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バレンタインにチョコっと渡せるキャンディでZ世代の飴離れに挑む専修大学×カンロ 「#チョコじゃねーよアメだよ」 発売
センターにジュレが入った“変化する食感”が楽しめる、トロッと贅沢チョコinキャンディ カンロ飴やピュレグミなどでおなじみのカンロ株式会社は、Z世代をターゲットに専修大学と共創した新商品「#チョコじゃねーよアメだよ」を、2024年1月30日(火)より、全国のセブン-イレブンで発売します。 《ネーミングのインパクト大!学生たちが考えた “Z世代に刺さる”新発想のキャンディをカンロが商品化》 カンロでは、グミのトレンドが伸長する中、若年層の飴の喫食機会が減少傾向にあることに危機感をもち、Z世代をターゲットにした飴の商品開発に積極的に取り組んでいます。現役高校生をメンバーに迎えた「Z世代 飴の原体験共創プロジェクト」では、心のゆらぎに寄り添う飴「透明なハートで生きたい」を発売し、情緒的なパッケージや飴粒の美しさ、気持ちに寄り添うコンセプトが受け入れられ、発売直後から大変ご好評をいただきました。 この度発売する「#チョコじゃねーよアメだよ」は、専修大学の学生たちからアイデアを募り、Z世代に飴の新たな魅力を届けることを目的に共創した商品です。企画立案は、産学連携に積極的に取り組み、マーケティング研究を専門とする増田ゼミ協力のもと、10組のチームによるコンペティション形式で行いました。学生たちによるプレゼンテーションは、カンロ社員や実際のバイヤーが参加する中、カンロ本社で中間発表・最終発表と2回に渡って実施し、各チームから発想力豊かな様々な企画が提案されました。そんな中でも「#チョコじゃねーよアメだよ」は、初見のインパクトが強く、コンセプトが明確で実現性が高いことから、商品化が決定した期待の新商品です。 《あの子に贈るのはどの言葉!? シェアするのが楽しくなる 学生たちと考えた40種の「#○○じゃねーよ○○だよ」のフレーズ!》 商品化にあたりカンロは、これまで培った知見や開発技術でサポートしながらも、商品名やコンセプトなど、商品の根幹になる部分は学生のアイデアをそのまま実現することに注力しました。 そんな「#チョコじゃねーよアメだよ」は、“バレンタインなのにチョコじゃなくてアメ!? バレンタインに渡せるチョコっとプレゼント”がコンセプトの商品です。「長時間、口に飴を入れていることがストレス」という学生の意見をもとに、ひと粒で飽きてしまわないよう、センターに濃厚なビターチョコジュレを入れ2層構造にするこ とで、食感や味わいに変化を持たせているのが特徴です。 パッケージは上品さもありながら、インパクトのある商品名が目を引く、Z世代が手に取りやすいポップなデザインを採用しました。さらに個包装には、シェアするのが楽しくなる仕掛けとして、学生たちと考えた「#好きじゃねーよ大好きだよ」や「#偶然じゃねーよ必然だよ」、「#本命チョコじゃねーよ友チョコだよ」 といった、「#○○じゃねーよ○○だよ」のフレーズを記載しています。商品開発にあたり、アイデアが採用されたチームだけでなく、ゼミ生全員が商品開発に参加できるよう、個包装のフレーズは全員でアイデアを出し合い、数百にものぼる候補の中から40種のフレーズを厳選しました。ぜひ渡したい相手にピッタリなフレーズを探してみてください。 ■商品概要 商品名 :#チョコじゃねーよアメだよ 発売日 :2024年1月30日(火) 参考価格 :189円(税込) ※消費税8% 内容量 :31g(個装紙込み) 販売エリア:全国のセブン-イレブン ※店舗により取り扱いのない場合がございます。 特徴 :センターにビターチョコジュレが入った2層構造キャンディ ■専修大学 増田ゼミについて 専修大学 商学部マーケティング学科 増田明子教授による「マーケティング研究:理論と現実社会」ゼミナール 増田ゼミナールでは、企業のマーケティング戦略の実例や現実社会の現象について、マーケティングの理論と実務的な視点を踏まえて包括的に理解する力をつけることを目指した活動を実施。