- ガクイチ
- 教育
- 高校・高校生
知識0からホップ作りに挑戦した高校生! 目指すのは、自分たちで育てたホップでビールを作ること【後編】
昨日に引き続き、佐賀県立唐津南高校 虹ノ松原研究班の活動を紹介! 後編は、学校の読書時間にビールの作り方の本を読んでいるほどビール作りに夢中な2年生・陣内智くんに話を聞きました。 目標は、インターンシップ先のビール醸造所でビールを作ること 陣内くんは今年7月から佐賀県呼子町にあるビール醸造所にインターンシップに行っています。インターンシップでは、業者から材料が運ばれてくるところからビールが完成するまでの全ての工程を見学。タンクの清掃なども行っているそうです。インターン以外にも、自ら本でビールの歴史や作り方、種類なども勉強している陣内くん。唐津南高校産のホップを使用したビールを作るためにさまざまなことを学んでいます。 —ビール作りに興味を持ったきっかけを教えてください。 陣内:佐賀県呼子町は朝市で有名なのですが、町に新しい建物ができることがあまりないんです。そんな中、朝市にすごくおしゃれなお店が新しくできたと聞き、調べてみたらビール醸造所でした。ちょうど唐津南高校でホップも作っていて興味があったので、インターンに行ってみることにしました。 —そもそもビールはどうやって作られているのですか? 陣内:ビールは、水と酵母とホップと麦の主に4種類の材料からできています。まず麦を水に入れ発芽させ、乾燥させて麦芽にします。麦芽を砕くと糖に変わり麦汁ができます。それにホップと酵母を加え発酵させるんです。酵母を加えることでアルコールが生まれ、それを2週間ほど熟成させるとビールになります。ホップは発酵前と風味をつけるためと2回入れるのですが、発酵前と風味をつけるために入れるホップで種類が違って。唐津南高校では、発酵後に入れる風味をつけるホップを作っています。使用する水も、海外から硬水を仕入れているんですよ。日本で流れている水はカルシウムが少ない軟水で、軟水だと麦が馴染まないんです。ビールの原産国であるドイツは硬水なのでカルシウムが多くて、カルシウムが含まれている量によってビールの出来も変わってくるため、水を仕入れるところから決めていきます。 岡本先生:こんなにビールの知識があることを始めて知りました!(笑) —タンクの中のビールはどれくらい保存されているんですか? 陣内:保存というより熟成なんですよね。熟成の期間によってビールの種類も、完成にかかる時間も変わってきます。それぞれホップの香り付けの期間が違い、僕がインターンシップで行ったところは、風味づけのホップを入れてから熟成するまで1〜2週間でした。だから同じタンクでも最初と最後に提供するビールでは熟成具合が違います。発酵が進むほどアルコールが強くなり度数が高くなるんです。それ以外にも炭酸が強くなるなど、タンクの中の熟成具合によって変化が見られます。 —インターンシップで最も印象に残っている作業を教えてください。 陣内:ビール作りは清掃がとても大事なんです。特にタンク清掃では、一度酸を入れてから温水を入れて流すというのを繰り返しやります。その温水もすごく熱くて、100度超えのものを入れるのですごく危険なんです。耐熱の長靴と肘くらいの長さの耐熱の手袋をして、作業をしました。そういう本格的な作業はYouTubeや本でも見れない場所だったので、とても印象的でした。 —ビール作りの面白いところを教えてください。 材料が4つしかないところです。地ビールでは4種類以外にも副原料とかで特産品を入れることもありますが、多くは4種類しか材料を使っていないのにたくさんの種類が作れるところがすごく面白いと思います。 —今後の活動の展望を教えてください。 陣内:今年はホップが枯れてしまったので、来年は枯らさないようにお盆期間もちゃんと水やりをしたいです。ホップを枯れさせないことが第一目標です。そして来年こそはインターンシップ先でビールを作れるように頑張りたいと思います。 <佐賀県立唐津南高等学校の虹ノ松原研究班> 日本三大名勝の一つ“虹の松原”の環境保全と啓発活動に取り組んでいます。2003年に発足され、21年目となったこの活動では主に、環境保全として松原内の清掃活動を実施。