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高校生が体験で職業や自分の関心を知る、「おしごとフェア」開催【実施レポート】・ 高校就職、最も多い高校生の不安は「自分のやりたいことが見つかってない」41%
高校生の就職を支援している「ジンジブ」は、高校生の就職活動が本格化する前の5・6月に、大阪・仙台・千葉・広島・名古屋・福岡・栃木・神奈川・茨城・京都・熊本・東京・埼玉・立川の計14会場にて、高校生向けの職業体験イベント「おしごとフェア」を開催しました。 ◆おしごとフェアとは 「おしごとフェア」は、高校生が社会にどのような仕事があるのか「体験型」で知ることができるおしごと理解のイベントです。1日で多くの会社から直接話を聞き、職業体験をすることで、自分の興味・関心を知り、早期にキャリアについて考えるきっかけをつくります。 2年目の今年は、全国14会場で開催し、のべ2,796人の高校生に参加いただきました。就活を控えた3年生だけでなく、進路をまだ決めていない1~2年生も多く集まりました。 ◆おしごとフェア開催の経緯 高校生の就職活動では、学校からの紹介で就職先を決めるのが一般的です。7月1日の求人票の解禁後、9月5日の応募開始までおよそ2ヶ月の間に学校に届いた求人票の中から、応募をする企業を決めます。多くの都道府県では、一定の期間は1社応募と決まっています。 高校生の多くが、「自分のやりたいことが見つかってない」という不安を抱えています。「自分の興味・関心や、どんな仕事が向いているのか」、「社会にどんな会社や仕事があるのか」を知る機会は高校生活の中で少なく、早期に離職してしまう高卒の新社会人が大卒と比較しても多くいます。 社会の仕事を「知る」ことで、興味・関心が見えてくることもあります。そのためジンジブでは、就活が始まる7月より前に、仕事を知る職業体験イベント「おしごとフェア」を開催することにしました。 3年生には、企業の人と話したり、製品や道具に触れたり、仕事の一部を体験することで、自分の興味・関心やどんな仕事に向いているのかを考え、7月からの就活準備につなげていただきます。進路をまだ決めていない1・2年生にとっても、早期に社会の仕事を知ることで将来を考えるきっかけにしていただきます。 ◆おしごとフェア2023開催実績 5月11日(木)大阪・兵庫会場:グランキューブ大阪 5月16日(火)仙台会場:松栄ホール ハイスクエアABホール 5月19日(金)千葉会場:TKPガーデンシティ千葉 シンフォニア 6月7日(水)広島会場:広島産業会館 西館第1展示場 6月8日(木)名古屋会場:名古屋国際会議場 白鳥ホール 6月9日(金)福岡会場:博多国際展示場 301-303 6月13日(火)栃木会場:ライトキューブ宇都宮 大ホール(西) 6月13日(火)神奈川会場:新都市ホール 6月14日(水)茨城会場:ホテルマロウド筑波 天翔 6月14日(水)京都会場:みやこめっせ 第一展示場A面 6月16日(金)熊本会場:熊本城ホール 展示ホール(北側B) 6月20日(火)東京会場:浜松町館 5階北 6月21日(水)埼玉会場:埼玉ソニックシティ 第一展示場 6月27日(火)立川会場:立川ステージガーデン ホール 2022年は、東京・大阪・名古屋・福岡の4会場で開催しました。開催エリアでの好評を得て、2023年は、新たに、仙台・千葉・広島・栃木・神奈川・茨城・京都・熊本・埼玉・立川を加えた14会場で開催しました。 384社の企業が出展し、累計2,796名の高校生を動員しました。 ◆イベント当日の様子 おしごとフェア当日、各会場には17~54社の企業が集まり、軽自動車のエンジンや信号機、バイクが会場に持ち込まれ、華やかなブースが多く、企業担当者の本気度と工夫が伝わってきました。 広島会場で目立っていたのは、美容師のブースで実際にマネキンを使用したヘアーカット体験や、こて巻き体験でした。実際に店舗で働くプロに手ほどきを受け、「美容師を目指してみたい」と話す高校生もいました。専門学校に通いながら働ける環境に魅力を感じるという声も多く聞こえてきました。 ものづくりが盛んな名古屋会場では、製造業や建設業の企業を中心に体験ブースが盛り上がっていました。信号機の取り付けを行っている企業ブースには、信号機が設置され、高校生は自在に信号機を青から赤に操作していました。 「普段こんなに近くで見ないので実際の大きさにびっくりした」「信号機の仕組みが分かって面白い」と話していました。 ▲マネキンでこて巻き体験を行う様子 ▲信号機の仕組みを説明し、操作体験を行う様子 会場で企業に話を伺ったところ、どの会場でも人手不足が深刻だと話されているのは、建設業界の企業でした。 しかし、ブースには多くの高校生が集まっており、体験前では仕事のイメージがつかない建設業も、体験を通じて職人の面白さや技術を感じ、興味を持ってもらえています。 