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“日本最高峰の理系高校生” 科学の甲子園出場生徒の学習・科学トレンドを発表

2026.03.21
“日本最高峰の理系高校生” 科学の甲子園出場生徒の学習・科学トレンドを発表

4人に3人がAIを活用する中、科学の甲子園出場生徒は「学習」での活用がより高い傾向に。85%以上が休日も2時間以上学習に取り組む。学習に役に立った経験・活動・趣味は「ゲーム」や「音楽・楽器」

 国立研究開発法人 科学技術振興機構(理事長:橋本 和仁) 理数学習推進部は、2026年3月20日(金・祝)から3月23日(月)に茨城県つくば市で、全国の高校生が学校対抗で科学の力を競う「第15回科学の甲子園全国大会」を開催いたします。

 開催に先立ち、「第15回科学の甲子園全国大会」に出場する生徒(以下、科学の甲子園出場生徒)と同年代の高校生(以下、一般高校生)を対象に、AIの活用、普段の学習、将来の夢、科学への関心に関する調査を実施いたしました。

 本調査では、科学の甲子園出場生徒たちの学習状況やAIの活用、そしてどのような未来を描いているのかが明らかになりました。

※各数値は小数点以下を四捨五入しているため、合計が100%と一致しない場合があります。

 

■高校生の4人に3人がAIを活用

科学の甲子園出場生徒は、一般高校生より学習にAIを活用する割合が多い

 普段の学習にどのくらいAIを活用しているかを尋ねたところ、科学の甲子園出場生徒、一般高校生ともに、「積極的に活用している」「必要に応じて活用している」の合計は79%で【図1】、学習以外の普段の生活におけるAIの活用については、科学の甲子園出場生徒65%、一般高校生72%(いずれも「積極的に活用している」「必要に応じて活用している」の合計)でした【図2】。今や高校生の4人に3人が普段の学習や日常生活においてAIを活用している実態が明らかとなりました。

 ただ、科学の甲子園出場生徒は、学習での活用割合が日常生活での活用割合よりも14ポイント高く、学習場面でより積極的にAIを活用していることがわかります。さらに、具体的にどのような場面・用途でAIを活用しているかを自由回答で尋ねた際も、「学習支援(解説・別解・理解補助)(49%)」「英語関連(添削・翻訳・作文)(21%)」「調べ物・検索代替(14%)」など学習に関する回答が多くを占めました【図3】。

 学習支援としての具体的なAI活用例としては、「解答集の解説がわかりにくいときに、より丁寧な説明を求める」「自分の考え方のどこが誤っているかを指摘してもらう」「別解や、より簡潔な解法を確認する」「解説のない問題の解説を作ってもらう」といった声が挙がりました。また、英語関連では「英作文の添削」「英語記事(科学記事など)の和訳」「より自然な訳例の確認」、調べ物・検索代替では「疑問を調べる」「類義語・対義語を探す」「検索では条件整理が難しい内容をまとめてもらう」などが多く、このほかにも「資料の要約・文章の推敲」「記述問題の採点・添削」など、学習の効率化・高度化を目的として多面的に活用していることがわかりました。

 

■科学の甲子園全国大会出場生徒の平日学習時間は「2~3時間」が最多。
休日も85%以上が2時間以上意欲的に学習に取り組む

 平日の平均学習時間は、科学の甲子園出場生徒は「2時間~3時間未満(28%)」が最多だったのに対し、一般高校生は「0~30分未満(31%)」が最も多い結果となりました【図4】。また、休日も科学の甲子園出場生徒は85%が2時間以上学習していると回答し、中には10時間以上学習に取り組む生徒も見られましたが、一般高校生は2時間未満が65%を占めるなど、普段の学習時間に大きな差がありました【図5】。

 科学の甲子園出場生徒に普段取り入れている学習方法について尋ねたところ、半数以上が「間違えた問題を重点的に原因分析・再学習する(58%)」と回答しました。先述の「AIを活用する」だけでなく、「過去問や模擬問題を繰り返し解く」「YouTubeなどの動画教材を活用する」「要点をまとめる」「友人との勉強会」なども多く、従来の基本的な方法から現代ならではのデジタルを活用する手法まで、自身の学習スタイルにあわせて、様々な方法を柔軟に組み合わせている様子がうかがえました【図6】。

 

■科学の甲子園出場生徒の将来就きたい職業No.1は「研究職」

 科学の甲子園出場生徒に将来就きたい職業について自由回答で尋ねたところ、「研究職(大学・国立研究機関・企業研究)(31%)」が最も多く、「医療系(医師・歯科医師・薬剤師・獣医師など)(19%)」「エンジニア・IT系(10%)」が続きました。一方、一般高校生は「未定・決まっていない(52%)」が最も多く、次いで「医療系」「エンジニア・IT系」「教育職(教員・講師)」「ゲーム・エンタメ系」「公務員・官僚・国際機関」が並びました【図7】。※1