具体的には、「Z世代消費者の研究」「ミニマリスト研究」「エシカル消費」「応援消費」など、新しい消費の姿を捉えることや、それらの消費者像から「商品開発」に繋げることを、事例などを通して学習している。 ■専修大学とカンロの取り組み 2021年からマーケティング研究を専門とする専修大学増田ゼミと、「Z世代向けの飴(ハードキャンディ)の提案」をテーマにした取り組みがスタート。学生からの企画提案や、カンロの市場調査への協力など、産学連携の取り組みを実施。「#チョコじゃねーよアメだよ」は、取り組み2年目で提案されたアイデアを商品化した、専修大学との共創第1弾商品。 カンロ本社で実施した プレゼンテーションの様子 専修大学でのプレゼンテーション フィードバックの様子 プレゼンテーションに参加した 専修大学増田ゼミのメンバー <カンロ展開ブランド> ■「カンロ」会社概要 社名 : カンロ株式会社 代表 : 代表取締役社長 村田哲也 所在地 : 東京都新宿区西新宿3丁目20番2号 東京オペラシティビル37階 創業 : 1912年(大正元年)11月10日 事業内容: 菓子、食品の製造および販売 上場市場: 東証スタンダード市場(証券コード2216) URL : コーポレートサイト https://www.kanro.co.jp/ Kanro POCKeT https://kanro.jp/ 当社は1912年の創業以来、社名になっている「カンロ飴」を始め、菓子食品業界で初ののど飴となる「健康のど飴」、ミルクフレーバーキャンディ市場売上No.1ブランド※1「金のミルク」、大人向けグミの先駆けでありグミの売上トップブランド※2である「ピュレグミ」など、生活者の皆さまから愛される商品を創り続け、成長してまいりました。直営店「ヒトツブカンロ」では、「ヒトからヒトへ つながる ヒトツブ」をコンセプトにキャンディの魅力を発信しております。 昨今は、中期経営計画2024で目指す姿として掲げる「人と社会の持続可能な未来に貢献する パーパスドリブン企業」の実現を目指し、戦略の中核に据えている「人財」への取り組みも強化しています。2023年3月には健康経営への取り組みが評価され、経済産業省が推奨する「健康経営優良法人2023」に認定されました。 ※1株式会社インテージSRI+ ミルクフレーバーキャンディ市場 2022年4月~2023年3月累計販売金額ブランドランキング ※2株式会社インテージSRI+ グミ市場2022年1~12月累計販売金額ブランドランキング ■パーパス 「Sweeten the Future ~心がひとつぶ、大きくなる。~」 カンロは、2022年、企業パーパス「Sweeten the Future ~心がひとつぶ、大きくなる。~」を定めました。変化が激しく、先行きが不透明・不確実な時代の中、カンロがこれまで歩んできた道程を確認の上、自分たちの未来への想いを言語化したものです。糖から未来をつくり、糖の力を引き出す事に挑み続けてきたカンロが企業活動の中で培った技術をさらに進化させることで、 「心がひとつぶ、大きくなる。」瞬間を積み重ねて人と社会の持続可能な未来に貢献してまいります。 【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】 カンロ株式会社 カスタマーセンター Tel:0120-88-0422 (受付時間 祝日を除く月~金曜日 10:00~16:00)
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ガクイチで温まろう!冬にオススメの高校生開発商品