一言で「建設業」といっても、やっている仕事は会社によって様々です。おしごと体験も、足場のミニチュア組立て、屋根工事の体験、左官作業の体験、測量器の体験、タイル貼り体験、塗装体験、現場作業で使用する工具やハーネスの試着など、企業によって幅広いおしごと体験ができました。 ▲屋根の取り付け工程のビス止め体験を行う様子 ▲内装工事の壁貼り体験を行う様子 仙台会場では、どの建物にも必要な工程である、鉄の枠を格子状に作る鉄筋工事の体験を用意する企業や、屋根をビスで組み立てる体験を用意する企業がありました。 企業の人事担当者は、「新卒社員がすぐに辞めてしまう経験をしました。予め体験して理解をしてから入社してもらうのは大事だと思っています。」と、しっかり知ってもらった上で入社することは、高校生にとっても、企業にとっても大切であると話しました。また別の企業では、「堅い話をするのではなく、まずは面白いと思ってもらって、業界に興味を持ってほしい」と話しました。 ◆参加した高校生の声 3年生・男性(大阪) 就職希望でいろんな仕事を知りたいと思い参加しました。4社の話を聞き、仕事を体験させてもらいました。中でも、警察官の鑑識体験はドラマで見るような作業を体験させてもらい、実際に指紋を取りました。 自分に自信が持てなくて、自分がどんな仕事に就きたいか分からなかったけど、様々な業種の体験あって夢が広がりました。 3年生・女性(大阪) 卒業後に就職して、数年働いて専門学校に通いたいと思っています。飲食店でアルバイトをしていて、人とコミュニケーションを取るのを活かせる仕事をイメージしていました。 飲食業も含め6社の企業ブースを回ったら、IT業界のブースでプログラミング体験を行い、何かを1から作り上げる仕事も楽しいと感じ、視野が広がりました。 1年生・男性(東京) 色々な会社があると思いました。製造・建設・サービス業の企業を回り、溶接作業や、ダクトをビスで打ってつなげる体験をしました。 日常の些細なことでも、それを生業にしている会社があることに気が付きました。 また、企業の方とお話をして「やりたいこと」が「仕事」になっているんだと思いました。 1年生・男性(東京) 色々な会社を回って、HPの文字情報だけではわからないことがたくさんあると感じました。特に、仕事のやりがいの話などを聞いて、実際に働いている人のお話の方が信頼できると思いました。 2年生・女性:(仙台) 介護・建設・製造業の会社を周りました。屋根工事を体験した建設業の会社では、高校でのことを聞いてくれたりフレンドリーに話しかけてくれて意外でした。仕事の説明を聞いていて、どの会社の皆さんも誇りを持って楽しんで働いているんだと思いました。自分たちの持っている技術を伝承したいという熱意を感じました。 2年生・女性:(仙台) 高校生のうちに色々な職業の話を聞く機会が少ないと感じます。もともと介護業界に興味があり、幅広く話を聞いて写真を見せていただきました。他にも靴の仕上げの体験をしましたが、やる機会はめったにないと思うので良い体験をしました。何も知らずに就職してしまうと、入社後に自分が合うか合わないかわかることになると思うので、色々な話が聞けて良かったです。 3年生・男性:(仙台) 車に関わる仕事に就きたいと思い、製造業を中心に話を聞きました。車メーカーの企業では、タイヤのねじ締めの体験を行いました。社員さんがフレンドリーでよかったです。進路に迷っているので参考になりました。 3年生・男性:(熊本) 短い時間で多くの企業の話を聞けて、とても画期的だと思います。 どの企業も丁寧に仕事の内容や福利厚生などを教えてもらえるので、就職活動の参考にしていきたいと思います。 ▲会場全体の様子(大阪会場) ▲革靴製造の仕上げ、ツヤだしの工程の体験 ▲ねじ切り体験 ▲制服を試着してお寿司握り体験 ◆参加した高校生へのアンケート調査 おしごとフェアに参加した高校生に、就職活動の方法を質問すると、約半数が「学校に届く求人票の中から自分で探す予定」と回答しました。誰もが簡単に情報を収集できる現在も、高校生にとっての就職活動の方法は、学校に届く求人票での情報収集が主流となっていることが分かります。 また、就職活動や進路に対する不安を質問したところ、「自分のやりたいことが見つかっていないこと」が4割を超えました。この結果は、学校生活の中に、社会に溢れる「仕事」に触れる機会が少ないことも1つの要因と考えられます。 「おしごとフェア」への参加を通して、高校生には直接企業とふれあい、おしごと体験を行うことで、社会にある多くの仕事を知り、自身の興味や関心がどんなことに向いているのか、考えるきっかけにつなげていただきたいと考えています。 ※現役高校生が選ぶ、「なりたい職業ランキング」より(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000048030.html) ■ 株式会社ジンジブについて...
