平和記念公園の折り鶴を再活用してトロフィー制作 広島市の高校生が平和への祈りを込めデザインした8作品が完成・1月21日、「天皇盃 第29回全国男子駅伝」優勝・入賞チームへ授与予定
写真:制作中の生徒6人と指導にあたる卒業生(写真左)、再活用される折り鶴(写真中央)、完成したトロフィー(高さ:約25~30cm)(写真右)
トロフィーは平和の象徴の「鶴」をテーマに、天皇盃 全国男子駅伝の最終区7区のコースに見立て、折り鶴の鮮やかな色味を生かすために、ジェスモナイトという素材に折り鶴を細かく粉砕したものをまぜ形成しています。再活用した折り鶴は、平和記念公園の原爆の子の像に捧げられたもので、広島市が取り組む「折り鶴に託された思いを昇華させるための方策」により、広島市市民局国際平和推進部から譲りうけたものです。世界中から広島に届けられた折り鶴を再活用することで、全国・世界に平和の思いを再び羽ばたかせたい、そして選手たちを鶴に例え、未来に飛び立つ選手を応援したい、との願いが込められています。
大創産業は、CSR活動の一環として、2015年から天皇盃 全国男子駅伝のメインスポンサーを務めています。大会当日に特別協賛社賞を授与し、平和記念公園前を発着点とする天皇盃 全国男子駅伝を、スポーツの振興とともに世界平和を国内外に発信する機会と捉え、広島平和記念公園「原爆の子」の像に捧げられた折り鶴灰を活用したトロフィーの授与を2019年に着想しました。これからの平和の担い手となる高校生に平和を考えるきっかけとしてもらうために、広島市立基町高等学校 普通科創造表現コースの高校生にトロフィーのデザイン・制作を依頼することを決定しました。本企画は2019年度からスタート、今回で3回目の授与となります(2020・2021年度は新型コロナウイルス感染症対策で大会が中止)。今回の表彰式には、制作した高校生も出席します。
制作に携わった基町高等学校の高校生からは、「選手の皆さんに喜んでもらえるよう、頑張ってトロフィーを制作しました。トロフィーに込められた平和への思いも受け取って欲しいです。」と感想が寄せられています。
■広島市立基町高等学校 普通科 創造表現コースについて
表現活動を通して個性を磨き、芸術文化を創造・発信していく力を育てることを目標に1999年に開設されたコースです。芸術方面の大学などに進学したいという目標を持っている生徒が多く、美術専門の基礎的な力を磨きながら教科の学力も重視した教育を実施しています。
■大創産業のCSR活動
広島を含めた中国地区や日本国内での災害時寄付金提供のほか、天皇盃 全国男子駅伝の支援などを実施しています。
■株式会社大創産業について
大創産業は「だんぜん!ダイソー」をスローガンに、生活必需品から趣味趣向品まで生活を豊かにする商品約76,000点を取り扱っています。「DAISO」、「Standard Products」、「THREEPPY」を3本柱とし、2023年9月現在、日本を含む世界26の国と地域に5,247店舗展開しています。(国内4,280店、海外967店。うち、DAISOは国内3,786店、海外942店)毎月約1,200種類の新商品を開発し、売上げは5,891億円となっています。(2022年3月から2023年2月末)
所在地:広島県東広島市西条吉行東1丁目4番14号
https://www.daiso-sangyo.co.jp/
※ジェスモナイトとは… JESMONITE®(ジェスモナイト)はJesmonite Ltd.社の登録商標です。有機溶剤を使用しないこの水性樹脂は、人体に害が少なく環境にも良い立体造形材料として芸術家/彫刻家の作品制作やアートワーク、また考古学・古生物学のモデル作成などにも30年以上に渡り長く使われてきています。