冬にオススメの「温まる」ガクイチ高校生開発商品を3品ご紹介! <1品目> 新潟県立海洋高校・ごっつぁん鍋つゆ ¥540(税込) 鶏ガラ×魚醤のダブルの旨味で黄金色に輝く他にない鍋つゆ。美味しさの決め手は鮭の魚醤「最後の一滴」。汁まで飲み干したくなる美味さです。2021年度海洋高校相撲部の生徒が商品開発しました。鍋として美味い!シメのラーメンも美味い!を目標に1年間かけてレシピをつくりあげました。売上の一部は、海洋高校相撲部の後援会に寄付され、遠征費や合宿所の食費として活用されます。 「ごっつぁん鍋つゆ」のお買い求めはコチラ ◆「最後の一滴」とは? 素材の美味しさを活かす、コク出し万能調味料 一般的な魚醤のイメージを覆す、生臭さのないスッキリとした後味が特徴の鮭の魚醤です。鮭を余すことなく丸ごと醤油麹で仕込んで発酵させ、旨味を凝縮しました。塩または醤油の代わりに使用することで、料理にコクを与えて素材の味を活かすオールマイティーな調味料です。 チャーハン・野菜炒め・ペペロンチーノなどの炒め物、ラーメン・スープ・鍋などの汁物、肉じゃが・魚の煮付けなどの煮物、オリーブオイルと混ぜたドレッシングなど、ご家庭からプロの料理人まで幅広く活用されています。 好みの分かれない、大豆醤油に近い風味の魚醤 新潟海洋高校の食品研究部が、産卵のために地元の河川に帰って来た鮭を有効利⽤するために2013 年に開発。「いしる」「しょっつる」「ナンプラー」等の伝統的な魚醤は独特な風味を持つことで知られていますが「最後の一滴」の風味には生臭みがなく、ほのかな鮭の香りと豊かなコクを料理に与えます。 ▼「最後の一滴」のお買い求めはコチラ 最後の一滴 50ml ¥486(税込)最後の一滴 100ml ¥864(税込)最後の一滴 200ml ¥1,296(税込) <2品目> 長崎県立島原農業高等学校・スープなそうめんシリーズ 詰め合わせAセット ¥2,570(税込) スープ生姜めん、スープほうれん草めん、スープ薬草めん、各4袋入の詰め合わせ。茹で汁をそのままスープの素で味付けするので手軽で無駄がないのがウレシイ♪ ちょっと小腹が空いたなーという時にも手軽に調理OKなので、朝食・夜食に最適です。 <スープ生姜めん>国内産の生姜を使用。生姜の香りが残るゆで汁は、スープとしてそのまま飲用します。麺を食べてスープまで楽しめる生姜そうめん。◎第42回長崎県特産品新作展 最優秀賞 受賞 <スープほうれん草めん>鉄分豊富なほうれん草を練り込んだ麺と豆乳ポタージュスープ付き。 <スープ薬草めん>日本古来の薬草入=癖があると思われがちですが、これは意外!カレースープと良くあってオススメです。 「スープなそうめんシリーズ 詰め合わせAセット」のお買い求めはコチラ <3品目> 静岡県立静岡商業高校・ほうじ茶&ココア ¥540(税込) ほうじ茶の香り・ココアの甘味、両方の良さがとてもバランスよくマッチ! 甘さの中にほんのり香ばしいほうじ茶の味が温めてくれます。お湯や水だけで作ってもすっきりした甘さで美味しいですが、水量の半分程度を牛乳に置き換えて作るとさらにコクがあってまろやかな味わいに。 「ほうじ茶&ココア」のお買い求めはコチラ
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株式会社チヨダ「第11回全国高等学校ダンス部選手権」チヨダ賞受賞校の、東京都立狛江高校ダンス部と、チヨダ賞「オリジナルシューズ」の製作を開始
株式会社チヨダは、エイベックスが主催する「第11回全国高等学校ダンス部選手権」でチヨダ賞を受賞した東京都立狛江高校ダンス部と、オリジナルシューズの製作をスタートいたしました。 当社は、文化支援活動の一環として、全国高校生ダンス部の発展を応援するため、2015年より「全国高等学校ダンス部選手権」に協賛を行っています。2023年8月に開催された第11回大会では、「グリーンガーデン」という題目を披露した東京都立狛江高校ダンス部がチヨダ賞を受賞しました。チヨダ賞の受賞校へは、ダンス部員の皆さんと考えるオリジナルのシューズがプレゼントされます。 オリジナルシューズの製作は、㈱丸紅フットウエア協力のもとFILAブランドで、ダンス部員の皆さんと、企画、デザインから一緒に進めていきます。11月に行われた第一回の打ち合わせでは、ダンス部員の皆さんから、デザイン案、生地、素材など、さまざまなアイディアが出され、オリジナルシューズへの想いを感じることができました。 ここからサンプル制作、修正を繰り返し、2024年3月には完成の予定です。 