【福井南高等学校の生徒が参加】「ドナーミルクを当たり前に~高校生の私達にできること~」を発表
2022年度にドナーミルクを提供した赤ちゃんの人数は前年の約2倍の813人に、今後も利用病院の拡大とドナーミルクの認知拡大に取り組む
ピジョン株式会社(東京都)は、一般財団法人 日本財団母乳バンク、一般社団法人 日本母乳バンク協会と共同で、「2022年度母乳バンクの実績報告会兼高校生と考える母乳バンクの普及について」を2023年3月29日(水)に開催しました。この報告会には、母乳バンクの寄付型自動販売機が設置されている福井南高等学校の生徒も参加し、「ドナーミルクを当たり前に~高校生の私達にできること~」を発表しました。
◆ドナーミルクとは
母乳バンクが提供する「ドナーミルク」とは、母乳がたくさん出る母親から寄付された母乳を、低温殺菌処理した安全な母乳のことです。体重1,500g未満で生まれた極低出生体重児が、自分の母親から母乳を得られない場合などに使用されます。極低出生体重児にとって「母乳は薬」とも言われ、赤ちゃんの生死に関わる壊死性腸炎に罹るリスクを人工乳に比べ約1/3に低下させるなど、各種疾患の予防効果があるほか、神経発達における長期予後の改善など様々な利点があるとされています。
◆2022年度母乳バンクの実績
またピジョンからは、2020年から3年連続で実施している母乳バンク認度調査の結果を紹介。プレママ・ママにおける母乳バンクの認知度は年々拡大しているものの、ドナーミルクの利用に関しては、依然約5割の方は抵抗を感じている実態を発表しました。
◆福井南高等学校 生徒の発表
福井南高等学校の生徒からは、同校で母乳バンクの寄付型自動販売機導入に至った経緯や、ドナーの方へのインタビューなど各種自発探究活動を通じて考えた母乳バンクをさらに普及させるためのアイディアが披露されました。
<報告会での発表内容>
◆一般財団法人日本財団母乳バンク 理事長、一般社団法人日本母乳バンク協会 代表理事 水野 克已先生
◆一般財団法人日本財団母乳バンク 常務理事 田中 麻里さん
2022年度は、629名の方にドナー登録いただきました。また、3,570リットルの冷凍母乳をドナーより受領し、低温殺菌処理のうえ1,699リットルを赤ちゃんへ提供いたしました※1。
より安定的にドナーミルクを提供し、多くの赤ちゃんに活用いただくためには、現在74施設あるドナーミルク使用施設の拡大、そしてドナー登録に必要な診察を実施する施設の不足解消が必要です。また、一般や医療従事者向けに積極的に情報を発信し、さらなる認知向上を目指します。私たち日本財団母乳バンクおよび日本母乳バンク協会は、より多くの赤ちゃんにドナーミルクを提供できるよう、引き続き活動してまいります。
※1 日本財団母乳バンクと日本母乳バンク協会の合計
◆ピジョン株式会社 ベビーケア事業本部 PR推進部 手塚 麻耶さん
また、ドナーミルクの利用に対する抵抗感に関する質問では、「抵抗がある」と答えたプレママ・ママの割合が2020年より徐々に減少しておりますが、依然として約5割が抵抗感を抱いている結果となりました。特に、「母乳バンクを知らない」と答えた非認知者ほど「ドナーミルクの利用に抵抗感がある」と答える割合が高い傾向が明らかとなりました。これらの調査結果を踏まえ当社では、プレパパ・パパへの母乳バンク認知拡大や、母乳バンクおよびドナーミルクの基礎知識の提供を継続し、ドナーミルク利用時の抵抗感削減を目指してまいります。
https://www.pigeon.co.jp/news/files/pdf/20220908.pdf
◆福井南高等学校 ライフサポート系列2年生 小林 詩奈さん、北野 里奈さん、竹野 千花さん
必要な時に当たり前に母乳バンクを利用できる未来にするためには、身近な人に母乳バンクの紹介をすることや、SNSを使って同世代に呼びかけることが有効だと考えます。母乳バンクのさらなる普及のために、高校生の私達にできる啓発活動をこれからも続けていきます。
施設見学の様子
<参考資料>
母乳・ドナーミルクはなぜ必要なのか