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漁師の世界や海のことを楽しく学ぶWebサイト『漁師ナビ』誕生~知ってる?漁師の魅力~小中学生に向けた漁師を動画で学ぶ新しいサイトでは若手お笑い芸人さんから飛び出す漁師の謎に水産高校の先生が解説します!
日本人の漁師の担い手確保・育成を目的に活動をしている、一般社団法人全国漁業就業者確保育成センター(以下「漁師.jp」)は、日本財団から助成を受け、小中学生をターゲットとする新しいWebサイト「漁師ナビ」を漁師の日(7月第3月曜日)7月17日(月祝)に公開しました。 https://ryoushi.jp/ryoushinavi 7月22日(土)大阪で開催する漁業就業支援フェア会場内において、漁師ナビのコンテンツのうち未公開動画の試写会及び小学生の自由研究に最適な「漁師の仕事!知る授業夏休み自由研究大作戦」を開催します。終了後は全国からフェアに参加している漁師さんにインタビューなどができる他にないイベントです。 漁師.jpが2002年から毎年開催している、漁業就業支援フェアに「漁師になることが子供のころからの夢でした」という方が多く来場され、面談や体験乗船を経て漁師になっていきます。 こうした方に話を聞くと、子供のころ家族で行った海での体験が楽しくて漁師に憧れていた。という方が多く、漁師という職業に興味をもってもらうには、小中学生の段階で漁師について気軽に触れることが第一歩であると考え、日本財団様の助成をいただき新たにWebサイトを開設しました。 従来からあった漁師.jpのwebサイト(https://ryoushi.jp/)は就業に直結した情報を掲載していますが、漁師ナビは動画を中心として、漁師について楽しく学べる構成にしています。子どもたちに馴染みやすいよう、若手のお笑い芸人に神奈川県立海洋科学高校に足を運んでいただき、実際の教室で本職の先生から授業をしていただいた動画もございます。 ◆動画のコンテンツ 1. 現役漁師インタビュー ≪5人の漁師から生の声をお伝えします≫ ■中井恭佑さん~夢だった「漁師」に転職して、見えてきた未来とは 三重県尾鷲市早田町 ■大野愛子さん 自由な働きを選んだ現役海女の生き方とは 三重県鳥羽市石鏡町 ■西村宗伯さん ITを取り入れた養殖で、漁業の未来を切り開く。 三重県度会郡大紀町 ■遠藤勝信さん 自然と向き合うからこそ、やりがいがある漁師。 千葉県旭市足川 ■伊東秀悟さん 若手でも評価してもらえるから、やりがいがある世界 千葉県銚子市笠上町 2. 漁師の学校 ≪若手お笑い芸人が神奈川県立海洋科学高校の先生から漁師について楽しく学ぶ≫ ■1時間⽬ お⿂のことちゃんと知ってる? ■2時間⽬ いろいろな漁法を知ろう ■3時間⽬ 家庭にお⿂が届くまで ■4時間⽬ 気になる!漁師とお⾦の話 ■5時間⽬ 漁師になるにはどうすればいい? ◆200人の漁師さんから聞きました!(漁師まるごとアンケート2023年5月実施) 全国の漁師さんにwebアンケートを行いました。 「生まれ変わっても漁師になりたいですか?」というアンケートでは、回答のあった現役漁師214人中140人の65%が「生まれ変わっても漁師になりたい。」と回答しました。この結果を受け、6月に一般の方に向けに「生まれ変わったら今の職に就きたいですか?」というwebアンケートを実施。漁師以外の有職者301人中48人(16%)が今と同じ職に就きたいと回答しました。漁師さんが65%だったのに対し、それ以外のからは1/4の16%という結果がでました。 漁師は、3Kと言われることのある現場での仕事ですが、実際には“達成感がある”、“毎日がワクワクする”といった声も多く誇りをもって活躍されていることがわかるアンケート結果となりました。 漁師とは、SDGsの開発目標の一つである「海の豊かさを守る」ことにも直接的に繋がることのできるやりがいのある素晴らしい職業です。 漁師.jpは昨年7月に7月第3月曜日を「漁師の日」と一般社団法人日本記念日協会に登録し認定を受けました。 今年の「漁師の日」のイベントとして、7月17日(月祝)に漁業就業支援フェア東京会場(会場内のガイダンスブコーナー)にて、夏休み自由研究大作戦企画「漁師の仕事!知る授業」を開催しました。 https://ryoushi.jp/center-info/11460/ 11名の小学生が保護者と共に参加し、漁師について学びました。この日は水産庁より森長官にご参加いただき、子供たちとの記念撮影などをいただく場面もありました。 