小・中高生の裸眼視力が過去最低に。次代を担う子ども達のための目の健康授業「メノコト元気教室」の累計参加人数が45,000人を突破。 ~2007年から継続して行う、社会貢献活動~
11月28日に文部科学省が発表した「令和4年度学校保健統計調査」では、小・中高生の裸眼視力1.0未満の割合が過去最高になり、デジタル化による教育効果に期待が高まる一方で子ども達の目の健康を守る対策が必要不可欠となっています。統計を取り始めた1979年と2022年を比較すると、全ての年代で近視の率が上がっており、なかでも視力1.0未満の小・中学生は2倍近い数になっています。
◆調査開始1979年と2022年の数字比較(学校保健統計調査より引用)
●1979年
幼稚園 |
16.47% |
小学生 |
17.91% |
中学生 |
35.19% |
高校生 |
53.02% |
●2022年
幼稚園 |
24.95% |
小学生 |
37.88% |
中学生 |
61.23% |
高校生 |
71.56% |
◆「メノコト元気教室」開催のきっかけ
当社は、1998年に創業し、今年で25周年を迎えた目の総合健康企業です。目の健康授業「メノコト元気教室」の活動を行うきっかけとなったのは、弊社のお客様相談室に寄せられた子どもの目に不安をお持ちの親御さん方からのお声でした。当社は、歯の健康維持活動は活発なのに、目の健康維持に関する情報や啓蒙活動が少ないことに対し疑問を持ち、「子ども達に彩豊かな世界をずっと
楽しんでもらいたい。目の健康寿命について考えられる社会でありたい。」との願いを込めて 2007 年から目の大切さを伝える視育(しいく)として、メノコト元気教室(旧:ひとみ元気教室)をスタートしました。各学校からの要望にお応えする形で全国の保育園・幼稚園・小学校・盲学校にてこれまで累計674 回授業を実施し 45,369 人の子ども達に目の健康の大切さを伝えてまいりました。これからも私たちは子ども達の目の健康と笑顔を守り続けていきます。
◆「メノコト元気教室」の歴史
ブルーベリーの果実を使った調理実習を通じて、目を守ることを伝える「食育」
ブルーベリーの苗木の植樹を通じて、子ども達に植物と触れ合う豊かな心を伝える「植樹」
ビジョントレーニングなどを活用し、目を守り、鍛えることの大切さを伝える「視育」
の3つの内容をもちいた授業を2007年より実施しています。
※コロナ渦以降、感染症拡大予防のため「視育」のみをおこなっています。
活動を続けていく中で、現場のニーズも高まり全国の学校から開催の要望が届くようになり、2016年に行った京都市「おおやけこども園」での授業で累計500回を達成しました。
授業実施後に子ども達からお礼の手紙が届くことも多くあります。2009年からこの活動に携わる西尾尚子は、「授業を行ったあとで届く、かわいいイラストや感謝のお手紙を見て、これからも活動を継続していかなければ。という活力になる」と話しています。
これからも当社は、子ども達に色彩豊かな世界をずっと楽しんでもらえるよう「目の健康寿命について考えられる社会」を目指し、目の健康の大切さを伝え続けてまいります。