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卒業しても、諦めなかった。諫早商業高校生の想いが、老舗の技と地元の恵みを結んだ。紅天神(べにてんじん)のにんじん生どら焼き

2026.04.24
卒業しても、諦めなかった。諫早商業高校生の想いが、老舗の技と地元の恵みを結んだ。紅天神(べにてんじん)のにんじん生どら焼き

長崎・諫早のブランドにんじん「紅天神」× 創業215年杉谷本舗の職人技 × 高校生のアイデア 歴史と地元の恵みが出会った、諫早生まれの新名物スイーツ

■ ストーリー ―― 偶然の出会いと、諦めない3人が生んだ新名物

(1)探求 ―― 諫早にしかない素材を、探していた(2025年初夏)

2025年初夏。たちばな信用金庫主催「ビジネス活性化プロジェクト Can Show」が始まり、諫早商業高校の松尾日和さん・山口凛寧さん・秋山結楽さんの3名が実習先として杉谷本舗を選びました。

3人のテーマは明確でした。「諫早の素材を使いたい。でも、ありきたりじゃなく、ここにしかない味にしたい」。その答えを探していたとき、達成社長(杉谷本舗)が東京のイベントで偶然出会ったのが、たきキャロットファームの「紅天神」でした。にんじんの臭みがなく、それでいて味が強くさわやかに甘い——3人が求めていた「諫早にしかない素材」が、ここにありました。

 

(2) 試行錯誤 ―― キャロットカステラから、生どら焼きへの発想転換

高校生たちは最初、「キャロットケーキ」をモチーフにしたキャロットカステラに挑戦しました。しかし、にんじんの風味がまったく生かせず、素材の良さが伝わらないと行き詰まります。

転機は、杉谷本舗の生どら焼きを食べた高校生のひとことでした。「これに紅天神を合わせられないか?」。カステラから生どら焼きへの発想の転換が、商品の突破口となりました。

 

(3) 発表と継続 ―― 授業が終わっても、3人は動き続けた(2026年1月〜)

2026年1月の授業発表には商品完成が間に合いませんでした。しかし3人は諦めませんでした。その取り組みはニュース番組でも取り上げられ、地元の注目を集めます。

 

(4)授業は終わった。卒業もした。それでも、3人は動き続けた。

2026年3月に諫早商業高校を卒業し、それぞれ進学・就職と新たな道を歩み始めた後も、「せっかくいいものができているのだから、最後までやりたい」という気持ちを持ち続け、プロジェクトを継続。ついに商品発売の実現へとこぎつけました。

諫早商業高校2026年3月卒業の3人

複数の配合を試して美味しいバランスを探し当てます

紅天神の生どら焼きが誕生した瞬間です

紅天神のシロップ煮をたっぷりとサンドします

 

■ 商品の特徴・お味について

杉谷本舗のカステラ職人が焼き上げたしっとりした生地に、ホイップクリーム&小倉あん・紅天神シロップ煮を重ねた二層仕立ての生どら焼きです。

にんじんらしさがある。でも、にんじん嫌いでも食べられる。

それが、紅天神のにんじん生どら焼きの味です。

 

● 口に入れると、にんじんらしい風味と食感がしっかり感じられる

● でも、くさみや苦みがない。紅天神ならではの自然な甘さだけが広がる

● 「にんじんが嫌い」という方でも、不思議とおいしく食べられると好評

● ホイップクリームと小倉あんの二層が紅天神の甘さを引き立て、全体がひとつにまとまっている

● 杉谷本舗のカステラ職人が焼き上げた皮は、カステラのようにしっとりとしながらもふわふわ。その皮が具材と見事な一体感を生み出している

鮮やかなニンジンの赤オレンジとホイップ&小倉クリーム餡のコントラストが映えます

今回のプロジェクトを表現する

杉谷本舗

 ×

諫早商業高校

 ×

滝商店(たきキャロットファーム)

をパッケージに反映させました。

 

