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一粒の種から、未来の海へ。江田島でアマモの種子62,780粒を回収——高校生と地域が力を合わせ、海のゆりかご再生へ

2026.08.22
一粒の種から、未来の海へ。江田島でアマモの種子62,780粒を回収——高校生と地域が力を合わせ、海のゆりかご再生へ

魚や小さな生きものを育む“海のゆりかご”アマモ場の再生に向け、種子の回収・選別・保存を行いました。

広島県江田島市を拠点に、海岸清掃やアマモ場の再生、学びの場づくりを通じて持続可能な里海づくりに取り組む「えたじま未来の海づくり大作戦」(運営:一般社団法人フウド、代表理事:後藤峻)は、2026年7月24日(金)、広島県水産海洋技術センターにて、アマモの種子回収・精製・保存作業を行いました。

 

今回の作業には、一般社団法人フウドのメンバーに加え、ひろしまNPOセンター、大柿高校の生徒3名と校長先生、地域おこし協力隊、地域企業など、総勢13名が参加。

 

5月に特別採捕した約600本のアマモから、推定62,780粒の種子を回収しました。昨年の約16,700粒を大きく上回る成果となりました。

 

“海のゆりかご”を育むアマモ

アマモは、海の中で群落(アマモ場)をつくる海草です。

アマモ場には、魚やエビ、カニなど多くの生きものが集まり、身を隠したり、卵を産んだり、成長したりします。そのため、アマモ場は「海のゆりかご」とも呼ばれています。

 

私たちは、こうした豊かな海の環境を未来へつなぐため、アマモ場の再生・造成に取り組んでいます。

今回は、5月に特別採捕した約600本のアマモを水槽で追熟させ、種子が成熟したタイミングで回収しました。

水槽内で追熟していた約600本のアマモ

水槽の底には多くの種子

 

約600本のアマモから、62,780粒の種子

枯れたアマモから種子を取り出す作業は、種子だけを残すための細かな選別作業です。

海水を流しながら何度もふるいにかけ、葉の断片や石、小さな生きものなどを取り除きます。

さらに、飽和食塩水を使って種子の比重の違いを利用し、軽く未熟な種子を取り除いて、充実した種子を選別しました。

みんなで手分けして作業

何度もするうちに作業にも慣れ、種子だけの回収ができた

 

最後に種子の量を計測したところ、

総量:860ml
推定総数:62,780粒

という結果に。

 

昨年の約16,700粒と比べ、約3.7倍の種子を回収することができました。

回収した種子は7本の保存瓶に分け、インキュベーターで低温保存。今後、発芽試験や育苗、アマモの種まきなどに活用していきます。

 

種子の回収から選別、保存までの詳しい作業の様子は、活動ブログで紹介しています。

▶ [アマモ種子回収・精製・保存作業の詳細はこちら]

 

大柿高校の生徒たちも、海の未来づくりに参加

今回の活動には、江田島市唯一の高校である大柿高校の生徒3名も参加しました。

最初は戸惑いながらも、種子の選別や計量など、それぞれの作業を分担。最後には、1ccあたりの種子の粒数を実際に数える作業にも取り組みました。

作業を手伝う大柿高校生

メスシリンダー1cc分アマモの種子をトレイに移し数えます

 

結果は1ccあたり73粒。

大量のアマモの種子を実際に手に取り、選別し、数えることで、地域の海を守る活動を身近に感じてもらう機会となりました。

海の環境を守るためには、海のことを知り、実際に触れ、関わる人を増やしていくことが大切です。

 

豊かな海を、未来へつなぐために

今回回収した62,780粒の種子が、すべてアマモに育つわけではありません。

それでも、一粒一粒が、未来のアマモ場につながる可能性を持っています。

アマモ場が広がれば、そこに生きものが集まり、育ち、豊かな海の循環が生まれていきます。

種子の上に活性炭を入れる

今年は7瓶になりました

 

私たちは、アマモ場の再生・造成だけでなく、海岸清掃や学びの場づくりを通じて、「海を知り、海を守り、未来へつなぐ人」を地域に増やしていきたいと考えています。

今回のように、地域の高校生、企業、NPO、行政など、さまざまな人が一緒に海に関わることも、その大切な一歩です。

 

「海の環境について学んでみたい」
「活動に参加してみたい」
「地域の海を応援したい」
「活動を支援したい」

 

そんな一人ひとりの思いが、未来の海をつくる力になります。

一緒に、一粒の種から未来の海を育てていきませんか。

 

【活動概要】

活動名:海のゆりかご大作戦(アマモ種子回収・精製・保存作業)

開催日:2026年7月24日(金)10:00~13:30

会場:広島県水産海洋技術センター

参加者:13名

採取・追熟したアマモ:約600本

回収したアマモ種子:860ml/推定62,780粒

種子の活用予定:発芽試験、育苗ポットでの育成、アマモ種まきイベントなど

指導:水産海洋技術センター 相田 聡さん、戸田 竜也さん


■ 団体概要

団体名: 一般社団法人フウド

所在地: 広島県江田島市沖美町畑997-2

主な活動内容: えたじま海ごみゼロ作戦(海岸清掃)、海のゆりかご作戦(アマモ場再生・調査研究)、学びの場づくり(出前授業・企業連携)

公式HP: https://etajima-umi.net/

 

■ ご相談・お問い合わせ先

お問い合わせフォーム:

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd-Z2gYl4OTINcEsR93UQWOSTcjySx48sVv6sHCCzlrvHh-PA/viewform

ガクイチNEWS

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦! “唐津ミツバチプロジェクト”を発足した生徒にインタビュー!

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦...

