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第2回「KATE SCHOOL」開講!メイクで知る、「あたらしい自分」 愛知県立愛知商業高等学校 1年生男女40名が参加
グローバルメイクアップブランド『KATE(ケイト)』は、メイクを通して、「自分らしさ」を知り・育む場として「KATE SCHOOL」を開講いたしました。第2回となる今回は、多数の応募校の中から愛知県立愛知商業高等学校での実施が決定。2023年12月22日(金)に1年生男女40名を対象に授業を行いました。 URL:http://youtube.com/watch?v=wIN-JnAMVp0 「KATE SCHOOL」では、メイクの仕方を学ぶのでなく、今まで使ったことのない色や塗り方など自由にメイクをすることで、自分らしさを表現することの楽しさを知り、自己表現の可能性を広げるきっかけづくりを授業の中で実施しています。 今回ご応募いただいた愛知県立愛知商業高等学校の校長先生からは、「本校は”15歳で、社会に挑め”という理念のもと、「愛商だからできる、愛商でしかできない」独自の活動を行っています。こうした中、メイクを通して自分らしさを表現する授業を行うKATE SCHOOLを知り、その内容や趣旨に共感いたしました。自分と真剣に向き合いながら様々な取り組みに挑戦している生徒たちの背中を“今”強力に押す活動として、ぜひKATE SCHOOLに参加したいと思い応募しました。」というコメントをいただきました。この熱い思いを受け、授業の趣旨にご賛同いただいた愛知県立愛知商業高等学校にて、第2回「KATE SCHOOL」を開催することが決まりました。 KATE SCHOOL開催概要 KATEには、それぞれに欲名がついた「ザ アイカラー」という単色アイシャドウがあります。生徒の皆様には事前に100以上ある欲名の中から気になる4つを選んでもらい、当日その欲名のついた4色のアイシャドウパレットをお渡しし、初めて見る特別なアイシャドウパレットを使って授業を展開しました。授業の中では、メイクの仕方を学ぶことに力点を置くのではなく、「なぜ100以上ある欲名の中から、それを選んだのか」など、自身の考えを探求し、ペア同士ディスカッションすることで、「自分らしさ」とは何かを深堀りしてもらいました。さらに、自身が選んだアイシャドウパレットを使い自由にメイクをすることで、新たな自分の一面に気づき、自分らしさを表現するという体験をしてもらいました。 当日参加した生徒からは「いつもは自分を出すのが得意ではないけど、案外自分を出すのは楽しいと感じた。」「自信が持てるようになった。」などの声が寄せられました。また、授業を通して感じたペアの新たな一面をディスカッションする時間では、「メイクをした自分を“花が好きそうな印象に見える”と言われ、今までの自分と違う印象を言ってもらえて嬉しかった。」など、友達のコメントをきっかけに新たな自分の一面に気づけたという声も多数寄せられました。 □名称: KATE SCHOOL □開催校:愛知商業高等学校 □開催日時:2023年12月22日(金)13:00~15:00 □当日の授業内容: ①授業趣旨説明・生徒が事前に選んだ欲名のついた4色のアイシャドウパレットを配布 ②【自分らしさを知る】 選んだ欲名の理由について、自身の思いや考えを探求し言語化する 2人1組でディスカッション ③【自分らしさの表現】 4色の中から直感的に気に入った色を使い、自由な塗り方でメイクシート上にメイクを実施 ~休憩~ ④【自分らしさの表現と発見】 自身の顔やメイクシートに、自由な塗り方で実際にメイクをしていく ⑤【発見した自分らしさの記録】 アイシャドウパレット以外のアイテムも使い、自分らしい表現で施したメイクした姿を撮影 ⑥【自分の未来の可能性を想像する】 授業を通して発見したペアの新たな一面をシートに記入 自分の変化を相手の視点から知ることで、改めてメイクで変化した自分を見つめ、自分の未来にどんな可能性があるのかを想像する ⑦授業総括 ■愛知県立愛知商業高等学校 川口 宗泰 校長先生 授業前後では明らかに生徒の表情も異なり、KATE SCHOOLを実施していただき本当にありがとうございました。 今回の授業ではわずかな時間ではありながらも生徒の表情や思いがみるみる変容していく様子がはっきりとわかりました。 「メイクができてうれしい」といった単純な感想だけでなく、「メイクを通じて今まで気づかなかった自分に出会えた」などの声はもちろん、多くの参加生徒が「これからの自分に対するWill(強い意志)」を感じ取ってもらえたことが何よりの収穫です。 本日の経験を糧に明日からの生活でも、自分を縛るルールをいい意味で壊しながら、オンリーワンの自分になることを期待します。また、愛商もKATE SCHOOLのスピリッツを目標に、常識にとらわれることなく生徒が輝ける活動に取り組んでいきます。
