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高校生が「地域の海の課題」を商品に変える!LOCAL FISH CANグランプリで33チームが二次審査へ

2026.08.06
高校生が「地域の海の課題」を商品に変える!LOCAL FISH CANグランプリで33チームが二次審査へ

「LOCAL FISH CANグランプリ2026」一次審査通過チームを発表。全国の高校生が未利用魚など海の課題に取り組み、地域の水産業の未来に挑む

一般社団法人ローカルラボ(所在地:東京都)は、日本財団の助成を受け、全国の高校生が地域の海にあるさまざまな課題に目を向け、その課題を解決につなげるオリジナル商品開発に挑戦するアイデアコンテスト「LOCAL FISH CAN グランプリ2026」の一次審査を実施し、全国から応募した70チームの中から、二次審査に進む33チームを決定しました。

 

「LOCAL FISH CAN グランプリ」は、高校生が自分たちの地域の海に目を向け、そこで起きている課題を発見し、地域の水産事業者や専門家などと連携しながら、缶詰やパウチなどのオリジナル商品として新たな価値を生み出すことを目指す取り組みです。対象となるのは、地域で十分に活用されていない魚だけではありません。魚、貝、ウニ、海藻など、地域の海に関わるさまざまな生き物や資源の中から、高校生自身が「地域の課題」と向き合い、その背景を調べ、商品開発という形で解決策を考えます。例えば、藻場を荒らす魚やウニ、温暖化などの影響で水揚げが増えたものの地域で十分に食べられていない魚、地域での利用や流通に課題を抱える水産資源など、地域によって海の課題はさまざまです。

 

昨年度のグランプリは「北上するシイラ」を地域の伝統技術で新たな価値に

昨年度の「LOCAL FISH CAN グランプリ2025」では、北海道小樽水産高等学校が、近年、小樽でも水揚げされるようになったシイラを題材に商品開発に挑戦しました。シイラはこれまで南の海で獲れる魚として知られていましたが、海水温の変化などの影響もあり、北海道・小樽でも水揚げされるようになっています。一方、小樽ではシイラを食べる文化が十分に根付いておらず、地域での新たな活用方法が課題となっていました。そこで小樽水産高校の高校生たちは、小樽に古くから伝わる魚醤づくりの技術に着目。地域の伝統的な食文化と、新たに地域で獲れるようになったシイラを掛け合わせ、「小樽でとれたシイラを使った魚醤『おいしいら』を開発しました。

「海の変化によって新たに生まれた地域の課題」を、「地域に受け継がれてきた技術」と「高校生のアイデア」によって新たな商品価値へと変えたこの取り組みは、昨年度のグランプリに輝きました。この事例が示すように、地域の海の課題は、必ずしも「昔からある問題」だけではありません。海の環境変化や気候変動、漁獲される魚種の変化、地域の食文化や流通の変化などによって、これまでになかった新たな課題が生まれることもあります。

LOCAL FISH CAN グランプリでは、そうした変化にも高校生自身が目を向け、「なぜ、この地域でこの生き物が課題になっているのか」「地域にある技術や文化をどう生かせるのか」を考えながら、未来につながる商品開発に挑戦します。

今回、一次審査を通過した33チームも、それぞれの地域で見つけた「海の課題」に着目。高校生ならではの視点と発想で、地域の海に眠る課題を「新たな価値」へと変える商品開発のアイデアを提案しています。

今後、33チームはオンライン審査に進出し、二次審査を通過した9チームは、2026年11月15日に東京都渋谷区で開催予定の決勝大会に進出します。地域の水産事業者や専門家からアドバイスを受けながら、それぞれの企画をさらにブラッシュアップ。地域の海が抱える課題の背景を深く知り、その課題を解決するだけでなく、地域の魅力やおいしさを全国に届ける商品づくりを目指して、決勝大会に挑みます。

「LOCAL FISH CAN グランプリ」は、高校生が地域の海を通じて、海とのつながりや地域が抱える課題、未来の可能性について考え、自らアクションを起こすきっかけをつくることを目的としています。

