『スポGOMI甲子園・沖縄県大会』を開催 激闘を制したのはチームSunny。当日は参加者全24人で、32Kgのごみを集めました!
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
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イベント概要
・日程 2023年8月19日(土)10時00分~12時00分
・開催場所 沖縄県中頭群中城村久場 中城モール裏ビーチ
・参加人数 1チーム3名×8チーム=24人
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優勝は前年度2位だった「Sunny」!拾ったごみの総量は圧巻の11kg!
台風で2週後に延期になってしまったにも関わらず8チームが参加してくれた沖縄県大会。開会式のチーム点呼の時から気合が入っていたチーム「Sunny」が総量の3分の1を集める大活躍。それもそのはず、昨年のスポGOMI甲子園にも出場し、優勝チームに重量は上回るもののポイント差で2位と悔しい思いをしたチームこそがチームSunnyだったのです。しっかり作戦もたて、大量のペットボトルを拾う事にも成功。今回初出場のチームも必死に食らいつきましたが、最後までその差は縮まりませんでした。結果、チームSunnyは、ごみ総量10.936kg/1374.5ポイントを獲得し、準優勝チームに641ポイントもの差をつけて優勝。重量でも1位、ポイントでも1位という昨年成し遂げられなかった完全優勝を勝ち取りました。11月に東京で行われる全国大会でも好成績が期待されます。オリジナルアイテム賞は可愛らしくデザインされ、クリップを付けて各種ごみ袋を固定できるなど実用性も兼ねたアイテムを作ってくれたチーム「Smile」が受賞しました。当日の天候は快晴!あまりの暑さに熱中症対策として競技時間を40分に設定して行われました。沖縄らしい青空と青い海に見守られた沖縄県大会は総量32kgものごみを集め、大盛況で終了いたしました。
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海に囲まれた沖縄県 ごみの総量を考えると…。
青い海と広い砂浜が特徴の中城モール裏ビーチ。マーメイドの石像がシンボルとして有名なビーチですが、沖縄県の東海岸にも関わらず漂着ごみ等も多い地域です。8月5日に行われるはずだった大会が台風6号直撃で延期となり、その爪痕残る状況でのごみ拾い。砂浜はもちろん、海岸に面する木々の間にもごみは散乱していました。そんな様子を見た参加者の1人から「沖縄は海に囲まれているからごみは沖縄県全体で考えたらこんなものじゃないんですよね?」と質問がありました。沖縄本島北部や離島はボランティアも少なく、高齢者も多いので拾い切れていない現実を伝えると思い悩んでいる様子でした。実際ごみを拾ってみて総量の多さ、種類の多さ、範囲の広さを実感したようで、その場での答えは出ませんでしたが、この質問をしてくれた高校生のように自分たちの身近にある海で現実に起きていることを認識してもらうこと、それを周りにも広めることで海洋ごみ問題に対して貢献していきたいと強く思いました。
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優勝チームコメント
「昨年2位で今年は1位。とても悔しい思いをしたので1位を取るために普段からの意識を変えていました。」
「事前の準備をしっかりしないと全国ではもっと厳しい闘いが待っていると思うので3人のパワーで乗り切りたいと思います。」
「沖縄から世界へ羽ばたく気持ちで頑張ります!応援宜しくお願いします。」
<団体概要>
団体名称:一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーション
URL:https://www.spogomi.or.jp/
活動内容:スポGOMI甲子園に関するイベントの開催、及び運営に必要な業務。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。