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「やりたいことがない」と悩む高校生へ――自身の経験から伝えた、目の前のことに取り組み、学ぶことの大切さ

2026.08.25
「やりたいことがない」と悩む高校生へ――自身の経験から伝えた、目の前のことに取り組み、学ぶことの大切さ

NPO法人結び手代表・福岡洸太郎が、箕面自由学園高等学校のインドスタディーツアーでキャリア座談会に登壇

NPO法人結び手(代表理事:福岡洸太郎)は、2026年7月14日・16日、箕面自由学園高等学校のインドスタディーツアーの一環として行われた「キャリア座談会」に講師として参加しました。

100名を超える高校生がインドを訪れた今回のスタディーツアー。座談会では、「やりたいことがない」「高校生のうちに何をしたらいいのか」「すぐに諦めてしまう」といった生徒の率直な悩みをもとに、高校時代の受験勉強、その後の進路や仕事への葛藤、旅を経てインドでNPOを運営する現在までの福岡自身の経験を交えながら、目の前のことに取り組むことや、学び続けることの大切さを伝えました。

 

▷箕面自由学園によるインドスタディーツアー実施報告はこちら

 

■100名を超える高校生がインドへ。修学旅行中の「キャリア座談会」に参加

箕面自由学園高等学校では、2026年7月、100名を超える高校生がインドを訪れるスタディーツアーを実施しました。

福岡はそのプログラムの一つである「キャリア座談会」に参加し、生徒たちと進路や将来、学ぶこと、国際協力について話しました。

 

福岡自身、高校時代には勉強に打ち込み東京大学へ進学。その後は、自身の生き方や仕事について悩んだ時期や、国内外を旅した時期を経て、現在はインドでNPO法人結び手を運営しています。

一方で、福岡自身はこうした歩みを、高校生にとっての「キャリアの手本」として示せるものだとは考えていません。

だからこそ今回の座談会では、「こうすれば正解」という進路を提示するのではなく、自分がこれまで何を考え、何を選び、現在何をしているのかという自身の経験をもとに、生徒たちの悩みに向き合いました。

 

■「やりたいことがない」。高校生から寄せられた率直な悩み

座談会で生徒から寄せられたのは、

「やりたいことがない」

「高校生のうちに何をしたらいいのか」

「すぐに諦めてしまう」

といった悩みでした。

 

福岡が伝えたのは、やりたいことを急いで探し続けることよりも、まず今、目の前にある勉強や部活動などに取り組むことです。

何かを学び、経験することで、自分が知っている世界は広がっていきます。最初から将来の答えが見えていなくても、目の前のことに取り組みながら知識や経験を蓄えていく中で、少しずつ興味や進みたい方向が見えてくることもあります。

 

福岡自身、高校時代に勉強に打ち込み東京大学へ進学した一方、その後は自身の生き方や仕事について悩んだ時期や、旅を続けた時期を経て、現在はインドでNPOを運営しています。

高校生の頃から、現在の仕事や「やりたいこと」が明確に見えていたわけではありません。勉強に取り組み、大学へ進み、仕事や旅を経験し、その時々で悩みながら選択を重ねた先に、現在の活動があります。

 

だからこそ福岡は、「やりたいことがない」状態から無理に答えを探すことよりも、まず目の前にあることに取り組み、学び、知識や経験を蓄えていくことを勧めました。

自分が知らないものを学び、経験することで初めて、新たな選択肢や自分が進みたい方向が見えてくることもある――自身のこれまでの歩みを一つの事例として、生徒たちに伝えました。

 

また、「すぐに諦めてしまう」という悩みに対しては、理想を下げるのではなく、そこへ向かうための目標を、まず手の届くところに置いてみることを提案しました。

高い理想を持つこと自体は悪いことではありません。一方で、最初から理想と現在地の距離だけを見れば、思うように進めない自分に失望してしまうこともあります。

だからこそ、理想は高く持ちながらも、まず達成できる身近な目標を置き、一つずつ積み重ねていくことを伝えました。

 

■知識と経験を蓄えた上で、「自分で考えて行動する」

今回、福岡が繰り返し伝えたのが「学ぶこと」の重要性です。

それは、知識を覚えることだけを意味するものではありません。

 

勉強を通じて、これまで多くの人が積み上げてきた知識を知ること。

実際に体験することで、自分自身の感性を磨くこと。

さまざまな人と関わり、自分とは異なる考え方や感情に触れること。

 

そうしたインプットを重ねることが、自分で考え、何かを選び、行動するときの土台になると考えています。

 