 一般高校生の約半数が将来の進路をまだ決めていないと回答する中、科学の甲子園出場生徒の9割以上が将来就きたい職業を具体的に描いており、中でも研究・医療・ITといった理数分野の高度な専門性を要する職業を志望する傾向が見られました。

 

■科学の甲子園全国大会出場者の学習に役立った経験・活動・趣味
上位は「ゲーム」「音楽・楽器」

 科学の甲子園出場生徒に学習に役立ったと感じる経験や活動、趣味について自由回答で尋ねたところ、1位「ゲーム系(17.2%)」、2位「音楽・楽器系(15.3%)」となりました。

 「ゲーム系」と回答した53人のうち、具体的なゲーム名として「マインクラフト」を挙げた生徒が21人と最も多く、ほかには「ポケットモンスター」「桃太郎電鉄」「フォートナイト」など、知識や発想力を使うゲームが多く選ばれました。2位の「音楽・楽器系」では、「ピアノ」と回答した生徒が47人中29人と最多でした【図8】。

 「プログラミング・IT系(9.7%)」や「パズル・論理遊び系(9.1%)」といった、学習に直結しやすい活動を上回り、ゲーム系が最も高い割合となった点は特徴的な結果といえます。

 

■科学の甲子園出場生徒が今最も注目するニュースは「AI」。「宇宙」にも高い関心

 科学の甲子園出場生徒に今気になっているニュースを尋ねたところ、1位「AI・生成AI(56%)」、2位「宇宙(47%)」で、「エネルギー」「量子技術」「医療・創薬・ヘルスケア」が続きました【図9】。

 AI分野で特に関心が高かったのは、「生成AIの数学力がどこまで伸びるのか」「AIが共通テストで高得点(ほぼ満点)を取った」といった性能向上についてで、「生成AIによるフェイクニュース」「生成AIと選挙をめぐるフェイク動画」「画像・動画のフェイク対策」など社会的影響やリスクへの問題意識も挙がりました。また、宇宙分野では「H3ロケット」「アルテミス計画」「民間宇宙開発」「ブラックホール」などが挙がりました。

<調査概要>

科学の甲子園出場生徒

調査期間:2026年1月30日(金)~2026年2月10日(火)

調査対象:「第15回科学の甲子園全国大会」に出場する生徒

有効回答数:308件

調査方法:オンラインアンケート

調査主体:科学技術振興機構 理数学習推進部

 

一般高校生

調査期間:2026年2月3日(火)~2026年2月4日(水)

調査対象:全国16~17歳

有効回答数:421件

調査方法:スマートフォンリサーチ

調査主体:科学技術振興機構 理数学習推進部

 

■科学の甲子園について

 「科学の甲子園全国大会」は、科学好きの裾野を広げるとともに、次世代の科学技術イノベーションの創出を担う優れた人材の育成を目的として、平成23年度に創設されました。本大会の各都道府県における代表選考には、697校から7,892人のエントリーがありました。選抜された47の代表校は1、2年生の6~8人で編成され、科学に関する知識とその活用能力を駆使し、複数人でさまざまな課題に挑戦して総合点を競い、栄冠を目指します。

ガクイチNEWS

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦! “唐津ミツバチプロジェクト”を発足した生徒にインタビュー!

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦...

