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FC今治高校 里山校と米・スタンフォード大学が連携 2年目へ 四国初の国際教育プログラム「SPICE」継続実施

2025.11.03
FC今治高校 里山校と米・スタンフォード大学が連携 2年目へ 四国初の国際教育プログラム「SPICE」継続実施

市内高校生が共に学ぶ機会を創出、小笹芳央氏の支援で実現

サッカー元日本代表監督で社会起業家の岡田武史が学園長を務め、次世代を切り拓くキャプテンシップを持った人材育成を目指すFC今治高等学校 里山校(以下、FCI)は、米・スタンフォード大学のオンライン国際異文化教育プログラム「SPICE※」と連携し、本学向けにアレンジしたプログラム『Stanford e-FC Imabari』を昨年度に続き、2年目となる2025年度も実施いたします。

 

四国エリアにおいて本校が唯一となる「SPICE※」の導入、引き続き世界とつながる学びの機会を、本校生徒ならびに市内高校生に提供してまいります。

 

■プログラム実施・継続の背景

FCIは、大きく変化する時代を生き抜くために、ロールモデルがない中でも主体的に行動し、仲間と共に社会を変えていくキャプテンシップを持ったリーダー『ヒストリック・キャプテン』の育成を目指す学校です。

 

その一環として2024年度からスタートした『Stanford e-FC Imabari』では、英語での課題研究や異文化対話を通じて、地域に根ざしながらも世界とつながる学びを展開してきました。

初年度はFCI生と今治市内の公立高校生30名が参加し、スタンフォード大学の教授や各分野の実務家と共に、共助・アントレプレナーシップ・DE&Iをテーマに議論と研究を重ねました。受講生からは「英語で議論する難しさと楽しさを知った」「地域の高校生同士で新しいつながりができた」といった声が寄せられ、今治市全体で次世代人材を育てる機運が高まりました。

 

こうした成果を踏まえ、2025年度も昨年度に引き続き、第2期プログラムとしての実施を決定。昨年度と同様に、最終日にはスタンフォード大学関係者を招いた探究発表会も予定しています。

 

※SPICEについて

正式名称は「Stanford Program on International and Cross-Cultural Education(SPICE)」スタンフォード大学国際研究所FSIの部局。1976年の開設以来、初等教育から高等教育までのカリキュラム開発、教員の専門性開発、遠隔学習コースの開発を行い、海外の自治体や教育機関との連携のもとオンラインプログラムを提供しています。日本国内では全国の高校生を対象としたStanford e-Japan、Stanford e-Entrepreneurship Japanや自治体・教育機関との連携プログラムなど多数の実績があります。

 

SPICEウェブサイト:https://spice.fsi.stanford.edu/ 

左からFCI講師の原ゆかり氏、スタンフォード大学のゲイリー・ムカイ氏、岡田武史学園長、辻正太校長

 

■『Stanford e-FC Imabari 2025』の概要

実施期間:2025年11月1日(土)~2026年2月14日(土)

実施曜日:土曜日の午前中

授業時間:全10回(各回90分)

受講形態:オンラインおよび対面

受講人数:27名

       ・FCI生:22名

       ・今治市内公立高校:5名

学習内容:スタンフォード大学の講師陣による英語講義を通して、以下の3つのテーマを中心に学び・議論しながら、グループで課題研究に取り組みます。

Ⅰ.共助のコミュニティづくり

Ⅱ.アントレプレナーシップ

Ⅲ.ダイバーシティ 

 

講師  :スタンフォード大学の講師とFCIのコーチ、講師が担当します。

サポート体制:

授業は基本的に英語で行われますが、日英両言語に対応したファシリテーターが全体をサポートし、英語力に不安がある学生も「一歩踏み出して挑戦できる」環境を整えます。さらに今年度は新たな試みとして、昨年度の参加生徒2名がティーチングアシスタント(TA)として参加します。生徒がTAとして関わるのは、SPICEでは今回が初めての取り組みです。

 

修了証:全プログラムを修了した参加者には、スタンフォード大学SPICEより修了証明書が授与されます。

 

