
- 調査・アンケート
共通テスト 国語・数学の点数に、高校生の「学力以外の資質・能力」が影響。国語は決断力、数学は柔軟性が高得点の鍵
Institution for a Global Society 株式会社(本社 東京都渋谷区)は、東京都の私立高等学校3年生の大学入学共通テストと、高校3年間の従来の学力以外の資質・能力(思考力・表現力・判断力など)の関係を分析しました。その結果、共通テストの国語・数学の点数に、学力以外の資質・能力が影響していることがわかりました。特に、国語は高校1年生・2年生時点での「決断力」の高さ、数学ⅠAは高校3年生時点の「柔軟性」の高さが、共通テストの高得点に影響していました。 ■分析の概要 対象者: 従来の学力育成と探究型学習の双方に力を入れる、都内私立高等学校 3年生 33名 対象データ: 生徒一人ひとりの強みを可視化・育成するための評価ツール「Ai GROW」で、同じ生徒の「学力以外の資質・能力」を3年間定期的に測定。生徒が資質・能力を相互評価し、評価の甘辛や忖度などの不要な偏りをAIが補正したスコアを使用。 3年次の共通テストの自己採点の点数(数ⅠA 27名、国語 31名) 分析方法: 共通テストの成績予測の可能性を探るため、高校3年間の「学力以外の資質・能力」と、共通テストの点数の相関分析を実施。 従属変数(※1)を共通テストの点数、説明変数(※2)を「学力以外の資質・能力」15項目で検討。 ※1・2 原因側のデータを「説明変数」、結果側の変数を「従属変数」と呼ぶ。従属変数は、説明変数の影響によって変化する。 データ数から適切な説明変数の数の上限を判断し、説明変数は相関係数の絶対値が上位のものを使用。 総当たり法で重回帰分析を実施、自由度調整済決定係数が最大となる組合せを検証。 ■分析結果〇国語:「決断力」が高得点の鍵分析結果共通テストを受ける約3年前(高校1年生時点)に「決断力」が高い生徒、約2年前(高校2年生時点)に「決断力」が高い生徒は、国語が高得点だったことがわかりました。重回帰分析により、国語の点数は、高校1年生時点で測定した資質・能力「決断力」「表現力」の他者評価スコアにより、決定係数(予測精度)が0.388でした。(資質・能力は、正の影響が大きい順に記載。以下同じ)また、高校2年生時点で測定した「自己効力」「決断力」により、決定係数が0.371となりました。以上から、国語の高得点には「決断力」の影響が大きいといえます。決定係数から、国語の点数の約39%、約37%が、これらの資質・能力で説明できることがわかります。決定係数が1に近づくほど予測精度は高くなりますが、人的データを用いた予測(※3)では、比較的高い決定係数であるといえます。※3 ワークサンプルテストでもその人のパフォーマンスを予測できる精度が0.29。考察「Ai GROW」では「決断力」を「自分の考えと客観的な事実とを照らし合わせながら判断し、物事を決めることのできる能力」と定義し、測定しています。国語は、文章や文章中の言葉を読み解き、適切に解釈することが求められます。そのため、どのような意味を持つ言葉を選び、どのような解釈をするかには、明確な決断力が必要となります。文章の流れや論旨を把握するための正確な判断力が問われるため、決断力が高いほど、より適切な解答を導き出すことができます。以上から、国語と決断力には密接な関係があると考えられます。〇数学ⅠA:2年連続で「柔軟性」が高得点の鍵分析結果共通テストを受ける約1年前(高校3年生1学期時点)に「柔軟性」が高い生徒は、数学ⅠAが高得点だったことがわかりました。重回帰分析により、数学の点数は、高校3年生1学期時点で測定した資質・能力「柔軟性」「地球市民」の他者評価スコアにより、決定係数は0.618と比較的高い数値となりました。数学の点数の約62%が、これらの資質・能力で説明でき、予測精度が比較的高い結果といえます。また、昨年、別の学校(都内私立中高一貫校)においても同様の分析を行ったところ、「柔軟性」が最も数学ⅠAの高得点への影響が大きいことがわかりました。以上から、数学ⅠAでは「柔軟性」が求められていることがわかります。考察「Ai GROW」では「柔軟性」を「変化への対応力とともに、その場その場で機転を利かせて行動を適宜修正できる能力」と定義し、測定しています。