、Sカレしかありません。また、企画の渦中において、ライバルチームの成果を見ながらリアルタイムに競争するという場も、他に例を見ません。参加する学生にとっては、マーケティング実践を学ぶ絶好の機会であり場であると考えています。
https://s-colle.ws.hosei.ac.jp/
▼伊藤手帳オフィシャルサイト
https://ito-techo.jp/