- 社会問題
10年連続で過去最多となった不登校の子どもたちがカフェをオープン!社会で生きる力を身に付ける・フリースクールに通う不登校を経験した子どもたちが自ら店員になるカフェをオープンします
NPO法人ここ(事務所:大阪府吹田市)は、2023年10月26日(木)にフリースクールここ淡路校【ういるも】にて5回目の「かろーぐカフェ」をオープンします。店員は小学3年生から中学3年生の約10名の不登校を経験した子どもたちです。メニュー開発や広報などを1カ月間かけて準備し、当日はホール・ドリンカー・フード・レジ全てを子どもが担当します。 10年連続過去最多を更新し続ける不登校の子どもたちの背景は… 2022年度、増え続ける不登校の子どもたちは過去最多の約30万人となりました。当フリースクールに通う子たちは、いじめや貧困・発達障がいや精神疾患・虐待などが背景にあり学校に通いたくても通えなくなった子どもたちが多く、彼らの中には同級生や地域の方々の目が気になり外で遊ぶことが困難な子もおり、コロナ禍で休校措置となった3カ月は「もう無理や、家族を傷つけてしまう」「家にいるのは限界、なんとか助けてほしい」と悲痛な声を何度も聞いてきました。 中には、自らが不登校となったことで、否定され続け自己肯定感を失い、「私はダメな子なの?こんなにしんどいのに大人は誰もわかってくれない。死んだ方がマシだ」と直接電話で相談をしてくれた子もいました。2022年度の子どもの自殺も過去2番目の多さとなり予断を許さない状況が続く中、子どもと同じように保護者の社会的孤立の問題もあります。 これらの社会課題の解決のために、①保護者の方々の交流の場として②子どもたちの生きる力を育む場として③不登校への偏見や差別を無くす場として地域に根差すため、フリースクールの子どもたちがカフェをオープンします。 イベント名:かろーぐカフェ 開催日時:2023年10月26日(木) 開催場所:大阪府大阪市東淀川区菅原5-9-8(フリースクールここ淡路校【ういるも】1階カフェスペース 主催:NPO法人ここ NPO法人ここ (所在地:大阪府吹田市内本町1-19-7 代表者:三科元明) 不登校を経験した子どもたちが、行政の不登校支援機関(適応指導教室や教育支援センターなど)を卒業した後、高校を中退したりひきこもる現状を受け卒業生の居場所と不登校の子どもたちの学校外の学びの場が必要と感じ2008年に設立に至りました。現在は、小学1年生から高校3年生までの約60名が在籍しています。 事業内容:不登校児童生徒の学習支援・居場所支援・就労支援など。 吹田校【あまかり】、南吹田校【いどばた】、淡路校【ういるも】、阪急吹田校【おりまる】の4か所のフリースクールを運営 URL:https://npokoko.org
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自社所有の船で獲った鮮魚を最速で自社の飲食店や小売店へ!社有船の「辨天丸(べんてんまる)」がいよいよ本格始動、下田港より初漁へ出航。
株式会社SANKO MARKETING FOODSが所有する「辨天丸」が、2023年5月19日、下田港より初漁に向けて出港しました。自分たちで獲ったぴちぴちの鮮魚が、最速で当社の飲食店(「アカマル屋鮮魚店」他)や小売店(「サカナタベタイ MEGAドン・キホーテ本八幡店」)に並びます。漁師社は、生産者とともに歩む『産地活性化プラットフォーマー』を掲げ、課題解決に向けての後継者不足問題、魚食離れなど日本の水産業には多くの課題が横たわっています。SANKO MARKETING FOODSは、生産者とともに歩む『産地活性化プラットフォーマー』を掲げ、課題解決に向けて日本の漁業を生産者の目線を持ちながら、真摯に向き合っていきます。 水産の6次産業化プラットフォームに向けて 遂に出航のとき来たり。船の修繕や研修などの長い道のりを経て、本日午前3時に「辨天丸」が下田港より出航いたしました。今後、この漁船「辨天丸」で獲った魚が、当社の「アカマル屋鮮魚店」や「寿司酒場まるがまる」などの各飲食店舗、本八幡の鮮魚店「サカナタベタイ」に並びます。 「辨天丸」の操業は、一気通貫6次産業化に向けての当社の大きな起点となるとともに、他社が模倣しえないオンリーワンのビジネスモデルになります。 「6次産業=1次産業(漁業)x2次産業(加工)x3次産業(販売・サービス)」 1次産業に他の産業を掛け算して6次産業となっています。 「辨天丸」の初舵を握り、海へ繰り出す男たち この時期は、引き締まった銀色のボディ、縁起のいい‘初物’として知られる初ガツオが旬を迎えています。