「のーがたのーと」はじめます 〜 直方市商店街の歴史・個性について、魅力を再発見・発信していきます〜
産官学等連携事業(九州大学まちづくりプロジェクト)では、直方市の地域課題をテーマとし、直方市、九州大学の学生、地域住民とで、その課題解決に向けた取組みを行っています。
その取組みの一つとして、直方まちなかワンチームは、直方の商店街の歩みを後世にも繋いでいくため、書き留めた商店街の魅力を『のーがたのーと』として、みなさんにお届けする取組みを始めました。
実施内容
直方の商店街の魅力には、お店が育んできた歴史や店主の個性、商品に対する見えないこだわりなど、なかなか伝わりにくいものもあります。直方の商店街が歩んできた歴史やまちに対する思いなど、店主にインタビューして魅力を引き出し、新たに「書き留める」。直方市商店街の歴史・個性について、魅力を再発見・発信していきます。ブラウザ上で閲覧できる「note」にアカウント『のーがたのーと』を開設していますので、下記のURLからご覧ください。
【URL】https://note.com/danro_nogata
取組に至った背景
福岡県北部に位置する直方市。直方市には、古町商店街、殿町商店街、明治町商店街、須崎町商店街の4つの商店街があります。
かつて、炭鉱の街として栄え、日本の産業発展や近代化に貢献していました。
1km越えのアーケードは、人が離合できないほどの大賑わい。活気と人情に溢れるまちで、さまざまなお店が並び、さまざまな人が暮らしていました。
しかし、人口減少・高齢化などが進む中、アーケードにもシャッターが増え、大きなスーパーが近郊にできる中、商店街の人通りは少なくなっていきました。店主の高齢化・後継者不足から、昔ながらのお店もやむをえず閉めるところもあります。
現在、商店街には、江戸時代から続く老舗から、創業して間もない新店舗まで、歴史ある町に個性あふれる人々が営んでいる店々が並んでいます。
昔から続く自慢のバナナを売るお店、反物をリメイクして新しい挑戦を続けるお店、古民家を改修して多世代にアプローチしたお店…
大型店舗とは違った、人情あふれる暖かい時間を過ごすことができるのが魅力です。
これまで培ってきた歴史や個性に溢れる商店街の魅力が、これからもずっと続いてほしい。そんな思いから、今回新たなプロジェクト『のーがたのーと -NOGATA NOTE-』を立ち上げました。
『のーがたのーと -NOGATA NOTE-』をいちばんに読んでほしい人
もちろん日本中そして世界中の方に直方の素晴らしさをお伝えしたいです。しかし、まず何より読んで頂きたいのは直方にお住まいの方、そして直方に関わりのある方々です。
普段の生活では発見しきれない地元の良いところを知り、さらに好きになっていただくことで、自ずから人の集まる活気あふれる地域になればと思います。
直方まちなかワンチーム
直方市・商店街・九州大学等、産官学の連携により、特に商店街の活性化や連携強化等、地域課題の解決に取り組むプロジェクトチーム。
ヒアリング調査やワークショップを通して、高校生を中心とした溜まり場であり、九州大学のまちづくりサテライトキャンパスの設計・改修、イベントの企画・実施、店舗のPR等をこれまでに実施。
※写真は直方まちなかワンチーム第8期学生