清掃活動で集めた松葉や有効活用できるゴミなどは、小学生以下の子どもを対象としたワークショップでの作品作りに活用しています。 特に最近力を入れているのが商品開発!これまで、松葉を利用したクラフトジンやサイダーなどの飲料開発や販売、松葉パウダーを利用したクッキーをイベントで配布してきました。また昨年から力を入れているのが、ビールの原料であるホップの栽培です。今年7月からは、研究班の一人が佐賀県呼子町内にあるビール醸造所でインターンシップを開始。自分たちが育てたホップでビールを作るのを目標に活動に励んでいます。 前編「ホップの知識0から栽培を始め、駆け抜けた1年」の記事はコチラ ▼ガクイチで販売中の佐賀県の高校生開発商品はコチラ 【佐賀県立佐賀商業高校】極星(きわみほし)カレー ¥864(税込) 【佐賀県立唐津青翔高校】たべTAI <焼き小鯛 小袋> 9袋入 ¥675(税込) 【佐賀県立鹿島高校】肥前かしま めぐみカレー ¥756(税込) 【佐賀県立鹿島高校】ゆず空 YUZUZORA <柚子こしょうそら豆> ¥432 【佐賀県立伊万里実業高校 商業キャンパス】伊万里焼きあご(小袋・16袋入) ¥648 【佐賀県立唐津商業高校】松ゅらる美味eat(おいしと)<ドレッシング> ¥540(税込) 【佐賀県立唐津商業高校】松ゅらる 化粧水 ¥1650 【佐賀県立唐津商業高校】松ゅらる 麗Orange <手づくり化粧石けん> ¥1,430
- 商品開発
- 教育
- 高校・高校生
知識0からホップ作りに挑戦した高校生! 目指すのは、自分たちで育てたホップでビールを作ること【前編】
佐賀県立唐津南高校の虹ノ松原研究班では、日本三大名勝の一つ“虹の松原”の環境保全と啓発活動に取り組んでいます。2003年に発足され、21年目となったこの活動では主に、環境保全として松原内の清掃活動を実施。清掃活動で集めた松葉や有効活用できるゴミなどは、小学生以下の子どもを対象としたワークショップでの作品作りに活用しています。 特に最近力を入れているのが商品開発!これまで、松葉を利用したクラフトジンやサイダーなどの飲料開発や販売、松葉パウダーを利用したクッキーをイベントで配布してきました。また昨年から力を入れているのが、ビールの原料であるホップの栽培です。今年7月からは、研究班の一人が佐賀県呼子町内にあるビール醸造所でインターンシップを開始。自分たちが育てたホップでビールを作るのを目標に活動に励んでいます。 今回ガクイチでは、ホップ栽培に一から携わった岩本一訊くん(3年生)と、ビール作りに青春を捧げる陣内智くん(2年生)、虹ノ松原研究班の顧問の岡本先生に話を聞きました。 ホップの知識0から栽培を始め、駆け抜けた1年 ホップを栽培することになった岩本くん。農業高校である唐津南高校の中でも、自身は食品流通科に在籍しており、栽培に関する知識がないままスタートしたそうです。知らないことは自分たちで調べ、試行錯誤を繰り返しながら育てた唐津南ホップ。その1年の軌跡について聞きました。 —最初にホップ栽培を始ることになったきっかけを教えてください。 岩本:唐津で地ビールを作るプロジェクトが発足され、そこで一緒に地ビールを作る人を募集していて、企業の方から虹ノ松原研究班に声をかけていただいたのが最初のきっかけです。そこで唐津産のホップを使ってビールを作ることになり、佐賀県みやき町の庁舎でホップを育てていた株を分けしてもらうことになりました。ホップ栽培を始めたばかりの時、僕は研究班の中でも違うプロジェクトに参加していて、みやき町の株分けには行っていなくて。朝早く登校してホップの水やりを手伝っていたのをきっかけに、ホップ栽培に積極的に関わるようになりました。 岡本先生:個人的にはずっと虹ノ松原研究班としてビールを作ってみたい気持ちがあったのですが、アルコールが入るビール作りに高校生が関わることはなかなかハードルが高くて。でも、学びの一環として材料から作るのはアリなんじゃないかなと考えていた時に、ホップを作ってみないかと偶然声をかけてもらい、作らせてもらうことになりました。ですが、ホップの作り方を僕はもちろん誰も知らなかったので、生徒たちに調べてもらって(笑)。