母乳には、赤ちゃんにとって必要な栄養素がバランスよく、消化しやすい形で含まれており 「最適な栄養食」と言われます。特に、様々な感染症、病気にかかるリスクが高い早産児において、母乳には赤ちゃんの生死にかかわる壊死性腸炎(腸の一部が壊死する病気)に罹患するリスクを、人工乳のおよそ1/3 に低下させる効果があることがわかっており※3、「母乳は薬」とも言われています。また、早産児がかかりやすい未熟児網膜症や慢性肺疾患などの予防に役立つ物質が含まれているほか※4 ・5、長期的な神経発達予後を改善する効果についてのエビデンスも出てきています※6・7。しかし、全ての母親が、出産直後から充分な母乳が出るわけではなく、早産となった場合には、母親が必要量の母乳を与えられないこともあります。そのような際に、ドナーミルクを提供することで、上記のような疾患の罹患率と重症度を低下させ、長期的予後の改善を図ることができます。
※3 Quigley MA. Henderson G. Anthony MY. et al. Formula milk versus donor breast milk for feeding preterm or low birth weight infants. Cochrane Database Syst Rev. 2007; (4):CD002971.
※4 Patel AL et al. Influence of own mother's milk on bronchopulmonary dysplasia and costs. Arch Dis Child Fetal Neonat Ed. 2017;102(3):F256-F261.
※5 Zhou J et al. Human milk feeding as a protective factor for retinopathy of prematurity: a meta-analysis. Pediatrics. 2015;136(6):e1576-1586.
※6 Lewandowski AJ et al. Breast milk consumption in preterm neonates and cardiac shape in adulthood. Pediatrics. 2016;138(1):pii:e20160050.
※7 Vohr BR et al. Beneficial effects of breast milk in the neonatal intensive care unit on the developmental outcome of extremely low birth weight infants at 18 months of age. Pediatrics. 2006;118(1):e115-123.
世界の母乳バンクの現状と日本における母乳バンクの課題
2002年にWHO(世界保健機構)より「母親の母乳が得られない場合は、ドナーミルクが第一選択である」と推奨されたことをきっかけに、今では世界60カ国以上で750カ所を超える母乳バンクが開設されています。日本では、2017 年に一般社団法人 日本母乳バンク協会が設立され、2019年当時日本に唯一の昭和大学江東豊洲病院内の母乳バンクでは、2018年9月から2019年8月までの1年間において80例に対応しました。しかし、日本においてドナーミルクが必要な赤ちゃんは年間3,000~5,000人と想定され、施設が圧倒的に不足しているのが現状です。一方で、2019年7月には、日本小児医療保健協議会栄養委員会から「自母乳が不足する場合や得られない場合、次の選択肢は認可された母乳バンクで低温殺菌されたドナーミルクである」との提言※8が出され、母乳バンクの普及が期待されています。
※8 日本小児科学会雑誌 第123巻 第7号 日本小児医療保健協議会栄養委員会 早産・極低出生体重児の経腸栄養に関する提言
一般財団法人 日本財団母乳バンク概要(https://milkbank.or.jp/)
日本財団母乳バンクは、NICUに入院している超早産・極低出生体重の赤ちゃんに、人生最初の栄養として母乳をあげることで、赤ちゃんたちの健康のみならず、将来の可能性を大きく広げていくこと、そして、ドナーミルクを通して無限に広がった未来が、よりよい世界を創っていくことを目指しています。
