滋賀県の自動車教習所 県立高校で「ネットリテラシー講習」 7月13日に実施~クルマの先生が【SNSの安全運転】を伝える~
◆講習内容
(1)SNSでの個人情報流失の防止、炎上の回避について
(2)実際のSNS投稿映像を見て、危険を見つけよう
(3)承認欲求との向き合い方。リスク回避の大切さ
◆過去の実施例
2022年12月に滋賀県立玉川高等学校、今年2月に大津市立北大路中学校の2校で「ネットリテラシー講習」を実施いたしました。合計で約500名以上の中高生が受講。現場の先生方からも好評をいただいております。
『受講した高校生の感想文』
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なぜ、自動車教習所がネットリテラシーを教えるの?
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1.中高生たちのSNSでのトラブル。彼らに欠けている能力は何か
この十数年で、中高生のSNS投稿によるトラブルをニュースでよく見かけるようになりました。コンビニエンスストア、ファストフード店、最近でも人気回転寿司店での投稿が大きな社会問題になりました。
SNSで炎上リスクを避けるためには何が必要なのか。大切なのは、投稿した時の「危険を予測する力」です。なにげない書き込みがどのような波紋を呼ぶのか。他者を過剰に批判してないか、個人情報の流出にならないか、炎上リスクを招かないか……さまざまな可能性を予見し、適切な投稿をする必要があります。
ただ、若者たちが、そうしたネットの作法や能力について、学習する場がないのも事実です。
★「炎上SNS」をイメージしたTikTok風動画を紹介します。(モデルは当社社員)
制服だけでなく、名札、たばこ、卒業アルバム、窓の外の風景……15秒の動画で身バレされるリスクはあちこちに潜在しています。
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2.教習指導員が持つ安全運転のための「危険予測力」を活かしたい
私たち教習指導員は、路上でハンドルを握る教習生に対し、常に「危険予測」の大切さを説明しています。
道路にある信号や歩行者、他車の動きなどの情報を認知し、瞬時に適切な判断をしていくことが、安全運転のポイントになるからです。経験の積み重ねと予測能力の向上により、操作ミスは確実に減っていきます。
当社が滋賀県の交通安全センターとして社会貢献を考える中、教育機関の1つとして、何か地元の学生たちに役に立てることはないか……と模索しておりました。
そこで、SNS投稿に必要な危険予測マインドを伝えていきたいと「ネットリテラシー講習」を企画しました。さまざまな情報と状況を把握し、行動していくという過程は、運転においてもSNSにおいても共通しています。長年培ってきた指導力をベースに、若者と日々接している教習所ならではの特性も活かせます。
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3.講師は教習所業界のSNSトップの指導員が担当
当社は、運転と交通安全に関連するYouTubeなどのSNS活動を3年前から実施しています。特に中高生に人気の動画投稿アプリTikTok(アカウント名:だつりん先生)では、フォロワー数約15万人、総再生回数約1億5千万回と教習所業界日本一を記録しています。
当社の強みである「SNS活動の経験」と「安全運転の指導力」を組み合わせ、運転だけはなく、SNSでも安全を伝えることができると考えました。
運転の楽しさ、奥深さを伝えたいという趣旨のSNS活動ですが、気持ちを伝えることの難しさも日々経験しています。身をもって感じた炎上のリスクを直接リアルな現場の声として伝えることで、より説得力のある講習になると考えています。
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開催概要
日時:2023年7月13日(木) 10時45分〜12時45分
場所:滋賀県立大津高等学校 (滋賀県大津市馬場一丁目1番1号、東海道本線膳所駅徒歩1分)
株式会社瀬田月輪自動車教習所 https://www.tsukinowa.co.jp/