もともとビール作りへの思いがあっただけに、いいタイミングで話をいただきましたね。 —初年度はどれくらいのホップを育てたのですか? 岩本:2月に株分けをしてもらい、学校の渡り廊下の壁を使って、最初は40株くらい育てました。基本的な手入れは毎日の水やりです。1株から10個、20個と芽がたくさん出てくるので、太いツル2本に絞る作業をして、ツルが全体的に伸びてきたらゴーヤのように糸に巻きつけて上に伸ばしていきます。虹ノ松原研究班で作っている松の木チップは断熱材の効果や、雑草の発芽や育成を抑えてくれるので肥料として使っていました。 —ホップは最終的にどれくらい伸びたのですか? 岩本:4月に植えて9月1日に収穫したのですが、最終的に8メートルくらいまで成長しました。ホップは夏の暑い時では1日で20センチも伸びて、学校の3階に到達するくらいの高さまで伸びたんです。それを一つひとつ手で収穫して。高くて届かないところは、一度ツルを巻いていた糸を全部降ろして収穫し、また戻すという作業を繰り返しました。 —ホップ栽培で大変だったことを教えてください。 岩本:唐津南高校は農業高校なのですが、僕は食品流通科なのであまり農業に触れていないんです。だからホップを育てるための知識がない状態から育て始めないといけなくて。調べながらやったのですが合っているかもわからないのが一番大変でした。ですがホップを収穫して、僕たちの育てたホップを使ったビールがスーパーに並んでいるのを見た時は本当に嬉しかったです。 —いいホップの基準とは? 岩本:ホップの香りが強いことです。ビールの決め手は香りで、香りが強いと苦味もきちんと出ると思うので一番大切になってきます。 —今年のホップ作りはどうでしたか? 岩本:実は、今年はうまく伸びなくてあまり収穫できなかったんです。ホップ栽培の適切な気温は東北地方で、九州で作ること自体が難しくて。ホップは高く伸びるので、その分水やりが大事なんですよ。夏は朝と夕方に毎日水をあげないといけないのですが、今年は農業クラブの九州大会と被ってしまったこともあり、お盆期間など水やりができずホップが枯れてしまったんです。また唐津は海辺ということもあって、潮風で壁に打ち付けられてホップが切れるなど、トラブルが重なり、収穫はしたのですがあまり匂いがなくて。僕は来年の春卒業しますが、今年育てた株の芽が3〜4月に出てくるので、土替えまでして卒業したいと考えています。 —今後の活動の展望を教えてください。 岩本:自分たちの代から、何もわからない状態でホップ作りが始まりました。今まで食品の勉強しかしてこなかったので、自分たちで一から調べたり、みやき町の方に協力してもらってここまでやってきました。今後は自分たちが得た知識を後輩に引き継いで、その後輩がさらに後輩に引き継いでいってくれたらいいですね。ホップの株は20年もつそうなので、この学校にずっとホップがあったら嬉しいなと思います。ビール作りの面でも、昨年はみかんが入ったビールを作ったんですけど、地ビールはそれだけではないと思うので、いろいろな種類のビール作りに挑戦してほしいです。 明日の【後編】では、ビール作りに青春を捧げる陣内くんのインタビューを公開!お楽しみに♪ 佐賀県立唐津南高校 HP ▼ガクイチで販売中の佐賀県の高校生開発商品はコチラ 【佐賀県立佐賀商業高校】極星(きわみほし)カレー ¥864(税込) 【佐賀県立唐津青翔高校】たべTAI <焼き小鯛 小袋> 9袋入 ¥675(税込) 【佐賀県立鹿島高校】肥前かしま めぐみカレー ¥756(税込) 【佐賀県立鹿島高校】ゆず空 YUZUZORA <柚子こしょうそら豆> ¥432 【佐賀県立伊万里実業高校 商業キャンパス】伊万里焼きあご(小袋・16袋入) ¥648 【佐賀県立唐津商業高校】松ゅらる美味eat(おいしと)<ドレッシング> ¥540(税込) 【佐賀県立唐津商業高校】松ゅらる 化粧水 ¥1650 【佐賀県立唐津商業高校】松ゅらる 麗Orange <手づくり化粧石けん> ¥1,430
- ガクイチ
- 教育
- 進路
- 高校・高校生
『高校卒業』×『はたらく』×『地域おこし』全国初の広域通信制高校サポート校「ライトシップ高等学院」が来年4月開校!学院長にインタビュー!
