レノファ山口FCと「地域探究型の修学旅行プログラム」を共同開発 ~Jリーグクラブと連携した探究型修学旅行プログラムを提供開始~
株式会社TOKYO EDUCATION LABは、Jリーグ社会連携「シャレン!」の活動を地域で行うJリーグ・Jクラブと連携した地域探究型修学旅行プログラムを開発しました。本年は1月より山口県を本拠地に置くプロサッカーチーム「レノファ山口FC」を運営する株式会社レノファ山口と共同で、山口市を中心とした山口県内を舞台として高校生対象の修学旅行プログラムを提供いたします。
Jリーグ社会連携「シャレン!」は、社会課題や共通のテーマ(教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流など)に、地域の人・企業や団体・自治体・学校などとJリーグ・Jクラブが連携して取り組む活動です。レノファ山口はクラブビジョンを「地域とともに、新たな価値を創る」としており、地域に根ざした取り組みを行っています。このビジョンに基づき、TOKYO EDUCATION LABと共創するに至りました。「地域の魅力や未来を地域内外の若い世代ともに再発見する」ことを目指し、修学旅行プログラムを実施いたします。
本修学旅行プログラムは駒場学園高等学校(東京都世田谷区)に採用され、本年1月からプログラム提供を開始し、旅マエ学習から山口県を実際に訪問する体験実習まで約10カ月間全20回の探究学習プログラムを提供することが決定しております。
TOKYO EDUCATION LABとレノファ山口は、プログラムを通じて「スポーツビジネス×地域活性」をテーマとした新たな共創関係の確立と修学旅行の新しい体験の開発、首都圏の高校生との接点が生まれることにより地域にとっての新たな関係人口の創出につながることを目指します。
<授業の概要>
・期 間:2024年1月13日(土)~2024年9月28日(土) 合計20回
・山口市への訪問:2024年10月21日(月)〜 2024年10月24日(木)
・対 象:駒場学園高等学校2年生40名の生徒
【本年のプログラム概要(予定)】
テーマ:「レノファ山口を起点に山口市・湯田温泉を活性化するアイディアを考える!」
事前学習では、山口県をホームタウンエリアとするレノファ山口を題材にプロスポーツクラブを活用した新たな企画アイディアや、地域の魅力発掘を通じた観光アイディアの創出など、生徒の主体性を優先しセッションを通じて決めたテーマについて探究していきます。また、レノファ山口が山口市と連携して取組む「湯田温泉パーク・リビングラボプロジェクト※」と連携して、複合施設「湯田温泉PARK」の2025年3月開館に向けた盛り上がりの醸成と、開館後のさらなる賑わい創出を見据えた湯田温泉エリアの活性アイディアを首都圏の高校生と共に考えます。
「湯田温泉パーク・リビングラボプロジェクト」について
参考動画:https://youtu.be/yBlhzJu1eEM
<旅マエ学習プログラムの予定(一部を紹介)>
・プロスポーツが貢献する地域活性(地域におけるレノファ山口FC)
・山口市職員、地域おこし協力隊による地域の魅力紹介や新たに取り組むプロジェクトの紹介
・クラブスポンサー企業による取り組み紹介や今後の地域連携の展望の紹介
約9カ月に亘るプログラムレクチャーを通じて、生徒たちは複数の探究テーマを設定し、チーム別に分かれて課題研究やアイディア創出を重ね、10月には実際に山口を訪問して現場を視察・体験します。最終的にはレノファ山口や地域の方々に各チームのアイディアを提案発表する機会を用意する予定です。
TOKYO EDUCATION LABでは、今後も学校教育の一環としての探究学習型修学旅行に積極的に取り組んでまいります。そして、生徒と学校の絆をより深め、受講生にとって卒業後もキャリア形成の原体験となるようなプログラムを提供いたします。
共同開発に至った背景
TOKYO EDUCATION LAB 代表金井より
情報化、グローバル化といった大きな社会環境の変化の中にあり、子どもたちには主体的に学ぶ力や変化に対応できる力をつけることが求められています。また、教育現場では一方的な知識伝達をするだけの授業に代わって、能動的・活動的な学習「アクティブラーニング」が教育の中核を占めており、体験学習や課題研究、グループディスカッションやディベート、グループワークなど、探究的プロセスを体験しながら生徒の能動的な学びを促す教育活動が拡がっています。
このような中、当社ではより実践的で、より生きた情報を学んでもらえるプログラムの必要性を実感しております。地域密着し、山口市としっかり連携して地域活性に取り組むレノファ山口様の理念と活動に共感し、今回、山口を舞台とし地方創生を肌で感じる探究学習型のプログラムを共同開発するに至りました。
レノファ山口 内山運営部長より
レノファ山口側としては、チームを取り巻く多くのパートナー企業、地域行政など多くのステークホルダーに日頃からサポートいただく中で、チーム自身が外部との関係人口構築のハブとなり、プログラムを通じて山口市をはじめとした県内エリアの魅力や、支えていただいているパートナー企業の価値ある取り組みを知ってもらいたいと思っています。県外の生徒さんたちとの交流の接点を持つことで、プロスポーツクラブが持つ地域活性の新たな可能性を探求することに繋がることを期待しております。
■レノファ山口FCについ
山口県をホームタウンとするプロサッカークラブ(JリーグJ2リーグ)。1949年に山口県教員団として発足し、2006年に同クラブを母体としたレノファ山口FC創設。2015年よりJリーグに参戦。
■株式会社TOKYO EDUCATION LABについて
「未来をつくる子どもたちに 探究的な学びの機会を提供する」ことをビジョンに、これからの日本や世界を担う10代の子供たちにむけて、さまざまな学習機会やプログラムを提供する事業を展開しています。主要事業として、次の3つのLAB(ラボ)を運営しています。
(1)SDGsを学び、課題解決をしながら自分ゴト化して学ぶ「SDGs LAB」
(2)学生起業をサポートする「起業LAB」
(3)修学旅行を探究的な学習にプロデュースする「探究 LAB」