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JFAとクレディセゾンが価値共創活動を展開 JFAアカデミー福島の高校生を対象にした金融教育プログラム「出張授業~SAISON TEACHER~」を実施・金融リテラシーを高める授業により自立した社会人を育成
公益財団法人日本サッカー協会(以下:JFA)と、JFAメジャーパートナーの株式会社クレディセゾン(以下:クレディセゾン)は、サッカーを通じた価値共創活動の取り組みの一つとして、JFAアカデミー福島の高校生選手を対象にした金融教育プログラム「出張授業~SAISON TEACHER~」を、12月21日(木)に開催しました(会場:帝人アカデミー富士)。 JFAとクレディセゾンによる価値共創活動について 価値共創活動は、JFAパートナー企業の強みとJFAの資源をかけ合わせて、社会課題にアプローチを行う活動です。 JFAが運営する中高校生を対象にしたJFAアカデミー福島では、常にポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人材の育成を目的に活動を行っています。 また、クレディセゾンは、キャッシュレス化が進み、多種多様な決済手段があふれている現在において、次代を担う主に中高生が自立した消費者となれるよう、幅広い金融知識やノウハウを持つ社員が講師となり、全国の学校で金融に関する授業を行う金融教育プログラム「出張授業~SAISON TEACHER~」を提供しています。 今回の活動は、それぞれの分野で人材育成に取り組むJFAとクレディセゾンが協働し、JFAアカデミー福島の選手が将来、適切な選択や判断ができるように金融知識を深める一助として実施しました。 JFAアカデミー福島での出張授業について 授業には、JFAアカデミー福島の高校生選手29名のほか、ゲストとしてJFAアカデミー福島出身で現在プロのサッカー選手として活躍する田中陽子選手(アカデミー1期生/仁川現代製鉄レッドエンジェルズ)と、金子翔太選手(アカデミー3期生/ジュビロ磐田)、オビ・パウエル・オビンナ選手(アカデミー5期生/横浜F・マリノス)が参加しました。 田中陽子選手 金子翔太選手 オビ・パウエル・オビンナ選手 サッカー選手は遠征など、国内に留まらず海外へ行く機会も多くなることや、2022年4月の成年年齢引き下げにより、18歳になると親権者の同意なく自由に契約ができる一方で、契約の取り消しをすることができなくなることから、契約行為について考えるきっかけとなるよう「自立した消費者となるために ~クレジットカードのじょうずな使い方~」をテーマに授業を行いました。 約2時間の授業では、「金融の基礎知識」や「キャッシュレスサービスの上手な使い方」を中心に、クレジットカードのメリットとデメリットのほか、若者が被害に遭いやすいトラブルや失敗について、具体的な事例をあげて注意喚起を行いました。さらに、JFAアカデミー福島卒業後、社会人になり収入を得る際の心構えとして、所得税など税金の支払いや医療費など予測できない支払いに備えるため、計画性をもって金銭管理をする大切さを実社会に即した内容で学んでもらいました。 授業後には、ゲスト参加した3選手より、社会人・プロ選手となって感じた金融知識の必要性について、自身の体験談を交えてアカデミー選手へメッセージを発信いただきました。 参加者のコメント ■JFAアカデミー福島の選手 谷川選手:海外で生活をする予定があるので、授業を受けることでクレジットカードに興味を持ちましたし、これから使っていくために、より知りたいなと感じました。今後、大きな買いものをする時は、現金よりもクレジットカードを使うようになると思いました。 古賀選手:クレジットカードについて学校で学んだことがなかったので、メリットとデメリットを知ることができてよかったです。(クレジットカード会社との)契約を守らないと信用されなくなるという話が印象に残りました。これから海外で使う場面が多くなると思うので、しっかり使えるようになりたいです。 吉田選手:クレジットカードを作ろうと家族と話をしていたところだったのですが、今回、わかりやすく先生に教えてもらうことができて、自分も作って使ってみようという気持ちになりました。まだ大きな買い物をした経験はないですが、金子選手から車の購入などにも使えるという話を聞き、夢があると思いました。