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ざわ高1年間の集大成!哲学対話で「どう生きるのか」を考える。「ざわザワ高校~海の未来をつなぐ哲学~」第9回授業を行いました!

2026.03.10
ざわ高1年間の集大成!哲学対話で「どう生きるのか」を考える。「ざわザワ高校~海の未来をつなぐ哲学~」第9回授業を行いました!

2026年3月1日(日)福井テレビ大スタジオ

 (一社)福井環境研究開発は3月1日(日)、「ざわザワ高校 ~海の未来をつなぐ哲学~」の第9回授業を行いました。最終回となる今回はざわ高生12人がジャーナリストの堀潤さん(学級委員長)、哲学者の岩内章太郎さん(豊橋技術科学大学准教授)と共に「君はどう生きるのか」をテーマに哲学対話を行いました。前半はこれまでの授業を振り返りながら、事前に書いてきた「君はどう生きるのか」をテーマにしたエッセイを一人ずつ発表しました。後半はそのエッセイを元に全員でそれぞれの生き方について議論をかわしました。この海洋教育プログラムは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で行っています。

 

イベント概要

・開催概要:「ざわザワ高校 ~海の未来をつなぐ哲学~」第9回授業

・日程:2026年3月1日(日)

・開催場所:福井テレビ大スタジオ(福井市)

・参加者:堀潤さん(学級委員長、MC)、岩内章太郎さん(豊橋技術科学大学准教授)、ざわ高生12人

・番組:「ざわザワ高校 ~海の未来を変える哲学~#9」

〇放送:福井テレビ 2026/3/28(土)10:25~11:25 

〇配信:TVer https://tver.jp/

 

討論ではなく「対話」を重ねて見えたもの  

 番組は、これまでの歩みを振り返ることから始まりました。収録の冒頭、哲学講師の岩内先生は、勝敗を決める「討論」と、協力して合意を目指す「対話」の違いを次のように解説しました。「討論というのは一つのトピックについて賛成派と反対派で分かれてやり合うのが通例ですが、対話というのは競争ではないのでみんなで一つの合意に向かっていきましょう。」

 ざわザワ高校で重ねられてきたのは、まさにこの「対話」です。誰かを言い負かすのではなく、自分自身がどう思っているのか、自分に向けて言葉を作っていく。忙しい日常ではおざなりになりがちな「私に向き合う時間」を大切にしてきました。

 

ドロドロした感情から、地域の未来まで。これまで哲学対話を振り返る 

 番組では、これまで扱ってきた哲学対話のテーマを振り返りました。第一回は「嫉妬」。参加した高校生たちは、自身の体験を言葉にしながらその本質に迫りました。導き出されたのは「自分の心の中で同じ、あるいは下と思っている人が優遇されているときに感じる行き場のない劣等感」という本質でした。岩内先生は「聞いてちょっと気分が悪い言葉になっていると成功」と、人間の感情の核心に触れる対話の成功を語りました。第二回は「不安」。越前海岸の事業者を交えた対話では、「成長の糧になる不安」「無駄な不安」「どうしようもない不安」といったように、不安にも種類があることが見出されました。事業を切り開く大人たちでさえ不安の中にあり、それでも前に進む生き様に触れる貴重な機会となりました。

 その後も「幸せ」「つながり」「退屈」といったテーマで哲学対話は続きました。敦賀市にある「人道の港 敦賀ムゼウム」を訪ね歴史から「幸せ」を、漁師との対話では人との「つながり」を考えたり、地域の人口減少という課題から「退屈」の本質を探ったりと、対話は常に自分たちの足元にある現実と結びついていました。第六回のテーマは「自由」。番組では東京都にある自由学園で課外授業を実施。寮生活を送り、自分たちの手で生活を営む同世代の高校生たちとの交流は、ざわ高生に大きな刺激を与えました。自由と責任の関係や、一人で感じる自由と複数人で感じる自由の違いなど、多様な価値観に触れることで思考が深まっていきました。

 

テーマ「君はどう生きるのか」

 最終回の授業では、高校生たちに「君はどう生きるのか」というテーマでエッセイを書いてきてもらうという宿題が出されていました。哲学対話を経て、彼らが紡ぎ出した言葉が、一人ずつ発表されます。

 

「自分の中の世界を広げていきたい。そのためにはいろんな人とつながりたい」(RNA)

「歴史について語り、平和の大切さ、命の尊さを多くの人に伝えたい」(みらい)

「福井県だからこそできる、新しい教育モデルを考案したい」(たいせい)

「過ちを犯した時にそれを認め、他人が過ちを犯したときには寛大な心で許せる人間」(TOPGUN)

「挑戦する人たちの手助けになりたい。冷ややかな目で見るのではなく、支えられる存在に」(こと)