教室で考えるだけで終わらない。地元の海に眠る「課題」を見つけ、その背景を知り、地域の人々とともに新しい「価値」へと変えていく。昨年度、小樽の高校生が「北上するシイラ」と「小樽に伝わる魚醤」という、一見すると異なる2つの地域の物語をつなぎ合わせたように、今年も全国各地の高校生が、それぞれの地域で見つけた海の課題に向き合っています。高校生の自由な発想と地域の水産事業者・専門家の知恵を掛け合わせ、地域の海の未来を考える取り組みが、いよいよ次のステージへ進みます。

 

■「LOCAL FISH CAN グランプリ2026」今後の予定

 一次審査:全国70チームから33チームを選出

 二次審査:33チームがオンライン審査

 決勝進出:二次審査を通過した9チーム

 決勝大会:2026年11月15日(日)予定

 開催場所:東京都渋谷区(予定) 

 

■「LOCAL FISH CAN グランプリ」とは

「LOCAL FISH CAN グランプリ」は、日本財団の助成を受け、全国の高校生が自分たちの地域の海に目を向け、地域ごとに異なる「海の課題」を発見し、その課題を解決につなげるオリジナル商品開発に挑戦するアイデアコンテストです。地域で十分に活用されていない魚や、漁獲量の増加などによって新たな課題が生まれている魚だけでなく、貝やウニ、海藻など、地域の海に関わるさまざまな生き物や資源にも目を向けます。高校生自身が地域の海や水産業、食文化について調べ、地域の水産事業者や専門家と連携しながら、地域の課題を商品という形に変え、新たな価値として全国へ届けることを目指します。「課題」を「価値」に。「地域の海に眠る宝物」を、未来につながる一品へ。高校生のアイデアと地域の力を掛け合わせることで、地域の海の課題解決と地域の魅力発信につなげていきます。

 

■一般社団法人ローカルラボについて

一般社団法人ローカルラボは、地域に眠る資源や課題に目を向け、地域の人々や次世代を担う若者とともに、新たな価値を生み出す活動に取り組んでいます。「LOCAL FISH CAN グランプリ」を通じて、高校生が地域の海や水産業を自分ごととして捉え、地域の課題解決に向けて一歩を踏み出す機会を創出しています。

 

■ 一次審査突破チーム

No.

エリア

学校名

課題魚

商品の名前

1

愛媛

愛媛県立八幡浜高等学校

イワシ

鰯Rice

2

東京

東海大学付属高輪台高等学校

ボラ

ズボラ煮つけ

3

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

タカノハダイ

 

高輪台生のタカノハダイカレー

4

東京

 

東京東海大学付属高輪台高等学校

ウチワエビ

 

ウチワエビのフリフリかけかけ

5

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

カナガシラ

骨まで愛して。カナガシラの極上味噌煮

6

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

ワタリガニ

 

ワタリガニと100種の未利用甲殻類

7

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

イラ

 

イラのお味噌汁

8

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

ボラ

 

ボラの逆襲撃パスタ

9

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

ミノカサゴ

 

ライオンフィッシュアクアパッツァ

10

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

カマス

 

カマスでかますぜ!!

11

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

ハタンポ

ハタンポ、はまったんぽ

12

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

イラ

Ira'gratan

13

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

どぶかすべ

うまかすべ

 

14

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

ソウダガツオ

SOUDASHI~ソウダガツオの食べるだし缶~

15

東京

東京東海大学付属高輪台高等学校

ボラ

 

ボラのオイル漬け

16

兵庫

兵庫県立姫路商業高等学校

藍子

藍姫チヂミ

17

島根

島根県立益田翔陽高等学校

鮎

 