「辨天丸」の乗組員が一本釣りしてきたこの初ガツオが自社便で、当社の各飲食店のおすすめメニューや売場に並べられます。 今回の初出航を可能にしたのは、飲食事業が主軸であった当社に、産地とのご縁を結んでくださった沼津の鈴木信一氏と我入道漁業協同組合の皆様や下田の関係者のご尽力、そして辨天丸に参加してくれた乗組員のおかげです。当社はこのご縁を大切にし、水産の一気通貫、6次産業化プラットフォームで魚食文化を守り、日本の水産業の発展に貢献してまいります。 株式会社SANKO MARKETING FOODS 【ホームページ】https://www.sankofoods.com/ 【公式オンラインストア「ひとま」】https://hitoma-tuhan.com/ 【Twitter】https://twitter.com/sanko_mf/ 【Instagram】https://instagram.com/sankofoods_official/ 【Youtube】https://www.youtube.com/channel/UCa1U5luhOAUJ149VzlJya7A/ 【水産メディア「 CRAZY ABOUT FISHERY!」】https://crazyaboutfishery.com
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不登校の子どもたちにも、等しい教育の機会を。オンラインフリースクール「シンガク」を開校
近畿圏に学習塾150教室を展開する成基コミュニティグループが、不登校支援を本格化。 総合教育サービス企業グループの成基コミュニティグループの新規事業として、不登校児童・生徒のためのオンラインフリースクール「シンガク」を開校しました。4月には、不登校児童・生徒とその保護者のためのポータルサイト「ツナグバ」もリリースしており、社会課題となっている不登校について全面的なサポートを目指し運営をスタートしています。 ●オンラインフリースクール「シンガク」とは?シンガクでは、学校で学ぶ内容を中心に、オンラインで不登校の子ども達に教育の機会を提供していきます。 無学年式ICT教材「すらら」( https://surala.jp/ )の採用・メタバース教室の開校・出席扱い制度申請支援を行い、不登校の悩み解決を目指します。無学年式教材を活用した5科目中心学習では、お子さんのペースで必要な単元から学習を進めることができます。毎週の個別指導でお子さんの学習をコーチがサポートするため、わからないところの質問はもちろん、不登校であっても学習の遅れを取り戻すことができます。月曜日から金曜日まではメタバース教室を開校しており、学校以外の居場所を提供しています。教科学習だけではなく、道徳やキャリア教育など、学習指導要領を基に学校で学ぶ内容の学習も進めています。 その他には、マインクラフトやフォートナイトなど、ゲームを使って5教科学習(ブロックで漢字や化学式の作成・社会見学など)を行い、「楽しく学ぶ時間」も提供します。▼オンラインフリースクール「シンガク」公式サイトはこちらhttps://www.shingaku-fs.jp/ ●シンガク最大の特徴「出席扱い制度申請サポート」出席扱い制度とは、文部科学省によって定められた、小学生から中学生の不登校児童を対象とした、学校復帰の円滑化を目的として制定された制度です。自宅学習を学校と保護者で協議の上、「出席扱い」として認めてもらうことができます。出席扱い制度を活用することで、「お子さんの自己肯定感の醸成に繋がる」「内申点向上が見込める」「学校復帰の可能性が広がる」などのメリットがあります。令和以降、制度の利用者が急増しており、平成30年の286件から、令和3年には約40.3倍の11,541件まで増加しています。この制度について、「シンガク」の生徒に関しては、無料で申請をサポートいたします。▼出席扱い制度について詳しくはこちらhttps://www.shingaku-fs.jp/syuseki-seido 株式会社成基会社HP:https://www.seiki.co.jp/
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虐待を経験した70名が出演するドキュメンタリー が全編無料公開!自身も当事者の監督「ひとりでも多くの人に知ってもらいたい」