オリジナルシューズ製作の様子はこちら →https://www.chiyodagrp.co.jp/special/dcc-2023/campaign.html 都立狛江高校の「グリーンガーデン」緑の衣装に真っ赤な靴が印象的なパフォーマンスでした。 チヨダブースでは、歴代のチヨダ賞オリジナルシューズや、ダンサーに嬉しい機能搭載のFILA TatticaDシリーズのシューズも展示。SNS投稿キャンペーンも実施しました。 狛江高校ダンス部員の皆さんと、生地見本や、パーツ素材など選んでいきます。 チームのロゴマークは、シューズのパーツ部分に印字されます。 パフォーマンスに合わせ考えたデザイン画 株式会社チヨダ(東証プライム 証券コード:8185) https://www.chiyodagrp.co.jp/
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岡山の高校生が開発した「アイゴのアヒージョ缶詰」を数量限定販売します・地域の課題魚を活かしたオリジナル缶詰
四国水族館は、学校法人関西学園岡山高等学校の生徒が開発した缶詰「ばりうま!アイゴ?アヒージョ レモン味」を2024年1月20日(土)から数量限定で販売します。 今回販売する缶詰は、岡山高校2年生の探究学習グループが考え、全国の高校生が地域の課題魚を活かしたオリジナル缶詰を開発するアイデアコンテスト「LOCAL FISH CAN グランプリ2023」で優秀賞を受賞しました。 瀬戸内海でも近年増えてきたアイゴは、海藻類を食べることから、海の厄介者とも呼ばれることがあります。ほとんど食用では流通していませんが、正しく調理すればとても美味しい魚であると知ってもらうために、開発されました。 アイゴ 白身のアイゴを瀬戸内地域のレモンやマッシュルーム、岡山県産の海苔などの食材とあわせてアヒージョにした缶詰です。この機会にぜひご賞味ください。 【アイゴの缶詰販売について】 販売開始日:2024年1月20日(土) 商品名:ばりうま!アイゴ?アヒージョ レモン味 価格:1個 600円(税込) 販売場所:四国水族館 イルカ棟1階 インフォメーション 販売個数:24個 【LOCAL FISH CAN グランプリ概要】 一般社団法人 ローカルラボが実施するLOCAL FISH CAN グランプリは、全国の高校生が地域特有の海の課題を持つ様々な海の生物「LOCAL FISH」を題材に、オリジナルの缶詰の開発をするアイデアコンテストです。2021年から開催しており、2023年で3度目の開催となります。決勝大会まで、高校生たちが地域の海の課題を知り、学び、研究します。優秀な作品は実際に商品化し、地域や全国で販売されます。地域と協力しながら”美味しさ”と”海の課題”をオリジナルの缶詰に詰め、全国に届けていきます。 <団体概要> 団体名称:一般社団法人 ローカルラボ WEBページ: https://localfishcan.com/ 【四国水族館 営業概要】 瀬戸大橋のたもと四国の玄関口に位置する香川県宇多津町に2020年にオープンした水族館で、2023年6月に3周年を迎えました。「四国水景」をテーマに約400種14,000点の生きものを展示しており、生きものの展示だけでなく、四国の文化やそこで暮らす人の営みとともにある環境も水槽内で表現しています。時間帯や季節によって楽しみ方は様々で、四国にお住まいの方は四国の水の景色の豊かさを再発見でき、四国以外の方は四国を巡りたくなる水族館です。 四国水族館3周年記念ロゴ 所在地:香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4 通常営業時間:9:00~18:00 ※最終入館は17:30※2024/2/6・7はメンテナンス休館 入館料:大人(高校生・16歳以上)2,400円、小中学生1,300円、幼児(3歳以上)600円、3歳未満無料 アクセス:JR宇多津駅から約1km(徒歩約12分)、坂出I.Cまたは坂出北I.Cから約10分 TEL:0877-49-4590 WEBサイト:https://shikoku-aquarium.jp/