一般社団法人 母乳バンク協会概要(https://jhmba.or.jp/)
日本母乳バンク協会は、日本の新生児医療において「母乳」の活用を促進することを主な目的として2017年5月に設立された一般社団法人です。本協会は「母乳提供者の善意」を基盤に、以下を主な内容として活動をされています。
・提供者の健康チェック
・提供母乳の各種検査(血液検査によるスクリーニング検査を含む)
・提供母乳の安全な保管、保存、その方法の開発
・低出生体重児への母乳の提供
・低出生体重児の母親への母乳育児支援
・周産期医療における効果的な「母乳活用」の研究
母乳バンクが提供する「ドナーミルク」とは、母乳がたくさん出る母親から寄付された母乳を、低温殺菌処理した安全な母乳のことです。体重1,500g未満で生まれた極低出生体重児が、自分の母親から母乳を得られない場合などに使用されます。極低出生体重児にとって「母乳は薬」とも言われ、赤ちゃんの生死に関わる壊死性腸炎に罹るリスクを人工乳に比べ約1/3に低下させるなど、各種疾患の予防効果があるほか、神経発達における長期予後の改善など様々な利点があるとされています。
◆2022年度母乳バンクの実績
日本財団母乳バンク常務理事の田中麻里氏より、日本財団母乳バンクと日本母乳バンク協会が運営する「日本橋 母乳バンク」の2施設を合計した2022年度の母乳バンクの運営実績が報告されました。2022年度は、ドナーミルクの利用病院は74施設(前年度55施設)、ドナーミルクを提供した赤ちゃんは813人となり、2021年度の364人から約2倍になりました。
またピジョンからは、2020年から3年連続で実施している母乳バンク認度調査の結果を紹介。プレママ・ママにおける母乳バンクの認知度は年々拡大しているものの、ドナーミルクの利用に関しては、依然約5割の方は抵抗を感じている実態を発表しました。
◆福井南高等学校 生徒の発表
福井南高等学校の生徒からは、同校で母乳バンクの寄付型自動販売機導入に至った経緯や、ドナーの方へのインタビューなど各種自発探究活動を通じて考えた母乳バンクをさらに普及させるためのアイディアが披露されました。
<報告会での発表内容>
◆一般財団法人日本財団母乳バンク 理事長、一般社団法人日本母乳バンク協会 代表理事 水野 克已先生
⺟乳には、早産や極低出生体重で生まれた⾚ちゃんの腸を早く成熟させる物質が含まれており、ちいさく産まれた赤ちゃんにとって最適な栄養です。母乳もしくはドナーミルクを生後早期から与えることで、未熟な赤ちゃんの免疫力を高め壊死性腸炎・慢性肺疾患・未熟児網膜症等の疾病を防ぐことができます。早産の場合やなんらかの理由で母乳が出ない、または出ても赤ちゃんに母乳を与えられない状況にあるママや赤ちゃんをサポートするため、⺟乳があげられるようになるまでの間をつなぐのがドナーミルクです。小さく生まれた赤ちゃんが元気に育つためにも、状況に応じてドナーミルクを活用いただきたいと考えています。また、高校生の皆さんが母乳バンクの認知を広めようと積極的に活動してくれていること、一生懸命勉強されていること、とても嬉しく思います。
◆一般財団法人日本財団母乳バンク 常務理事 田中 麻里さん
1909年にオーストリア・ウィーンで誕生した母乳バンクは、現在世界50ヵ国750ヵ所以上に設置されております。日本では、日本財団母乳バンクと日本母乳バンク協会の2拠点が協力し、母乳バンクの普及に努めております。
2022年度は、629名の方にドナー登録いただきました。また、3,570リットルの冷凍母乳をドナーより受領し、低温殺菌処理のうえ1,699リットルを赤ちゃんへ提供いたしました※1。
より安定的にドナーミルクを提供し、多くの赤ちゃんに活用いただくためには、現在74施設あるドナーミルク使用施設の拡大、そしてドナー登録に必要な診察を実施する施設の不足解消が必要です。また、一般や医療従事者向けに積極的に情報を発信し、さらなる認知向上を目指します。私たち日本財団母乳バンクおよび日本母乳バンク協会は、より多くの赤ちゃんにドナーミルクを提供できるよう、引き続き活動してまいります。
※1 日本財団母乳バンクと日本母乳バンク協会の合計
◆ピジョン株式会社 ベビーケア事業本部 PR推進部 手塚 麻耶さん