タイトルは“REALVOICE”。「虐待は大人になって終わりじゃない」「過去の自分は救えなくても、未来の子ども達へ繋げ日本を変えたい」という当事者たちの思い。 写真:完成披露上映会の様子。左からメインキャストの阿部紫桜、監督の山本昌子、主題歌を提供した加藤登紀子。 児童虐待を経験し、大人になった今も虐待の後遺症や生きづらさを抱える若者達の声を集めたドキュメンタリー映画”REALVOICE”(87分)が4月に完成しました。監督した山本昌子(30)は自身も虐待を経験した当事者であり「ひとりでも多くの人に知ってもらいたい」という強い思いから、公式サイトとYouTubeで全編無料公開しました。 4月12日に六本木で行われた完成披露上映会では約570人の観客が訪れ、上映後の舞台挨拶ではメインキャストの阿部紫桜(20)と監督した山本の挨拶の他、歌手の加藤登紀子が駆けつけ映画の主題歌として提供した楽曲「この手に抱きしめたい」を披露しました。 ※主題歌「この手にだきしめたい」を歌う加藤登紀子 企画・監督をした山本昌子は、実親からのネグレクトを受け保護され、生後4か月から19歳まで乳児院、児童養護施設、自立援 助ホームで育ちました。 現在は児童養護施設を退所した若者や親を頼ることができない若者の支援を行うボランティア団体「ACHAプロジェクト」の代表を勤めます。 日々たくさんの若者と接する中で、子どもの頃に虐待を受けたことで今も苦しんでいる若者達の現状を知った。「虐待は大人になって終わりじゃない」そう感じた山本は、ボランティア団体を通して繋がりのある全国各地の若者たちのリアルな声をカメラに収め、映画を制作するに至りました。 ※映画について語る監督の山本昌子 ※左から 映画について語る山本昌子、阿部紫桜 <ドキュメンタリー映画「REALVOICE」(87分)> 物語は大きく3つのパートが同時進行する。 虐待環境で育った経験のある全国各地の当事者が出演し、それぞれの思いを語るショートメッセージ。 貧困と虐待の子ども時代を生き抜いた女性が自身の半生を語るロングインタビュー。 子ども時代に虐待で保護され児童心理施設で育った経験を持つ20歳を迎えた大学生が、日常生活の中で自分を虐待した親と向き合う葛藤に密着した物語。 虐待を経験した若者たち、それぞれの思いと生の声をフィルムに刻んだ。 主題歌は加藤登紀子「この手に抱きしめたい」、挿入歌は一青窈「耳をすます」。ミュージシャンの二人は映画のコンセプトに共感し、楽曲を無償提供した。 ◆映画の感想 完成披露上映会に参加した NPO法人「あなたのいばしょ」理事長 大空幸星は映画の感想を寄せています。 ”これは社会的養護出身のこども若者たちを描いた「リアル」な映画です。映画の中で描かれている当事者たちの声はどれも重い。社会の理不尽を浴び続け、自らの状況を達観しているからこそ紡ぎ出される重い言葉。大人たちの綺麗事など通用するはずがありません。社会の制度や法律など高尚な議論の前に、この「リアル」を多くの人に知ってほしいと思います。山本監督により、現代に生きる社会的養護のこども若者たちが置かれた現状が具に描かれています。教育関係者・福祉関係者のみならず、こども若者に関わる全ての人に観てほしい。ここには嘘偽りのない「リアル」があります。” ※写真左 NPO法人「あなたのいばしょ」理事長 大空幸星 ◆”全編無料公開”のポリシー ひとりでも多くの観客に作品を届けたいという思いから、映画“REALVOICE” は同日20時に公式サイトから全編無料公開され、その後YouTubeでも視聴可能となった。 企画のスタート段階よりクラウドファンディングで製作資金を集め、出演者やスタッフも全てボランティアで作られた作品である。多くの人に虐待の現状を知ってもい、当事者の声を届ける事を優先し無料公開に拘った。そのため、今後の上映イベントなども可能な限り無料で行う予定となっている。 <作品情報> タイトル:REALVOICE 完成日:2023年4月1日 尺:87分40秒 企画・監督:山本昌子 監督補・撮影補・編集:西坂來人 音楽:加藤登紀子、一青窈 出演:阿部紫桜、山本あや、他 制作:ACHAプロジェクト 視聴方法 オフィシャルサイトから:https://real-voice.studio.site/ YouTubeから:https://youtu.be/R8LhlmtvBMs 予告編 メインビジュアルとポスター 本編(87分)
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フェアトレード月間である5月に開催するミリオンアクションキャンペーン2023・アンバサダーに吉川ひなのさん、髙梨沙羅さん等10名が就任決定!青山学院大学との産学連携POP-UPショップやトークイベントなど予定