また、東日本大震災が起きたときにクレジットカードが使えなかったという話も聞いたので、クレジットカードに頼りすぎないことも大切だと思いました。 林選手: 今までクレジットカードにあまり興味はなかったのですが、授業を聞いて、自分も持ってうまく使っていきたいと感じました。4月から大学生になるので、使いすぎなどには気を付け、大事な時だけ使おうと思いました。 ■ゲスト選手 田中陽子選手(アカデミー1期生/仁川現代製鉄レッドエンジェルズ) 私は、実業団選手からプロ選手になりましたが、プロ選手になると自分で契約をしてお金の管理をすることになるので、更に金融の知識を持つことが大切になります。お金について学ぶ機会が少ないなかで、今回はJFAアカデミー福島のみんなと一緒に授業を受け、普段使っているクレジットカードの仕組みなど細かいことから学ぶことができ、とても有意義でした。とくに、先のことを考えることの大切さや、ショッピングサイトでの詐欺の事例は、自分のためにもなりましたが、知らない人にも伝えていきたいという気持ちになりました。18歳になる前から金融の知識を学ぶことは大切ですので、JFAアカデミー福島の選手たちは、今後もこのカリキュラムを学んでほしいと思いました。 金子翔太選手(アカデミー3期生/ジュビロ磐田) 自分がJFAアカデミー福島に在籍した時代に、クレジットカードや税金に関する授業はなかったので、こうやって大人になる前に勉強できる選手たちをうらやましいと思いました。自分も今まで知らなかった支払いの仕組みや契約について知ることができ、学びのある有意義な時間でした。 私は18歳でプロになってから自分でお金の管理を行い、クレジットカードも活用していますが、あまり使っていないサブスクリプションサービスの支払いがずっと続いてしまったという失敗も経験しています。一方、クレジットカードには、付帯サービスやポイントを利用するなど利点も多いです。特に、クレジットカード会社から毎月届く明細票は支出の確認ができ、節約や収入と支出のバランスを考えるのに役立っています。これからカードを持つJFAアカデミー福島の選手も増えると思いますが、有効に使ってほしいと思います。 オビ・パウエル・オビンナ選手(アカデミー5期生/横浜F・マリノス) クレジットカードは普段から便利に使ってメリットを感じていましたが、今回の授業ではデメリットについての説明があり、ショッピングサイトでの不正利用を防ぐための注意点なども教えてもらうことができて有意義でした。このような知識を持つことで、自分だけでなく、これから自分の家族ができたときに、大切な人をトラブルから守ることができると思いました。 今日の授業を受けて、今まで通り計画的に使っていきたいと思ったと同時に、特典などのサービスについて改めて調べてみて、クレジットカードのメリットを最大限に感じたいと思いました。 この授業を受けて注意点を知ってからクレジットカードを手にするのと、何も知らずに手にするのでは大きな差があります。アカデミーの在籍時に、このような授業を受けたかったという気持ちになりましたし、今日の授業は、JFAアカデミー福島の選手たちが今後社会人になって収入を得たときに役立つと思います。 実施概要 実施日: 2023年12月21日(木) 会場: 帝人アカデミー富士(静岡県・裾野市) 主催: 公益財団法人日本サッカー協会および株式会社クレディセゾンによる共催 参加者: JFAアカデミーの選手(高校生29名)、田中陽子選手(アカデミー1期生/仁川現代製鉄レッドエンジェルズ)、金子翔太選手(アカデミー3期生/ジュビロ磐田)、オビ・パウエル・オビンナ選手(アカデミー5期生/横浜F・マリノス) 講師: クレディセゾン社員 授業タイトル:「自立した消費者となるために ~クレジットカードのじょうずな使い方~」 <ご参考>金融教育プログラム「出張授業~SAISON TEACHER~」について 「出張授業~SAISON TEACHER~」は、成年年齢の引き下げにより若年層の消費者トラブルの懸念が高まる中で、自立した消費者の育成を目指して実施している金融教育プログラムです。 金融に関する幅広い知識や経験を持つクレディセゾン社員が講師となり、全国の中学校・高校を対象に授業を行っています。授業内容は、それぞれの学校のニーズに合わせてカスタマイズしており、幅広いテーマ(クレジットカードをはじめとしたキャッシュレス決済や借入に関する金融リテラシー教育、消費者教育、キャリア教育、SDGs教育等)に対応しています。 2019年12月の開始から累計335回、約15,400名の生徒が受講しています(2019年12月~2023年3月実績)。 詳細は以下をご参照ください。 https://corporate.saisoncard.co.jp/sustainability/csr/teacher/
