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国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル着工・「日本橋に森をつくる」 “終わらない森”創りを通じた持続可能な社会の実現に貢献
三井不動産グループは、「&」マークに象徴される「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、グループビジョンに「&EARTH」を掲げ、社会・経済の発展と地球環境の保全に貢献しています。この保全活動の一環として、北海道に約5,000ha(東京ドーム約1,063個分)の森林を保有しており、「植える→育てる→使う」のサイクルをまわし続けながら、持続可能な森林経営による“終わらない森”創り(※2)に取り組んでいます。 本計画は、この“終わらない森”創りのサイクルの実践に向けて、三井不動産グループとして初となる木造賃貸オフィスビルを実現するものです。伐採適期を迎えて計画的に伐採した木材および森のメンテナンスのために間伐した木材の活用が日本の林業の課題となる中、本計画においては、三井不動産グループの保有林約100㎥を含む、1,100㎥超の国産材を構造材として使用し、仕上げ材・内装としても積極的に保有林の木材を活用いたします。再生可能な循環資源である木材を利用した、国内最大級の木造建築物への挑戦を通じて、森林資源と地域経済の持続可能な好循環への貢献を目指します。 三井不動産グループの“終わらない森”創り 北海道赤井川村の保有林 ◆本計画の特徴 1.国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル 本計画は、国内最大・最高層となる地上18階建・高さ84m・延床面積約28,000㎡の木造賃貸オフィスビルを建設するもので、使用する木材量は国内最大級の1,100㎥ 超、CO₂固定量は約800t-CO₂を見込んでおります。同規模の一般的な鉄骨造オフィスビルと比較して、躯体部分において、建築時のCO₂排出量約30%の削減効果(※1)を想定しています。 また、三井不動産と株式会社日建設計で作成したマニュアルをベースに、不動産協会によって策定された「建設時GHG排出量算出マニュアル」(※3)を適用してCO₂ 排出量を把握する、初のオフィスビル物件となります。 西側低層部外観 完成予想パース (1)国内初適用となる木造・耐火技術の導入 ハイブリッド木造建築物の実現にあたっては、竹中工務店が開発し大臣認定を取得した耐火・木造技術等を導入し、主要な構造部材に木材を活用いたします。なお、本計画はこうした普及拡大段階の木造化技術を活用したプロジェクトとして、令和5年度国土交通省「優良木造建築物等整備推進事業」に採択されています。 ・3時間耐火集成材「燃エンウッド」(※4) ・鉄骨の耐火被覆に木材を用いる「KiPLUS TAIKA for CFT」、「KiPLUS TAIKA for BEAM」(※4、5) ・CLTを用いた耐震壁・制震壁(※6) 構造概要 (2)木造オフィスビルだからこそ実現できる「行きたくなるオフィス」 構造材のみならず、内装・仕上げ材にも木材を積極的に活用し、木ならではのやすらぎとぬくもりを五感で感じられる木造オフィスビルを実現します。 エントランスホールは上質な吹き抜け空間とし、壁には三井不動産グループの保有林の木材を使用、天井には三井ホーム株式会社が保有する木接合技術(※7)を活用します。また、事務所専有部においては木の構造部材に触れることができる現しとし、働きながら木に触れ、香りを感じられるオフィス環境を創出します。 オフィス専有部 イメージパース オフィス空間の木質化については、人は自然とのつながりを感じたいものである、という考えのもとで設計を進める「バイオフィリックデザイン」が着目されてきました。特にオフィスワーカーの生産性向上等の効果が期待されており、内装の木質化と集中力向上やストレス低減の繋がりに関する調査(※8)も進められています。 耐火・木造技術 現在、三井不動産と東京大学による産学協創「三井不動産東大ラボ」の共同研究の一環として、農学生命科学研究科生物材料科学専攻の恒次祐子教授とともに、木質空間が身体にどのような影響を与えるかを科学的に証明する実証研究を推進しており、本計画においても今後連携を進め、木造オフィスビルならではの働きやすさ・過ごしやすさを追求してまいります。 〈東京大学大学院農学生命科学研究科生物材料科学専攻 恒次祐子教授によるコメント〉 専門分野は木質環境学。