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きっかけは「味ぽん®」 高校生が考えたアイデア「ぽん鍋缶」がカタチに! ~兵庫県立長田高等学校とミツカンの取り組み成果発表会開催~
兵庫県立長田高等学校と株式会社Mizkanは、2024年1月17日(水)、長田高校にて、産学協同での取り組みの成果発表会を実施しました。 長田高校とミツカンは、2023年8月より約半年間、「ぽん鍋缶」のアイデアの具現化にともに取り組んでまいりました。「ぽん鍋缶」は、コンロや家電のない校内などの環境でも、温かい鍋をいつでもどこでも簡単に食べることができるもので、2022年9月~2023年3月に開催された、「マイナビキャリア甲子園2022年度大会」にて、長田学校の学生で構成されたチーム「ながったらー」が、味ぽんブランドをきっかけに考案したアイデアです。 成果発表会当日の2024年1月17日は、「ひょうご安全の日」とされている、阪神・淡路大震災から29年を迎えた日。学生から学校へ、火がない環境でもおいしく食べられる「ぽん鍋缶」の寄贈式も合わせて行われました。 ■本取り組みについて <本取り組みに至った経緯> 2018年に10年先の未来への約束として「ミツカン未来ビジョン宣言」を策定し、「人と社会と地球の健康」「新しいおいしさで変えていく社会」の実現に向け、「おいしさと健康の一致」を目指し、生活者やステークホルダーのみなさまと新しい価値を共に創造していくことに取り組んでいるミツカン。ミツカンのロングセラー商品の1つである味ぽんは、今年、60周年の節目を迎えます。ミツカンは、調味料市場を支えてくださっている年代の生活者に限らず、若い世代の目線で、新しいコト・モノを共に創造し、幅広い世代の生活者と繋がっていきたいという想いがあり、「ながったらー」のみなさまの想いやミツカンの想いをカタチにして世の中に「ともに」届ける取り組みをしたいと考えていました。 長田高校は2022年4月、文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール」に指定され、理数系教育に軸足を置きながら、文理融合の「人文・数理探究類型」を中心に、全校生徒を対象とした「探究活動」に関する取り組みを進めています。それらの取り組みを通して、「現状を正しく把握し、自らを客観的に認識しながら主体的に課題を見つける力」、「変化に対応し、粘り強く課題解決を進める力」、「周囲に課題解決の情報を正しく伝え、理解と共感を得られた成果を社会に広げる力」の3つの力を身につける過程で、コミュニケーション能力やリーダーシップ、共感性、自尊感情なども育って欲しいと考えていました。 長田高校とミツカンの想いが一致し、「ながったらー」が考えた「ぽん鍋缶」のアイデアを具現化することになり、本取り組みが始まりました。 <地元企業との連携> 「ぽん鍋缶」のアイデアを具現化するために、地元企業、株式会社アイナス(本社:兵庫県洲本市、代表取締役社長:大内晋、以下アイナス)に試作や製造のご協力をいただきました。長田高校とともに、缶詰の製造が可能で試作等の制作過程にもご協力いただけそうな企業をいくつか選定し、アイナス社へは当社よりアプローチさせていただきました。当社と長田高校の産学連携への考えに共感いただき、地域社会への貢献につながるならという想いで、快く引き受けていただきました。 ■「ともに」取り組んだみなさんのコメント <兵庫県立長田高等学校 2年 「ながったらー」のみなさまのコメント> 今回、製品開発に携わらせていただき、ビジネスコンテストと開発との違いを強く感じました。ビジネスコンテストではとにかく企業と消費者の求める最も理想の製品を考え、メリットとなることをどんどん入れ込んでいきました。しかし、いざ製品開発となると、実現可能性と消費者の実用性を考え、デメリットをなくすことを重視し、洗練していく作業になっていきました。 けれど、その作業の中で私たちが本当に大切にしたいものが見つかったように思います。 特に私たちが大切にしたのは、ルーティン化した若者の忙しい毎日に、暖かい特別感を届けることです。