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現役高専生向けキャリアイベント「高専キャラバン2024」開幕
株式会社みらいスタジオと、フラー株式会社、株式会社プロッセルは、現役高専生のためのキャリアイベント「高専キャラバン2024」を開催します。みらいスタジオは日本最大級の高専生・OB/OG向けコミュニティである「高専キャリア」を運営しています。キャリア教育の実践や、高専生のもつ高い専門性・技術力を活かせる活躍の場を提供するほか、スタートアップスタジオとして起業・創業の後押しを実施しています。高専キャラバン2024は「それでも進む。1%の進路の先へ」をテーマに開催が決定(※1)。高専生のキャリア教育やIT企業とのつながり作りを目的に高専キャラバンに取り組んできましたフラーと、高専生をはじめ学生に向けたキャリア支援を行っている株式会社プロッセル、そして新たに弊社みらいスタジオが運営に参加をする形で、より充実した運営体制で一層熱量を高くして取り組んでいきます。 各校へ足を運び、高専生の未来の一例を見せる 高専キャラバンは高専生に向けて新たなキャリアの指針を提示するなど、高専生の進路の可能性を広げるために実施しているイベントです。フラーは2012年より参画し、2020年からは主催として継続的に開催をしています。高専に入学する人は全国の中学校卒業生のうち約1%です(※1)。学校が地方にあることも多く、それゆえに現役高専生が高専卒業後の進路にまつわる一次情報を取得する機会は数が限られている現状があり、進路選択の幅を狭めてしまうおそれもあります。そこで高専キャラバンは高専生への将来の選択肢を増やす、可能性を広げるキャリア教育を行うことを目的に、高専卒業生が中心となって各校へ足を運び、卒業後の進路やどのように進路を選択をしてきたのかなど、失敗談を含めたリアルな声を伝えてまいります。 ※1:【e-Stat 政府統計の総合窓口】下記データより算出学校基本調査 / 令和4年度 初等中等教育機関・専修学校・各種学校《報告書掲載集計》 卒業後の状況調査 中学校https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00400001&tst[…]2264942&cycle_facet=tclass1%3Atclass2%3Atclass3&tclass5val=0学校基本調査 / 令和4年度 高等教育機関《報告書掲載集計》 学校調査 高等専門学校https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00400001&tst[…]27&tclass4=000001172431&stat_infid=000032265073&tclass5val=0 テーマは「それでも進む。1%の進路の先へ」 今回は「それでも進む。1%の進路の先へ」と題し、等身大の高専生に向けた内容を伝えます。インターネット検索をしても進路について参考になる情報が少なく、未来について考えるよりもレポート、試験、研究、部活動など目の前のことを考えたい。だけど進路選択の時期が迫っていて 少し焦る......そんなごくごく普通の高専生にロジカルに、アクションベースで何かヒントになるよう な話を伝え、これからの将来に向かう勇気が得られる場にしていきたいと考えています。開催概要【プログラム内容(予定)】1.高専卒業生によるキャリア講演2.高専卒業生との座談会※プログラムの内容は開催校によって変わります【開催校】2023年12月先行開催の釧路高専を皮切りに、今後も開催校を増やしてまいります。詳細については高専キャラバン公式サイトやX(旧Twitter)をご覧ください。高専キャラバン公式サイト:https://kosen-caravan.com/X(旧Twitter):https://twitter.com/kosencaravan (先行して開催した釧路高専での高専キャラバンの様子) みらいスタジオおよび高専キャリアについて みらいスタジオおよびその子会社である株式会社高専キャリア研究所の代表取締役を務める兼城は沖縄工業高等専門学校(沖縄高専)の卒業生であり、2社創業の以前から全国の高専生向けのキャリア教育を行ってまいりました。就職活動支援のみを対象としない、本質的なキャリア教育を10年弱続けてきたことにより、現在では日本最大級の高専生・OB/OGコミュニティを運営しています。