木材や、木材を用いた空間が人に与える影響、木材利用による地球環境保全効果の定量的な評価などを研究。 『木材の見た目、香り、手触りには、血圧や心拍数を低下させるなど、リラックス効果があることが分かりつつあり、そのような木材や自然が持つ力を活かすための「バイオフィリックデザイン」が注目されています。現代人は1日の90%以上を屋内で過ごすという調査結果もあり、建築や室内にどのように自然の要素を取り入れるかは重要な課題です。 木の空間が短期的、長期的に私たちに与える影響については、「現場」と「研究」とが両輪となって検証していくことが大切です。本計画により今後利用者の評価や経営上のメリットなどの現場側から情報が得られれば、仮説検証が進み、木の潜在的な効果や木材の価値が掘り起こされるなど、大きな意義があるものと期待しています。』 オフィス専有部 イメージパース (3)国内有数のライフサイエンス・ビジネスエリア日本橋において三井不動産初となる、都心型のラボ&オフィス 本計画の一部フロアには、日本橋においては三井不動産初となる、都心型の賃貸ラボ&オフィス「三井リンクラボ」(※9)の整備を予定しております。これまで三井不動産はアカデミアなどの有志とともに、一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワークジャパン(以下「LINK-J」)を2016年に立ち上げ、会員数が761(2023年12月末時点)となる盛況なコミュニティを確立してまいりました。本計画では、LINK-Jの活動の中心地でもある日本橋において、ライフサイエンス分野の企業を中心に、希少性の高い本格的な研究環境を整備いたします。 三井リンクラボ新木場2(参考) 2.都心における新たな緑の拠点の創出 (1)生物多様性の保全につながる、緑豊かな植栽計画 本計画は、「日本橋に森をつくる」のコンセプトのもと、日本橋における新たな緑の拠点として約480㎡の緑地を整備し、オフィスワーカーや来館者、周辺住民の方が自然を身近に感じられる緑豊かな歩行空間を創出いたします。樹種の選定にあたっては、地域の景観との調和を意識しながら、蝶などのいきものが都心にも生息しやすい生物多様性に配慮した環境づくりを推進します。 こうした取り組みを通して、都心のなかでも自然を感じられる植栽計画とし、「いきもの共生事業所®認証(ABINC認証)」(※10)の取得を目指します。 東側公開空地 完成予想パース 北側低層部外観 完成予想パース (2)新技術を導入した、屋上緑化の取り組み 本計画の屋上には、有機質肥料を用いた最先端の水耕栽培システムおよび空調設備の省エネ効果が期待される室外機芋緑化システムを導入する予定です。 水耕栽培システムには、NewSpace株式会社が開発した技術(※11)を導入し、環境にやさしいオーガニック農法を実現いたします。従来の水耕栽培は多くが化学肥料を使用する一方、無化学肥料・無農薬の栽培を行うことにより、都心部において環境負荷の少ない生産システムに挑戦してまいります。なお、有機質肥料を用いた屋上水耕栽培システムの整備は、オフィスビルにおいて国内初となります。 有機質肥料を用いた水耕栽培システム(イメージ) 提供:NewSpace株式会社 室外機芋緑化システム(※12)は、屋上に設置された室外機の周りで芋を栽培し、繁茂した葉の蒸散作用と日陰により周辺の温度を下げることで、消費電力の低減を図る仕組みです。本計画への適用は、三井不動産グループとして初めての導入であり、脱炭素社会に向けた取り組みの一つとして実施してまいります。 屋上における室外機芋緑化システム(イメージ) 提供:住友商事株式会社 3.最先端の技術・製品を取り入れた、次世代の環境配慮型オフィスビル 本計画では、持続可能な社会の実現に向けて、今後不動産業界全体での活用が期待されるさまざまな新技術・新製品を積極的に取り入れるとともに、建築廃材やリサイクル材の積極的な活用に取り組みます。 (1)フィルム型ペロブスカイト太陽電池に関する実証実験 本計画では、東芝エネルギーシステムズ株式会社と連携し、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の実装・システム構築を行います。 フィルム型ペロブスカイト太陽電池は、フィルム基板上に印刷技術を用いて作製できることから、軽量・フレキシブルな次世代の太陽電池として注目されています。本計画での実証実験結果は、今後の本格展開に向けて活用される予定であり、都心のオフィスビルを含め、従来型の太陽電池では困難だった新たな用途への適用に貢献することを目指します。 