新潟医療福祉大学【4/9「鍼灸の日」にあわせた高校生の職業理解度調査】「はり師」「きゅう師」の認知度と、スポーツトレーナーに必要な資格の認知度が一致せず、現実とのギャップが浮き彫りに
NSGグループの新潟医療福祉大学は、スタディプラス株式会社と共同で、高校生1,468名を対象に、「スポーツトレーナーに関する高校生の職業理解度」についてアンケート調査を実施しました。
◆調査結果
4月9日(日)は「鍼(4)灸(9)の日」です。「はり師」「きゅう師」は、JSPOアスレティックトレーナーのうち約40%が所有する国家資格ですが※1、スポーツトレーナーになるために必要な資格は定められていないため、スポーツトレーナーを目指すうえでどんな資格を取得すべきか高校生の職業理解が進んでいないのが実態です。
そこで今回、スポーツトレーナーの職業理解度について調べることを目的に、高校生1,468名を対象としたアンケート調査を実施しました。
その結果、「スポーツトレーナーになるために必要と思う資格は?」という質問に対し、52.0%が「理学療法士」と回答、「はり師」「きゅう師」と回答した高校生はそれぞれ3.4%、2.0%となりました。一方で、「はり師・きゅう師を知っている」と回答した高校生は61.2%でした。このことから、「はり師」「きゅう師」の資格自体の認知度はあるものの、スポーツトレーナーを目指すうえでの必要性については認知されていないことが明らかとなりました。
※1 JSPO-ATマスタープランの評価に関する調査報告書(公益財団法人日本スポーツ協会、2021)より引用し一部改変
Q.スポーツトレーナーという職業に興味はありますか?
約3割の高校生がスポーツトレーナーに興味があると回答し、スポーツトレーナーが興味関心度の高い職業であるころが分かりました。特に、運動系の部活動をしていたと回答した方ほど、興味関心が高い結果となりました。
Q.スポーツトレーナーに必要と思う資格は何ですか?(複数回答、最大3個)
高校生の約半分が、スポーツトレーナーに必要と思う資格は「理学療法士」と回答。次いで、「健康運動指導士」「JSPOアスレティックトレーナー」「健康運動実践指導者」という順番となりました。「はり師」「きゅう師」が必要と回答した高校生は非常に少なく、それぞれ3.4%、2.0%という結果となりました。このことから、「はり師」「きゅう師」はスポーツトレーナーとは関係のない資格と認知されていることが明らかとなりました。
Q.「はり師」「きゅう師」という資格は知っていますか?
約6割の高校生が「はり師」「きゅう師」の資格を知っていると回答、職業認知度は高いことが分かりました。
また、「はり師」「きゅう師」のイメージについては、「痛みの緩和」や「疲労回復のための施術」となり、鍼灸院で働くというイメージが強く、スポーツシーンで活躍するためにスポーツトレーナーが多く所有する資格という認識はないことが分かりました。
◆調査概要
・調査期間:2023年3月27日(月)~3月29日(水)
・調査機関:スタディプラス株式会社
・調査対象:学習管理アプリ「Studyplus」ユーザー
・有効回答数:高校1年生~3年生 1,468名
・調査方法:インターネット調査
◆新潟医療福祉大学について
新潟医療福祉大学は、看護・医療・リハビリ・栄養・スポーツ・福祉の6学部15学科がワンキャンパスで学ぶ医療系総合大学です。2023年4月に「はり師」「きゅう師」を養成する鍼灸健康学科を新設し、国内外のオリンピック選手やヨーロッパのプロサッカーチーム所属選手のサポート経験がある教師陣のもとで、「はり師」「きゅう師」を所有するスポーツトレーナーを育成していきます。また、「スポーツプログラマー」や「健康運動実践指導者」の資格取得も可能なため、様々な場面で活躍できるスポーツトレーナーを目指すことができます。
◆新潟医療福祉大学
公式HP: https://www.nuhw.ac.jp/
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