数学は単なる計算問題を解くだけではなく、様々な問題に対して適切なアプローチを取る柔軟性が求められます。柔軟性があると、問題を解くために必要な知識を組み合わせ、新しい発見をしたり、問いの解法を創造的に考え出したりすることができます。また、複雑な問題に対しても機敏に反応し、解決策を見つけ出すことができるため、数学と柔軟性は密接な関係があると考えられます。■「決断力」「柔軟性」はどうすれば伸ばせるのか「Ai GROW」導入校のうち、決断力や柔軟性のスコアが高い学校の取り組みをご紹介します。「決断力」 今の自分たちに特に必要なトレーニングは何だと思うかを生徒に考えさせ、部活動の練習メニューの一部を生徒主体に決めさせる。 考えることが複雑で判断に迷うようなことであってもできる限りその場の議論の中で決めさせ、素早く行動に移せるようにする。 「柔軟性」 グループで課題に取り組ませる際、ワークの途中で課題の内容や発表方法の一部を意図的に変更。臨機応変に対応できるようにする。 生徒が慣れ親しんだものや手法、役割に固執することのないよう、行事などの際には敢えてそれまでとは異なる役割を与える。 ■Appendix〇「Ai GROW(アイ・グロー)」サービス概要・知識を問う従来のテストでは評価が難しい、25種類もの「資質・能力」を、客観的かつ公正に可視化IGSは、生徒一人ひとりの強みを可視化・育成するための評価ツール「Ai GROW」を2019年4月にリリースし、国内外の小学校・中学校・高等学校250校以上、40都道府県への導入を進めてまいりました。(2023年2月末現在)知識を問う従来のテストでは評価が難しい「知識を活用する力」は、評価基準が曖昧になりやすく、また多様な能力を含むため、先生が生徒一人ひとりの能力を正確に把握することは非常に負荷が高くなります。「Ai GROW」は、生徒の自己評価に加えて、生徒同士が評価をする「相互評価」の方法を取り入れています。さらに、人が人を評価するうえで生じやすい、忖度や性格の甘辛などの不要な評価の偏りをAI(人工知能)が補正することで、25種類もの「知識やスキルを活用し、問題解決するための力」を公正に可視化することができます。 「Ai GROW」サービスサイト: https://www.aigrow.jp/aigrow 「Ai GROW」受検画面 「Ai GROW」の生徒向けレポート ・教育効果の科学的検証を可能に加えて年に何度受検しても金額が変わらないため、能力を定期的に測定可能です。これにより、測定した能力のデータを活用し、「どのような教育活動が、どのような能力育成に貢献したのか」を効果検証することができます。例えば、探究型学習や学校行事の開始時期と終了時期に「Ai GROW」を受検することで、生徒が具体的にどのような能力を伸ばしたのかを定量的に評価することが可能です。 先生向け画面:生徒の能力成長がスコアとグラフで直感的にわかります 〇Institution for a Global Society(IGS)株式会社 コーポレートサイト: https://www.i-globalsociety.com/

- 授業
- 新商品
イッポラボ合同会社と専修学校クラーク高等学院 天王寺校が、幼児教育教材を共同開発!スマホ育児問題の解決に向けて、新商品を2023年3月以降に販売開始
幼児の目線を「スマホ画面」から「知育教材」へ!課題解決型学習に取り組む高校生考案の商品。 クラーク記念国際高等学校(本校:北海道深川市)の連携校である、専修学校クラーク高等学院 天王寺校(大阪府大阪市)では、オリジナル教育教材販売や運動教室運営に取り組むイッポラボ合同会社(鳥取県鳥取市ボ)と連携し、「スマホ育児問題」の解決に向けて開発した新商品を、2023年3月以降に販売開始します。クラーク天王寺校では、自ら問題を発見し解決する能力を養うことを目的とした「課題解決型学習」を実施。その学習の一環で、総合進学コースの生徒4名が、イッポラボとアイデア出しから商品開発まで一緒に取り組みました。子育てを行っている親や子どもたちが使用することで、目線をスマホ画面から知育教材へ導き、親子のコミュニケーションが増えることを目指します。 ▼販売ECサイトURL https://ippolab.official.ec/ 【商品開発をするまでの経緯】 今回、クラーク天王寺校とイッポラボが幼児教育教材の開発・販売の連携を行うことになったのは、クラーク天王寺校が2022年10月に開催した学校内イベント「SDGsマルシェ」に、イッポラボがブースを出展したことがきっかけ。「SDGsマルシェ」とは、クラーク天王寺校の生徒が取り組んできた、SDGs探究学習の成果発表の場となるイベントです。生徒が主体となって、SDGsに関する企画展示やイベントを開催しました。親子のコミュニケーションが生まれる教材や木製玩具を開発・販売するイッポラボは、「ひらがながすきになるカード」や「フルエット」など自社商品を展示し、生徒とイベント来場者が一緒に遊べる空間作りを行いました。このイベントを通じて、生徒たちはイッポラボの企業ミッションや商品に触れました。 SDGsマルシェ クラーク天王寺校 総合進学コースの生徒たちは、1年次に学びの基礎を固め、2・3年次には探究型のPBL(Project Based Learning、問題解決型学習)をベースに、より深く創造的な学びへと進んでいきます。ICTの知識とビジネスの知識を学び、激しく変化する未来社会において必要となる、思考力・判断力・表現力を身につけます。今回の連携においては、教育やマーケティングに関心を持つ2年生2名、3年生2名、合計4名の生徒が身につけた学びを活かしながら、具体的な成果物を生み出すために、商品作りにチャレンジしました。「どのような商品を作っていくのか」を話し合い、2022年11月から開発はスタートしました。イッポラボはこれまでの商品開発の経験から、マーケティングの必要性やお客様の声を聞くことの重要性などを共有し、試作品作りから本製造までの役割を担いました。クラーク天王寺校の生徒は、商品のコンセプト作りや試作品を保育園児に遊んでもらうモニター調査などを行い、商品設計に取り組んできました。度重なるミーティングの結果、社会問題となっている「スマホ育児」問題の解決に貢献できる商品を3種類作り、購入しやすい価格でオンライン販売することになりました。2023年3月以降、商品販売を開始する予定です。 ※当初は受注生産の予定 商品開発、モニター調査の様子(左)商品開発に挑戦。試作品が完成し、詳細の打ち合わせを実施しました!(右)商品開発プロジェクト。地域の保育園に商品サンプルモニターとして協力して頂きました!【商品紹介】商品1:\たのしく学べる!いきものそろばん/ たのそろそろばんのように木製のピースを左右に動かして遊びます。ピースには動物や野菜、果物のイラストが彫られおり、さまざまな感触を味わって遊ぶことができます。(商品のイラストはクラーク天王寺校のデジタルクリエーターコースの生徒が担当)親から子どもに問題を出し、簡単な算数を学ぶこともできます。<商品詳細>対象年齢:2歳半以上使用素材:鳥取県産スギ材、MDF、他本体サイズ:長さ約23cm、幅約17cm、高さ約3cm<付属教材>商品には遊び方例のシートを付属し、インターネットからもダウンロード出来るようにする予定。*商品のデザイン、仕様は変更になる可能性があります。商品2:スライドして楽しい!色並べパズル4色の異なる色付けをされたピースを同じ色ごとに並べて遊ぶパズルです。商品上部には取り外し可能なふたがついて、ピースの出し入れが出来ます。親が問題を作って子どもが解く遊び方や、子どもが自分で問題を作って自分で解くなど、自由な発想で遊べます。ピースをスライドさせて遊ぶことで、指先を動かす練習にもなります。<商品詳細>対象年齢:2歳以上使用素材:鳥取県産スギ材、MDF、他本体サイズ:長さ約20cm、幅約17cm、高さ約5cm<付属教材>商品には遊び方例のシートを付属し、インターネットからもダウンロード出来るようにする予定。*商品のデザイン、仕様は変更になる可能性があります。商品3:世界のFlagバランスゲーム国旗学習も出来るバランス取りゲームです。直方体のパーツには国旗シールを貼ることができ、3つのピースを並べると一つの国旗が完成するデザイン。タワーから片手でブロックを取り、抜き取ったブロックを最上段に置きます。その際に最初に抜いた人のブロックを元に国旗が完成するようにみんなで作ります。他にもドミノ倒し、国旗パズル、積み木のように遊ぶこともできます。