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3.11を前に見つめ直す。東日本大震災から15年。震災ボランティアから始まった関係性が、若者の人生を変える「第二のふるさと」になるまで

2026.03.10
3.11を前に見つめ直す。東日本大震災から15年。震災ボランティアから始まった関係性が、若者の人生を変える「第二のふるさと」になるまで

認定NPO法人SETの「一人ひとりの「やりたい」を「できた」に変える実践が日本財団ジャーナルで紹介

薪ストーブのパチパチとはぜる音と、鍋から立ち上る湯気。岩手県陸前高田市広田町。人口約2,500人のこの小さな港町で、漁着姿の地元住民と、東京からやってきた大学生たちがひとつの食卓を囲み、笑い合っています。震災から15年が経とうとする今、ここで生まれているのは「支援する・される」という関係ではありません。「ただいま」「おかえり」と呼び合い、互いの人生に深く関与し合う、新しい家族のようなつながりです。

 

岩手県陸前高田市広田町を拠点に、若者と地域の関係性を育む認定NPO法人SET(本部:岩手県陸前高田市、理事長:三井俊介)の活動が、日本財団が運営するWebメディア「日本財団ジャーナル」にて紹介されました。

 

■ なぜ今、この記事を届けるのか

2011年、震災直後の復旧支援ボランティアとして広田町に入った若者たちから、私たちの歩みは始まりました。来る3月11日で、あの日から15年という月日が流れます。時間の経過とともに、世間から「被災地」としての記憶が薄れゆく中で、私たちは強い確信を持っています。 それは、この町がもはや「課題を抱えた被災地」などではなく、若者と地域住民の協働によって日本の未来を明るく照らす「希望のモデル(課題解決先進地)」へと変貌を遂げているということです。

 

■ 取り組みのポイントと変化の兆し

1. 人口約2,500人の町に、延べ10,000人以上の若者が来訪 

単発のイベントや観光で終わらせず、1週間の合宿型プログラム(Change Maker Study Program)などを通じて、何度も帰ってきたくなる「第二のふるさと」を創出しています。

 

2. 累計80名以上の移住と、若者主体のまちづくり 

交流をきっかけに、町内で起業する若者や、空き家を活用して新しい拠点を生み出すなど、地域の可能性を開拓する新たな「兆し」が次々と生まれています。

 

3. 「顔の浮かぶ誰か」がいるという最高の防災 

防災を単なる知識としてではなく、「あの人を助けたい」「あの人にまた会いたい」という具体的な関係性の構築として捉え直しています。

 

■ SETが大切にしていること:人を“資源”にしない

私たちが最も忌避するのは、人を「地域課題を解決するための資源や手段」として扱うことです。移住者の数や経済効果といった成果主義や数値至上主義だけでは、本当の価値は測れません。 「一人ひとりの“やりたい”を“できた”に変える」。 地域を課題としてではなく、無限の可能性として描く。地元住民も外から来た若者も、互いの存在を尊重し合い、共に生きる土壌がここにあります。

 

◾️掲載概要

掲載媒体:日本財団ジャーナル

記事名:東日本大震災から15年——「消滅可能性」の町を「希望の循環」へ。陸前高田を支える「関係人口」とは?

掲載日:2026.3.6

 

■ 理事長・三井俊介より

「震災から15年。悲しみを背負いながらも、広田町の人々は常に前を向き、外から来る若者たちを温かく迎え入れてくれました。被災地は、いつまでも被災地ではありません。ここには、都会の孤独を癒やし、生きる活力を生み出す『つながりの豊かさ』があります。今回の日本財団ジャーナルでの掲載を機に、数字や効率だけではない『続く関係性』の価値が社会に少しでも伝わり、誰かの人生の次の一歩を後押しできることを願っています」

 

■ 認定NPO法人SETについて

SETは「一人ひとりの“やりたい”を“できた”に変え、日本の未来にGoodなChangeを起こす」をミッションに掲げ、2011年の東日本大震災以降、岩手県を中心とした地域で若者と住民がともに学び合う仕組みをつくってきました。修学旅行民泊や大学生・社会人向けプログラム、地域コミュニティづくりなどを通じて、若者が地域の日常に関わり、住民とともに学び合う“続く関係”を育んでいます。2024年度は年間5,000人以上が参加。現在では岩手県のみならず複数地域で活動を展開。若者の成長と地域の活力を同時に生み出しながら、人と地域の関係性そのものを基盤とした、持続可能な地域づくりに取り組んでいます。

【団体概要】
認定特定非営利活動法人SET
所在地:岩手県陸前高田市広田町字山田52-6 
理事長:三井俊介
設立:2011年3月12日(法人化:2013年6月18日、認定取得:2025年10月16日)
公式サイト:https://www.nposet.org 
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/_nposet/?hl=ja
公式Podcast:Spotyfiy: https://x.gd/wh4Lo
                       Amazon Music: https://x.gd/TjRP0

ガクイチNEWS

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦! “唐津ミツバチプロジェクト”を発足した生徒にインタビュー!

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦...