・鮎み寄りぞうに

・高津川のめぐみ鮎しぐれ

・若鮎のオリーブオイル漬け

18

愛媛

愛媛県立宇和島水産高等学校

ヒレジロマンザイウオ

マンザイウオとオリーブ香るアクアパッツァ

19

島根

浜田水産高校

シイラ

シイラのガーリックオイル漬け

20

佐賀

佐賀県立唐津南高等学校

べら

べらんこぐい

21

北海道

北海道留萌高等学校

にしん

カズチー親子ふりかけ

22

福島

福島県立小名浜海星高等学校

カナガシラ

愛情こもってるカナ?ガシラご飯の素

23

福島

福島県立須賀川桐陽高等学校

恵比寿ヒラメ

桃薫る恵比寿ヒラメのデュグレレ風

24

静岡

静岡県立焼津水産高等学校

イスズミ

伊酢豆蜜

25

東京

開智日本橋学園高校

クロダイ

TOKYO BAY RISOTTO~黒鯛のトマト仕立て~

26

青森

青森県立三沢商業高等学校

ヒラメ

ヒラメの源たれ

27

青森

青森県立三沢商業高等学校

昼イカ

三沢昼イカのうまイカレー

28

長崎

長崎県立佐世保南高等学校

アイゴ

和華蘭フィッシュ&チップス

29

大阪

大阪府立大阪ビジネスフロンティア高等学校

がっちょ

だーっちょ!

30

北海道

北海道ニセコ高等学校

カスベ等

UOMI 北海道魚だしスープカレー

31

宮城

宮城県気仙沼向洋高等学校

マグロ

あかねみそカレー

32

滋賀

立命館守山高等学校

チャネルキャットフィッシュ

5CANで味わう世界缶〜チャネルキャットフィッシュと共に〜

33

大阪

関西学院千里国際・高等部

アカエイ

エイっと一杯どうや? ~アカエイポタージュ~

 

<団体概要>

LOCAL FISH CANグランプリ
WEBページ: https://localfishcan.com/
メールアドレス:info@localfishcan.com

LOCAL FISH CANグランプリ2025の決勝大会に進出した9チームの商品。グランプリには小樽水産高校が作成した、シイラを使った魚醤『おいしいら』(中央)が受賞。

プレゼンテーションと完成した商品の試食により採点が行われた決勝大会

多くの観覧の中開催された決勝大会

昨年度グランプリに輝いた小樽水産高校

決勝大会では高校生による販売実習も実施

昨年度グランプリに輝いた小樽水産高校

日本財団ロゴ

ガクイチNEWS

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦! “唐津ミツバチプロジェクト”を発足した生徒にインタビュー!

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦...

左から:佐賀県立唐津南高等学校 食品流通科 奈切蓮華さん(3年)、野﨑宙奈さん(3年)   故郷を未来に残すために、自然を活かした魅力を創出! 佐賀県立唐津南高等学校と相知町横枕地区の住民が協力して活動している“唐津ミツバチプロジェクト”。プロジェクトの立ち上げメンバーでもある唐津南高校3年生の奈切さんと野﨑さんは、ニホンミツバチの養蜂をはじめ、横枕地区の花植えや外国人向けの農業体験ツアーなど、横枕地区の自然を活かした魅力作りに取り組んでいます。今回は養蜂に青春を捧げる、奈切さんと野﨑さんに話を聞きました。 —唐津ミツバチプロジェクトの活動内容を教えてください。 奈切:唐津ミツバチプロジェクトでは、佐賀県相知町の横枕地区でニホンミツバチの養蜂を行っています。巣箱の製作や清掃など養蜂に関することはもちろんですが、それ以外にもひまわりの種や花を植えたりなど、横枕地区の自然を活かした地域を盛り上げる活動もしています。また、昨年度は自分たちで採蜜したハチミツを使った和菓子教室を開催しました。横枕地区は、環境省の『自然共生サイト』に認定されている区域なんです。『自然共生サイト』の情報を見て来訪される外国人の方向けに、観光と農業を組み合わせたツアーなども行っています。 ▲地域住民の方たちと巣箱を設置している様子。 ▲巣箱清掃の様子。   —唐津ミツバチプロジェクト発足の経緯を教えてください。 奈切:相知町の横枕地区は、山に囲まれ、厳木川(きゅうらぎがわ)という綺麗な川が流れている自然が豊かなところです。しかし住んでいる方の多くは70歳を超えており、若い人が少なくて。10年後、20年後には横枕地区自体がなくなってしまうのではないかと思い、横枕地区を未来に残すためには新しい魅力を作ることが大事だと考えました。そこでまずは佐賀県で養蜂を行っている方が少ないというところに着目して。養蜂であれば花や植物がたくさんある地域の特徴を活かすこともできると思い、2023年にプロジェクトを発足しました。   —初めて養蜂に挑戦した感想を教えてください。 奈切:養蜂となると至近距離で蜂と接しなければいけないため、最初は怖かったです。一度間違えて巣箱を開けてしまい、巣箱から大量に蜂が出てきたことがあって。刺されるのではないかと覚悟しましたね(笑)。でも今は楽しいです! この活動を始めていろいろな方と関わることが増え、「こんな活動をしていたんだ、すごい」と言ってくれる方もいて、魅力を伝えられてよかったなと思います。 野﨑:私も最初は怖かったのですが、活動をしていくうちに“私たちがやらなきゃ”と思うようになって。横枕地区は高齢の方が多いので、私たちが先陣を切って魅力を発信していこうという責任感が生まれました。   —昨年9月に初めて採蜜を行ったそうですが、その時の感想を教えてください。...