7月22日(土)大阪会場では、小学生の自由研究のセミナーの前に、若手お笑い芸人が漁師について学ぶ「漁師の学校」の動画の試写会を開催いたします。漁師と水産高校を知っていただく機会になるよう、漁師ナビをご紹介し、小学生には夏休みの宿題を早く終わらせて夏の海を楽しめるよう漁師.jp流のお手伝いを致します。 【7月22日(土)イベント概要】 漁師の仕事!まるごとイベント 漁業就業支援フェア2023大阪会場 場所:マイドームおおさか2階CDホール(大阪市中央区本町橋2-5) 開催時間:12時30分~16時(受付 12時20分~15時30分) ◇参加費無料 ◇申込不要 ◇履歴書不要 ◇服装自由 ◇入退場自由 ◆未経験者 ◆就活生 ◆高校生 ◆小学生 ◆家族連れ 詳しくは https://ryoushi.jp/fair/ をご覧ください。 主催:一般社団法人全国漁業就業者確保育成センター 後援:水産庁 協力:くら寿司株式会社 株式会社マイナビ 小豆島の漁師はまゆう ※同日会場内のガイダンコーナーにおいて下記イベント開催 14時15分~14時30分「漁師の学校」動画試写会 小中学生対象 14時30分~14時45分漁師の仕事!知る授業 夏休み自由研究大作戦 小学生対象 主催:一般社団法人全国漁業就業者確保育成センター (日本財団助成事業) イベントは全て参加費無料、登録不要となります。7月22日(土)は小学生から転職希望者まで幅広い世代の方にご参加いただけるイベントとなりますので是非お越しください。
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成田空港初!高等学校の教員向け空港視察会を開催します!
成田空港活用協議会及び成田国際空港株式会社は、航空/空港業界の人材の育成・確保を目的として、高等学校の教員を対象とした「空港視察会」を以下のとおり開催します。教員を対象とした視察会は初めての取り組みとなります。 ※現場作業見学および座談会のイメージ写真 航空/空港関連業種の一部は現在も人手不足が課題となっていますが、成田国際空港の更なる機能強化に伴い、これら業種の労働需要は一層高まり、課題が深刻化することが想定されます。 この空港視察会は、教員の皆様に、普段立ち入ることができない制限エリアや現場作業の見学、航空/空港関連企業の社員との座談会等に参加いただくことにより、航空/空港業界の様々な仕事・職について関心を持ち、理解を深めていただき、高校生の皆様の航空/空港業界への就業意識の向上につなげるために開催するものです。
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現役高校生が選ぶ、「なりたい職業ランキング」 働きたい業界1位「製造・ものづくり業」、なりたい職業1位「接客職」、将来への不安「なりたいものがない」
高校生の就職を支援している「 ジンジブ 」は 、現役高校生に向けて「なりたい職業」をテーマにアンケートを実施しました。【調査概要】調査期間:2023年5月11日~6月27日調査方法:ジンジブ主催の職業体験イベント「おしごとフェア」に来場した高校生にアンケート回収対象者 :高校1年生~高校4年生 ※4年生は定時制課程有効回答数:1,551人(内訳 1年生 321人、2年生310人、3年生848人、4年生72人)(希望進路 就職637人、進学463人、その他451人)■調査背景高校生の就活は、大学生のような自由な活動ではありません。求人票の解禁日 の7月1日 から、9月までの約 2カ月間 に 、先生とどの企業に応募するのかを決めます。一部の自治体をのぞき、応募は一定期間一人一社ずつ、という決まりです。 こうした就職活動は学業を大切にし、確実に内定を得られると言われてきました。しかし、就活期間が短いことや、限られた情報で、仕事や企業に対する理解不足がおき、就職してもすぐに離職してしまうなどのミスマッチがおこっています。そこで今回、職業体験イベントに参加した高校生に「どのような職業につきたいか」率直な考えをアンケートしました。 【働きたい「業界」ランキング】 就職するとしたらどの業界に興味がありますか? ※複数回答可 【働きたい業界ランキングの総評】 現役高校生が選ぶ「働きたい業界ランキング」では、「製造・ものづくり業界」が最も多く、24%の高校生が「働きたい業界」として回答しました。続いて2位「サービス業界」、3位「宿泊・飲食・観光業界」と、接客や人に接する業界に注目が集まりました。