認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン(東京都中央区)は、フェアトレード月間である5月の1か月間に「ミリオンアクションキャンペーン2023」を行います。今年は、フェアトレードに共感した吉川ひなのさん、髙梨沙羅さん、廣瀬俊朗さん、望月理恵さん、堀潤さん、末吉里花さん、四角大輔さん、エバンズ亜莉沙さん、辻井隆行さん、ノイハウス萌菜さんの合計10名が、アンバサダーに就任。より多くの方にフェアトレードのファンになっていただくために、各界で活躍するアンバサダーが、自身の言葉でキャンペーンやフェアトレードについて発信・活動するく他、一部の方にはフェアトレードに関するトークイベントの登壇も予定しています。 また、フェアトレード・ラベル・ジャパン初の取り組みとして、POP-UPショップを渋谷スクランブルスクエアにて開催。POP-UPショップでは青山学院大学総合文化政策学部のフェアトレードラボの学生がセレクトしたフェアトレード商品の販売や、コーヒー2050年問題※をキーワードに企画したメッセージパネルを設置します。メッセージパネルには「あなたが思い描く2050年」をテーマに日本全国の学生や会場に訪れた方々に想いを付箋に書いていただき500名の声を集め展示します。その他、会場ではカップの半分しかコーヒーが入っていない2050年コーヒーも提供します。(POP-UPショップの内容は変更になる可能性があります。詳細はキャンペーンサイトで随時発表していきます。) キャンペーンサイト:https://fairtrade-campaign.com/ ※コーヒー2050年問題とは、世界で消費されるコーヒーの約7割を占めるアラビカ種の栽培に適した土地が、気候変動の影響によって2050年には50%も減少するとも言われる問題です。こうした事態を受け、例えばフェアトレードアフリカでは「気候アカデミー」を開発・提供し、ケニアやエチオピア、タンザニア、ルワンダのコーヒー農家は変わりゆく環境に効果的に対応するために必要となる知識や管理方法などを学んでいます。 <アンバサダー応援コメント> 吉川ひなの(モデル タレント 環境アクティビスト)わたしがフェアトレードを意識するようになったのは、一番上の子の妊娠がきっかけでした。 新しく生まれてくる大切な我が子に、なにを買い与えるべきなのか。それまではなにも考えず、ただかわいいから、こっちのほうが安いからと選んできた全てのものが、実はどこで誰がどんなふうに作っていたものなのか、気になり始めたのです。お店の棚に綺麗に並んでいる野菜やお肉、流行のファッションアイテムを調べてみると、そこには想像を絶する生産背景を持つ商品が数多くあることを知りました。ただかわいいから、安いからと購入してきたことで、見えない人たちや動物を苦しめることに加担してしまっていたなんてと愕然とし、それからは選ぶものを吟味するようになりました。わたしたちひとりひとりが消費に責任を持ち、みんながフェアなものを選ぶだけでも世界は大きく変わっていく。誰もが持っている幸せになる権利を奪うことなく、世界中の人々がフェアに、幸せに暮らせる世の中を目指して、わたしのできることをこれからも続けていこうと思います。人だけでなく環境にも優しいフェアトレードを選ぶことは、未来の地球を守るためにも重要な選択。普段自分のために購入するコーヒーやチョコレートなどはもちろん、友人や家族へのプレゼントにも児童労働や強制労働に関与していない、フェアトレードの商品を贈りたいですね。この素晴らしいフェアトレードのキャンペーンが、もっともっと広まって、よりよい子どもたちの未来を作っていけますように。 髙梨沙羅(女子スキージャンプ選手)私がフェアトレードを意識するようになったのは環境に配慮するコンテンツを見たことがきっかけでした。生産者に適正な賃金が支払われる仕組みや発展途上国の労働環境整備等、地域社会や環境を守りながら、サステナブルな世界の実現への取り組みに感銘を受けました。また、スキージャンプの試合でヨーロッパ各国を転戦するなかで地球温暖化による環境問題を肌で感じています。自然の中で飛べることに感謝して、今起こっている世界の背景をより多くの人に伝えていきたいです。みんなにとって大切な場所を守る為に、環境にも優しいフェアトレードを応援しています。 廣瀬俊朗(元ラグビー日本代表キャプテン/Team Fair Playキャプテン/株式会社HiRAKU代表取締役)消費者として、商品がどのようなルートを辿って、自分の手元まで来たのかを意識して購入することはとても重要だと感じています。