三和建設、高校生を対象とした現場見学会を開催 業界・職種理解を深めることで主体的な進路決定の一助へ
三和建設株式会社(大阪市)は、12月20日(火)に大阪府高石市で施工中の「山九株式会社(仮称)泉北倉庫新築工事」にて現場見学会を開催しました。
<高校生見学会開催の背景>
この見学会は、建設系学科のある大阪府下の高等学校の生徒を対象に開催。現場見学を通して建設業に対する理解や興味を深めることで入職を促進することを目的としています。
高校生の就職活動は高校から就職先を紹介する学校斡旋が一般的です。学業との両立や公正な就職支援を目的として学校推薦を受けて応募できる企業が1社に限られる「1人1社制」を導入している都道府県が多く、生徒は情報解禁日から約1ヶ月半というタイトなスケジュールで志望企業を決定します。そのことで仕事に対する不安を抱え、十分な企業研究もできないまま応募先を決めなくてはいけません。将来のキャリアビジョンを描くことなく社会に出ることで入社後のミスマッチが生じやすく早期の離職を招く一因となっています。
今回の見学会で現場を体験し現場監督から直接話を聞き、建設業への理解を深め働くイメージを持つことにより、働くことに対するポジティブな学び、企業や職業における理解を高め、高校生の主体的な進路決定の一助となることを期待しています。
今回は、大阪府立布施工科高等学校 建築システム専科2年生19名が来場。当日は、初めに工事手順、平面プランや構造等の工事概要を説明し、その後の現場見学を通して安全性や環境に配慮した施工を体験しました。
事前に提出された質問には、「具体的な仕事内容」「やりがい、面白さ、しんどさ」「一番大事なこと、大切にしていること」「女性の現場監督の有無」「不安、苦労したことや楽しいと思ったこと」など、自分が働く場としての質問が多く寄せられた他、見学会後の質疑応答では「基礎の高さは?」や「鉄骨の接合方法」など日頃学んでいる内容についての質問が多くあがりました。
三和建設は今後もこのような機会を通じて、建設業の面白さ、社会で果たす役割、ものづくりの醍醐味を感じてもらうことにより、一人でも多くの学生や生徒が建設に関わる職業へ就く機会を提供していくと語ります。
▼三和建設株式会社 HP
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