「何か行動しなければ」「やりたいことを見つけなければ」と焦る前に、まず自分の中に考えるための材料を増やしていく。

今回の座談会では、福岡自身のこれまでの歩みも一つの事例として伝えながら、高校生とともにキャリアについて考えました。

 

■国際協力に関心を持つ生徒へ。「影響を与える相手を知る」

国際協力や国際支援に関心を持つ生徒には、もう一つ伝えたことがあります。

それは、自分の行動によって影響を受ける相手について、よく知り、考え続けることです。

 

この考えも、福岡自身のこれまでの経験と現在の活動から生まれたものです。福岡は仕事をする中で、自分の行動が誰かに与える影響について悩んだ経験を持ち、その後、旅を経て現在はインドで現地の人々と関わりながら活動しています。実際に支援の現場に立つ現在も、「良いことをしたい」という思いだけで行動するのではなく、その行動が誰に、どのような影響を与えるのかを考え続けています。

 

「誰かのために何かをしたい」という思いは、行動のきっかけになります。一方で、相手がどのような環境で暮らし、何を必要としているのかを十分に理解しなければ、善意から始めた行動でも、意図とは異なる影響を与えてしまう可能性があります。

 

また、現地の人々の生活や置かれている状況は日々変化します。

書籍やインターネットで知識を得ることに加えて、実際の現場を知り、一度得た情報も更新し続けることが必要です。

結び手がインドで教育支援や女性の自立支援を行う際にも、「どこの誰に、どのような影響を与えるのか」まで考えることを大切にしています。

 

インドを実際に訪れている高校生だからこそ、目の前で見たものと、事前に得た知識、現地で出会った人の話を結びつけながら考えてほしい。

今回の座談会は、キャリアだけでなく、社会課題に関わる際の姿勢についても生徒たちと考える機会となりました。

 

■学校・大学での講演・出張授業を実施しています

NPO法人結び手では、インドでの活動に加え、日本国内の学校・大学などで講演や出張授業を行っています。

インドの教育、貧困、女性を取り巻く課題などの社会課題をはじめ、国際協力との関わり方、キャリアや生き方など、学校や授業の目的に応じて内容を構成しています。

現地で実際に活動する中で出会った人や出来事を題材に、社会課題について一方的に答えを伝えるのではなく、生徒自身が問いを持ち、考えるきっかけをつくることを大切にしています

 

探究学習、国際理解教育、キャリア教育、大学の授業・ゼミなどでの講演について、ご相談を受け付けています。

講演・出張授業の詳細・ご相談はこちら

 

■NPO法人結び手について

NPO法人結び手は、「外部環境が原因で努力できない人に機会を提供する」ことを目指し、インドを拠点に活動する団体です。

教育を受ける機会が限られている子どもへの基礎教育、女性の自立に向けた職業訓練、医療へのアクセス改善など、地域の状況に応じた活動を行っています。

 

団体名:NPO法人 結び手(Musubi-Te Foundation)

代表理事:福岡洸太郎

公式サイト:https://www.musubite.org/

公式Instagram:https://www.instagram.com/npo_musubite

ガクイチNEWS

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦! “唐津ミツバチプロジェクト”を発足した生徒にインタビュー!

佐賀県立唐津南高等学校の生徒が佐賀県相知町で養蜂に挑戦...