ドイツ式の職業教育※1システム「デュアルシステム」※2を基盤とし、『高校卒業』『はたらく』『地域おこし』を組み合わせたカリキュラムを提供する、広域通信制高校サポート校「ライトシップ高等学院」(以下、ライトシップ)が新潟県上越市に来年4月より開校します。 「ライトシップ」の学び舎は「ラーニングベース」と呼ばれ、一般的な学校の校舎ではなく、学院生はもちろん、学院に関わる企業や地域の方、保護者などが気軽に訪れて対話できるカフェのような空間。その「ライトシップ」の拠点となる「ラーニングベース」は、直江津港佐渡汽船ターミナルに設けられます。 学院長には「ライトシップ」そのものを構想し、発起人である松本将史氏(以下、松本氏)が就任。松本氏は、新潟県立海洋高校(新潟県糸魚川市)で、生徒と共に「最後の一滴」(鮭の魚醤)を開発、2018年に高校教員を退職して株式会社能水商店(新潟県糸魚川市)を創業しました。能水商店では水産資源の有効利用、人材育成、サスティナブルな地域づくりを目標に引き続き「最後の一滴」をはじめ、数多くの水産加工品を海洋高校の生徒共に開発し、世に送り出しています。 ※1「職業教育」とは? 即戦力となる職業人としての人材を育成するため教育で、特定の職業に就くための知識・技能・能力・態度を育てます。 ※2「デュアルシステム」とは? ドイツで始まった、学校と企業が共同で生徒を育成する職業教育システムで、学校での教育と職場でのOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を同時に受けることが出来ます。インターンシップよりも長い期間、就業訓練が行われるので、企業が必要とする実践的な技能・技術を身に付けられます。企業・生徒、双方の合意があれば、卒業後に就業訓練を行った企業に就職することも可能です。 職業意識が高いドイツでは、高校卒業者の約半数が大学ではなく職業学校で手に職をつけることを選んでいます。 今回ガクイチでは、松本氏に「ライトシップ」の特徴をはじめ、これからの時代における「職業教育」の必要性についてお聞きしました。 ◆「ライトシップ」という学校名の由来は? 「ライトシップ」は、航路を示す移動式の灯台を背負った船「灯台船」という意味で、時間や場所に捉われずに学ぶ学院生たちを導く光となる、という意味を込めました。 ◆どんな思い・考えを基に「ライトシップ」の開校を目指されたのですか? ガクイチでも「最後の一滴」(鮭の魚醤)を販売いただいていますが、海洋高校では産卵のために地元の糸魚川に帰って来た鮭を有効利⽤しようということで「最後の一滴」の製造・販売を目的としたプロジェクト型の学習を行ってきました。「最後の一滴」の製造・販売の目途が立った後は「最後の一滴」を活用した水産加工品の製造・販売にも着手しましたが、全日制過程の学校で本格的に製造・販売に取り組もうとすると、学校の制度や時間の制約などの難しさがありました。 2013年にドイツとスイスの職業教育を視察する機会があり、とても衝撃を受けました。僕が訪問したドイツのシュツットガルトは、メルセデス・ベンツやボッシュといった、世界的にも有名な工業を営む本社がある地域で、そこでは7割の高校生が「デュアルシステム」による職業教育を学んでいたのです。そして、子供たちがすごく活き活きとしていました。 それからずっと、子どもたちの多様な個性を活かせるこの仕組をどう日本の教育現場で試せるかを考えるようになりました。勉強が苦手な高校生でも、将来のことを考えたり、または自分がやってみたいことを思い描いている高校生はいて、こういった環境があれば、そのような高校生にとってはとても活き活きと出来るのではないかと。また、何をしたいかが見出せていない高校生にとっては、自分自身を知ることが出来るきっかけとなるのではないかと。