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクが 高校生と一緒にふるさと納税返礼品を開発!

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラス...

  高校生の若い視点や発想は、地域の魅力を再発見する可能性を秘めている     “自立した持続可能な地域を作る”というビジョンを掲げる株式会社トラストバンクは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」事業をはじめ、地域外から地域内にお金を循環させる事業、地域内でお金を循環させる事業など、ビジョンに基づいたさまざまな事業を展開しています。2024年8月には高校や大学などの教育現場と民間企業が協力する産学連携の取り組みの一環として、高校生と一緒に商品開発を行う新しいプログラムを開始! このプログラムは、高校生が主体的に地域の特産品や商品開発に関わることで、地元愛や将来への関心・意欲を高めることを目指し、地域の課題解決やキャリア形成の機会づくりとして企画されました。  プログラムの第一回には、岩手県立西和賀高等学校の3年生の生徒たちが参加! 西和賀町の食や特産品・工芸などそれぞれが興味のあるものをピックアップし、新しい商品アイデアや情報発信の方法などの企画立案をしました。企画をまとめる過程では、町内事業者をはじめとする地域の人たちと関わり合いながら、内容をブラッシュアップ。企画発表会にて、選ばれたアイデアは、事業者と協働し商品化を目指します。提案のうち、西和賀町で昔から受け継がれてきたビスケットに衣をつけて揚げた郷土食「ビスケットの天ぷら」の商品化に取り組むことに。最新の冷凍技術を使ってできたてのおいしさを再現、全国にお届けできる商品として秋の発売を目標に取り組んでいます。商品化が決定した際には、「ふるさとチョイス」の西和賀町ふるさと納税返礼品として取り扱う他、ECサイト「めいぶつチョイス」で販売予定となっています。  また今年度はすでに、島根県立浜田高等学校と、北海道導津高等学校の2校で商品開発プログラムを実施。トラストバンクの地域創生エバンジェリストの伊藤健作さんは、「未来を担う高校生と一緒に商品開発に取り組むことは、トラストバンクとしても深い意義を感じている。高校生たち若い世代の視点や発想は、地域の魅力を再発見したり、私たちでは出せなかったアイデアを出す可能性を秘めている。高校生が主体的に地域に関わり、課題や魅力を見つけ出す経験を通して、将来的に地域を支える人材へ成長してもらえることを期待している」と語ります。トラストバンクでは今後も、全国の高校生と一緒に商品開発に取り組んでいく予定です。    ▲西和賀町の郷土食『ビスケットの天ぷら』   ▲実際に自分たちでビスケットの天ぷらを揚げている様子   ▲最終発表会でのプレゼンテーションの様子   ▲商品化に向けて、町内事業者の方と試作している様子     \地域創生エバンジェリスト・伊藤健作さんからメッセージ/...

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