「世間一般の幸せではなく、身近にある幸せを大切にしたい」(ぐむすけ)

「違いを恐れずに生きていきたい。相手をまず知ろうとすることが大切」(ウギ)

「周りの空気に流されるんじゃなくて自分の意思で選び続けたい」(ひいろくん)

「弱い立場を守れるような人になりたい。人間だけでなく動物も幸せを手にする権利がある」(りんな)

「戦争より対話で決めたほうがいい。自由というものはある意味で不自由でもある」(たっきー)

「周りに振り回されずに自信を持って生きていきたい」(タダシ)

「お互いが納得できる折衷案を作る『曖昧さ』が大切」(タマフネ)

 

 それぞれの経験や哲学対話での気づきが反映された、力強い決意表明。そこから、最後の哲学対話が始まりました。「社会貢献とは何か」「弱いとはどういうことか」「所有とは何か」。エッセイから生まれた新たな問いを全員で考え、対話はさらに深まっていきます。弱い立場の人を助けるべきか、という問いに対して「自己犠牲してまで人を助けたいっていう人はほんとにいるのか」とぐむすけが本音を投げかけると、議論は白熱。助け合いの精神から、海の資源の所有権、さらには親子関係における「所有」の問題にまで話は及びました。

 

 卒業 

  番組の最後にはざわザワ高校に3年間参加し続けた、タダシとタマフネのインタビューVTRも紹介されました。当初は「半分騙された感じだった」と笑うタマフネでしたが、「自分の意見をまとめられるようになった」とその成長を語ります。タダシも「じっくり相手の話題について考える機会が増えた。ちょっと大人になれたのかな」と振り返りました。

 最後に岩内先生は、高校生たちに力強いエールを送りました。「堀さんのような一流のジャーナリストと議論できたことは必ずこの先大きな糧になるので、ぜひ誇りを持って胸を張って生きてほしい」そう述べると、高校生一人ひとりに修了証書が手渡され、「ざわザワ高校~海の未来をつなぐ哲学~」は幕を閉じました。当たり前を疑い、仲間と対話を重ね、自分と向き合い続けた高校生たち。彼らが紡いだ言葉は、私たちにも「どう生きるのか」を考えさせるきっかけとなりました。

 

参加者からの声

学級委員長・堀潤さん

 私は48歳になったがざわ高生の考え方に触れることでもう一度考え方を改めたり、違う角度で考えたりするきっかけをもらいました。すごく楽しかったです。

 

ざわ高生の皆さん

・学ぶことの楽しさを知ることができました。今後、学業だけでなく様々な方面で活かしていきたいです。

・言語化能力が高まったと感じます。これから面接やボランティア活動で役立てていきたいです。

・視点が広がったのが一番大きいです。自分を客観的に見直せたり、他人の意見を尊重して聞くことができたりっていう成長につながりました。この機会を与えてくださり感謝しています。

・一つ一つの言葉と海が密接に関わっていることを感じました。これまでは海をただの物質としてしか認識していませんでしたがより身近な存在として考えることができました。

 

<団体概要>

団体名称    :一般社団法人福井環境研究開発

URL          :https://fukui.uminohi.jp/

活動内容  :北は東尋坊にみる奇岩断崖が続く越前海岸、南は優美なリアス式海岸の若狭湾と変化に富んだ福井県の海は、北前船などの海上交通の要衝として古くから栄えてきました。また、寒流と暖流が交わる福井県沖は越前がにや若狭ガレイなど海産物の宝庫。(一社)福井環境研究開発では、海に親しみ、大切にする心を育む運動を進めています。

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

https://uminohi.jp/

ガクイチNEWS

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦! “唐津ミツバチプロジェクト”を発足した生徒にインタビュー!

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦...