フィルム型ペロブスカイト太陽電池(イメージ) 提供:東芝エネルギーシステムズ株式会社 (2)CO₂を食べる自動販売機の設置 本計画の共用部には、アサヒ飲料株式会社の「CO₂を食べる自販機」を新築のオフィスビルとして初めて設置する予定です。 本製品は庫内にCO₂を吸収する鉱業副産物を使用した特殊材を搭載しており、設置するだけで大気中のCO₂を吸収する国内初の自動販売機です。1台当たりのCO₂年間吸収量は稼働電力由来のCO₂排出量の最大20%を見込んでおり、スギ(林齢56-60年想定)に置き換えると約20本分の年間吸収量に相当します。今後のさらなる設置拡大により、脱炭素社会の実現への貢献が期待されています。 CO₂を食べる自販機(イメージ) 提供:アサヒ飲料株式会社 (3)建築廃材のアップサイクル 本計画は、竹中工務店の「建築廃材のアップサイクル(※13)」の取り組みのモデルプロジェクトとなります。既存建物の解体工事で発生する廃材や新築工事で発生する端材を建物の一部や什器などにアップサイクルすることで、オフィスビルにおける新たな価値を提供し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に取り組んでまいります。 〈アップサイクル例〉 アップサイクル品については、今後の検討により変更となる可能性があります。 樹木を利用したベンチ(参考) 提供:竹中工務店 コンクリートガラでつくった石垣(参考) 提供:株式会社On-Co (4)環境に配慮した製品の採用 本計画では、建築資材や内装においても環境に配慮した製品を積極的に採用してまいります。...
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次世代を担う高校生がSDGsを学び、サステナブルな社会の実現を目指す「第4回 SB Student Ambassador 全国大会」開催・論文選考を通過した全国の高校14校が出場決定!
株式会社 博展は、2月に主催する「サステナブル・ブランド国際会議2024 東京・丸の内(以下、「SB ‘24 東京・丸の内」)」において、西日本旅客鉄道株式会社及び株式会社日本旅行と共催で、次世代を担う高校生とサステナブルな社会の実現に向けて共創する育成プログラム「第4回 SB Student Ambassador 全国大会」を開催します。 なお、同プログラムの開催にあたり、秋季に開催したブロック大会出場校から92校の応募があり、厳正な論文選考からご招待する14校の高校を決定いたしました。 特設サイト:https://sb-tokyo.com/2024/program/next-generation/student-ambassador/ 参加14校 54名の生徒には、2024年2月21日(水)・22日(木)の2日間にわたる「SB ‘24 東京・丸の内」のプログラムを通して、最新のサステナビリティへの取り組みに対して知見を深めてもらうと同時に、高校生の価値観や社会に求めるものを企業(社会)に発信できる場を提供いたします。 ■招待決定高校と各学校のテーマ(都道府県順) 招待校 テーマ 北海道ブロック代表 札幌日本大学高等学校(北海道北広島市) 高校生が提案する「クリーンオリンピック」 東北ブロック代表 東北高等学校(宮城県仙台市) チョークの粉で守る海水と海洋生物 北陸ブロック代表 福井県立若狭高等学校 (福井県小浜市) 「less two run(読み方:レストラン)」~食品ロス削減×高齢者支援 地域で取り組む新しいカタチ~ 東海ブロック代表 中部大学第一高等学校 (愛知県日進市) 香りの創造とSDGs 東日本ブロック代表 成立学園高等学校(東京都北区) 生活圏内にある空き家を活用した保育施設の利用を通じた社会復帰へのみち 中央大学杉並高等学校(東京都杉並区) ほっこり辞典 文化学園大学杉並高等学校(東京都杉並区) 未来をつなぐ窓空風〜solar window〜 西日本ブロック代表 香里ヌヴェール学院高等学校(大阪府寝屋川市) 「食品ロス削減・栄養不良の解消」と「企業利益」の両立を実現するビジネスの提案 雲雀丘学園高等学校(兵庫県宝塚市) 地産地消の推進による物流の安定化 中国ブロック代表 修道高等学校(広島県広島市) 牡蠣ガチャで広島の海を救え! AICJ高等学校(広島県広島市) IDOL×LGBT-Q 四国ブロック代表 愛媛県立今治東中等教育学校(愛媛県今治市) 「培養肉」焼肉で世界を救おう! 