左から:佐賀県立唐津南高等学校 食品流通科 奈切蓮華さん(3年)、野﨑宙奈さん(3年)   故郷を未来に残すために、自然を活かした魅力を創出! 佐賀県立唐津南高等学校と相知町横枕地区の住民が協力して活動している“唐津ミツバチプロジェクト”。プロジェクトの立ち上げメンバーでもある唐津南高校3年生の奈切さんと野﨑さんは、ニホンミツバチの養蜂をはじめ、横枕地区の花植えや外国人向けの農業体験ツアーなど、横枕地区の自然を活かした魅力作りに取り組んでいます。今回は養蜂に青春を捧げる、奈切さんと野﨑さんに話を聞きました。 —唐津ミツバチプロジェクトの活動内容を教えてください。 奈切:唐津ミツバチプロジェクトでは、佐賀県相知町の横枕地区でニホンミツバチの養蜂を行っています。巣箱の製作や清掃など養蜂に関することはもちろんですが、それ以外にもひまわりの種や花を植えたりなど、横枕地区の自然を活かした地域を盛り上げる活動もしています。また、昨年度は自分たちで採蜜したハチミツを使った和菓子教室を開催しました。横枕地区は、環境省の『自然共生サイト』に認定されている区域なんです。『自然共生サイト』の情報を見て来訪される外国人の方向けに、観光と農業を組み合わせたツアーなども行っています。 ▲地域住民の方たちと巣箱を設置している様子。 ▲巣箱清掃の様子。   —唐津ミツバチプロジェクト発足の経緯を教えてください。 奈切:相知町の横枕地区は、山に囲まれ、厳木川(きゅうらぎがわ)という綺麗な川が流れている自然が豊かなところです。しかし住んでいる方の多くは70歳を超えており、若い人が少なくて。10年後、20年後には横枕地区自体がなくなってしまうのではないかと思い、横枕地区を未来に残すためには新しい魅力を作ることが大事だと考えました。そこでまずは佐賀県で養蜂を行っている方が少ないというところに着目して。養蜂であれば花や植物がたくさんある地域の特徴を活かすこともできると思い、2023年にプロジェクトを発足しました。   —初めて養蜂に挑戦した感想を教えてください。 奈切:養蜂となると至近距離で蜂と接しなければいけないため、最初は怖かったです。一度間違えて巣箱を開けてしまい、巣箱から大量に蜂が出てきたことがあって。刺されるのではないかと覚悟しましたね(笑)。でも今は楽しいです! この活動を始めていろいろな方と関わることが増え、「こんな活動をしていたんだ、すごい」と言ってくれる方もいて、魅力を伝えられてよかったなと思います。 野﨑:私も最初は怖かったのですが、活動をしていくうちに“私たちがやらなきゃ”と思うようになって。横枕地区は高齢の方が多いので、私たちが先陣を切って魅力を発信していこうという責任感が生まれました。   —昨年9月に初めて採蜜を行ったそうですが、その時の感想を教えてください。...

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクが 高校生と一緒にふるさと納税返礼品を開発!

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラス...

  高校生の若い視点や発想は、地域の魅力を再発見する可能性を秘めている     “自立した持続可能な地域を作る”というビジョンを掲げる株式会社トラストバンクは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」事業をはじめ、地域外から地域内にお金を循環させる事業、地域内でお金を循環させる事業など、ビジョンに基づいたさまざまな事業を展開しています。2024年8月には高校や大学などの教育現場と民間企業が協力する産学連携の取り組みの一環として、高校生と一緒に商品開発を行う新しいプログラムを開始! このプログラムは、高校生が主体的に地域の特産品や商品開発に関わることで、地元愛や将来への関心・意欲を高めることを目指し、地域の課題解決やキャリア形成の機会づくりとして企画されました。  プログラムの第一回には、岩手県立西和賀高等学校の3年生の生徒たちが参加! 西和賀町の食や特産品・工芸などそれぞれが興味のあるものをピックアップし、新しい商品アイデアや情報発信の方法などの企画立案をしました。企画をまとめる過程では、町内事業者をはじめとする地域の人たちと関わり合いながら、内容をブラッシュアップ。企画発表会にて、選ばれたアイデアは、事業者と協働し商品化を目指します。提案のうち、西和賀町で昔から受け継がれてきたビスケットに衣をつけて揚げた郷土食「ビスケットの天ぷら」の商品化に取り組むことに。最新の冷凍技術を使ってできたてのおいしさを再現、全国にお届けできる商品として秋の発売を目標に取り組んでいます。商品化が決定した際には、「ふるさとチョイス」の西和賀町ふるさと納税返礼品として取り扱う他、ECサイト「めいぶつチョイス」で販売予定となっています。  また今年度はすでに、島根県立浜田高等学校と、北海道導津高等学校の2校で商品開発プログラムを実施。トラストバンクの地域創生エバンジェリストの伊藤健作さんは、「未来を担う高校生と一緒に商品開発に取り組むことは、トラストバンクとしても深い意義を感じている。高校生たち若い世代の視点や発想は、地域の魅力を再発見したり、私たちでは出せなかったアイデアを出す可能性を秘めている。高校生が主体的に地域に関わり、課題や魅力を見つけ出す経験を通して、将来的に地域を支える人材へ成長してもらえることを期待している」と語ります。トラストバンクでは今後も、全国の高校生と一緒に商品開発に取り組んでいく予定です。    ▲西和賀町の郷土食『ビスケットの天ぷら』   ▲実際に自分たちでビスケットの天ぷらを揚げている様子   ▲最終発表会でのプレゼンテーションの様子   ▲商品化に向けて、町内事業者の方と試作している様子     \地域創生エバンジェリスト・伊藤健作さんからメッセージ/...

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