4位の「IT・通信業界」には15%の高校生が回答しましたが、実際に高校生向けの求人の割合は全体の1%以下と狭き門の業界でもあります。5位は「建設・建築業界」でした。 1位の「製造・ものづくり業界」では人材の流動化が進み、条件の良い企業や他業界への転職、高齢化・後継者不足が課題とされております。経済産業省発表の資料によると、大企業の17.1%、中小企業の22.7%が後継者不足と回答しているなど、後継者問題や技術伝承も叫ばれています。(*1)2~5位の業界についても、全て深刻な人材不足や高齢化が叫ばれているます。このような背景がある中、高校生にとっては「働きたい業界」に輝いていることから、まさしく「希望の光」と言えるでしょう。 ※働きたい業界の全ランキングは後述 (*1)出典:経済産業省発表『図 221-1ものづくり企業の経営課題(企業規模別)』https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2020/honbun_pdf/pdf/honbun_01_02_01.pdf 【働きたい「職業」ランキング】 就職するとしたらどんな職業に就きたいですか? ※複数回答可 【なりたい職業ランキングの総評】現役高校生が選ぶ「なりたい職業ランキング」の1位は「接客職」でした。接客は、高校生にとって身近な職業でもあり、「働いている人が魅力的」「楽しそう」「こんな大人になりたい」という働くイメージを想像しやすいことが1位の要因と言えそうです。先述の「働きたい業界ランキング」で2位・3位だった「サービス業界」「宿泊・飲食・観光業界」でイメージしやすい職業です。 「働きたい業界ランキング」1位の「ものづくり職人」は、「なりたい職業ランキング」では3位でした。ものづくり業界では、エンジニアやオペレーターよりも職人に票が集まり、業界のイメージのしやすさというよりも「職人」に対して魅力的に感じていると言えそうです。5位の「販売職」は女子生徒を中心に人気の職種です。アパレル・コスメ・食品など関心の高いものと関わる仕事をしたいことが上位の要因と言えそうです。 4位「イラストレーター」6位「デザイナー」7位「ゲームクリエイター」は、趣味にマンガやゲームをあげる高校生が多いことから関心の高さがうかがえます。 高校生がより身近に感じる職業や好きなものに関わる職業に惹かれたり、「働きたい業界」と「なりたい職業」に相違が見られるのは、様々な職業について「知らない」ことが多く、求人票だけでは自分が働くイメージを想像することが難しいことも関係しているのではないかと考えられます。高校生が職業について「知る」きっかけを作ることで、将来の職業選択肢が広がり、いざ就職活動を始めた時の情報収集の理解度を深めることにつながると言えます。ジンジブが就活スタート前の5・6月に開催する、高校生向け職業体験イベント「おしごとフェア」では、参加企業が仕事体験を準備し、実際の製品を手に取り触ることや、仕事道具を使った仕事の体験ができます。参加した高校生の声では、「自分の知らない仕事が色々あって、自分の視野はまだ狭いと感じた」、「実際に働いている人の顔が見られて安心した」など、実際の「人」や「仕事」に触れる体験に価値を感じている高校生が多くいました。2023年では、大阪・仙台・千葉・広島・名古屋・福岡・神奈川・栃木・茨城・京都・熊本・東京・埼玉・立川の全国14会場で、2,796名の高校生が参加しました。 ※なりたい職業の全ランキングは後述 3.就職活動はどのように行う予定ですか? ※複数回答可 n=637 進路希望を就職と回答した高校生に、就職活動をどのように行うか質問をしたところ、「学校に届く求人票の中から自分で探す予定」に50%強の票が集まりました。インターネットが普及し、誰もが簡単に情報を収集できる世の中になっても高校生にとっての就職活動の方法は、数十年前と変わらず「学校に届く求人票の中から自分で探す」ことが主流となっています。 4.就職活動や進路選択で不安なことはありますか? ※複数回答可 n=637 就職活動や進路選択で不安なことはあるか質問したところ、「自分のやりたいことが見つかっていないこと」に約40%の票が集まり、「希望通りの進路に進めるか不安」も35%を超える結果となりました。「何をするべきか分からない」「夢や目標、目標にしたい人がいない」の回答も20%程度います。インターネットやSNSが普及し、あらゆる情報が手に入る世の中にあっても、「自分のやりたいことが何か」は若者にとっての大きな悩みと言えそうです。