九州ブロック代表 東福岡高等学校(福岡県福岡市) 仕事のトビラ 熊本市立必由館高等学校(熊本県熊本市) 「熊本幸福論『エモーショナルなストーリーのまーケーション2023』」~「ツールド・フルーツ」の提案~ 【開催概要】 プログラム名:第4回 SB Student Ambassador 全国大会 開催日時:2024年2月21日(水)・22日(木) 開催場所:東京国際フォーラム ・ 明治安田ヴィレッジ 丸の内 ※「SB ‘24 東京・丸の内」 会場内 参加人数:全国の高校14校から生徒54名、教員14名(予定) 主催:サステナブル・ブランド ジャパン( 株式会社 博展) 共催:西日本旅客鉄道株式会社、株式会社日本旅行 1. 開催の背景 2030年までに、ミレニアル世代やZ世代が労働及び購買層の圧倒的多数を占めるようになる中、社会は彼らの優先順位や多様化する価値観に耳を傾け、対応していく必要があります。また、内閣府SDGs推進本部が発表している「SDGsアクションプラン2021」では、「持続可能な開発のための教育(ESD)を推進し、次世代へのSDGs浸透を図る」を重点事項として挙げています。今後ESD教育(持続可能な開発のための教育)は益々重要になると考えられています。 2. 高校生参加の目的 次世代を担う未来のリーダーである高校生に、最新のサステナビリティへの取り組みに対して知見を深めていただくと同時に、高校生が持つ価値観や社会に求めるものを共有し、サステナブルな社会の実現へ向けて、共創していく機会とします。 3. 応募要領および選考方法 ■応募方法:各ブロック大会で得た知見やこれまでの経験を活かし、SDGs達成のために高校生として登壇企業・自治体等とともに取り組めるアイデアを考えよう!という主題で論文を提出。各校1点まで。 ■応募期間:各ブロック大会終了後の約1か月後に設定( https://www.sbsa24.com/sb2024entrysheet) ■選考方法 Sustainable...
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「こども達が畜水産業の未来について考える」玉川学園中学部で特別授業を開講しました・こども達が畜水産業の未来について考え、課題解決に向けたアイディアを発表する特別授業を開講
フィード・ワン株式会社は、玉川学園中学部の生徒とともに、畜水産業の未来を考える特別授業を開講しました。特別授業には中学部IBクラス9年生の42名の生徒たちが参加しました。2023年9月27日(水)に配合飼料や日本の畜水産業界の課題についての講義を聞き、グループ毎に決めたテーマに沿って畜水産業の未来のためのアイディアを話し合いました。約2か月間のグループ学習を経て、2023年12月15日(金)にグループ発表会を行いました。普段意識することが少ない畜水産業界について深く学び、社会課題に対して関心を持つきっかけとなることを期待しています。 取り組みの概要 ■参加者 玉川学園中学部9年生 IBクラス 42名 ■講義の内容 【第1回】 2023年9月27日(水)13:15~15:00 フィード・ワンより「配合飼料と日本の畜水産業界」をテーマに講義を行いました。 ①配合飼料について ・配合飼料の役割 ・毎日の食卓に並ぶ畜水産物と配合飼料との関わり ・SDGsの観点から考える畜水産業界の課題解決の必要性 ②日本の畜水産業界について ・畜水産業界が直面している課題 ・上記の課題解決のヒントとなる事例 講義後、8つのグループに分かれ「未来の畜水産業のための課題解決」をキーワードに各グループでテーマを決めました。また、フィード・ワンと学生の間で質問・アドバイス等のやり取りを経て、約2か月をかけて考えをまとめていきました。 【第2回】 2023年12月15日(金)13:15~16:00 各グループが畜水産業の課題分析とその解決に貢献するアイディアを発表しました。生徒ならではの斬新なアイディアがたくさん挙げられ、学びに溢れる発表会となりました。 取り組みの背景 玉川学園では、「自ら問い(テーマ)を作り、テーマに基づく情報を収集・整理し、プレゼンテーションをする」という思考力の育成を大切にするとともに、企業と協働することで社会との接点を持つ取り組みを積極的に行っています。 フィード・ワンは玉川学園と2018年から食育講習会の取り組みを継続していますが、今回は食育とは異なる切り口で、玉川学園中学部の先生方とともに新たな取り組みを模索し、本取り組みが実現しました。 本取り組みを終えて ■玉川学園中学部 IB Programs Division 家庭科担当教諭 寺沢美智子 IB家庭科の授業の中で、フィード・ワン株式会社による食育講習会や講義をしていただき、5年以上が経過しました。そのつながりの中でより生徒が自発的に問題解決し、未来について考える授業に展開したいと思い、今回は中学3年生IB家庭科の授業内で課題として実施させていただきました。 