『病室からつながる水族館』交流支援ロボットを使った水族館の見学会を実施
香川大学との包括連携協定に基づくプロジェクト
四国水族館(香川県綾歌郡)は、2023年3月9日(木)に交流支援ロボットを使った水族館の見学会を実施。
香川大学との包括連携協定の取り組みの一つとして実施した今回の見学会では、交流支援ロボット「kubi(クビー)」を使って香川大学医学部附属病院他、県内病院と四国水族館をインターネットでつなぎ、入院中の子どもたちが、病院からロボットを操作して館内の見たい所を見学しました。長期入院や治療が必要な子どもとその家族を支援する事業を行っており、遠隔操作のできる交流支援ロボットの貸し出しもしている、NPO法人未来ISSEY(事務局:香川県丸亀市)が協力、未来ISSEYの学生ボランティア「グッドブラザー」として参加している香川大学医学部の学生たちが、水族館側でロボット移動のサポートを行いました。
1日を通して参加した子どもたちはおよそ60人で、1回30分の見学を午前と午後に分けて数回実施しました。ボランティアの学生と子どもたちは「見える?」「見えた、すごい!」など、お互いに声を掛け合いながら、イルカのプールや、大水槽などまるで実際に訪れたかのように館内を巡っていました。
見学の途中では、学生たちが事前に下見をして考えたミニクイズを実施し、子どもたちと一緒に楽しめる工夫もありました。
今回のような交流支援ロボットを使った水族館見学会は2020年12月に続き2回目の実施となり、今後は定期的に実施していく予定です。
<国立大学法人香川大学との包括連携協定について>株式会社四国水族館開発と香川大学は地域社会の発展に寄与する事を目的とし、2020年9月1日に包括連携協定を締結しました。香川大学の教育・研究分野における取組や実績に加え、当館が展開する様々な事業や多面的な機能を活かして、学校教育における創造的活動や観光振興による地域活性化を含め、教育、研究、地域・産業振興における幅広い連携が進展するものと期待されます。
https://shikoku-aquarium.jp/news/archive/239/
包括連携協定に基づく活動実績
▪2020年7月〜2021年2月:香川大学教育学部附属高松小学校創造活動授業 四国水族館PRプロジェクトへの協力
▪2020年12月:遠隔ロボットを使い香川大学医学部附属病院と水族館をつないでの見学会実施
▪2022年6月〜7月:香川大学教育学部附属高松小学校創造活動授業 飼育水槽立ち上げ授業への協力
<NPO法人 未来ISSEYについて>未来ISSEYは慢性的な疾患をもち、長期入院や治療が必要な子どもとその家族を支援する団体です。突然経験することになった病気、治療に対する不安や負担、生活や心理的なことなど困難を負う子どもとその家族を、過去に同様の経験をした人材、教育や医療系の学生ボランティア、有資格者などがそれぞれの立場からできるサポートを行っています。
<四国水族館 営業概要>
所在地:香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4
通常営業時間:9:00~18:00
※最終入館は17:30
入館料:大人(高校生・16歳以上)2,400円、小中学生1,300円、幼児(3歳以上)600円、3歳未満無料
TEL:0877-49-4590
WEBサイト:https://shikoku-aquarium.jp/