■ 杉谷本舗について ―― 江戸文化8年(1811年)創業、215年の歴史

長崎県諫早は、諫早湾の干拓地に広がる県随一の米どころ。杉谷本舗は初代・杉谷孫六が「真心込めたお菓子づくり」を掲げ、この地に1811年(江戸文化8年)にのれんをあげた老舗菓子店です。

創業以来200余年にわたり、諫早の伝統菓子「おこし」を守り続けながら、カステラ・どら焼き・洋菓子など幅広いお菓子を手がけてきました。現在は八代目・達成氏が「真心・伝統・革新」を軸に店を引き継いでいます。

 

主な実績・受賞

1965年(昭和40年) 三笠宮夫妻、本店にご来店   

1996年(平成8年)皇太子夫妻(現天皇皇后両陛下)の長崎訪問の際にご来店。諫早おこしを献上

2017〜2020年 五三焼カステラ・プレミアム・ショコラがモンドセレクション金賞を連続受賞

2025年 第28回  全国菓子大博覧会・北海道(菓子博2025)にて金菓賞受賞(レモングラスカステラ)

※その他受賞歴多数

  

■ 素材「紅天神(べにてんじん)」について

紅天神は、長崎県諫早市のたきキャロットファームが橘湾を望む「天空のにんじん畑」で栽培するブランドにんじんです。タキイ種苗の赤色品種「京くれない」をベースに開発されたオリジナルブランドで、鮮やかな紅色と濃くさわやかな甘さが特徴。臭みが少なく、生のままでも食べやすいと評判です。

福岡・神戸・大阪の市場へも出荷されており、農薬・化学肥料の使用量を県の慣行基準の半分以下に抑えた特別栽培で生産されています。諫早市のふるさと納税返礼品としても人気を集めるブランド農産物です。

 

約15倍 一般にんじんと比較したリコピン含有量     

約2倍 一般的なトマトと比較したリコピン含有量

W搭載 リコピン+βカロテン両方を含む希少な品種

  

リコピンは高い抗酸化作用を持ち、カロテンの2倍・ビタミンEの100倍もの活性酸素除去力があるとされています。美容・健康面からも注目される成分で、紅天神はこのリコピンとβカロテンの両方を豊富に含む希少なにんじんです。

 

■ 商品概要

商品名

紅天神のにんじん生どら焼き(べにてんじんのにんじんなまどらやき)

価格

税込 320円

製造元

有限会社杉谷本舗(長崎県諫早市) 

素材

紅天神(たきキャロットファーム産)
カステラ職人が作ったどら焼き皮

内容

ホイップクリーム&小倉あ餡

紅天神シロップ煮 の二層仕立て生どら焼き

発案

諫早商業高校 松尾日和・山口凛寧・秋山結楽(2026年3月卒業)

販売開始

2026年4月25日(土)

 

■ 販売計画

先行発売ー2026年4月25日(土)・26日(日)

諫早市 道の駅「251いいもりじゃがーロード」 新じゃが祭りにて先行販売

2026年5月2日(土)〜 GW

杉谷本舗「おこしの日」売り出し(5月2日〜)にて本格販売開始

杉谷本舗  本店 長崎県諫早市八坂町6-10 

 

■ 関係者コメント

松尾日和 諫早商業高校(2026年3月卒業)

このプロジェクトを通して商品開発の難しさを知りました。商品を決めるところからとても難しく、1回目の商品では上手くいかず2回目で今回のどら焼きになりました。中のクリームなどの味決めにも苦戦しました。使う材料が決まってもそこから味の調節もあり、色々な悩みがありました。でも、お客様のことを考えながら商品を作るという、商品開発の素晴らしさも知ることができました。

山口凛寧 諫早商業高校(2026年3月卒業)

限られた時間の中でも商品開発に挑戦できたことは、とても貴重な経験でした。杉谷本舗様と滝キャロットファームの滝さんと連携しながら意見を出し合い、試作や改善を重ねる中で大変さもありましたが、3人で協力して取り組むことができました。