企業の視点から畜水産業の現状や問題点についてお話しいただき、生徒たちは具体的な現状を知る機会を得た上で、この食に関する授業はスタートしました。2か月後、企業の方の前で発表し、講評をいただくというゴールに向け、班ごとにテーマと問題点を見つけ、将来自分がその仕事に携わるという視点を持ちながら、具体的な問題解決方法と新たな提案をしました。講評では、専門的な視点からの指摘を受けることで、生徒たちが畜水産業に関する課題解決学習を通じて、広く食の未来についての知見を深めることができたことを実感するとともに、この2か月間の調べ学習や話し合い、スライド作成や発表の準備など、様々な活動が、生徒たちにとって貴重な経験となりました。この授業にご協力いただいておりますフィード・ワン株式会社の皆様には、深く感謝申し上げます。 ■フィード・ワン株式会社 経営企画部 サステナビリティ推進室 小泉千夏 毎日の食卓を彩るお肉や卵、お魚、乳製品などの畜水産物を生産するために、配合飼料は欠かせない存在です。飼料が毎日の食卓に密接に関わる一方で、飼料の存在を知っている方はとても少ないと思います。 今回生徒の皆様は、配合飼料や畜水産業を取り巻く課題について深く調べ、課題解決のアイディアを考えてくれました。どのプレゼンも素晴らしく、課題への着眼点や課題解決に向けた発想力の豊かさはとても印象的でした。今回の取り組みを通じて、配合飼料と畜水産物との関係性を知り、配合飼料を身近に感じるとともに関心を広げるきっかけとなれば嬉しいです。 学生やこども達に向けた取り組み「One‘s Work」について フィード・ワンでは、未来を担う学生やこども達に向けた取り組みを「One‘s Work」と称し、様々な取り組みを行っています。配合飼料は普段の生活ではなかなか感じることは少ないですが、実は毎日の食卓を彩る畜水産物の生産に密接に関わっています。このことを知っていただき、毎日の食生活における視野を広げて欲しいと考えています。 ・キャリア教育支援 中学・高校生を対象とした職業体験や企業訪問の積極的な受け入れを行っています。配合飼料の役割などについての講義と併せ、配合飼料の原料に実際に触れ、ゲームを交えて楽しみながら配合飼料についての理解を深めていただきます。 ・食育講習会 食に関する環境が日々変化する中、自ら考えて食材を選ぶ力の習得のための「食育」が見直されています。フィード・ワンの食育講習会では牛肉・豚肉・卵・魚などの食材テーマに合わせて講義を行い、フィード・ワンの飼料で育った食材を調理します。畜水産物に関して正しい知識を深めることで、健康で楽しい食生活に貢献しています。 ・こども参観日 親の働く姿や会社について知ることで、“働くこと”に対して興味を持つきっかけにして欲しいという思いから、従業員のこども達を事務所や工場などの職場へ招く「こども参観日」を行っています。配合飼料についての勉強会や食育講習会を一緒に行うことで、従業員のご家族にフィード・ワンへの理解をより深めていただき、家庭でのコミュニケーションが増えることも期待しています。 フィード・ワン株式会社 フィード・ワン コーポレートサイト:https://www.feed-one.co.jp/ サステナビリティサイト:https://www.feed-one.co.jp/csr/
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JUMP for The Earth PROJECT 活動第三弾実施報告 髙梨沙羅 × 藤女子高等学校 FIS女子ジャンプW杯2024札幌大会にて脱プラスチックを目指してマイボトルバーを開設
髙梨沙羅と高校生のアイデアがカタチに!300名以上がマイボトルを持参 photo by asukamizoguchi(macaroni) スキージャンプ髙梨沙羅が発起人となり、雪山の自然環境を守りスノースポーツを次世代に残していくために今年5月に立ち上げたJUMP for The Earth PROJECTの活動第三弾として、FIS女子ジャンプワールドカップ2024札幌大会にて1月14日(日)にマイボトルバーを開設し、マイボトルを持参した方にホットドリンクを無料で提供しました。マイボトルバーには300名以上の方がマイボトルを持参し、気候変動の一因となる使い捨てペットボトルの削減につながりました。 JUMP for The Earth PROJECT 活動第三弾「マイボトルバー」の様子 今回のマイボトルバーは、2023年10月19日に開催された「髙梨沙羅 × 藤女子高等学校 ワークショップ」にて、髙梨沙羅と藤女子高等学校の1年生が「スポーツイベントでできる、環境問題解決のためのアクション」について意見交換する中から生まれたアイデアを実現したものです。 