昨年の様子

 

■小笹芳央氏の継続的なご支援により実現

本プログラムは、株式会社リンクアンドモチベーション創業者であり代表取締役会長の小笹芳央氏の多大なるご支援により、2024年度に立ち上がりました。

小笹氏には本年度も引き続きご寄付を賜るとともに、令和7年度入学の第2期生を対象とした奨学金制度にも新たにご支援をいただいており、継続的かつ多大なるご支援に心より感謝申し上げます。

このプログラムに参加した一人ひとりが、未来の可能性そのものです。

昨年、英語での議論に臆せず挑む姿や、地域の仲間と新しい関係を築く姿を見て、学びの力の大きさを改めて感じました。

2期生の皆さんにも、自分の殻を破る一歩を恐れず、「自分の言葉で世界とつながる」体験を重ねてほしいと願っています。

本校では、今後も意欲ある生徒一人ひとりが、安心して学び、挑戦できる教育環境の充実に努めてまいります。

 

■FC今治高校 里山校とは

FCIは主体的に動き、自分で考え、仲間と共に助け合える新時代のキャプテンの育成を目指す学校です。社会のなかで多様な仲間と学びあう新しい学びの仕組みを整え、実学・実践を重視した独自のカリキュラムを展開しています。

【学びの特長】

主体性と多様性を重視:学校のルールは「法律を守ること」「命に関わる危険を避けること」「他人の学びを妨げないこと」の3つのみ。それ以外は生徒もコーチも問いや疑問に向き合い、ともに考えながら、自己決定を積み重ねて学びの場を創り上げます。

 

地域と連携した実学・実践:「エラー&ラーン」を学びの姿勢とし、授業や地域社会での実学・実践を通じて知識と経験を蓄積。自分らしく社会を切り拓く力を育みます。

 

探究思考のカリキュラム:多彩なカリキュラムパートナーとの出会いから夢中になれるテーマを探究。生徒一人ひとりの興味や関心を大切に、主体的な学びを促します。

 

学校名:学校法人今治明徳学園 FC今治高等学校 里山校

住所 :〒794-0081 愛媛県今治市阿方甲287番地

ガクイチNEWS

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦! “唐津ミツバチプロジェクト”を発足した生徒にインタビュー!

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦...

左から:佐賀県立唐津南高等学校 食品流通科 奈切蓮華さん(3年)、野﨑宙奈さん(3年)   故郷を未来に残すために、自然を活かした魅力を創出! 佐賀県立唐津南高等学校と相知町横枕地区の住民が協力して活動している“唐津ミツバチプロジェクト”。プロジェクトの立ち上げメンバーでもある唐津南高校3年生の奈切さんと野﨑さんは、ニホンミツバチの養蜂をはじめ、横枕地区の花植えや外国人向けの農業体験ツアーなど、横枕地区の自然を活かした魅力作りに取り組んでいます。今回は養蜂に青春を捧げる、奈切さんと野﨑さんに話を聞きました。 —唐津ミツバチプロジェクトの活動内容を教えてください。 奈切:唐津ミツバチプロジェクトでは、佐賀県相知町の横枕地区でニホンミツバチの養蜂を行っています。巣箱の製作や清掃など養蜂に関することはもちろんですが、それ以外にもひまわりの種や花を植えたりなど、横枕地区の自然を活かした地域を盛り上げる活動もしています。また、昨年度は自分たちで採蜜したハチミツを使った和菓子教室を開催しました。横枕地区は、環境省の『自然共生サイト』に認定されている区域なんです。『自然共生サイト』の情報を見て来訪される外国人の方向けに、観光と農業を組み合わせたツアーなども行っています。 ▲地域住民の方たちと巣箱を設置している様子。 ▲巣箱清掃の様子。   —唐津ミツバチプロジェクト発足の経緯を教えてください。 奈切:相知町の横枕地区は、山に囲まれ、厳木川(きゅうらぎがわ)という綺麗な川が流れている自然が豊かなところです。しかし住んでいる方の多くは70歳を超えており、若い人が少なくて。10年後、20年後には横枕地区自体がなくなってしまうのではないかと思い、横枕地区を未来に残すためには新しい魅力を作ることが大事だと考えました。そこでまずは佐賀県で養蜂を行っている方が少ないというところに着目して。養蜂であれば花や植物がたくさんある地域の特徴を活かすこともできると思い、2023年にプロジェクトを発足しました。   —初めて養蜂に挑戦した感想を教えてください。 奈切:養蜂となると至近距離で蜂と接しなければいけないため、最初は怖かったです。一度間違えて巣箱を開けてしまい、巣箱から大量に蜂が出てきたことがあって。刺されるのではないかと覚悟しましたね(笑)。でも今は楽しいです! この活動を始めていろいろな方と関わることが増え、「こんな活動をしていたんだ、すごい」と言ってくれる方もいて、魅力を伝えられてよかったなと思います。 野﨑:私も最初は怖かったのですが、活動をしていくうちに“私たちがやらなきゃ”と思うようになって。横枕地区は高齢の方が多いので、私たちが先陣を切って魅力を発信していこうという責任感が生まれました。   —昨年9月に初めて採蜜を行ったそうですが、その時の感想を教えてください。...