その際に、誰かを搾取するのではなく誰かの支援に繋がることの目印となるこの認証はとてもありがたいですね。この認証が無くても、きっちりとしているたくさんの会社、組織があることは認識しておりますが、その一助となりうるのではないかと思います。私も、世の中、誰しもに居場所がある世界ができればと常々かんがえており、TEAM FAIR PLAYというプロジェクトを推進しておりますが、フェアトレード・ラベル・ジャパンさんと共になにか具体的なアクションを起こしながら、その活動を加速してゆきたいと考えています。 望月理恵(株式会社セント・フォース取締役/NPO法人ジャパンハート アドバイザリーボード)普段私たちが口にしているもの、触れているもの。その先には作ってくださる誰かがいます。作られたものが正当な値段で売り買いされ、作り手である人たちの良い暮らしを守るために、私たちには何ができるのか。普段のちょっとした行動で誰かを救うことができ、自分の生活の質も上がるとしたら、やらない理由が見つかりません。NPO法人ジャパンハートの創設者であり、小児外科医の吉岡秀人先生は、医療のないところに医療をと発展途上国の子供たちに無償で活動をしていらっしゃいます。吉岡先生が掲げているのは、「誰もが生まれてきてよかったと思える社会」です。どの地域に産まれても、どんな人種でもどんな性別でも、関係ありません。みんな自分の人生を生きる権利があります。現実を知り、正しい選択をすることにつながるフェアトレードアクションを応援します。そして、それが当たり前の世の中になりますように。 堀潤(ジャーナリスト・映画監督/NPO法人8bitNews代表)世界に目が向くきっかけをつくってくれるのが、フェアトレードに注目する大きな価値の一つだと思っています。手のひらでモノをつくらなくても、何でも完成品が手に入ってしまう日本。いつのまにか、どこで、誰が、どうやってつくっているのか、そんな大切なことさえ、気にならなくなってしまう怖さを実感しています。無自覚のうちに、ひょっとしたら誰かの生きる権利を大きく傷つけているかもしれない。そんなつもりじゃなかったのにと思って後悔する前に、僕は知りたい。応援しています! 末吉里花(一般社団法人エシカル協会代表理事)ようやくパンデミックという長いトンネルを超えて、明るい出口が見えてきたとはいえ、ここ数年の間でも地球の有限性を超えた人間活動による悪影響は続き、途上国に暮らす人々の暮らしはより一層苦しいものになっています。去年、気候変動の影響についてフェアトレードの生産者たちがどのように感じているのかを知る機会がありました。多くの生産者は極端な異常気象の影響をもろに受けており、熱波、洪水、干ばつなどの被害によって多くの人が亡くなり、飲み水や食料を確保するのに困っている、とのこと。フェアトレードの製品を作り続けていくことは非常に大きなチャレンジとなっている、という言葉もあり、ショックを受けました。先進国に暮らす私たちは、気候正義の観点からも、途上国に暮らす人々のために何ができるのかを今一度見つめ直し、すぐにでも実践に移すべきです。そのひとつの有効な方法がフェアトレードです。フェアトレードを応援することは、生産者の生活改善と自立のためだけでなく、実は生産者が暮らす自然環境を再生し、ひいては地球環境をより健全なものにしていくことに繋がるのです。まさにフェアトレードは私たち、そして地球へのギフトなのです!皆さまに楽しみながらキャンペーンに参加をしていただくと、途上国の生産者の支援となり、最終的には私たちがフェアトレードの製品を手にし続けることができます。ぜひご自身へのギフトと思って参加してみてはいかがでしょうか? 四角大輔(執筆家 森の生活者/Greenpeace Japan & 環境省アンバサダー)通常のトレードの大半がアンフェアなため、わざわざ「フェアトレード」と言わなければならない経済システムはどう考えてもおかしい。あなたは、誰かの犠牲の元に安くなっているものを使いたいですか? エバンズ亜莉沙(エシカルコーディネーター)自分自身がまだ幼い頃、地球の裏側では学校に通いたくても通えていない同年代の子がいることを知り、「同じ世界に同じ時に生まれたのになぜこんなにも生活に差があるのだろう?」と、小さいながらに疑問に思っていました。高校生になり、一つの授業を通してその地球の裏側で起きている課題は、直接的に私たち一人一人の日々の選択が影響を与えていたのだと知り、大きな衝撃を受けました。これがわたしにとってのフェアトレードへの出会いのきっかけです。