当社が2020年から3年連続で実施している母乳バンクに関する認知・意識調査※2では、プレママ・ママにおける母乳バンクの認知度が、2020年の約5割から2022年は約7割へと上昇しております。一方、プレパパ・パパの認知度は2022年において約6割と、徐々に上昇しているもののプレママ・ママよりも低い認知度で推移している状況です。
また、ドナーミルクの利用に対する抵抗感に関する質問では、「抵抗がある」と答えたプレママ・ママの割合が2020年より徐々に減少しておりますが、依然として約5割が抵抗感を抱いている結果となりました。特に、「母乳バンクを知らない」と答えた非認知者ほど「ドナーミルクの利用に抵抗感がある」と答える割合が高い傾向が明らかとなりました。これらの調査結果を踏まえ当社では、プレパパ・パパへの母乳バンク認知拡大や、母乳バンクおよびドナーミルクの基礎知識の提供を継続し、ドナーミルク利用時の抵抗感削減を目指してまいります。
※2 「2022年母乳バンク意識調査」:実施期間2022年7月28日~30日、調査主体 ピジョン株式会社
https://www.pigeon.co.jp/news/files/pdf/20220908.pdf
◆福井南高等学校 ライフサポート系列2年生 小林 詩奈さん、北野 里奈さん、竹野 千花さん
本校の新校舎増築に伴い、2022年9月末に校内に母乳バンクの寄付型自動販売機が導入されました。福祉・看護および家庭に関する科目を中心に学習する「ライフサポート系列」に所属する私達は、自動販売機導入をきっかけに母乳バンクへ関心を寄せるようになり、総合的な探究の時間において母乳バンクに関する探究活動を開始しました。
探究活動では、母乳バンクへ母乳を寄付した経験のある方へのインタビューや水野先生との交流会を実施し、母乳バンクの重要性を再認識しました。さらに、本校全生徒を対象としたアンケート調査も実施しました。その結果、母乳バンクの認知度は福祉・看護を学習している「ライフサポート系列」の生徒でも28.5%に留まっている現状等が明らかとなり、認知度をいかにあげていくかを考えるようになりました。必要な時に当たり前に母乳バンクを利用できる未来にするためには、身近な人に母乳バンクの紹介をすることや、SNSを使って同世代に呼びかけることが有効だと考えます。母乳バンクのさらなる普及のために、高校生の私達にできる啓発活動をこれからも続けていきます。
施設見学の様子
福井南高等学校の生徒は母乳バンク等を見学し、「今回、母乳バンクやピジョン本社を見学し、多くの方々が母乳バンクや赤ちゃんのために活動していることを知りました。また、皆さんの発表で、私達だけでは調べられない専門的な情報を聞くことができとても勉強になりました。今後の探究活動に活かしていきます」と語りました。
<参考資料>
母乳・ドナーミルクはなぜ必要なのか
母乳には、赤ちゃんにとって必要な栄養素がバランスよく、消化しやすい形で含まれており 「最適な栄養食」と言われます。特に、様々な感染症、病気にかかるリスクが高い早産児において、母乳には赤ちゃんの生死にかかわる壊死性腸炎(腸の一部が壊死する病気)に罹患するリスクを、人工乳のおよそ1/3 に低下させる効果があることがわかっており※3、「母乳は薬」とも言われています。また、早産児がかかりやすい未熟児網膜症や慢性肺疾患などの予防に役立つ物質が含まれているほか※4 ・5、長期的な神経発達予後を改善する効果についてのエビデンスも出てきています※6・7。しかし、全ての母親が、出産直後から充分な母乳が出るわけではなく、早産となった場合には、母親が必要量の母乳を与えられないこともあります。そのような際に、ドナーミルクを提供することで、上記のような疾患の罹患率と重症度を低下させ、長期的予後の改善を図ることができます。
※3 Quigley MA. Henderson G. Anthony MY. et al. Formula milk versus donor breast milk for feeding preterm or low birth weight infants. Cochrane Database Syst Rev. 2007; (4):CD002971.