当日は藤女子高等学校の生徒たち24名がマイボトルバーを設置し、マイボトルを持参した方にフェアトレードコーヒーやコーン茶、オニオンスープを無料で配布しました。ブースにはオープン前から行列ができ、3時間半の間に300名以上の方がマイボトルをホットドリンクで満たしました。参加した藤女子高等学校の生徒たちは、「思った以上にたくさんの方が来てくれて嬉しかった」「自分自身も今後マイボトルを使おうと思った」と笑顔で語っていました。 また、競技を終えた髙梨沙羅もマイボトルバーに立ち寄り、ブースを見学しました。藤女子高等学校の生徒たちが用意したワークショップや手書きの看板を見て感激。マイボトルバーが盛況だった様子を聞いて手応えを感じながら、イベントを一緒に成功させてくれた生徒たちを労いつつ感謝を伝えていました。 <髙梨沙羅 × 藤女子高等学校 FIS女子ジャパンワールドカップ2024札幌大会 マイボトルバー概要> ■日時 :2024年1月14日(日) 9:30-13:00 ■会場 :大倉山ジャンプ競技場(北海道札幌市中央区) ■内容 : ・マイボトルをお持ちいただいた方にホットドリンクを無料提供 ・髙梨沙羅撮影のフォトパネル展示 ・くるみボタンづくりワークショップ など ■後援 :札幌市環境局 photo by asukamizoguchi(macaroni) photo by asukamizoguchi(macaroni) photo by asukamizoguchi(macaroni) photo by asukamizoguchi(macaroni) photo by asukamizoguchi(macaroni) 髙梨沙羅コメント 素敵なマイボトルバーが実現していてびっくりしました!寒い中ブースを運営してくれた藤女子高等学校の生徒のみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。あたたかい飲み物があればジャンプ観戦がもっと楽しくなるのかなと思いながら今までこういったブースがありませんでした。これを機に、自然や雪に触れる楽しさを感じていただきつつ、多くの方がマイボトルを持参することを習慣にしていただけたらいいなと思います。かわいい装飾やわかりやすい展示で、小さなお子さんなど次世代の方にも雪の中で楽しむ大切さを知ってもらえたのではないかと思います。今後もこういったイベントを発展させていきたいです。私は競技者なので自然に触れる機会が多く、守っていかなくてはいかない立場と考えています。これからもカジュアルに自然について学ぶ機会をつくっていければと思います。 髙梨 沙羅~Takanashi Sara~ 小学2年生からジャンプを始め、2011年2月のコンチネンタルカップにて国際スキー連盟公認国際ジャンプ大会での女子選手史上最年少優勝を果たす。その後、FISワールドカップにおける4度の総合優勝などを経て、18年平昌冬季五輪では銅メダルを獲得。FISワールドカップでは男女を通じて歴代最多の63勝、また男女歴代最多115回目の表彰台に立つ偉業を成し遂げた。 JUMP for The Earth PROJECTの背景と狙い 気候変動がこのまま進むと、温暖化を原因とした雪不足により、スキージャンプを含めウィンタースポーツを楽しめる場所は将来的にはごくわずかになってしまう可能性があります。スキージャンプやウインタースポーツの楽しさを多くの人に知ってもらい、次世代に引き継いでいくために、日本のスキージャンプ界を牽引してきた髙梨沙羅を中心として、 JUMP for The Earth PROJECTが立ち上がりました。 JUMP for The Earth PROJECTでは、「自然とふれあう」「自然からまなぶ」「自然をまもる」を行動指針として、様々な活動を展開してまいります。例えば、気候変動の現在地について学ぶ動画コンテンツの発信や、雪山を守るアクション/イベント開催なども実施していく予定です。 公式サイト:https://jump-for-the-earth.com
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海ごみゼロの思いを込めて高校生がデザイン!ボランティアごみ箱「拾い箱」をお披露目します