フェアトレードは生産者への「公平/公正」のイメージが強いかもしれませんが、モノを買うことで与える影響がこんなにも大きいことを知らされていないことは、消費者である私たち側にとっても「フェア」ではないと感じざるをえません。まずは知ることが大きな一歩。そして次にそれを”どこかの誰かの問題”ではなく、自分ごと化し、理解すること。選ぶものにより意識を向けることで、ネガティブな影響をポジティブなものに変えられる。そんな選択肢がこれからも増え続け、そして近い未来には当たり前になることを願っています。 辻井隆行 「平等」と「公正」は似て非なる言葉です。平等は全員に同じ条件を当てはめること。例えば、全ての国の従業員に一律の賃金を供与すること。フェアトレードと聞くと、発展途上国に生きる労働者の賃金が安いのは「その国の物価が安いのだから、先進国と同じ賃金を得られないのは仕方がない」と考える方がいるかも知れません。確かに国によって物価は違います。しかし、フェアトレードが求めているのは、そういう意味での平等ではありません。フェアトレードが実現しようとしているのは「公正」です。つまり、結果として全員が同じ”条件”を手に入れること。例えば、毎日の食事を手に入れたり、子どもを学校に通わせたり出来るようになること。フェアトレードの目的の一つは、どこの国であれ、日々を生きるために必要な「生活賃金」が全ての労働者に供与されることです。確かに遠い世界の話ではあります。けれども、例えば、私たちが着る衣類の多くは、バングラデシュやカンボジアといった国の方々が縫製しています。その国の水準に照らしても、人として扱われているとは言い難い、不当に安価な賃金で働かされている労働者も少なくありません。今、日本における衣料品の国内生産率は2%を切っています。つまり、私たちが着るほぼ全ての衣類は、遠い国々に生きる誰かが作っているのです。そうした国々の縫製労働者が作った衣類を日々着ている私たちは、彼ら、彼女たちが苦しい生活を強いられる社会システムを知らず知らずのうちに支えてしまっている場合だってあるのです。賃金以外の条件、つまり、働く人の体に無害な空気、危険が及ぶことのない安全な労働環境、一人一人の尊厳が守られる労使関係についても同じです。それらの条件は、先進国だろうが、発展途上国だろうが、公正であるべきだと私は考えます。 フェアトレードは、不公正な現状を変えるための一つの有効な手段です。日本にいながらにして、遠い国々で私たちの食料や衣類や嗜好品を生産している方々に想いを馳せる。フェアトレードの製品を手に取ることで、自分自身の気持ちだって暖かくなるかも知れません。このキャンペーンをきっかけに、生産者と消費者の両方が幸せを感じられる社会への移行が加速することをお祈りしています。 ノイハウス萌菜(ラジオパーソナリティ / のーぷら No Plastic Japan代表)私が「フェアトレード」という言葉に出会ったのは10代半ばのとき。当時はイギリスに住んでいて、その意味を知ったりマークを目にする機会を重ねられたおかげで、30歳になった今、気づけばフェアトレードマークは私のモノ選びの基準の一つになっています。今回のキャンペーンをきっかけに、代表的なチョコレートやコーヒー以外にどのようなアイテムがフェアトレードで買えるのか、自分の知識を深めていきたいです。そして、今年2人目の子供が産まれました。子供がいると、プレゼントをもらうことも、渡すことも増え、モノ選びに迷うこともしばしば。しかし子育て中の忙しい親同士のギフトや差し入れは高価なものではなくても、紙袋にリボンを付けたり、手書きのカードを添えたりと、ささやかな温かさが感じられるものが多いのです。フェアトレード認証のものをギフトに選ぶことは、リボンや手書きメッセージのような優しさの表現方法だと思っています。大切な人や、日々頑張っている自分へのご褒美を選ぶとき、フェアトレード認証で、地球と社会を守る想いも添えてみるのはどうでしょうか? 開発途上国の女性労働者のサポートや、児童労働問題の解決に貢献するという「フェア」な買い物が、意識しなくても当たり前になっていくことを願います。 <イベント紹介> 【松屋銀座BEAUTIFUL MIND トークイベント開催概要】・場所:松屋銀座1階正面口・期間:2023年4月29日(祝・土)13:00~・登壇者:望月理恵さん、<People Tree>ジェームズ・ミニーさん、フェアトレード・ジャパン事務局長 潮崎真惟子・内容:私たちの生活とフェアトレードの関係、日常の中で私たちができることのヒントなどお話しします 【渋谷スクランブルスクエアPOP-UPショップ開催概要】・場所:渋谷スクランブルスクエア7階 L×7・期間:2023年5月12日(金)~5月23日(火)・テーマ:わたしたちの2050年とフェアトレード・内容:青山学院大学総合文化政策学部フェアトレードラボによるフェアトレード商品販売、「あなたが思い描く2050年」メッセージパネル、2050年コーヒーの提供(予定) 【中南米生産者メンバー来日記念!