左から:佐賀県立唐津南高等学校 食品流通科 奈切蓮華さん(3年)、野﨑宙奈さん(3年)   故郷を未来に残すために、自然を活かした魅力を創出! 佐賀県立唐津南高等学校と相知町横枕地区の住民が協力して活動している“唐津ミツバチプロジェクト”。プロジェクトの立ち上げメンバーでもある唐津南高校3年生の奈切さんと野﨑さんは、ニホンミツバチの養蜂をはじめ、横枕地区の花植えや外国人向けの農業体験ツアーなど、横枕地区の自然を活かした魅力作りに取り組んでいます。今回は養蜂に青春を捧げる、奈切さんと野﨑さんに話を聞きました。 —唐津ミツバチプロジェクトの活動内容を教えてください。 奈切:唐津ミツバチプロジェクトでは、佐賀県相知町の横枕地区でニホンミツバチの養蜂を行っています。巣箱の製作や清掃など養蜂に関することはもちろんですが、それ以外にもひまわりの種や花を植えたりなど、横枕地区の自然を活かした地域を盛り上げる活動もしています。また、昨年度は自分たちで採蜜したハチミツを使った和菓子教室を開催しました。横枕地区は、環境省の『自然共生サイト』に認定されている区域なんです。『自然共生サイト』の情報を見て来訪される外国人の方向けに、観光と農業を組み合わせたツアーなども行っています。 ▲地域住民の方たちと巣箱を設置している様子。 ▲巣箱清掃の様子。   —唐津ミツバチプロジェクト発足の経緯を教えてください。 奈切:相知町の横枕地区は、山に囲まれ、厳木川(きゅうらぎがわ)という綺麗な川が流れている自然が豊かなところです。しかし住んでいる方の多くは70歳を超えており、若い人が少なくて。10年後、20年後には横枕地区自体がなくなってしまうのではないかと思い、横枕地区を未来に残すためには新しい魅力を作ることが大事だと考えました。そこでまずは佐賀県で養蜂を行っている方が少ないというところに着目して。養蜂であれば花や植物がたくさんある地域の特徴を活かすこともできると思い、2023年にプロジェクトを発足しました。   —初めて養蜂に挑戦した感想を教えてください。 奈切:養蜂となると至近距離で蜂と接しなければいけないため、最初は怖かったです。一度間違えて巣箱を開けてしまい、巣箱から大量に蜂が出てきたことがあって。刺されるのではないかと覚悟しましたね(笑)。でも今は楽しいです! この活動を始めていろいろな方と関わることが増え、「こんな活動をしていたんだ、すごい」と言ってくれる方もいて、魅力を伝えられてよかったなと思います。 野﨑:私も最初は怖かったのですが、活動をしていくうちに“私たちがやらなきゃ”と思うようになって。横枕地区は高齢の方が多いので、私たちが先陣を切って魅力を発信していこうという責任感が生まれました。   —昨年9月に初めて採蜜を行ったそうですが、その時の感想を教えてください。...

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクが 高校生と一緒にふるさと納税返礼品を開発!

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラス...

  高校生の若い視点や発想は、地域の魅力を再発見する可能性を秘めている     “自立した持続可能な地域を作る”というビジョンを掲げる株式会社トラストバンクは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」事業をはじめ、地域外から地域内にお金を循環させる事業、地域内でお金を循環させる事業など、ビジョンに基づいたさまざまな事業を展開しています。2024年8月には高校や大学などの教育現場と民間企業が協力する産学連携の取り組みの一環として、高校生と一緒に商品開発を行う新しいプログラムを開始! このプログラムは、高校生が主体的に地域の特産品や商品開発に関わることで、地元愛や将来への関心・意欲を高めることを目指し、地域の課題解決やキャリア形成の機会づくりとして企画されました。  プログラムの第一回には、岩手県立西和賀高等学校の3年生の生徒たちが参加! 西和賀町の食や特産品・工芸などそれぞれが興味のあるものをピックアップし、新しい商品アイデアや情報発信の方法などの企画立案をしました。企画をまとめる過程では、町内事業者をはじめとする地域の人たちと関わり合いながら、内容をブラッシュアップ。企画発表会にて、選ばれたアイデアは、事業者と協働し商品化を目指します。提案のうち、西和賀町で昔から受け継がれてきたビスケットに衣をつけて揚げた郷土食「ビスケットの天ぷら」の商品化に取り組むことに。最新の冷凍技術を使ってできたてのおいしさを再現、全国にお届けできる商品として秋の発売を目標に取り組んでいます。商品化が決定した際には、「ふるさとチョイス」の西和賀町ふるさと納税返礼品として取り扱う他、ECサイト「めいぶつチョイス」で販売予定となっています。  また今年度はすでに、島根県立浜田高等学校と、北海道導津高等学校の2校で商品開発プログラムを実施。トラストバンクの地域創生エバンジェリストの伊藤健作さんは、「未来を担う高校生と一緒に商品開発に取り組むことは、トラストバンクとしても深い意義を感じている。高校生たち若い世代の視点や発想は、地域の魅力を再発見したり、私たちでは出せなかったアイデアを出す可能性を秘めている。高校生が主体的に地域に関わり、課題や魅力を見つけ出す経験を通して、将来的に地域を支える人材へ成長してもらえることを期待している」と語ります。トラストバンクでは今後も、全国の高校生と一緒に商品開発に取り組んでいく予定です。    ▲西和賀町の郷土食『ビスケットの天ぷら』   ▲実際に自分たちでビスケットの天ぷらを揚げている様子   ▲最終発表会でのプレゼンテーションの様子   ▲商品化に向けて、町内事業者の方と試作している様子     \地域創生エバンジェリスト・伊藤健作さんからメッセージ/...

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