高専生のエンジニアとしての強みを活かしながら、より広い視野・高い視座を持ったキャリアを開拓できるように、技術力を強みとしたスタートアップスタジオとしてみらいスタジオも創業し、現在に至るまで全従業員が高専出身者で構成されています。また、2023年には東京都庁が企画する「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業 TOKYO SUTEAM」にも採択され、アントレプレナーシップ教育やエンジニアリング教育を加速させています。▶︎株式会社みらいスタジオ:https://miraistudio.co.jp▶高専キャリア:https://kosen-career.tech/高専キャリアコミュニティへの参加は以下より申請可能です。なお、参加費などは発生いたしません。▶高専キャリアコミュニティ参加申請フォーム:https://kosen-career.tech/join-slack ▼本件に関するお問い合わせ先 株式会社みらいスタジオ〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-21-7 英弘ビル3階contact@miraistudio.co.jp
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熊本県立玉名工業高等学校と企業訪問・エンジニア派遣実習を実施/産学連携で、半導体関連産業の人材育成に貢献
多様な人材を人的資本と捉え、人材ソリューションで可能性を創造する「人的資本創造企業」の日研トータルソーシング株式会社は、熊本県教育委員会の協力のもと、11月8日、機械を学ぶ熊本県立玉名工業高等学校1年生40名に向け、熊本テクノセンターでの企業訪問を実施、また12月8日に同校2年生80名に向け、エンジニア派遣実習を実施いたしました。 熊本県内の半導体需要に応え人材育成、産学連携強化を目指す 熊本県内では、TSMCの進出など、半導体関連工場の新設・増設が相次ぎ、半導体関連の人材不足が課題となり、大学や高等学校と民間企業の連携による人材育成の動きが加速しています。 当社では、より多くの人に、より質の高い教育・研修を実施するため、2023年3月に熊本テクノセンターを「半導体教育」に特化した研修施設として拡張移転し、主にエンジニアの育成に取り組んでまいりました。 熊本県立玉名工業高等学校は、熊本スーパーハイスクール(KSH)の「プロフェッショナルハイスクール(実践研究型)」として県指定を受け、産業界等との連携・協働による実践的な教育を推進するとともに、将来地域を担う人材を育成してきました。この度、機械を専門的に学ぶ生徒に向け、県内の半導体産業の現状や、県内での就職について理解を深めてもらうため、11月8日に当社熊本テクノセンターにて、企業訪問、また12月8日に熊本県立玉名工業高等学校にて、エンジニア派遣実習を実施いたしました。 今後も当社は、質の高い教育・研修力を提供することで、半導体関連産業の人材育成に貢献してまいります。 企業訪問の様子 企業訪問では、熊本テクノセンターの遠山センター長より、昨今の半導体業界の現状や当社テクノセンターでの取組みについて説明。実際の研修内容や設備を見学頂きました。 エンジニア派遣実習の様子 機械科2年生 80名を対象にエンジニア派遣実習を実施。授業では、熊本テクノセンターの遠山センター長から、半導体業界の説明の他、当社の研修で実際に使用する器具を使った、基礎研修の実習を行いました。 <参加者コメント(一部抜粋)> ■参加生徒 ・機械保全という仕事は、機械のお医者さんの役割をしていることだと知り、とても大切な仕事だとわかりました。ネジの締め付け実習では、自分がいつもこのくらいでいいと思っている締め方では、トルクが全然足りませんでした。また、シール実習では、シールテープが、身の周りの水道にも使われているので、特に印象に残りました。普段の生活の中に、いろんな技術が潜んでいるとわかりました。 ・今回は学校では学ばないことばかりで、とても新鮮で実のある時間だったと思います。普段気にすることのない配管の水漏れの対策、車や様々な場面で用いられるネジには繊細な力が加わっていること、金属と温度との関係など、作業していて新しい発見ばかりで、とても面白く、意欲的に取り組めたと思います。 ■担当教員 県内の半導体産業のニーズに対応した生徒の育成に悩んでいた際、日研トータルソーシング様に、2週にわたり本校機械科2年生向けで、エンジニア派遣実習を快く引き受けていただきました。 本校機械科では、様々な工作機械を通し、ものづくりの手法や材料特性を学びます。