左から:佐賀県立唐津南高等学校 食品流通科 奈切蓮華さん(3年)、野﨑宙奈さん(3年)   故郷を未来に残すために、自然を活かした魅力を創出! 佐賀県立唐津南高等学校と相知町横枕地区の住民が協力して活動している“唐津ミツバチプロジェクト”。プロジェクトの立ち上げメンバーでもある唐津南高校3年生の奈切さんと野﨑さんは、ニホンミツバチの養蜂をはじめ、横枕地区の花植えや外国人向けの農業体験ツアーなど、横枕地区の自然を活かした魅力作りに取り組んでいます。今回は養蜂に青春を捧げる、奈切さんと野﨑さんに話を聞きました。 —唐津ミツバチプロジェクトの活動内容を教えてください。 奈切:唐津ミツバチプロジェクトでは、佐賀県相知町の横枕地区でニホンミツバチの養蜂を行っています。巣箱の製作や清掃など養蜂に関することはもちろんですが、それ以外にもひまわりの種や花を植えたりなど、横枕地区の自然を活かした地域を盛り上げる活動もしています。また、昨年度は自分たちで採蜜したハチミツを使った和菓子教室を開催しました。横枕地区は、環境省の『自然共生サイト』に認定されている区域なんです。『自然共生サイト』の情報を見て来訪される外国人の方向けに、観光と農業を組み合わせたツアーなども行っています。 ▲地域住民の方たちと巣箱を設置している様子。 ▲巣箱清掃の様子。   —唐津ミツバチプロジェクト発足の経緯を教えてください。 奈切:相知町の横枕地区は、山に囲まれ、厳木川(きゅうらぎがわ)という綺麗な川が流れている自然が豊かなところです。しかし住んでいる方の多くは70歳を超えており、若い人が少なくて。10年後、20年後には横枕地区自体がなくなってしまうのではないかと思い、横枕地区を未来に残すためには新しい魅力を作ることが大事だと考えました。そこでまずは佐賀県で養蜂を行っている方が少ないというところに着目して。養蜂であれば花や植物がたくさんある地域の特徴を活かすこともできると思い、2023年にプロジェクトを発足しました。   —初めて養蜂に挑戦した感想を教えてください。 奈切:養蜂となると至近距離で蜂と接しなければいけないため、最初は怖かったです。一度間違えて巣箱を開けてしまい、巣箱から大量に蜂が出てきたことがあって。刺されるのではないかと覚悟しましたね(笑)。でも今は楽しいです! この活動を始めていろいろな方と関わることが増え、「こんな活動をしていたんだ、すごい」と言ってくれる方もいて、魅力を伝えられてよかったなと思います。 野﨑:私も最初は怖かったのですが、活動をしていくうちに“私たちがやらなきゃ”と思うようになって。横枕地区は高齢の方が多いので、私たちが先陣を切って魅力を発信していこうという責任感が生まれました。   —昨年9月に初めて採蜜を行ったそうですが、その時の感想を教えてください。...

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクが 高校生と一緒にふるさと納税返礼品を開発!

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラス...

  高校生の若い視点や発想は、地域の魅力を再発見する可能性を秘めている     “自立した持続可能な地域を作る”というビジョンを掲げる株式会社トラストバンクは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」事業をはじめ、地域外から地域内にお金を循環させる事業、地域内でお金を循環させる事業など、ビジョンに基づいたさまざまな事業を展開しています。2024年8月には高校や大学などの教育現場と民間企業が協力する産学連携の取り組みの一環として、高校生と一緒に商品開発を行う新しいプログラムを開始! このプログラムは、高校生が主体的に地域の特産品や商品開発に関わることで、地元愛や将来への関心・意欲を高めることを目指し、地域の課題解決やキャリア形成の機会づくりとして企画されました。  プログラムの第一回には、岩手県立西和賀高等学校の3年生の生徒たちが参加! 西和賀町の食や特産品・工芸などそれぞれが興味のあるものをピックアップし、新しい商品アイデアや情報発信の方法などの企画立案をしました。企画をまとめる過程では、町内事業者をはじめとする地域の人たちと関わり合いながら、内容をブラッシュアップ。企画発表会にて、選ばれたアイデアは、事業者と協働し商品化を目指します。提案のうち、西和賀町で昔から受け継がれてきたビスケットに衣をつけて揚げた郷土食「ビスケットの天ぷら」の商品化に取り組むことに。最新の冷凍技術を使ってできたてのおいしさを再現、全国にお届けできる商品として秋の発売を目標に取り組んでいます。商品化が決定した際には、「ふるさとチョイス」の西和賀町ふるさと納税返礼品として取り扱う他、ECサイト「めいぶつチョイス」で販売予定となっています。  また今年度はすでに、島根県立浜田高等学校と、北海道導津高等学校の2校で商品開発プログラムを実施。トラストバンクの地域創生エバンジェリストの伊藤健作さんは、「未来を担う高校生と一緒に商品開発に取り組むことは、トラストバンクとしても深い意義を感じている。高校生たち若い世代の視点や発想は、地域の魅力を再発見したり、私たちでは出せなかったアイデアを出す可能性を秘めている。高校生が主体的に地域に関わり、課題や魅力を見つけ出す経験を通して、将来的に地域を支える人材へ成長してもらえることを期待している」と語ります。トラストバンクでは今後も、全国の高校生と一緒に商品開発に取り組んでいく予定です。    ▲西和賀町の郷土食『ビスケットの天ぷら』   ▲実際に自分たちでビスケットの天ぷらを揚げている様子   ▲最終発表会でのプレゼンテーションの様子   ▲商品化に向けて、町内事業者の方と試作している様子     \地域創生エバンジェリスト・伊藤健作さんからメッセージ/...

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