2024年1月26日(金)10:00~ 披露セレモニー@セブン-イレブン 諫早栄町アーケード店 ※写真は長崎県内ですでに設置されている拾い箱です。(高校生のデザインは当日披露されます) 一般社団法人 海と日本プロジェクトinながさきは、諫早市、学校法人奥田学園 創成館高等学校、株式会社セブン-イレブン・ジャパンと連携して、ボランティアごみ箱「拾い箱」を制作しました。2024年1月26日(金)、設置と披露セレモニーを開催します。「拾い箱」プロジェクトは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で、誰でも拾ったごみを入れることができるボランティアごみ箱の仕組みです。今回設置されるのは5基で、いずれも長崎県内のセブン-イレブンの店舗に設置されます。 CHANGE FOR THE BLUE | 海ごみゼロを目指して (uminohi.jp)https://uminohi.jp/umigomi/index.html 長崎県内では、2021年に大村市に第1号が設置されてから現在12か所に設置の実績があります。 今回設置予定の5台のうち諫早市に設置される2台は、同じく諫早市にある創成館高等学校のデザイン科の生徒がデザインを担当しました。このボランティアごみ箱「拾い箱」の仕組みは、設置されるエリアの自治体と設置管理を行う方々のご理解とご協力に支えられています。今回の設置により、長崎県内のセブン-イレブンでは、合計9か所の設置となります。 <新しく設置される拾い箱の設置場所> ・稼働開始予定日:2024年1月26日(金)から ・場所: セブン-イレブン 諫早栄町アーケード店 諫早市栄町2-1 セブン-イレブン 諫早上町店 諫早市上町122 セブン-イレブン 大村市本町店 大村市本町458-8 セブン-イレブン 大村市東三城店 大村市東三城町 セブン-イレブン 長与町吉無田郷店 西彼杵郡長与町吉無田郷39-1 <イベント概要> 日時 2023年1月26日(金)10時00分~10時30分 会場 セブン-イレブン 諫早栄町アーケード店(諫早市栄町2-1) アクセス JR諫早駅から徒歩26分、車で6分程度 プログラム 1.主催者挨拶 一社)海と日本プロジェクトinながさき 2.ご来賓挨拶 諫早市長 セブン-イレブン・ジャパン 3.お披露目 幕を開けて2台のデザインをお披露目 4.高校生からのメッセージ 高校生がデザインの意図を説明 5. 写真撮影 <団体概要> 団体名称 :一般社団法人 海と日本プロジェクトinながさき URL :https://nagasaki.uminohi.jp/ 活動内容 :長崎の海の環境を守り、次世代へ繋ぐための啓蒙、啓発並びに環境美化のアクション。 CHANGE FOR THE BLUE 国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、“これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。 産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。 https://uminohi.jp/umigomi/ 日本財団「海と日本プロジェクト」 さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。 https://uminohi.jp/
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『SHIBUYA109 lab. EYEZ』が「ENBAN TOKYO」とともに、美容とSDGsについて考えるイベントを開催・Z世代のメンバーが新しい視点でビューティーについて深堀り
Z世代の学生と、株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング機関『SHIBUYA109 lab.』と、繊維専門商社であるMNインターファッション株式会社がSDGsをテーマに発足した共同プロジェクト「SHIBUYA109 lab. EYEZ(シブヤイチマルキュウラボ アイズ)」は、コスメブランド「ENBAN TOKYO」を展開する株式会社ENBANをゲストに迎え、イベントを開催しました。 イベント概要 SDGsをテーマにした部活動「SHIBUYA109 lab. EYEZ(シブヤイチマルキュウラボアイズ)」の定例イベントであるEYEZ ROOM(アイズルーム)が、2023年11月28日にSHIBUYA109渋谷店8階に位置するCreator Collaboration Space(クリエイターコラボレーションスペース)にて実施されました。 MADE IN JAPANにこだわった高品質なアイテムを提供する、コスメブランド「ENBAN TOKYO」の笹井佑美氏と、メイクアップアーティストでブランドディレクターのURI氏が11月に開催されたEYEZ ROOM(アイズルーム)に参加。