物を製造するのに特化する反面、操作する機械のメンテナンスは、これまでの授業の中にほとんど含まれていませんでした。いわゆる『機械保全』の分野です。現に半導体業界のみならず、他業種でも機械保全の分野では、高校生へのニーズが高まっていると感じています。 今回のエンジニア派遣実習では、機械保全分野の基礎を実習していただきました。私たちが想像していた以上に、生徒からの驚きや反応がありました。機械保全に興味を持つだけでなく、メンテナンスの重要性も理解し、機械の取り扱いにも気をつけたいと言った意見も出てきたのは大きな成果だと感じました。 引き続き、令和6年1月に2回目のエンジニア派遣実習を実施していただく予定になっていますので、生徒の更なる意識向上を期待したいと思います。 熊本県立玉名工業高等学校について 熊本県立玉名工業高等学校は、熊本県北における工業教育の中核として、地域の期待を担い、昭和38年4月に第1期生が入学。平成24年度には学校創立50周年記念式典、令和4年度には創立60周年記念式典が実施され、新たな歴史を作り始めました。現在、機械科(2クラス)、電気科、電子科、工業化学科、土木科の5科18クラスに656名が在籍し、これまでの卒業生は1万3千名を超え、地元産業界をはじめ全国各地で優秀な工業技術者として活躍しています。 令和4年度より「熊本スーパーハイスクール(KSH)」のプロフェッショナルハイスクール(実践研究型)として熊本県より指定され、地域の自治体、産業界、大学等と連携・協働し、生徒の知識や技能、思考力を高め、多面的なものの見方を広げ無限の可能性を引き出すとともに、将来地域を担い支援する人材を育成しています。 熊本テクノセンターについて 熊本テクノセンターは、主に半導体製造装置の定期メンテナンスや事後保全を行う保全エンジニアや、工程ごとの製品検査・品質管理などを行うラインエンジニアや生産オペレーターとして就業するスタッフのためのスキルアップ研修(半導体基礎・実技)を行っています。半導体製造装置の組み立てや改善・改良のための設備保全エンジニアの育成を図り、製造から保守・保全まで一貫したキャリアアップをサポート可能です。また、同センターでは、配属先の作業環境と同等の研修機材を使用したスキル認定でスタッフの作業習熟度を把握し、就業後のスキル不足等を解消するとともに、作業で重要なコミュニケーションやチーム作業を取り入れた研修にも力を入れています。 【熊本テクノセンター 概要】 名称:熊本テクノセンター 所在地:熊本県熊本市中央区本荘4-1-1 フジモトビル 自社研修施設「テクノセンター」について 当社では、業界に先駆けて自社研修施設「テクノセンター」(全国10施設)を立ち上げ、設備保全に適応したスタッフの育成に着手してきました。未経験者を対象とした研修期間は30日で、クライアントの要望を踏まえ磨き上げた独自の研修マニュアルを使用します。研修生たちに設備保全の基礎を習得してもらうほか、現場仕様の製造ラインなども用意し、実践さながらの環境を整えています。さらに新入社員をベテラン社員に帯同させて派遣するOJT制度も設けています。このほかテクノセンターでは、新卒エンジニアやキャリアチェンジやスキルアップを目指す当社スタッフを対象とした研修なども行っています。 当社は今後も、お仕事をお探しの方、就業中のスタッフの方にキャリアサポートをはじめ様々な取り組みを進めながら就業機会の創出を図るとともに、人材活用を検討する企業の多様なニーズに応えて参ります。 日研トータルソーシングについて 「人的資本創造企業」として業種や職域の枠組みを超え、様々な領域で活躍する人材を「人的資本」と捉え、人材ソリューションを通じて働く人・企業・社会の可能性を創造していきます。 【会社概要】 設 立 1981年4月 本社所在地 東京都大田区西蒲田 代表者 清水 浩二 事業内容 総合人材サービス(業務請負事業/人材派遣事業/人材紹介事業)
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山梨の子供たちのデジタルトランスフォーメーションの扉を開く!~学校向けデジタル体験授業を開催します~