特に試作の成功は印象的で、大きな達成感を得られました。この経験を今後の大学生活にも活かしていきたいです。

秋山結楽 諫早商業高校(2026年3月卒業) 

紅天神の良さを活かして新しい商品を作りたいという思いで取り組みました。試作を重ねる中で、味や見た目のバランスを整えることに苦労しましたが、チームで意見を出し合いながら改善できたのが良かったです。

実際に食べてみて、甘みや風味がしっかり感じられ、自分たちらしい商品になったと感じました。ものづくりの大変さと楽しさの両方を学ぶことができました。

滝 遥貴 たきキャロットファーム(滝商店株式会社)

はじまりは、1年前に東京で行われたイベントでした。撤収作業中に杉谷社長が偶然立ち寄ってくださったあの時は、まさか紅天神が「どら焼き」になるとは想像もしていませんでした。

弊社自慢のにんじんの魅力を、杉谷本舗様と諫早商業高校の皆さんが自由な発想で新しい形にしてくださいました。本商品に関わってくださったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。

若い感性と熟練の技術が重なって生まれたこの一品が、これから多くの方に「新しい美味しさ」として届くことを、にんじんどら焼きのファンの一人としてとても楽しみにしております。

 杉谷達成 杉谷本舗 八代目

諫早商業高校の3人が持ってきてくれたアイデアと情熱に、感化されました。若い感性が「紅天神をどら焼きにしたい」という発想を持ってきてくれなければ、この組み合わせは生まれていなかったと思います。

さらに、東京のイベントでのたきキャロットファームさんとの偶然の出会いが重なって、今回のコラボが実現しました。こんな縁のつながり方があるのかと驚いています。

215年続く技を守るだけでなく、こうした新しい取り組みをもっと続けていきたい。諫早にはまだまだ埋もれている魅力がある。それを形にしていくことが、これからの杉谷本舗の役割だと感じています。

 

 

杉谷本舗 橘店 〒854-0126 長崎県諫早市松里町1574-1

TEL:0957-28-2277  Email:info@sugitanihonpo.co.jp

URL:https://sugitanihonpo.co.jp/

紅天神のにんじん生どら焼き ©2026 杉谷本舗 × 諫早商業高校 × たきキャロットファーム

ガクイチNEWS

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦! “唐津ミツバチプロジェクト”を発足した生徒にインタビュー!

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左から:佐賀県立唐津南高等学校 食品流通科 奈切蓮華さん(3年)、野﨑宙奈さん(3年)   故郷を未来に残すために、自然を活かした魅力を創出! 佐賀県立唐津南高等学校と相知町横枕地区の住民が協力して活動している“唐津ミツバチプロジェクト”。プロジェクトの立ち上げメンバーでもある唐津南高校3年生の奈切さんと野﨑さんは、ニホンミツバチの養蜂をはじめ、横枕地区の花植えや外国人向けの農業体験ツアーなど、横枕地区の自然を活かした魅力作りに取り組んでいます。今回は養蜂に青春を捧げる、奈切さんと野﨑さんに話を聞きました。 —唐津ミツバチプロジェクトの活動内容を教えてください。 奈切:唐津ミツバチプロジェクトでは、佐賀県相知町の横枕地区でニホンミツバチの養蜂を行っています。巣箱の製作や清掃など養蜂に関することはもちろんですが、それ以外にもひまわりの種や花を植えたりなど、横枕地区の自然を活かした地域を盛り上げる活動もしています。また、昨年度は自分たちで採蜜したハチミツを使った和菓子教室を開催しました。横枕地区は、環境省の『自然共生サイト』に認定されている区域なんです。『自然共生サイト』の情報を見て来訪される外国人の方向けに、観光と農業を組み合わせたツアーなども行っています。 ▲地域住民の方たちと巣箱を設置している様子。 ▲巣箱清掃の様子。   —唐津ミツバチプロジェクト発足の経緯を教えてください。 奈切:相知町の横枕地区は、山に囲まれ、厳木川(きゅうらぎがわ)という綺麗な川が流れている自然が豊かなところです。しかし住んでいる方の多くは70歳を超えており、若い人が少なくて。10年後、20年後には横枕地区自体がなくなってしまうのではないかと思い、横枕地区を未来に残すためには新しい魅力を作ることが大事だと考えました。そこでまずは佐賀県で養蜂を行っている方が少ないというところに着目して。養蜂であれば花や植物がたくさんある地域の特徴を活かすこともできると思い、2023年にプロジェクトを発足しました。   —初めて養蜂に挑戦した感想を教えてください。 奈切:養蜂となると至近距離で蜂と接しなければいけないため、最初は怖かったです。一度間違えて巣箱を開けてしまい、巣箱から大量に蜂が出てきたことがあって。刺されるのではないかと覚悟しましたね(笑)。でも今は楽しいです! この活動を始めていろいろな方と関わることが増え、「こんな活動をしていたんだ、すごい」と言ってくれる方もいて、魅力を伝えられてよかったなと思います。 野﨑:私も最初は怖かったのですが、活動をしていくうちに“私たちがやらなきゃ”と思うようになって。横枕地区は高齢の方が多いので、私たちが先陣を切って魅力を発信していこうという責任感が生まれました。   —昨年9月に初めて採蜜を行ったそうですが、その時の感想を教えてください。...