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクが 高校生と一緒にふるさと納税返礼品を開発!

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラス...

  高校生の若い視点や発想は、地域の魅力を再発見する可能性を秘めている     “自立した持続可能な地域を作る”というビジョンを掲げる株式会社トラストバンクは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」事業をはじめ、地域外から地域内にお金を循環させる事業、地域内でお金を循環させる事業など、ビジョンに基づいたさまざまな事業を展開しています。2024年8月には高校や大学などの教育現場と民間企業が協力する産学連携の取り組みの一環として、高校生と一緒に商品開発を行う新しいプログラムを開始! このプログラムは、高校生が主体的に地域の特産品や商品開発に関わることで、地元愛や将来への関心・意欲を高めることを目指し、地域の課題解決やキャリア形成の機会づくりとして企画されました。  プログラムの第一回には、岩手県立西和賀高等学校の3年生の生徒たちが参加! 西和賀町の食や特産品・工芸などそれぞれが興味のあるものをピックアップし、新しい商品アイデアや情報発信の方法などの企画立案をしました。企画をまとめる過程では、町内事業者をはじめとする地域の人たちと関わり合いながら、内容をブラッシュアップ。企画発表会にて、選ばれたアイデアは、事業者と協働し商品化を目指します。提案のうち、西和賀町で昔から受け継がれてきたビスケットに衣をつけて揚げた郷土食「ビスケットの天ぷら」の商品化に取り組むことに。最新の冷凍技術を使ってできたてのおいしさを再現、全国にお届けできる商品として秋の発売を目標に取り組んでいます。商品化が決定した際には、「ふるさとチョイス」の西和賀町ふるさと納税返礼品として取り扱う他、ECサイト「めいぶつチョイス」で販売予定となっています。  また今年度はすでに、島根県立浜田高等学校と、北海道導津高等学校の2校で商品開発プログラムを実施。トラストバンクの地域創生エバンジェリストの伊藤健作さんは、「未来を担う高校生と一緒に商品開発に取り組むことは、トラストバンクとしても深い意義を感じている。高校生たち若い世代の視点や発想は、地域の魅力を再発見したり、私たちでは出せなかったアイデアを出す可能性を秘めている。高校生が主体的に地域に関わり、課題や魅力を見つけ出す経験を通して、将来的に地域を支える人材へ成長してもらえることを期待している」と語ります。トラストバンクでは今後も、全国の高校生と一緒に商品開発に取り組んでいく予定です。    ▲西和賀町の郷土食『ビスケットの天ぷら』   ▲実際に自分たちでビスケットの天ぷらを揚げている様子   ▲最終発表会でのプレゼンテーションの様子   ▲商品化に向けて、町内事業者の方と試作している様子     \地域創生エバンジェリスト・伊藤健作さんからメッセージ/...

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