左から:佐賀県立唐津南高等学校 食品流通科 奈切蓮華さん(3年)、野﨑宙奈さん(3年)   故郷を未来に残すために、自然を活かした魅力を創出! 佐賀県立唐津南高等学校と相知町横枕地区の住民が協力して活動している“唐津ミツバチプロジェクト”。プロジェクトの立ち上げメンバーでもある唐津南高校3年生の奈切さんと野﨑さんは、ニホンミツバチの養蜂をはじめ、横枕地区の花植えや外国人向けの農業体験ツアーなど、横枕地区の自然を活かした魅力作りに取り組んでいます。今回は養蜂に青春を捧げる、奈切さんと野﨑さんに話を聞きました。 —唐津ミツバチプロジェクトの活動内容を教えてください。 奈切:唐津ミツバチプロジェクトでは、佐賀県相知町の横枕地区でニホンミツバチの養蜂を行っています。巣箱の製作や清掃など養蜂に関することはもちろんですが、それ以外にもひまわりの種や花を植えたりなど、横枕地区の自然を活かした地域を盛り上げる活動もしています。また、昨年度は自分たちで採蜜したハチミツを使った和菓子教室を開催しました。横枕地区は、環境省の『自然共生サイト』に認定されている区域なんです。『自然共生サイト』の情報を見て来訪される外国人の方向けに、観光と農業を組み合わせたツアーなども行っています。 ▲地域住民の方たちと巣箱を設置している様子。 ▲巣箱清掃の様子。   —唐津ミツバチプロジェクト発足の経緯を教えてください。 奈切:相知町の横枕地区は、山に囲まれ、厳木川(きゅうらぎがわ)という綺麗な川が流れている自然が豊かなところです。しかし住んでいる方の多くは70歳を超えており、若い人が少なくて。10年後、20年後には横枕地区自体がなくなってしまうのではないかと思い、横枕地区を未来に残すためには新しい魅力を作ることが大事だと考えました。そこでまずは佐賀県で養蜂を行っている方が少ないというところに着目して。養蜂であれば花や植物がたくさんある地域の特徴を活かすこともできると思い、2023年にプロジェクトを発足しました。   —初めて養蜂に挑戦した感想を教えてください。 奈切:養蜂となると至近距離で蜂と接しなければいけないため、最初は怖かったです。一度間違えて巣箱を開けてしまい、巣箱から大量に蜂が出てきたことがあって。刺されるのではないかと覚悟しましたね(笑)。でも今は楽しいです! この活動を始めていろいろな方と関わることが増え、「こんな活動をしていたんだ、すごい」と言ってくれる方もいて、魅力を伝えられてよかったなと思います。 野﨑:私も最初は怖かったのですが、活動をしていくうちに“私たちがやらなきゃ”と思うようになって。横枕地区は高齢の方が多いので、私たちが先陣を切って魅力を発信していこうという責任感が生まれました。   —昨年9月に初めて採蜜を行ったそうですが、その時の感想を教えてください。...

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクが 高校生と一緒にふるさと納税返礼品を開発!

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  高校生の若い視点や発想は、地域の魅力を再発見する可能性を秘めている     “自立した持続可能な地域を作る”というビジョンを掲げる株式会社トラストバンクは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」事業をはじめ、地域外から地域内にお金を循環させる事業、地域内でお金を循環させる事業など、ビジョンに基づいたさまざまな事業を展開しています。2024年8月には高校や大学などの教育現場と民間企業が協力する産学連携の取り組みの一環として、高校生と一緒に商品開発を行う新しいプログラムを開始! このプログラムは、高校生が主体的に地域の特産品や商品開発に関わることで、地元愛や将来への関心・意欲を高めることを目指し、地域の課題解決やキャリア形成の機会づくりとして企画されました。  プログラムの第一回には、岩手県立西和賀高等学校の3年生の生徒たちが参加! 西和賀町の食や特産品・工芸などそれぞれが興味のあるものをピックアップし、新しい商品アイデアや情報発信の方法などの企画立案をしました。企画をまとめる過程では、町内事業者をはじめとする地域の人たちと関わり合いながら、内容をブラッシュアップ。企画発表会にて、選ばれたアイデアは、事業者と協働し商品化を目指します。提案のうち、西和賀町で昔から受け継がれてきたビスケットに衣をつけて揚げた郷土食「ビスケットの天ぷら」の商品化に取り組むことに。最新の冷凍技術を使ってできたてのおいしさを再現、全国にお届けできる商品として秋の発売を目標に取り組んでいます。商品化が決定した際には、「ふるさとチョイス」の西和賀町ふるさと納税返礼品として取り扱う他、ECサイト「めいぶつチョイス」で販売予定となっています。  また今年度はすでに、島根県立浜田高等学校と、北海道導津高等学校の2校で商品開発プログラムを実施。トラストバンクの地域創生エバンジェリストの伊藤健作さんは、「未来を担う高校生と一緒に商品開発に取り組むことは、トラストバンクとしても深い意義を感じている。高校生たち若い世代の視点や発想は、地域の魅力を再発見したり、私たちでは出せなかったアイデアを出す可能性を秘めている。高校生が主体的に地域に関わり、課題や魅力を見つけ出す経験を通して、将来的に地域を支える人材へ成長してもらえることを期待している」と語ります。トラストバンクでは今後も、全国の高校生と一緒に商品開発に取り組んでいく予定です。    ▲西和賀町の郷土食『ビスケットの天ぷら』   ▲実際に自分たちでビスケットの天ぷらを揚げている様子   ▲最終発表会でのプレゼンテーションの様子   ▲商品化に向けて、町内事業者の方と試作している様子     \地域創生エバンジェリスト・伊藤健作さんからメッセージ/...

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