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  高校生の若い視点や発想は、地域の魅力を再発見する可能性を秘めている     “自立した持続可能な地域を作る”というビジョンを掲げる株式会社トラストバンクは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」事業をはじめ、地域外から地域内にお金を循環させる事業、地域内でお金を循環させる事業など、ビジョンに基づいたさまざまな事業を展開しています。2024年8月には高校や大学などの教育現場と民間企業が協力する産学連携の取り組みの一環として、高校生と一緒に商品開発を行う新しいプログラムを開始! このプログラムは、高校生が主体的に地域の特産品や商品開発に関わることで、地元愛や将来への関心・意欲を高めることを目指し、地域の課題解決やキャリア形成の機会づくりとして企画されました。  プログラムの第一回には、岩手県立西和賀高等学校の3年生の生徒たちが参加! 西和賀町の食や特産品・工芸などそれぞれが興味のあるものをピックアップし、新しい商品アイデアや情報発信の方法などの企画立案をしました。企画をまとめる過程では、町内事業者をはじめとする地域の人たちと関わり合いながら、内容をブラッシュアップ。企画発表会にて、選ばれたアイデアは、事業者と協働し商品化を目指します。提案のうち、西和賀町で昔から受け継がれてきたビスケットに衣をつけて揚げた郷土食「ビスケットの天ぷら」の商品化に取り組むことに。最新の冷凍技術を使ってできたてのおいしさを再現、全国にお届けできる商品として秋の発売を目標に取り組んでいます。商品化が決定した際には、「ふるさとチョイス」の西和賀町ふるさと納税返礼品として取り扱う他、ECサイト「めいぶつチョイス」で販売予定となっています。  また今年度はすでに、島根県立浜田高等学校と、北海道導津高等学校の2校で商品開発プログラムを実施。トラストバンクの地域創生エバンジェリストの伊藤健作さんは、「未来を担う高校生と一緒に商品開発に取り組むことは、トラストバンクとしても深い意義を感じている。高校生たち若い世代の視点や発想は、地域の魅力を再発見したり、私たちでは出せなかったアイデアを出す可能性を秘めている。高校生が主体的に地域に関わり、課題や魅力を見つけ出す経験を通して、将来的に地域を支える人材へ成長してもらえることを期待している」と語ります。トラストバンクでは今後も、全国の高校生と一緒に商品開発に取り組んでいく予定です。    ▲西和賀町の郷土食『ビスケットの天ぷら』   ▲実際に自分たちでビスケットの天ぷらを揚げている様子   ▲最終発表会でのプレゼンテーションの様子   ▲商品化に向けて、町内事業者の方と試作している様子     \地域創生エバンジェリスト・伊藤健作さんからメッセージ/...

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