<商品詳細>対象年齢:2歳以上使用素材:鳥取県産スギ材本体サイズ:長さ2.5cm、幅2.5cm、高さ25.5cm*高さは全パーツ積み上げ時<付属教材>商品には遊び方例のシートを付属し、インターネットからもダウンロード出来るようにする予定。*商品のデザイン、仕様は変更になる可能性があります。 3つの教育教材 【クラーク天王寺校の生徒・教員、イッポラボ社員のコメント】 クラーク天王寺校 別所さん(3年) 商品担当:スライドして楽しい!色並べパズル 色をバラバラな状態から合わせて並べて遊べるパズルです。子供たちの自由な発想で、どんな遊びもできるような商品です。また、ピースをスライドさせて遊ぶことで、指先を動かす練習にもなります。この商品は、忙しいときにスマホに頼りたくない親御さんたちが、少しでも楽に過ごせるようにという思いで作り出しました。子供が外でも、1人でも、夢中になって遊ぶことができる商品を作ることで、スマホを多用しなくても良い環境を作ることができれば嬉しいです。 クラーク天王寺校 山本さん(3年) 商品担当:世界のFlagバランスゲーム 現代のスマホ育児が進む中で、親子のコミュニケーションが以前に比べて減少していることが問題となっています。この「世界のFlagバランスゲーム」を使うことで、親子が一緒に楽しく遊び、コミュニケーションを取ることができます。ブロックを抜き取ったり、立てたりして遊ぶため、小さなお子様の手先を使った指の練習になります。また、ブロックに描かれたひらがな、カタカナ、国旗、そして各国の豆知識を覚えることができます。私たちは、コロナ禍で修学旅行などの行事が中止になり、思い出が少なかったので、自分たちの商品を作り上げる中で何とか思い出を作りたいと感じ、この商品開発に挑戦しました。この商品を通じて、親子のコミュニケーションがより多くなり、お子様がひらがな、カタカナ、国旗の勉強をできることを願っています。 クラーク天王寺校 西口さん(2年) 商品担当:\たのしく学べる!いきものそろばん/ たのそろ スマホ育児が発展していく中で、世の中のお母さんたちの役に少しでも立ちたいと思いで、この商品を開発しました。スマホ育児では味わえない実物のものを使って、指先を動かしたり計算をしたりして、少しでも小さい頃から勉強の環境を作っていただけたらと思い考えました。最初は動かしたりして、遊ぶだけでも楽しいと思います。また、歳を重ねるごとにそろばんのこまを横に動かして、足し算や引き算、掛け算もできる仕組みになっています。商品名にも書いてある通り、"楽しく学べる"。いやいやではなく、楽しく学習したり遊んでほしいことを思い名付けました。そろばんの絵柄が動物や果物になっていてとてもかわいいので、そちらもポイントになっております。ぜひ手に取っていただきたいです。 クラーク天王寺校 畠山さん(2年) 商品担当:\たのしく学べる!いきものそろばん/ たのそろ 「たのそろ」は、スマホ育児を減らすことを目的に開発した知育玩具です。小型で軽量につくられていて持ち運びがしやすく、出先の飲食店や病院の待ち時間、電車で移動中など、お子様に騒がないで欲しい場面で活用できます。近年問題になっているスマホ育児。スマホはいつでもどこでも手軽に遊ばせることができて、親御さんにとってとても便利な存在です。しかし「幼い頃から動画視聴やゲームにのめり込んでしまったらどうしよう」と、すぐにスマホを頼ってしまうことに罪悪感を抱いている方もいるはず。そこで、私たちはそんな課題を解決すべく、スマホの代わりになるような商品を開発しました。それが、たのしく学べる!いきものそろばん「たのそろ」です。こだわった点は、持ち運びが楽であること。散らからず、遊び場所を選ばないこと。人の迷惑になる音や動きがでないこと。これらはスマホの代わりになるものとして、必須だと思ってこだわりました。更に、遊び方が豊富であることもポイントです。木製パズルとしてピースを動かすような簡単な遊びから、ピースに彫られた絵を利用した仲間分け、数字とイラストを利用して、四則演算のしくみまで簡単に学ぶことができます。年齢に合わせて遊び方を変えることができるので、すぐに使わなくなってしまう心配もありません。他にも、ピースに彫られたシンプルで可愛いらしい絵や、木の落ち着く香りは、小さなお子様に気に入ってもらえると思っています。これからの未来を担うこどもたちに、より質のいい教育を提供したい。私に何かできることはあるだろうか。