世の中の職業についてネットの情報以外にも、企業の人や仕事に触れる体験をすることで、自分の好きや興味、得意不得意と照らし合わせることができ、やりたいことのイメージを持つ手助けになるのではないでしょうか。 <アンケート調査結果を受けて> 現役高校生が選ぶ「働きたい業界ランキング」では、人材不足、若手育成に課題を感じている業界「製造業」「サービス業」「宿泊・飲食・観光業界」「IT・通信業界」「建設業界」「医療・介護」などに高い関心が集まりました。また、実際の高校卒者の産業別就職先(*2)では、「製造業」「卸売・小売業」「建設業」の順に就職する割合が高い反面、ランキング上位でも求人が少ない業界もあります。例えば、昨今人材不足が言われている「情報通信業」の高卒求人の全体に占める割合は0.7%(*3)です。 「なりたい職業ランキング」については、日常生活でイメージしやすい「接客職」や、高校で先輩が就職することの多い「事務職」「ものづくり職人」、好きなものに近い「販売職」「イラストレーター」「デザイナー」「ゲームクリエイター」など、より高校生にとって身近に感じやすい職種に人気が集中したと言えます。また「自分のやりたいことが見つかっていないこと」に不安を感じる高校生が多数派であることから、高校生にとっては、どのように働くのかの具体的なイメージが分からない、世の中の職業について「知る」経験が必要と言えそうです。高校生にとっては、生活の身の回りやネットの情報以外にも、企業の人や仕事に触れる経験や体験し世の中の職業を知っていくことで、自分の好きや興味、得意不得意と照らし合わせることができ、進路を考えるきっかけにつながります。企業にとっては、高校生の興味関心を理解することで、採用したい職種を身近に感じてもらえる伝え方の検討や、身近に感じる分野や要素がある職種での採用育成を検討することが、若手人材の獲得のヒントにつながると考えられます。「現役高校生が選ぶ ジョブドランキング」では今後も「働く」に関するアンケートをランキング形式でご紹介します。 高校卒者の産業別就職先(2022年3月卒)(*2) (*2)出典:文部科学省『令和4年度学校基本調査 卒業後の状況調査 高等学校 全日制・定時制』よりグラフ作成(*3)出典:厚生労働省『令和4年度高校新卒者の求人・求職・就職内定状況(5年3月末)』 【働きたい「業界」 全ランキング】 就職するとしたらどの業界に興味がありますか? ※複数回答可 【なりたい「職業」 全ランキング】 就職するとしたらどんな職業に就きたいですか? ※複数回答可 <回答者属性> ■ 株式会社ジンジブについてジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。初めて社会に出る高校生は、将来に対する漠然とした不安をいだきながら、社会に出ることを決意しています。ジンジブでは、かかわる若者や会社に対して、不安な時には真剣に向き合い、自己理解・社会理解・マインド・スキルなど社会で生き抜くための力を高めるサポートを行い、自分の意思で未来を選択できる機会をつくります。たとえ失敗してもすぐに手を差し伸べ、その人生にずっと寄り添い、これからの生きる人の夢を増やしてまいります。● 高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解の機会や、やりたいことや向いていることを考える期間が少ない中、就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。情報不足、理解不足などで納得できる企業選択ができず就職し、入社後にギャップを感じてしまうことが、入社1年目の「超早期離職」の要因の一つといえます。そこで「ジョブドラフト」では、進路決定前から将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、1日で多くの企業に直接話を聞ける高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」、高卒第二新卒や既卒者への学び直しと就職・転職を支援する「ジョブドラフトNext」を運営し、高校生の未来を自分の意思で形作るためのサービスを展開しております。 ・ジョブドラフトNavi:https://job-draft.com/ ジョブドラフトFesの様子 株式会社ジンジブ https://jinjib.co.jp/