「ぽん鍋缶」を手にした友達や自分たちが喜んでいるところを思い描いて開発を進めました。 また「ぽん鍋缶」は、災害食にもなると考えています。阪神・淡路大震災の時は、長田高校も避難所として利用されました。その教訓から、この製品が災害時に、不安になる心を温める存在になって欲しいと思っています。 開発の中では、味ぽんをベースに味を微調整する作業を経験しました。何度も試食を重ねる作業はとても大変でした。それと同時に、開発の繊細さを知り、ミツカンの方々の日々の努力の凄さを感じました。 約1年、アイデアを出すところから製品開発まで携わり、こうして形になって届いたときは本当に感動しました。ミツカンの方と"ともに"形にすることができたことを大変嬉しく思います。 将来、私たちがどのような社会人になり、何に携わっていくのかわかりませんが、理想がカタチになるこの感動を忘れずにいたいと思います。 <取組時の様子> <兵庫県立長田高等学校 担任 竹内 洸貴さんのコメント> この度はこのような素晴らしい機会に携わることができ、一介の教員としても光栄な思いでいっぱいです。昨年・今年と、生徒らが味ぽんのパーパスである「半径1メートルのしあわせ」を考えていく中で、「忙しい日々の中でも自分たちの居場所であたたかく過ごしたい」との思いからアイデアが形になっていきました。彼らがもつ「学校」や「仲間」の存在の大きさを感じ、そのような場をつくる学校の役割を改めて考えさせられたりもしました。また、“あたたかく過ごしたい”との思いは、被災現場でも持ちうる思いであろうと結びつき、災害食としての側面も議論の中から生まれていきました。 今回の取り組みは、私たち大人が“若者のもつ想像を超える力”を再認識する機会であったとともに、生徒達には社会で活躍する“本気の大人の姿勢・力”も感じられる素晴らしい学びの機会となったのではないかと思います。 改めて、携わってくださった関係企業、ミツカンの方々に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。 <株式会社アイナス 営業部食品加工課 藪内雅敏さんのコメント> 「ながったらー」の皆さんが考案した「ぽん鍋缶」の製造に参加できたことは、弊社にとって大変光栄です。 高校生の皆さんが日々の勉強や部活動の中で、社会人並の多忙さを経験しながらも、缶詰製造に取り組む姿勢は、一会社員として見習うべきところがあり、大変刺激になりました。この缶詰が生徒や保護者様へ配られるという事実は、私たちの社会貢献活動の一環としても、非常に意義深いものです。未来を担う若者たちへの敬意と希望を込めて、このプロジェクトに全力を尽くしました。これからも、若者の創造力を尊重し、支援していきます。 <株式会社Mizkan マーケティング本部マーケティング企画1部調味料2課 課長 小又美智 のコメント> マイナビ甲子園の決勝戦を終えた後、ちょうど8ヶ月ほど前に、「ながったらー」の皆さんがミツカン本社のある愛知県半田市を訪問してくれました。みなさんの考えや想いには、私たちには考えつかない若者ならではの新しい視点があり、皆さんとともにアイデアをカタチにしてみたいという想いに駆られました。長田高校とミツカン双方にとって有意義な取り組みとなるよう議論を重ね、プロジェクト発足に至りました。製品開発のプロセスは、「ながったらー」のみなさんにとっても初めてのことばかりで難しい議論もあったと思いますが、皆で議論しながらよいものに仕上げてくれました。例えば、コンセプト設計プロセスでは、高校生の生活を振り返りながら潜在的なニーズを再度深掘り。処方設計プロセスでは、アイナスの開発ラボに訪問し、みなで手を動かしながら議論し、想定時間をオーバーしながらも、納得のいく品質に仕上げるなど、プロ顔負けの取り組みでした。パッケージ設計プロセスでは、実使用シーンを想定し、商品を楽しみながら食べるためのギミックの工夫や、試食時のリスクや廃棄時も想定しながらパッケージを作成。アイデアをカタチにすることの難しさを実感しながら、届ける相手のことを考え抜いて、楽しみながらやり切ってくれました。 <完成品の試食時の様子> ■今後の展望 若い世代の生み出す新鮮な視点が、当社のマーケティング戦略や製品開発に及ぼす影響は大きいと感じており、今後も若者たちとの取り組みを継続していく予定です。また、私たちの取組が、若者たちの創造性を刺激し、新たな発想を促進することにつながるよう、双方向の関わり方を模索していきたいと考えています。結果として、これらの取組が、将来的に新しい市場を開拓することにつながることを期待しています。