イベントでは、ブランドの取組みについて学び、展開商品に実際に触れながら、美容とSDGsについて考えました。 ■ENBAN TOKYOとは? 東京・渋谷を拠点として展開しているプチプラコスメブランド。コンセプトは「#みんな違ってみんなKAWAII」。ユーザの自由な自己表現を叶える、カラフルで個性的なアイテムは、リーズナブルな価格帯のブランドの中でも一線を画しています。海外市場でも日本のポップカルチャーを彷彿とさせるデザインとエシカルへの配慮から高い評価と支持を得ています。 ■クルエルティフリーとヴィーガンへの取り組み ENBAN TOKYOのコスメは世界最大の動物愛護団体「PETA」が認証するクルエルティフリーマーク及びヴィーガン認証を取得済。「派手な見た目のブランドは、環境や人体に悪そう」というイメージを払拭する、ブランドのクリーンビューティーへの取り組みについてセッションを通して詳しく学びました。笹井氏からは、動物由来原料を使わないよう、商品企画段階で原料の見直しを行った実際のエピソードなどが紹介されました。 ■学生メンバーとENBAN TOKYOとの意見交換 ディスカッションとそれに続く質疑応答の時間では、ブランド担当者と学生メンバーが直接、意見交換を行いました。ENBAN TOKYOからは、コスメの選択基準となる媒体やインフルエンサーについての質問などが投げかけられました。学生メンバーからの意見では、これまでの選択基準が色やテクスチャーに偏っていたことに気づけたという学びや、好きだと思っていたコスメの中にも、まだまだ知らない多様性が存在することへの驚きが示唆されました。 ■EYEZ ROOMでの様子はこちら https://youtube.com/shorts/qITOFQ75j_o ■SHIBUYA109 lab. EYEZについて Z世代の学生と、株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング機関『SHIBUYA109 lab.』と、繊維商社であるMNインターファッションが、SDGsをテーマに共同プロジェクトとして立ち上げた部活動。メンバーにはSHIBUYA109 lab.とMNインターファッションマーケティング部担当者と、Z世代である高校生~大学生で活動しており、現在は第4期の活動中。 第4期の活動詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000242.000033586.html 活動を通して「SHIBUYA109 lab. EYEZ」が目指すのは、Z世代がSDGsの課題を自分ごと化し、アクションを起こすきっかけになる“モノ・コト”を提供し、アクションのサポートを行うこと。企業としてZ世代の未来に必要とされるものづくりを行うこと。そして、多くの人を巻き込めるプロジェクトに育て、プロジェクト自体が持続可能な事業活動となることです。毎月の定例会であるEYEZ ROOMやSNSでの発信を中心に、様々な企業様ともお取り組みを行っています。 Instagram URL:https://www.instagram.com/shibuya109lab.eyez/ TikTok URL :https://www.tiktok.com/@shibuya109lab.eyez 【株式会社ENBAN】 ENBAN TOKYOは東京渋谷発のコスメブランド。 ブランドコンセプトは#みんな違ってみんなKAWAII。 誰かのためじゃなく「自分のために好きなファッションやメイクを思い切り楽しむことが一番のKAWAII」ということを伝えるために活動を広げ、世の中をたくさんのKAWAIIであふれさせたいと考えています。 URL:https://enban.tokyo/ 【株式会社SHIBUYA109エンタテイメント】 SHIBUYA109渋谷店(東京都・渋谷区)を中心とした3つの施設を展開。「Making You SHINE!-新しい世代の“今”を輝かせ、夢や願いを叶える-」の企業理念を掲げ、これからを担う新しい世代の今を輝かせ、夢や願いを叶えるため、商業施設運営に留まらないエンタテイメント事業展開を行っています。 URL : https://www.shibuya109.co.jp/ 【MNインターファッション株式会社】 日鉄物産株式会社の繊維事業と三井物産アイ・ファッション株式会社との事業統合により、2022年1月1日に誕生しました。 URL:https://mn-interfashion.com/
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