そんな自分の思いに、地元の企業をはじめ、様々な方のご理解、ご協力をいただき「ライトシップ」の開校へと動き出しました。 ◆一般校と「ライトシップ」の大きな違いは? そもそもの高校の教育とは何なのか?ということに疑問を持っています。真剣に勉強して、目的意識を持って大学や専門学校に進学する高校生もいれば、就職をしたいという意思を持つ高校生もいて、今の一般校のカリキュラムがそういった高校生達に適しているのか?と思うんです。一般校で本気で職業教育をしようとすると、どうしても土日祝日も含め取り組まなくてはならなく、少し前の時代であれば、そういったことも可能でしたが、今はそういった時代ではなく、大人(社会人)も高校生も休みをしっかりと取りたい。昭和の根性論的な考えは通用しない世の中ですよね。「ライトシップ」は平日にきちんと職業教育を学ぶことが出来て、高校の卒業資格も得られるというのが最大の特徴です。 近代の学校制度は「注意深さ・ミスがないこと」「責任感・まじめさ」「信頼感・誠実さ」の育成には適していると思います。しかし「問題発見力」「的確な予測」「革新性」を育むには、十分に対応できないと考えています。「ライトシップ」は自分が向き合う職業現場の知識や技術を地道に習得し、身についた技能やその習熟プロセスを経験することで、自分自身を自覚させることを目的としています。 ◆『地域おこし』というスローガンを掲げられていますが、どういった形で地域貢献をしようとお考えですか? 地元にも優良な企業がたくさんありますが、人材はどうしても東京をはじめとした都心に流出してしまう。このままだと地方はどんどん衰退していってしまいますよね。そこで高校生のうちから地元の企業で職業教育を学び、人材の質を保証してあげることで地域に貢献できるのではないかと考えています。 ◆最後に入学対象者の方へメッセージをお願いします。 「ライトシップ」は現時点で、約50社の企業と提携を進めています。業種は製造業、飲食業、小売業、工業、工事業、観光業など様々です。経験に勝る学びはありません。経験は学ぶ目的も与えてくれます。身の回りの世界を知るための受け身の学びは中学校で終わりました。これからは、様々な経験を通じて自分の成長ビジョンを描き、これに近づく歩みを繰り返していくことになります。皆さんと一緒に私自身も成長できることを楽しみにしています。 <学院長 松本将史氏 プロフィール> 新潟県立海洋高校に「水産」の教員として赴任。水産食品の製造や衛生管理、成分分析、流通等の授業を担当する。2013年に課題解決型の授業で生徒とともに開発した鮭の魚醤「最後の一滴」を商品とした高校生の製造販売ビジネスを構築。この取組が「フード・アクション・ニッポン アワード2015」「グッドデザイン賞2016」「第3回ディスカバー農村漁村の宝(農林水産大臣賞)」等の評価を受ける。 その後、海洋高校教諭を退職して株式会社能水商店を2018年に創業。海洋高校と糸魚川市、株式会社能水商店が連携した地域水産資源の有効利用と海洋高校生へのキャリア教育の推進を図る「糸魚川市水産資源活用産学官連携事業」を企業経営者として運営している。 また、2021年からは文部科学省委託「マイスター・ハイスクール事業」において、海洋高校のカリキュラム刷新や地域・企業と連携した探究学習の充実を図るマネジメントも行っている。 ライトシップ学院 ・開校準備事務所 〒942-0004 新潟県上越市西本町1丁目13番1号 ・ラーニングベース 〒942-0011 新潟県上越市港町1-9-1 直江津港佐渡汽船ターミナル2階 TEL:050-8889-2254 公式HP https://l-ship.com/ 公式instagram lightship_joetsu
- イベント・コンテスト
- ガクイチ
- 商品開発
- 教育
- 進路
- 高校・高校生