東京農業大学バイオロボティクス研究室は流山市を中心に,千葉県で次世代スマート農業として環境と養蜂の未来を考える「Eco&Bee CPS」プロジェクトや食育・環境教育について流山高校と高大連携へ!!
東京農業大学バイオロボティクス研究室(https://biorobotics.jp/)は、千葉県流山市を中心に、千葉県において次世代スマート農業&アグリ・フードテック、教育・社会貢献などを行います。メイン研究プロジェクトとして、環境と養蜂の新しい未来を目指して「Eco&Bee CPS」を実施。高大連携の一環として、千葉県立流山高等学校と協力し、食育や環境教育を念頭とした流山地域ブランド食品開発を目指します。教育・社会貢献として、物流施設における地域共生フェスタの展示・食品販売、子ども・社会人教室(プログラミング&AI教室、食育・環境教育など)、夏休みの自由研究教室などを行う予定です。
<Eco&Bee CPSプロジェクト>
環境と養蜂の未来を考える研究プロジェクトであり、CPSとはCyber-Physical Systemの頭文字を取った略称で、Society5.0の重要キーワードであり「実世界(フィジカル空間)にある多様なデータをセンサーネットワーク等で収集し、サイバー空間で大規模データ処理技術等を駆使して分析/知識化を行い、そこで創出した情報/価値によって、産業の活性化や社会問題の解決を図っていくもの」である(出典:JEITA)。
株式会社蜂蜜工房(千葉県君津市,http://hachimitsu-koubou.com/)の協力と支援を受けて研究・開発を行うもので、流山市のオリジナル食品開発も目標としています。プロジェクトは主に次の項目から成り立っています。
- 環境指標として取得したはちみつのDNA解析によって周辺植生環境を推測し、多様性の評価を行う。将来的に地域設計や街づくりに展開できるようにする。
- 畜産としての養蜂技術の高度化、スマート化を図り、CPSのIoTセンシング部分について、特にM5Stackを用いた環境とミツバチ生態把握のためのシステムを構築する。
- 蜜蜂を活用した新しい花酵母取得技術の検討や、地域ブランドにつながる食品を開発する。
- 日本とアゼルバイジャン共和国を比較しつつ、世界的に展開可能な養蜂技術の開発を行う。
アゼルバイジャン共和国は人口約1,030万人、面積は日本の約4分の1で、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方と呼ばれるエリアにあります。親日国であり、その魅力を伝えるサイトとして『Kənd Həyatı』(https://www.youtube.com/@country_life_vlog/featured)が知られています。東京農業大学のアゼルバイジャン共和国留学生を中心に、TET INTERNATIONAL DEVELOPMENT株式会社(https://www.tet-id.com/jp/))とも連携し、アゼルバイジャンの食文化の紹介、文化交流も将来的に目指しています。
◆千葉県立流山高等学校(千葉県流山市,https://cms1.chiba-c.ed.jp/nagareyama/)は千葉県教育委員会指定食育推進校であり、園芸科の吉田純明教諭を中心に東京農業大学バイオロボティクス研究室の佐々木豊教授と連携を図っています。食育と環境教育を兼ね、5月に流山高等学校で「廃材を活用したピザ窯で作る”高校生の作る流山野菜と、食育・環境教育研究も考える”ピザパーティ」を東京農業大学バイオロボティクス研究室と開催予定です。本事業は流山高等学校が主催する「東京農業大学・東京大学・駐日ブルガリア大使館との共同研究」の一環でもあります。
特にバイオロボティクス研究室の高大連携については、流山高等学校のほか、2022年度の連携実績のある法政大学国際高等学校(神奈川県横浜市)を念頭にしつつ、千葉県東葛飾エリアを中心に新たに参加してもらえる高校を常時全国に募集しています。