※4 Patel AL et al. Influence of own mother's milk on bronchopulmonary dysplasia and costs. Arch Dis Child Fetal Neonat Ed. 2017;102(3):F256-F261.
※5 Zhou J et al. Human milk feeding as a protective factor for retinopathy of prematurity: a meta-analysis. Pediatrics. 2015;136(6):e1576-1586.
※6 Lewandowski AJ et al. Breast milk consumption in preterm neonates and cardiac shape in adulthood. Pediatrics. 2016;138(1):pii:e20160050.
※7 Vohr BR et al. Beneficial effects of breast milk in the neonatal intensive care unit on the developmental outcome of extremely low birth weight infants at 18 months of age. Pediatrics. 2006;118(1):e115-123.
世界の母乳バンクの現状と日本における母乳バンクの課題
2002年にWHO(世界保健機構)より「母親の母乳が得られない場合は、ドナーミルクが第一選択である」と推奨されたことをきっかけに、今では世界60カ国以上で750カ所を超える母乳バンクが開設されています。日本では、2017 年に一般社団法人 日本母乳バンク協会が設立され、2019年当時日本に唯一の昭和大学江東豊洲病院内の母乳バンクでは、2018年9月から2019年8月までの1年間において80例に対応しました。しかし、日本においてドナーミルクが必要な赤ちゃんは年間3,000~5,000人と想定され、施設が圧倒的に不足しているのが現状です。一方で、2019年7月には、日本小児医療保健協議会栄養委員会から「自母乳が不足する場合や得られない場合、次の選択肢は認可された母乳バンクで低温殺菌されたドナーミルクである」との提言※8が出され、母乳バンクの普及が期待されています。
※8 日本小児科学会雑誌 第123巻 第7号 日本小児医療保健協議会栄養委員会 早産・極低出生体重児の経腸栄養に関する提言
一般財団法人 日本財団母乳バンク概要(https://milkbank.or.jp/)
日本財団母乳バンクは、NICUに入院している超早産・極低出生体重の赤ちゃんに、人生最初の栄養として母乳をあげることで、赤ちゃんたちの健康のみならず、将来の可能性を大きく広げていくこと、そして、ドナーミルクを通して無限に広がった未来が、よりよい世界を創っていくことを目指しています。
一般社団法人 母乳バンク協会概要(https://jhmba.or.jp/)
日本母乳バンク協会は、日本の新生児医療において「母乳」の活用を促進することを主な目的として2017年5月に設立された一般社団法人です。本協会は「母乳提供者の善意」を基盤に、以下を主な内容として活動をされています。
・提供者の健康チェック
・提供母乳の各種検査(血液検査によるスクリーニング検査を含む)
・提供母乳の安全な保管、保存、その方法の開発
・低出生体重児への母乳の提供
・低出生体重児の母親への母乳育児支援
・周産期医療における効果的な「母乳活用」の研究
「ピジョンちいさな産声サポートプロジェクト」とは
このプロジェクトの取り組みとして、2020年9月の「日本橋 母乳バンク」の開設サポートをはじめ、社会への母乳バンクの普及啓発活動などの継続した支援を実施しております。今後も、赤ちゃん一人ひとりの健やかな成長を支え、ご家族がより安心し幸せを実感できるよう、日本はもちろん、海外での母乳バンクの普及に向けた支援や、社会への情報発信を継続的に行ってまいります。
ピジョンは、早産で生まれた赤ちゃん、低体重で生まれた赤ちゃん、病気の治療が必要な赤ちゃんなど、専門的なケアを必要とする赤ちゃん一人ひとりの健やかな成長を支え、ご家族がより安心し幸せを実感できるように「ちいさな産声サポートプロジェクト」を各国で行っています。
このプロジェクトの取り組みとして、2020年9月の「日本橋 母乳バンク」の開設サポートをはじめ、社会への母乳バンクの普及啓発活動などの継続した支援を実施しております。今後も、赤ちゃん一人ひとりの健やかな成長を支え、ご家族がより安心し幸せを実感できるよう、日本はもちろん、海外での母乳バンクの普及に向けた支援や、社会への情報発信を継続的に行ってまいります。