「共生」×「障がい」品川区立荏原第一中学校で講演会を開催・第20回冬季デフリンピック競技大会inトルコ・エルズルム開幕直前に講演
開催日当日(2024年2月17日)は、品川区立荏原第一中学校の7年生(中1)161名、8年生(中2)162名、9年生(中3)187名の合計約500名の生徒が参加しました。
講演会は、山本が10年に渡り女子デフフットサルチームを率いて世界大会などで実績をあげた経験から、生徒たちがこれからの共生社会の実現を目指す上でひとつの指針となるよう実体験をもとにした内容で1時間講演しました。
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講演会の様子
「デフ」とは英語で「deaf(聞こえない人、聞こえにくい人)」という意味で、ろう者(デフ)フットサルとは、聴覚障がい者のフットサルであり、競技中は補聴器を外すことが義務付けられていることから「音のないフットサル」の愛称で呼ばれています。ピッチ上ではアイコンタクトや手話でコミュニケーションをとっています。ルールは健常者と変わらず、唯一違うのは主審も旗を持っており、笛と旗で合図する点です。
当社や国の代表として活躍するデフフットサル選手たちと一緒に戦い、健常者の監督としてデフアスリートをコーチングする上での難しい部分や心掛けていることなどを交えながら、障がいへの理解促進とパラリンピックやデフリンピックに対する関心の向上を目的に講演を行いました。
昨年11月の第5回女子デフフットサル世界大会では女子デフフットサル界としては史上初の世界大会優勝を飾り、そこで最優秀監督賞を受賞した山本の講演は、生徒からの質問も各所で飛び交い興味津々といった様子で進みました。
■ 講演会後のコメント
私は親戚に耳の聞こえづらい子がいて、その子と会った時にどう接して良いかわからなことがありましたが、周りの人が普通に接している姿やその子自身が楽しそうにしているのを見て、普通に接することで良いのだと思いました。今回の講演で周りの環境こそが大切と教わって、相手の考えを尊重すること、相手のことをもっと知ることがより大切なんだと感じました。素敵な講演をありがとうございました。
【山本監督】
今回、品川区立荏原第一中学校全校生徒に向けた特別授業の機会をいただきました。
私がきこえない、きこえにくい選手と歩んできた10年の中での経験や感じたことなどの話をさせていただきました。今回の特別授業が生徒のみなさんのこれからの人生に何か気づきやきっかけを少しでも感じてもらえたら嬉しく思います。
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プロフィール
■ ケイアイチャレンジドアスリートチームとは
「日本一挑戦するアスリートチーム」を理念として、障がいを乗り越えるだけでなく、さらなる高みを目指してチャレンジを続けるパラアスリート集団として、2019年4月に「ケイアイチャレンジドアスリートチーム」を発足しました。
現在は、9名が所属しており「デフフットサル」、「デフサッカー」、「ろう者柔道」、「車いすバスケットボール」、「車いすバドミントン」の各競技で活躍しています。
トップアスリートとして高いレベルのトレーニングと競技を続けながら、社内研修の講師や商品開発に携わるほか、イベントや体験会を通してパラスポーツ認知向上のための啓もう活動を積極的に行っています。これまで、埼玉県本庄市を中心に県内外の企業や自治体、教育機関などと連携した体験会やパラスポーツの冠大会を開催し、延べ1,200名以上の方々にパラスポーツを体験していただきました。
公式サイト:https://www.athlete.ki-group.co.jp/
■ ケイアイスター不動産株式会社とは
「豊かで楽しく快適なくらしの創造」を経営理念に、「すべての人に持ち家を」をビジョンに掲げ、『高品質、だけど低価格なデザイン住宅』を提供しています。仕入れから販売までを一気通貫で行うリアル×テクノロジーの基盤である「KEIAIプラットフォーム」を構築。テクノロジーの積極的な導入とコンパクト戸建住宅による独自のビジネスモデルによって、国内分譲住宅市場シェアの拡大を図ります。今後も不動産業界のDXを牽引するリーディングカンパニーとして、価値ある分譲住宅を提供していきます。
事業エリアは、首都圏を中心に全国各地で戸建分譲事業を展開。年間7,176棟(土地含む)を販売(※)しています。2023年3月期の売上高は2,418億円(※)。一般社団法人日本木造分譲住宅協会の立上げに参加し、国産木材の利用を促進するなどESGにも力を入れています。
(※グループ連結数値)
U R L https://ki-group.co.jp/
事業内容 戸建分譲事業、注文住宅事業、総合不動産流通事業 ほか