フェアトレード交流セミナー&パーティー】・日時:2023年5月26日(金)17:00~21:00 ※2部制・場所:City Lab東京(東京都中央区京橋3丁目1-1)・内容:中南米生産者団体の来日メンバーのトークイベントや、交流会ではフェアトレード原料を使用したケータリングをご用意します各イベントの詳細はキャンペーンページでも随時ご紹介していきます。【キャンペーン参考情報】 ■ 1アクションにつき1円を生産者へ寄付 企業・団体からの協賛金を原資として、最終合計アクション数に応じて「1アクション=1円」を途上国の生産者に支援金として送ります。世界各地の生産現場で支援活動を展開するフェアトレード・インターナショナルの生産者ネットワークと連携し、支援プロジェクトの決定や支援金の合計額、プロジェクトの報告など、進捗情報はキャンペーン特設サイトとフェアトレード・ジャパンHPにて発信していきます。アクション数に関しては、フェアトレード商品の購入、#fairtrade2023をつけてSNS投稿、イベント参加など、合計200万アクションを目標としています。 ■ キャンペーン概要 名称:フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2023 キャンペーン期間:5月1日(月)~5月31日(水)※一部4月末実施の関連イベントも含む 参加方法:フェアトレード商品を購入、SNSに#fairtrade2023をつけてフェアトレードに関する内容を投稿、フェアトレードのイベントに参加などフェアトレードに関するアクションを行う ■ キャンペーン協賛・参加団体 <協賛>[▷ゴールドパートナー] イオン株式会社、株式会社オウルズコンサルティンググループ、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、株式会社Innovation Design、HI(NY) [▷シルバーパートナー] 小川珈琲株式会社、住商フーズ株式会社、株式会社トレードワークス、UCCホールディングス株式会社、豊田通商株式会社 [▷ブロンズパートナー] 株式会社アートコーヒー、エスビー食品株式会社、キーコーヒー株式会社、株式会社立花商店、ホットマン株式会社、片岡物産株式会社、楽天グループ株式会社 [▷パートナー] 株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ、株式会社IMAI企画、加藤貿易株式会社、カフェささや【ささや倶楽部】、株式会社キャメル珈琲、九鬼産業株式会社、株式会社神戸珈琲、GOLD CROWN FOODS (EPZ) LTD.、国分グループ本社株式会社、コニカミノルタジャパン株式会社、シーシーエスコーヒー株式会社、有限会社シサム工房、株式会社SKYAH、株式会社鈴商、株式会社スバストラジャパン、ダートコーヒー株式会社、大日本印刷株式会社、館山フェアトレードタウン推進委員会、株式会社タナカバナナ、株式会社デコラージュ、株式会社トーホー、tococo marche、有限会社鳥取珈琲館、日本生活協同組合連合会、有限会社ひぐち、株式会社フェアトレードコットンイニシアティブ、一般社団法人わかちあいプロジェクト、株式会社ワンプラネット・カフェ [▷ウェブ制作協力] 株式会社Been [▷イベント運営協力] 株式会社one <後援>農林水産省、独立行政法人国際協力機構(JICA) <特別協力>アースデイ東京、一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会、一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム <協力>グリーン購入ネットワーク、一般社団法人エシカル協会、一般社団法人日本サステナブル・ラベル協会、フェアトレード学生ネットワーク(FTSN)、いなべ市、熊本市、札幌市、逗子市、名古屋市、浜松市、いなべフェアトレードタウン、逗子フェアトレードタウンの会、はままつフェアトレードタウンネットワーク、フェアトレードシティくまもと推進委員会、フェアトレードタウン金沢推進委員会、フェアトレードタウンさっぽろ戦略会議、フェアトレードタウン世田谷推進委員会、フェアトレードタウン垂井推進委員会、フェアトレードタウンなごや、千葉市フェアトレードタウン推進グループ、フェアトレードむさしの <参加>青山学院大学総合文化政策学部 フェアトレード・ラボ、特定非営利活動法人APLA、石屋製菓株式会社、特定非営利活動法人Wake Up Japan、エシカル・ツキイチ・マルシェ、一般社団法人SDGs大学、こだま食堂、札幌学院大学フェアトレードサークル、世界フェアトレード・デー・なごや実行委員会、一般社団法人Zen2.0、フェアトレードちば、千葉市コミュニティセンターまちづくり共同事業体、千葉商科大学サービス創造学部コミュニティカフェ・プロジェクト、千葉商科大学CUCエシカル学生クラブ、新渡戸文化高等学校、特定非営利活動法人パルシック、フェアトレード推進団体Etica、福山オリエンタルホテル モンローズ、一般社団法人BULAVITY、PRIYO handicrafts、北海道静内高等学校地理総合、明治大学商学部小林尚朗ゼミナール、一般社団法人unisteps、一般社団法人 Raise、学校法人ハリス記念鎌倉幼稚園、Ones'1 Fair Trade、一般社団法人CLUB東福岡アカデミック・アンド・アスリート、桜花学園高校国際キャリアコース(2023.4.25時点)
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- 社会問題
都営地下鉄新宿線内でガールスカウトとマタニティマークのタイアップ広告の掲示を開始
公益社団法人ガールスカウト日本連盟は、都営地下鉄新宿線内にて、マタニティマークとのタイアップ広告の掲示を開始しました。妊産婦さんが公共交通機関等を利用する際に身に付ける「マタニティマーク」タイアップ広告を掲出することで、妊産婦にやさしい環境の実現を応援します。 ◆広告掲出概要・2023年4月1日~2024年3月31日・路線:都営地下鉄新宿線(1編成)・掲載位置:優先席連結部 ◆マタニティマークとは妊婦さんが交通機関等を利用する際に身につけ、周囲に妊婦であることを示しやすくするものです。さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進します。(厚生労働省ホームページより)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/maternity_mark.html ◆妊産婦にやさしい環境の実現のために ガールスカウト日本連盟は、「すべての少女と女性が自分らしく生きられる社会を目指して行動する女性を育てる」ことを目指しています。2021年におこなった女子高校生304人を対象にした調査※では、「将来子どもを産みたい」と回答した人は75%いました。その一方で、残りの25%、4人に1人は産みたくないと考えていることになります。産みたくない理由はさまざまですが、「出産や子育ての負担が重いから」16%、「育児をする社会制度や環境が十分に整っていないから」9%という回答もありました。将来、安心して子どもを産み育てるための支援が得られないかもしれないと、不安に思っている高校生たちがいることが分かります。今春こども家庭庁が発足し、社会全体で子どもを健全に育成するための機運が高まっています。少女と女性の可能性を伸ばすガールスカウトは、マタニティマークへの理解促進を通して、妊産婦さんが心身ともに健康でいられ、安心して子どもを産みはぐくむことのできる社会が実現することを、そして生まれてくる赤ちゃんが健やかに成長できる社会となることを願っています。 ※『「ジェンダー」に関する女子高校生調査報告書2021 自分のからだ』2022年3月 ガールスカウト日本連盟発行ダウンロード・ご購入 https://www.girlscout.or.jp/activities/project/research/ ◆ガールスカウト日本連盟とはガールスカウト運動は152の国と地域に広がる世界最大の女性のための社会教育団体です。少女と女性が自分自身と他の人々の幸福と平和のために、自ら考え、行動できる人材を育成することを目的に、体験を通して少女たちの成長をはぐくんでいます。「自己開発」「人とのまじわり」「自然とともに」の3つを活動のポイントに置き、なにより少女たちの「やりたい!」と思う気持ちを尊重し、挑戦できる機会を提供します。 公益社団法人ガールスカウト日本連盟 https://www.girlscout.or.jp/
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