山梨県を代表する郷土料理「ほうとう」の名前の由来は?

「ほうとう」は、主に山梨県を中心とした地域で食べられている郷土料理。
小麦粉を練り平たく切った太くて長い麺を、具材にかぼちゃや山菜やきのこなどの野菜を使用し、一緒に生麺の状態から味噌仕立ての汁で煮込みます。
歴史も古く、「ほうとう」の名前の由来には武田信玄公自ら「伝家の宝刀」で麺を細長く切ったことから「宝刀」の名が生まれたという説も。
日向国(現在の宮崎県)の修験者である野田泉光院の旅日記である『日本九峯修行日記』に「ほうとう」は1815年時点で甲斐国の「名物」であったと記されています。
山梨県の大部分が山地であるため、水田が少なく米飯は貴重な食べ物でした。
代わりによく食べられたのがこの「ほうとう」です。
食生活の中心となり、昔は「ほうとうの麺を打てないと一人前でない」と言われ、嫁入り修行の第一歩であったようです。
2007年に農林水産省が各地に伝わるふるさとの味の中から選定した「農山漁村の郷土料理百選」の一つに選ばれました。
*名前の由来は他所説あります。
文:魚河岸田辺
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