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富山中部高校の生徒が考案 ますずし折り紙「おりマス。」が商品化!富山市長を表敬訪問し、発売を報告しました
一般社団法人とやまミライラボは、富山県高岡市に本社を置く文具メーカー・ショウワノート株式会社の協力のもと、富山中部高校の生徒が考えた、ますずし折り紙「おりマス。」を商品化しました。2023年12月22日(金)の発売日に合わせて、高校生6名が富山市長を表敬訪問。富山が誇るますずし文化の普及に向けて、折り紙に込めた思いなどを報告しました。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。 イベント概要 ・開催概要:ますずし折り紙「おりマス。」 富山市長表敬訪問 ・日程:2023年12月22日(金) 15:30〜 ・開催場所:富山市役所5階 秘書課市長応接室 ・参加人数:富山中部高校2年生 6名 富山市長に完成した「おりマス。」を贈呈 今回富山市役所を訪れたのは、富山中部高校の2年生で「おりマス。」のパッケージデザインなどに携わったメンバー6名。まず、高校生を代表して松井信さんが、藤井裕久市長に完成した商品を手渡しました。続けて、福田莉子さんが商品化に至った経緯を説明。「正n角形のねじり折り総数について研究を行っていた先輩たちが、『正八角形がますずしの笹の葉を広げた形に似ている』と気付いたことが発案のきっかけ。授業でますずしの普及について考えるなかで、私たちが先輩たちの案を引き継ぎ、折り紙を商品化しようと企画した。」と話しました。 完成品を手にした藤井市長は、「大胆かつ面白い発想。」と激励の言葉を贈りました。福田さんが折り方のお手本を披露すると、どのように折るのか興味津々なご様子。今年度から富山市が進めている「すしのまち とやま」ブランド化事業にも触れながら、「ぜひ折り紙を活用し、県外に向けてますずしをPRしていきたい。」と期待を語りました。 ますずし+αのお土産として全国にアピール 引き続き、藤井市長と高校生らが対談。商品化で苦労したことを問われた高校生は、「パッケージデザインを考えるのが難しかった。」と口を揃えました。折り紙としての難易度が非常に高い本商品。パッケージに掲載されている二次元コードを読み取ると、高校生が自ら出演する折り方の解説動画が見られるなど、親しみやすくするために工夫したポイントも紹介されました。「お土産としてますずしを買うついでに手にとってほしい。」「子どもも大人も一緒に楽しんでほしい。」など、今後の展開についても自由な意見が交わされました。 ますずし折り紙「おりマス。」は、富山駅や日本橋とやま館、富山市ガラス美術館、富山ます寿し協同組合の加盟店などで12月22日(金)から販売されています。 <商品概要> ・商品名:「おりマス。」 ・発売日:2023年12月22日(金)~ ・内容量・価格:10枚入り 350円(税込) ・販売場所:富山駅、日本橋とやま館、富山市ガラス美術館、富山ます寿し組合加盟の12店舗、ますのすしミュージアムなどで発売 <団体概要> 団体名称:一般社団法人とやまミライラボ URL:https://toyama.uminohi.jp/ 活動内容:富山県の次世代を担う子供たちやその家族などを対象に海に親しみ、その素晴らしさや豊かさを知り、大切にする心を育てる運動を興し推進する活動を行っています。 日本財団「海と日本プロジェクト」 さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。 https://uminohi.jp/