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「ゼロ秒思考」赤羽雄二の学生アクションラボ Tokyo の募集開始!(学生対象、50名限定、参加無料)意欲ある学生たちが一堂に会し、互いに切磋琢磨しながら成長を目指す
ChatGPT時代に必要なスキルや知識、それに伴うマインドを身につけるためのプログラムを開始します。今後の社会やビジネスの変化に対応できる、最新かつ実践的な内容が盛り込まれています。 第1回『ゼロ秒思考』赤羽雄二の学生アクションラボ Tokyoを開始します。 【概要】 ◯参加対象:大学生、大学院生、専門学校生、高専生◯開催場所:東京都立産業貿易センター浜松町館 4階 第1会議室 (東京都港区海岸1丁目7−1)◯主催:株式会社就活ラジオ◯費用:無料◯開催方法:月内プログラム 全2回 受講後はOBコミュニティに参加可能(任意)◯日時:6/9(金)6/22(木)各回18:30-20:30(定期開催・・・*7月開催予定:7/5(水)7/19(水)) 申込フォーム https://actionlabtokyo.peatix.com/ プログラム講師として、元マッキンゼーにて世界中の企業をコンサルティングし、また多くのベンチャー企業の設立・成長をサポートしてきた「ゼロ秒思考」の著者でもある赤羽雄二が直接支援します。毎月50名募集、各2回の対面ワークショップで、仮説の出し方、検討の進め方、情報収集のしかた、資料のまとめ方、プレゼンのしかたなどのスキルを学び、グループワークを通してコミュニケーション力を鍛え、リーダーシップマインドを身につけます。グループワークでは、各グループに社会経験豊富なメンターを配属し、みなさんのワークに対するフィードバックを行います。ワークスキルや、働く上での心構えなど、みなさんが社会に出て活躍するためのノウハウを徹底的にサポートいたします。 より具体的には、毎月1回目の2時間と2回目の1時間半で、以下をカバーします。1.日本はこれからどうなるのか2.起業プランの作成方法3.ChatGPTの徹底活用~ChatGPT時代の先頭を走る4.問題把握・解決力の圧倒的強化5.情報収集力の圧倒的強化6.リーダーシップの圧倒的強化7.コミュニケーション力の圧倒的強化8.将来を考える~自分の将来を自分で決める ビジネスアイデアの考え方、検討のしかたについてもご説明し、翌月の2回目のセッションの後半30分でプレゼンしていただく機会を提供します。近い将来、スポンサー企業の前で実際にプレゼンしていただく場合もあります。この活動を「ガクチカ」としても活用できます。またスポンサー企業からのスカウトや、特別選考チケットを得て、就活が一気に終わるかもしれません。 また、毎月の参加者は、Facebookグループでのやりとりを期間中も終了後も続け、大学を終えるまで相談にのります。頼れる仲間ができ、最新情報などにも常にアクセスできるコミュニティを目指します。◇こんな方におすすめ◇ ・ChatGPTについて習熟し、時代を先取りしたい方・将来戦える個人総合戦闘力を身につけたい方・すでに起業している、または興味がありきっかけが欲しい方・活動する仲間や、同じ視座を持つ同世代の学生に会いたい方 ・就職活動に役立てる実績をつけたい方 ご質問・ご相談は、下記メールアドレスよりお気軽にお問い合わせください。MAIL:contact@shukatsuradio.com 【プログラム総監督】 ブレークスルーパートナーズ株式会社/株式会社就活ラジオ赤羽雄二(Akaba Yuji)東京大学卒業。コマツにて、ダンプトラックの設計・開発に携わる。途中、スタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士を修了。その後マッキンゼーにて、14年間の在籍中にマッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、LGグループの世界的躍進を支えた。ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業し、ベンチャー経営支援、中堅・大企業の経営改革、経営幹部育成、新事業創出に取り組んでいる。コロナ前はインド、ベトナムにも3年間毎月訪問し、現地企業・ベンチャーの経営支援に取り組んだ。東京大学、北陸先端科学技術大学院大学、電気通信大学、早稲田大学、東京電機大学講師としても活躍。年間100回以上のセミナー、ワークショップで、ベンチャー創業支援と個人の問題把握・解決力、リーダーシップ、コミュニケーション力強化を後押ししている。著書は、38万部突破の『ゼロ秒思考』 を始めとして、国内25冊、海外27冊、計125万部。
