車いすバスケットボールの鳥海連志選手がアシックス所属アスリートとして活動を開始・さらなる高みを目指しプロ転向を決意!
契約は2023年9月1日からで、プロパラアスリートとの所属契約はアシックス初となります。
今回の所属契約は、鳥海選手が車いすバスケットボールの普及活動や自身の経験をふまえた講演会などを積極的に行っていることに加え、グローバルな視点で多様性を身につけ社会へも還元したいという思いが、当社の目指すビジョンと一致していることから実現したものです。当社は、「健全な身体に健全な精神があれかし」を創業哲学に掲げ、「誰もが一生涯、運動・スポーツを通じて心も体も満たされるライフスタイルを創造する」ことを目指しています。また、2022年1月にはパラスポーツ事業の戦略を策定・実行する「パラスポーツ企画部」を新設するなど、パラスポーツを通じた健康で持続可能な共生社会の実現に向け取り組んでいます。
今後は、鳥海選手のもつバックグラウンドやパラアスリートの枠を超えたさまざまな活動を応援するとともに、そこから生まれる創造的なアイデアを当社の事業に生かしていきます。
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鳥海連志選手のコメント
アシックスの鳥海連志です。アシックスの一員となれたことを大変うれしく思っています。プロ車いすバスケットボールプレーヤーへの転向は競技に集中できる環境をつくるだけでなく、自身にプレッシャーをかける意味もあり、このプレッシャーこそがモチベーションの源泉とも言えます。プロとして活動していくにあたり、アシックスとともに歩んでいけることはとても心強いです。今後はアシックス所属アスリートとして、多様な考えや価値観を身につけ、車いすバスケットボール界や社会に還元していきたいと思います。
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株式会社アシックス 代表取締役社長CEO兼COO 廣田康人のコメント
鳥海選手をアシックスの一員として迎えられたことを大変うれしく思います。パラスポーツには、相互理解や挑戦する勇気、夢や目標を育むといった、スポーツがもつ本質的な価値や可能性を表現し、人々に感動を与える力があると信じています。鳥海選手のプロとしての思いや覚悟をサポートすることはもちろん、彼のもつ感性や発想、パラアスリートの枠を超えたさまざまな活動にも注目しています。
今後は従業員との交流の場も積極的に設けながら、多様性を尊重し高めあうチームとしてイノベーションの創出に期待するとともに、真によりよいライフスタイルの実現に向けて取り組んでいきます。
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鳥海連志選手のプロフィール
生年月日 :1999年2月2日生まれ
出身地 :長崎県
主な戦績 : 2016年 リオ2016パラリンピック競技大会 (ブラジル)9位
2017年 IWBF男子U23世界選手権(カナダ) 4位 オールスター5受賞
2017年 IWBFアジアオセアニアチャンピオンシップス(中国) 3位
2018年 IWBF男子世界選手権大会(ドイツ) 9位
2018年 インドネシア2018アジアパラ競技大会(インドネシア) 2位
2021年 東京2020パラリンピック競技大会 (日本)銀メダル MVP受賞
2022年 IWBF男子U23世界選手権(タイ)優勝 オールスター5受賞
生まれながら両手足に障がいがあり、3歳で両下肢を切断。中学1年生で車いすバスケットボールを始めるとすぐに九州地方で頭角を現し、高校1年生で日本代表に初選出。2016年のリオ2016パラリンピック競技大会には、当時現役高校生として最年少で車いすバスケットボール男子日本代表に選出。現在は神奈川VANGUARDSでプレー。2021年の東京2020パラリンピック競技大会ではチームを大会史上初の準優勝に導き、銀メダルの獲得に貢献。同大会におけるファン投票による男子のMVPに選出されました。また、「第50回ベストドレッサー賞」のスポーツ部門で受賞するなど幅広く活動しています。