運動会?体育祭?日本初の運動会「競闘遊戯会」とは?

1874年(明治7年)に、海軍士官の養成所で行われた「競闘遊戯(きそいあそび)会」は、日本で初めての運動会とされています。
当時の海軍士官を育成するための授業は、体を動かすことではなく座学が大半を占めていました。
そこで体を動かすことを目的に、イギリス海軍式教育指導のために日本に滞在していたアーチボルド・ルシアス・ダグラス氏が考案した、競闘遊戯会が行われました。
後にこの競闘遊戯会を知った初代文部大臣が、全国の学校に運動会の開催を義務付けたそうです。
ところで、小学校のころは「運動会」だったのに、中学高校から「体育祭」と呼び名が変わったことを不思議に思ったことはありませんか?
なぜ、一貫して「運動会」と呼ばないのか、それはこの行事を行う目的が異なるからだそうです。
運動会とは、「子どもたちが楽しく体を動かすこと」を目的としており、勝敗にこだわることなく最近では順位をつけない運動会も増えてきています。
体育祭とは、「生徒が団結して今までの体育の成果を発揮させること」が目的だそうです。
文:鈴木うどん子
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