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【SNS教育系YouTube No.1 カイシャインのSNS高校】カイシャインが語る「YouTubeチャンネル黎明期」の苦悩とは!?| EdrawMind (エドラマインド) GWキャンペーン実施中
企業向けSNSコンサル会社『BEASTAR株式会社』取締役であり、SNSコンサル界のトップランナー『カイシャインさん』に起業の経緯から、コロナ禍でのYouTube戦略などを独占インタビュー! 各業界 トップランナーの人生をマインドマップ作成ソフト EdrawMind (エドラマインド) で深堀りするインタビュー企画『 Mindmap Graffiti 』の動画連載第三弾がスタート!マインドマップ作成ソフト EdrawMind がお得に購入できるキャンペーンも開催中(5月8日迄) ◆第三回目(最後)のゲストは… SNSコンサル界のトップランナー『カイシャインさん』 大学卒業からデザイナー業を経てSNS運用業にキャリアチェンジ 起業を決意したきっかけなどセキララ告白! 【インタビュー動画】https://bit.ly/3ZrBeKW EdrawMind (エドラマインド) 特別企画 ~ Mindmap Graffiti ~ 『 Mindmap Graffiti 』 今、話題のヒトの人生をマインドマップで可視化 ▶ 第一回ゲスト:今浪隆博さん北海道日本ハムファイターズ・東京ヤクルトスワローズで活躍した元プロ野球選手 数々のご経験を活かし現在はメンタルトレーナーとして活躍されています ▶ 第二回ゲスト:あおさんInstagramで大学生向けのアルバイト紹介アカウントを運営しフォロワー数6万人越え 累計売上総額「億」を超える現役女子大生マーケター —————————————————————————————————— 各業界のトップランナーとして活躍されている方々の人生を可視化した マインドマップ(完成版)直接ダウンロードも可能です 【特設ページ】 https://www.edrawsoft.com/jp/mindmap-graffiti.html —————————————————————————————————— エドラ公式YouTubeチャンネルにて9週連続公開 カイシャインさんのチャンネルではなかなか聞けない学生時代から現在に至るまでの経緯を独占深掘りインタビュー ■ 4月28日から毎週金曜日(全3回)配信中! マインドマップ作成ソフト EdrawMind について 「 マインドマップ 」使ったことありますか?頭の中のごちゃごちゃっとした「やること」「やりたいこと」「アイデア」などを可視化できるのがマインドマップです 作図専用ソフト EdrawMind であなたのアイデアを可視化 https://www.edrawsoft.com/jp/store.html * 今だけゴールデンウィークキャンペーン実施中 * ■ マインドマップ作図ソフト EdrawMind(エドラマインド)[ 用途にあったプランをご提供 ]・1年間プラン・永久ライセンス(買い切り)・可視化セット(買い切り)会社や学校で使いやすいライセンス管理が可能なチーム版もございます!* 法人でのご注文はこちらhttps://bit.ly/42TIWk0 ユーザーの皆様に支えられ ワンダーシェアーは【創業19周年】を迎えることができました 2003年の会社設立以来Wondershare(ワンダーシェアー)は、様々なシーンで活躍する革新的かつ、実用性が高いマルチメディアソフトの開発に取り組んでいます。Wondershareの社名の由来である「wonderful」(素晴らしい)を「share」(共有)するという企業理念に基づき、「ソフトウェア=知恵」を世界と共有し、人々の毎日をより楽しく便利で簡単にすることを目指し活動しています。—————————————————————————————————■ ワンダーシェアー公式ページ: https://www.wondershare.jp/■ Twitter: https://twitter.com/Wondershare_jp■ YouTube: https://www.youtube.com/@WondershareJapan—————————————————————————————————
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