山梨県では、あらゆる県民や県内で働く方々を対象に、基礎的なデジタルリテラシーの向上を図り、地域社会としてデジタルへの適応力を高めていけるよう、DXに関する様々な研修や講座を提供する「DXマインド醸成研修」を実施しています。このうち、次代のデジタル人材養成に向けた「学校向けデジタル体験授業」を県内の小学校・中学校・高等学校で開催しています。 授業の概要山梨の将来を担う子どもたちを対象に、授業や講義の一環として最新のデジタル技術を楽しく体験する機会を提供することで、デジタル技術を身近に感じてもらいながら、日常生活でどのように活用できるか考える機会を創出します。 embotプログラミング体験:小学生向け 自分の考えたプログラミングで実際の”モノ”(段ボールと電子回路を組み立てたロボット)を動かす体験 スマートグラスで謎解き体験:小学生(高学年)及び中学生向け スマートグラスを通して、離れたところの人とコミュニケーション・協力することの疑似体験を生徒に提供し、デジタルを通したコミュニケーションを体感 メタバースで空間設計の模擬体験:中学生・高校生向け テーマに沿い作成した仮想空間を、VRゴーグルで体感し、空間設計能力とあわせてデジタルで何かを作ることの価値、将来の職業を考える機会を提供 ◆開催日程や授業詳細内容は以下をご参照ください。 【詳細内容】https://prtimes.jp/a/?f=d78927-215-3ca9563f973d3a984f6a67081c84b3af.pdf
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Space BD 北九州市が次世代産業として掲げる「宇宙」をテーマに共創を開始・宇宙ビジネスの実践者の知見・ネットワークを活かし、北九州市発の宇宙ビジネス創出に向けた伴走支援を実施
宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BD株式会社は、北九州市から令和5年度「宇宙産業振興に向けた企業調査・伴走支援等業務」を受託し、2023年12月18日に契約締結しました。北九州発の宇宙ビジネス創出に向けた伴走支援を行うことを発表しました。 北九州市は、本州と九州の結節点に位置し、主にアジアを中心とした主要都市との国際物流の拠点として栄えてきました。そうした地理的環境を活かし、ものづくりの街としても発展してきた歴史を持つ同市が、新たな次世代産業の1つとして掲げる「宇宙」をテーマに、衛星開発や衛星データ活用を行う学術機関の存在による豊富な理工系人材や学術研究都市としてのポテンシャルを活かした新たな産業振興を目指します。 Space BDは、これまで宇宙ビジネスの実践者として、技術力に立脚した事業開発力を強みにしながら、多数の地方自治体様を対象とした取り組み実績を有しています。また、北九州市に拠点を置く九州工業大学とは包括協力協定を締結しており、2023年11月からは共同授業として高校生・高専生向けに「宇宙・衛星開発アントレプレナーシップ教育プログラム」を提供するなど、包括的に北九州市の宇宙産業発展に向けて貢献します。 本事業の委託内容 ・北九州宇宙ビジネスネットワーク参加企業向け勉強会の実施 宇宙ビジネスに関心のある企業が参加する勉強会を通じて、宇宙ビジネスに対する理解を醸成します。 ・宇宙ビジネス可能性調査 個別の企業に対して製品・サービスの事業化に向けた支援のための調査を行います。 ・衛星データ利活用実証事業への伴走支援 衛星データの利活用を行う企業や大学等への相談対応やマッチング支援を行います。 ・ロードマップ作成支援 小型衛星の開発・製造拠点など、市が目指す方向性や必要な取り組みについて、ロードマップ案を提案します。 (参考)過去の九州地方における宇宙・スタートアップ関連登壇イベント一例 2023年3月29日 北九州スタートアップ最前線イベントの様子(真ん中:武内市長、右側2番目:Space BD永崎) 2023年11月15日九州宇宙ビジネスキャラバン2023福岡イベントの様子(左:Space BD永崎) Space BD 株式会社について Space BDは、日本の宇宙ビジネスを、世界を代表する産業に発展させることを目指す「宇宙商社®」です。2017年の創業以来、宇宙への豊富な輸送手段の提供とともに国際宇宙ステーション(ISS)を初めとする宇宙空間の利活用において、ビジネスプランの検討からエンジニアリング部門による技術的な運用支援までをワンストップで提供しています。技術力に立脚した営業力・事業開発力を礎に、多様なキャリアバックグラウンドを持ったメンバーが、宇宙を活用した官民の事業化支援・事業変革、教育分野などに事業を展開しています。 2023年11月現在、衛星取扱い約70件を含め450件以上の実績を重ねています。 社 名:Space BD株式会社 本 社:東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 日本橋三井タワー7階 代 表 者 :代表取締役社長 永崎将利 設 立:2017年9月1日 事業内容:宇宙における各種サービス事業・教育事業 U R L:https://space-bd.com/