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高校生の発想と企業のものづくりが生む、新たな価値

2026.01.17
高校生の発想と企業のものづくりが生む、新たな価値

―武生商工高校×アイジーエー 商品開発プロジェクト、4回目の挑戦―

株式会社アイジーエー(本社:福井県越前市、代表取締役社長:五十嵐昭順)は地元福井県越前市の武生商工高校美術部の皆さんとともに、高校生が発案したデザインを実際の商品として生産し、販売する商品開発プロジェクトを継続的に実施しています。

今回で4回目を迎えるこの企画は、若者ならではの斬新な発想と、アイジーエーがアパレルブランドとして長年培ってきた商品化・製品化のノウハウを生かし、実際の市場を意識した商品づくりを学ぶ機会として実施しているプロジェクトです。

 

古着と着物を活用したリメイク商品づくりへの挑戦

2025年7月に本年度のプロジェクトが始動。キックオフの打ち合わせでは代表取締役社長である五十嵐から、ものづくりに込める想いやアパレル企業としての視点が語られ、今回これから制作する商品のコンセプトとなる「テーマ」が発表されました。

今回与えられたテーマは「大正ロマン」。さらに今年はSDGs・サステナビリティの観点も加えて、リメイク・古着事業「パステキドール」と連動した企画として、axes femmeの古着や着物の古着を活用したリメイク商品を制作する方針が決定しました。

今回のプロジェクト概要や「テーマ」の発表を聞く生徒たち

 

プロジェクトに参加した15名の生徒たちは、今回のテーマを受けて事前にパステキドールの店舗を訪問。実際の商品や古着に触れながらイメージを膨らませていきました。どのように「大正ロマン」を表現するか、それぞれがデザインを練り上げ、迎えたデザイン発表の場では、レトロな喫茶店やメロンソーダから着想を得た色味の服、大正時代の着物をイメージした大胆な花柄など、個性あふれるデザインと、そこに込めた想いを発表しました。

生徒からは「当時の文化が混ざり合い、自分らしさを大切にした自由な着こなしを、今の時代に合う形で再現したい」という想いも語られ、それに対し五十嵐からは「どの世代を想定しているのか」「どんなシーンで着てもらいたいか」といった、アイデアの背景や狙いを深く掘り下げる鋭いコメントが次々と寄せられました。熱のこもったプレゼンテーションの結果、5つのデザインが採用され、商品化に向けて本格始動しました。

 

制作にあたり、生徒の描いた二次元のデッサンを、三次元の「実際に着られる洋服」として具現化するための取り組みが始まりました。その中心となったのは、普段「パステキドール」のリメイクアイテムを制作している地元・福井にゆかりのあるクリエイターをはじめ、全国各地で活躍するクリエイターたち。それぞれが持つ技術と感性を持ち寄り、一点一点、丁寧に形にしていきました。

素材はお客様から回収したaxes femmeの古着と地域の方々から集めた着物の古着。 「大正ロマン」を表現するうえで、素材の制限や一点ものならではの難しさもありましたが、クリエイターたちが試行錯誤を重ねた末、“made in FUKUI”の想いが込められた、唯一無二のリメイクアイテムが完成しました。

 

「大正ロマン」に込めた、若者たちの視点

完成した5つの作品は、2025年12月20日に福井県越前市で開催されたファッションイベント「YourStage.」にてお披露目。ファッションショーでは、武生商工高校の生徒たち自身がモデルとしてランウェイを歩き、会場からは大きな拍手が送られました。

 

ファッションショー後、デザインを手がけた生徒たちも舞台上に登場し、「想像以上の再現度に驚いた」「二次元で描いたデザインが、こんなに素敵な服になるとは思わなかった」と、完成した商品を前に喜びと感動を語りました。

「想像していた以上に再現度が高く、本当に驚きました。自分のデザインがここまで形になるとは思っていなかったです」

「“バンカラ”のイメージがあったので、似た系統の色の古着をつぎはぎして、統一感が出るように考えました。実際の作品はフリルもたくさんあしらわれていてボリューム感があり、どんな服にも合わせやすい一着になっていて、とても嬉しかったです」

「“今時っぽさ”と“大正ロマンらしさ”の両方をどう表現するかを一番工夫しました。実際に着てみると、ベルトが全体を引き締めてくれたり、マントの黄色がアクセントになっていて、自分の想像以上の仕上がりでした」