左から:佐賀県立唐津南高等学校 食品流通科 奈切蓮華さん(3年)、野﨑宙奈さん(3年)   故郷を未来に残すために、自然を活かした魅力を創出! 佐賀県立唐津南高等学校と相知町横枕地区の住民が協力して活動している“唐津ミツバチプロジェクト”。プロジェクトの立ち上げメンバーでもある唐津南高校3年生の奈切さんと野﨑さんは、ニホンミツバチの養蜂をはじめ、横枕地区の花植えや外国人向けの農業体験ツアーなど、横枕地区の自然を活かした魅力作りに取り組んでいます。今回は養蜂に青春を捧げる、奈切さんと野﨑さんに話を聞きました。 —唐津ミツバチプロジェクトの活動内容を教えてください。 奈切:唐津ミツバチプロジェクトでは、佐賀県相知町の横枕地区でニホンミツバチの養蜂を行っています。巣箱の製作や清掃など養蜂に関することはもちろんですが、それ以外にもひまわりの種や花を植えたりなど、横枕地区の自然を活かした地域を盛り上げる活動もしています。また、昨年度は自分たちで採蜜したハチミツを使った和菓子教室を開催しました。横枕地区は、環境省の『自然共生サイト』に認定されている区域なんです。『自然共生サイト』の情報を見て来訪される外国人の方向けに、観光と農業を組み合わせたツアーなども行っています。 ▲地域住民の方たちと巣箱を設置している様子。 ▲巣箱清掃の様子。   —唐津ミツバチプロジェクト発足の経緯を教えてください。 奈切:相知町の横枕地区は、山に囲まれ、厳木川(きゅうらぎがわ)という綺麗な川が流れている自然が豊かなところです。しかし住んでいる方の多くは70歳を超えており、若い人が少なくて。10年後、20年後には横枕地区自体がなくなってしまうのではないかと思い、横枕地区を未来に残すためには新しい魅力を作ることが大事だと考えました。そこでまずは佐賀県で養蜂を行っている方が少ないというところに着目して。養蜂であれば花や植物がたくさんある地域の特徴を活かすこともできると思い、2023年にプロジェクトを発足しました。   —初めて養蜂に挑戦した感想を教えてください。 奈切:養蜂となると至近距離で蜂と接しなければいけないため、最初は怖かったです。一度間違えて巣箱を開けてしまい、巣箱から大量に蜂が出てきたことがあって。刺されるのではないかと覚悟しましたね(笑)。でも今は楽しいです! この活動を始めていろいろな方と関わることが増え、「こんな活動をしていたんだ、すごい」と言ってくれる方もいて、魅力を伝えられてよかったなと思います。 野﨑:私も最初は怖かったのですが、活動をしていくうちに“私たちがやらなきゃ”と思うようになって。横枕地区は高齢の方が多いので、私たちが先陣を切って魅力を発信していこうという責任感が生まれました。   —昨年9月に初めて採蜜を行ったそうですが、その時の感想を教えてください。...

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクが 高校生と一緒にふるさと納税返礼品を開発!

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラス...

  高校生の若い視点や発想は、地域の魅力を再発見する可能性を秘めている     “自立した持続可能な地域を作る”というビジョンを掲げる株式会社トラストバンクは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」事業をはじめ、地域外から地域内にお金を循環させる事業、地域内でお金を循環させる事業など、ビジョンに基づいたさまざまな事業を展開しています。2024年8月には高校や大学などの教育現場と民間企業が協力する産学連携の取り組みの一環として、高校生と一緒に商品開発を行う新しいプログラムを開始! このプログラムは、高校生が主体的に地域の特産品や商品開発に関わることで、地元愛や将来への関心・意欲を高めることを目指し、地域の課題解決やキャリア形成の機会づくりとして企画されました。  プログラムの第一回には、岩手県立西和賀高等学校の3年生の生徒たちが参加! 西和賀町の食や特産品・工芸などそれぞれが興味のあるものをピックアップし、新しい商品アイデアや情報発信の方法などの企画立案をしました。企画をまとめる過程では、町内事業者をはじめとする地域の人たちと関わり合いながら、内容をブラッシュアップ。企画発表会にて、選ばれたアイデアは、事業者と協働し商品化を目指します。提案のうち、西和賀町で昔から受け継がれてきたビスケットに衣をつけて揚げた郷土食「ビスケットの天ぷら」の商品化に取り組むことに。最新の冷凍技術を使ってできたてのおいしさを再現、全国にお届けできる商品として秋の発売を目標に取り組んでいます。商品化が決定した際には、「ふるさとチョイス」の西和賀町ふるさと納税返礼品として取り扱う他、ECサイト「めいぶつチョイス」で販売予定となっています。  また今年度はすでに、島根県立浜田高等学校と、北海道導津高等学校の2校で商品開発プログラムを実施。トラストバンクの地域創生エバンジェリストの伊藤健作さんは、「未来を担う高校生と一緒に商品開発に取り組むことは、トラストバンクとしても深い意義を感じている。高校生たち若い世代の視点や発想は、地域の魅力を再発見したり、私たちでは出せなかったアイデアを出す可能性を秘めている。高校生が主体的に地域に関わり、課題や魅力を見つけ出す経験を通して、将来的に地域を支える人材へ成長してもらえることを期待している」と語ります。トラストバンクでは今後も、全国の高校生と一緒に商品開発に取り組んでいく予定です。    ▲西和賀町の郷土食『ビスケットの天ぷら』   ▲実際に自分たちでビスケットの天ぷらを揚げている様子   ▲最終発表会でのプレゼンテーションの様子   ▲商品化に向けて、町内事業者の方と試作している様子     \地域創生エバンジェリスト・伊藤健作さんからメッセージ/...

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