豊島区最大級の1万人が集まる多様性に満ちたイベント 7月5日及び6日に大正大学で第14回鴨台盆踊りを開催! ~能登半島の「みなとヨイサ」で復興祈念も~
本行事は、授業の中で学生が企画・運営する全国でもあまり類がない盆踊り※1の催しで、第12回(2022年)と第13回(2023年)の開催では、両年とも2日間で来場者が1万人を超えるなど、豊島区における大イベントとなりました。コロナ禍の2020年も、地域との交流を絶やさないことを目標にオンラインでの盆踊りに挑戦し、多くのメディアに注目されました。
今年は「異風動々」というテーマを掲げ、「異なる」立場(大学生、高校生、教職員、地域の人々)が地域振興のために「動く」ことで、今の社会に新しい風を吹かせます。
■イベント詳細
「第14回鴨台盆踊り―異風動々―」
日 時:2024年7月5日(金)、6日(土)※雨天決行
開場 5日(金)16時〜、6日(土)15時〜
盆踊り開始 両日共に18時〜
終了予定 両日共に20時
会 場:大正大学(〒170-8470 東京都豊島区西巣鴨3-20-1)
主 催:大正大学 後 援:豊島区、北区
■鴨台(おうだい)盆踊り
大正大学の盆踊りは、1919年に初開催された「魂祭(たままつり)」にルーツを持ちます。1970年代まで断続的に実施され、その後は長らく途絶えていましたが、2011年に東日本大震災の追悼イベントとして現在の鴨台盆踊りが再開されました。
今年度は、東北の復興祈念を継続するとともに、1月1日に発生した令和6年能登半島地震被災地の復興祈念も同時に行います。仏教系大学らしい行事や社会貢献活動により、多くの地域との連携をさらに強めていきます。
※1919年7月14日の読売新聞に「魂祭」の記事が掲載されています。
■「第14回鴨台盆踊り」のポイント
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盆踊りを通じて地域住民と学生が共同し、両者の繋がりを築きます
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社会貢献プロジェクトとして令和6年能登半島地震の支援事業を実施。実際に現地へ行った学生が目の当たりにした現状や惨状を伝え、石川県七尾市の「みなとヨイサ」を踊り復興を祈念します
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大学周辺の西巣鴨(豊島区)と滝野川(北区)を「鴨台地域」と捉え、その歴史や伝統を「種物音頭※2」などの踊りや企画で表現し、歴史を語り継いでゆきます
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今年度初の取り組みとして、高校生と共に企画運営を行い、高校と大学の連携を深めます
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大阪の盆踊り団体「スターダスト河内」による盆踊りや、気軽な和装を推奨するファッションショーなど、新たな企画も実施します
※1授業の中で学生が企画・運営する全国でもあまり類がない盆踊り…
サービスラーニングの学びの形式でおこなう「地域課題解決実践論」「地域プロジェクト」という授業で運営を行います。豊島区、北区をフィールドにし、地域イベントを学びのフィールドと捉えながら、鴨台盆踊りという一つのプロジェクトを通して地域の特徴や課題を考える「課題解決型学習(PBL)」を展開。ターゲット設定からイベント内容企画、広報、会場設営などを全て学生主体で行います。自ら行動する力、関係者との関係構築や調整力などを養います。
※2種物音頭(たねものおんど)…
種物音頭は昭和11(1936)年に滝野川の周辺で作成されましたが、時代の流れによって忘れ去られてしいました。しかし近年、滝野川八幡神社と詩吟アーティストの恵聖氏が中心となって再興され、再び滝野川の地に舞い戻ってきました。鴨台盆踊りを通して、滝野川地域を盛り上げたいという想いを込めて踊らせていただきます。
■学生のコメント 統括班リーダー:石丸 明日香(文学部人文学科3年)
今年の鴨台盆踊りは、高校生など大学外の方との関わりにもご注目ください。例えば、新曲の「みなとヨイサ」は、実際に被災地の石川県七尾市を訪れて教えてもらった曲です。令和6年能登半島地震を風化させないよう、現地の方の思いと共に踊ります。周辺地域の方はもちろん、遠く離れた地域の方とも踊りで繋がることができるのが鴨台盆踊りの特長です。私は鴨台盆踊りに関わる中で、繋がりを持った方一人一人の顔を意識するようになりました。当日お越しいただく皆さんも盆踊りを通して繋がり、私たちとともに地域を巻き込んだ新たな風を吹かせましょう!
◆大正大学
大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営する大学です。その協働の精神を支えているのが、大正15年(1926)の創立時に本学が掲げた、「智慧と慈悲の実践」という建学の理念です。建学の理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開しています。また、令和2年度文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に本学の推進する「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」が採択されました。