「テーマは『和と洋の融合』。和の要素を多めにしつつ、洋の要素はワンピースとして取り入れました。事前にaxes femmeの店舗で年配のお客様に“どんな服があったら嬉しいですか”と聞いたときに、『年配でも着られる可愛い服があれば』と言われたのが印象に残っていて、色味や柄を工夫しました。二次元で描いたデザインが、こんなに美しい服になっていて感謝の気持ちでいっぱいです」

「着物の形を活かしながら、大きなリボンやフリルをつけて“今っぽい可愛さ”を表現しました。普段はあまり可愛い系の服を着ないのですが、伝統的な雰囲気と今っぽさが合わさったこの服は、本当に着ていて嬉しかったです」

 

五十嵐も今回の取り組みを振り返り、「学生一人ひとりのデザインに込められた想いは、とても斬新で、深く考えられているものばかり。形にするのは私たち大人やクリエイターですが、大人には思いつかない発想こそが何よりも大切な企画となっています」とコメントしています。

 

若者の「やってみたい」を、形に。

学生主体の企画は数多く存在するものの、大きな実績に繋がるケースは決して多くありません。その中で、武生商工高校との取り組みはこれまでに「紫式部」シリーズをはじめ、話題性だけではなく、実績を大きく伸ばした大ヒット商品を生み出してきたほか、新ブランド「REZEN」立ち上げのきっかけになるなど、単なる地域の学校との取り組みにとどまらず、若者の創造性を社会につなぐ実践の場として、このプロジェクトは毎年進化を続けています。

 

また、今回のプロジェクトでは、お客様から回収した古着や、着る機会を失いタンスに眠っていた着物など、本来なら廃棄されてしまっていたかもしれないものに改めて目を向けています。

価値がありながらも行き場を失っていたもの、たくさんの想いが詰まった思い出の品。そこに高校生ならではの感性やアイデアを掛け合わせることで、新たな価値を持つ”今っぽい”一着として生まれ変わらせ、次の世代や新たな層へとつなげていく———そんな循環を生み出す取り組みとなっています。

 

学生にとっては、「デザインから商品化までを一貫して体験できる」「自分のアイデアが実際に形となり、お客様のもとへ届く」という、かけがえのない学びの場。

一方、企業にとっては、「通常の商品開発では生まれにくい視点や発想に出会える」「次世代の感性から刺激を受けられる」貴重な機会となっています。

アイジーエーは今後も、若者のアイデアとチャレンジを応援しながら、ものづくりの未来を切り拓く取り組みを積極的に続けてまいります。

このプロジェクトやパステキドールで生まれた一着一着が、次の時代のファッションと人をつなぐ架け橋となることを願っています。

 

▼「パステキドール」ホームページ▼

https://pasteqidor.jp/

 

▼「パステキドール」公式Instagram▼

https://www.instagram.com/pasteqidor/

 

▼アイジーエーコーポレートサイト▼

https://www.iga-group.com/

 

▼「YourStage.」ホームページ▼

https://www.your-stage.jp/


▼「五十嵐羅紗店」ホームページ▼

https://www.igarashi-rasyaten.com/

ガクイチNEWS

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦! “唐津ミツバチプロジェクト”を発足した生徒にインタビュー!

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦...

左から:佐賀県立唐津南高等学校 食品流通科 奈切蓮華さん(3年)、野﨑宙奈さん(3年)   故郷を未来に残すために、自然を活かした魅力を創出! 佐賀県立唐津南高等学校と相知町横枕地区の住民が協力して活動している“唐津ミツバチプロジェクト”。プロジェクトの立ち上げメンバーでもある唐津南高校3年生の奈切さんと野﨑さんは、ニホンミツバチの養蜂をはじめ、横枕地区の花植えや外国人向けの農業体験ツアーなど、横枕地区の自然を活かした魅力作りに取り組んでいます。今回は養蜂に青春を捧げる、奈切さんと野﨑さんに話を聞きました。 —唐津ミツバチプロジェクトの活動内容を教えてください。 奈切:唐津ミツバチプロジェクトでは、佐賀県相知町の横枕地区でニホンミツバチの養蜂を行っています。巣箱の製作や清掃など養蜂に関することはもちろんですが、それ以外にもひまわりの種や花を植えたりなど、横枕地区の自然を活かした地域を盛り上げる活動もしています。また、昨年度は自分たちで採蜜したハチミツを使った和菓子教室を開催しました。横枕地区は、環境省の『自然共生サイト』に認定されている区域なんです。『自然共生サイト』の情報を見て来訪される外国人の方向けに、観光と農業を組み合わせたツアーなども行っています。 ▲地域住民の方たちと巣箱を設置している様子。 ▲巣箱清掃の様子。   —唐津ミツバチプロジェクト発足の経緯を教えてください。 奈切:相知町の横枕地区は、山に囲まれ、厳木川(きゅうらぎがわ)という綺麗な川が流れている自然が豊かなところです。しかし住んでいる方の多くは70歳を超えており、若い人が少なくて。10年後、20年後には横枕地区自体がなくなってしまうのではないかと思い、横枕地区を未来に残すためには新しい魅力を作ることが大事だと考えました。そこでまずは佐賀県で養蜂を行っている方が少ないというところに着目して。養蜂であれば花や植物がたくさんある地域の特徴を活かすこともできると思い、2023年にプロジェクトを発足しました。   —初めて養蜂に挑戦した感想を教えてください。 奈切:養蜂となると至近距離で蜂と接しなければいけないため、最初は怖かったです。一度間違えて巣箱を開けてしまい、巣箱から大量に蜂が出てきたことがあって。刺されるのではないかと覚悟しましたね(笑)。でも今は楽しいです! この活動を始めていろいろな方と関わることが増え、「こんな活動をしていたんだ、すごい」と言ってくれる方もいて、魅力を伝えられてよかったなと思います。 野﨑:私も最初は怖かったのですが、活動をしていくうちに“私たちがやらなきゃ”と思うようになって。横枕地区は高齢の方が多いので、私たちが先陣を切って魅力を発信していこうという責任感が生まれました。   —昨年9月に初めて採蜜を行ったそうですが、その時の感想を教えてください。...

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクが 高校生と一緒にふるさと納税返礼品を開発!

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラス...

  高校生の若い視点や発想は、地域の魅力を再発見する可能性を秘めている     “自立した持続可能な地域を作る”というビジョンを掲げる株式会社トラストバンクは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」事業をはじめ、地域外から地域内にお金を循環させる事業、地域内でお金を循環させる事業など、ビジョンに基づいたさまざまな事業を展開しています。2024年8月には高校や大学などの教育現場と民間企業が協力する産学連携の取り組みの一環として、高校生と一緒に商品開発を行う新しいプログラムを開始! このプログラムは、高校生が主体的に地域の特産品や商品開発に関わることで、地元愛や将来への関心・意欲を高めることを目指し、地域の課題解決やキャリア形成の機会づくりとして企画されました。  プログラムの第一回には、岩手県立西和賀高等学校の3年生の生徒たちが参加! 西和賀町の食や特産品・工芸などそれぞれが興味のあるものをピックアップし、新しい商品アイデアや情報発信の方法などの企画立案をしました。企画をまとめる過程では、町内事業者をはじめとする地域の人たちと関わり合いながら、内容をブラッシュアップ。企画発表会にて、選ばれたアイデアは、事業者と協働し商品化を目指します。提案のうち、西和賀町で昔から受け継がれてきたビスケットに衣をつけて揚げた郷土食「ビスケットの天ぷら」の商品化に取り組むことに。最新の冷凍技術を使ってできたてのおいしさを再現、全国にお届けできる商品として秋の発売を目標に取り組んでいます。商品化が決定した際には、「ふるさとチョイス」の西和賀町ふるさと納税返礼品として取り扱う他、ECサイト「めいぶつチョイス」で販売予定となっています。  また今年度はすでに、島根県立浜田高等学校と、北海道導津高等学校の2校で商品開発プログラムを実施。トラストバンクの地域創生エバンジェリストの伊藤健作さんは、「未来を担う高校生と一緒に商品開発に取り組むことは、トラストバンクとしても深い意義を感じている。高校生たち若い世代の視点や発想は、地域の魅力を再発見したり、私たちでは出せなかったアイデアを出す可能性を秘めている。高校生が主体的に地域に関わり、課題や魅力を見つけ出す経験を通して、将来的に地域を支える人材へ成長してもらえることを期待している」と語ります。トラストバンクでは今後も、全国の高校生と一緒に商品開発に取り組んでいく予定です。    ▲西和賀町の郷土食『ビスケットの天ぷら』   ▲実際に自分たちでビスケットの天ぷらを揚げている様子   ▲最終発表会でのプレゼンテーションの様子   ▲商品化に向けて、町内事業者の方と試作している様子     \地域創生エバンジェリスト・伊藤健作さんからメッセージ/...

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