そう思っていた私にとって、イッポラボさんとの商品開発はとても魅力的でした。友人や先生、企業の方と一緒にいちから商品を考えていく作業は地道でしたが、とても良い経験になったと思います。開発の過程で、試作品で遊んでくれた幼稚園の子供たちの笑顔は忘れません。その笑顔を見て、私にとってこの商品はとても大切なものになりました。この「たのそろ」を日常にとりいれて、たくさんの子供たちと、もちろん保護者の方にも、今よりも楽しい時間を過ごしてもらいたいです。 クラーク天王寺校 前原先生 「SDGsマルシェ」を機に、イッポラボの田中様より商品開発についてのご提案を頂き、今の時代に必要な学びであり「是非チャレンジさせたい」と思い、このプロジェクトがスタートしました。生徒たちは、自身が考え、調べ、判断し、表現する過程を経ることよって、「探究する力」を大きく伸ばしていきました。そして何より、自分たちが考えた商品で、子どもたちが楽しそうに遊んでいる姿をみて、商品開発のやりがいや喜びを感じ、自己肯定感の向上にも繋がったと思います。生徒たちの思いを乗せて、みなさんに笑顔を届けられる商品となれば幸いです。 イッポラボ 代表社員 田中さん 高校生との商品開発は私にとっても新たなチャレンジでした。商品のコンセプトや商品名など、あらゆることを高校生に自分たちで考えてもらうことを意識した一方、商品のスペック(サイズ、素材など)や押さえるべき点(モニターに遊んでもらうことなど)についてはこれまでの経験を踏まえて意見させてもらいました。今回出来た3商品は、どれも異なる遊び方ができ、見た目も大幅に異なります。担当生徒の興味や関心ごとが反映されていつつも、保育園児にたくさん遊んでもらったため、決して独りよがりではない、子どもたが遊んで楽しめる、学べる玩具になりました。多くの家庭で遊んでもらえることを期待しています。【専修学校クラーク高等学院天王寺校について】専修学校クラーク高等学院天王寺校では総合進学コース、デジタルクリエーターコース、インターナショナルコース、eスポーツの4つのコースで、自分の「好き」なことや「得意」なことを追求できる特化型教育を行なっています。その「好き」や「得意」をツールとし、社会で活躍するための認知能力・非認知能力を身につけ、一人ひとりの才能を開花させる教育を展開。専修学校ならではの柔軟な学習カリキュラムと、広域通信制高校クラーク記念国際高等学校との併修(ダブルスクール)によるスケールメリットを組み合わせ、これまでにない新たな時代の「新しい教育」に取り組んでいます。 HP: https://seg.ed.jp/tennoji/

- 授業
マンダムが「正則学園高校」にて特別授業を実施!“自分らしさ”や“身だしなみ”を考える特別セミナー
メンズコスメブランド「ギャツビー」を展開する株式会社マンダム(本社:大阪府)は、2023年3月10日(金)に東京都千代田区の正則学園高校にて、1年生の生徒約180名を対象とした特別授業(身だしなみセミナー)を実施しました。 株式会社マンダムは、おしゃれや身だしなみを通じた自己表現サポートを目的としたセミナーを実施しています。その一環として、2023年3月10日(金)に東京都千代田区の正則学園高校にて、1年生の生徒約180名を対象とした特別授業(身だしなみセミナー)を実施しました。同校では、2021年12月にも当時の1年生を対象に「身だしなみセミナー」を実施しており、「整髪料の使用を禁止する」校則の削除に至る大きな反響がありました。若年層を中心に美容意識は年々高まりを見せています。また多様性への理解が求められる中、管理型のブラック校則や、学生時代は禁止されていたおしゃれが社会に出た途端に「当たり前のマナー」となることに疑問を抱く若者も多く存在しています。そうした中、マンダムでは「今だから男子校」「ジェントルマン教育」といったユニークな教育でイキイキとした男子高生の育成を目指す正則学園高校と、外見を通じての自己表現や、おしゃれと身だしなみの違いについて、総勢約180名の生徒と共に整容や自己表現について考え、スキンケアやヘアスタイリングなどを実践しました。スキンケアやスタイリングの実践パートでは、マンダム社員だけではなく生徒同士でもサポートし合いながら、お互いの新たな魅力に気付いている様子もうかがえました。特にスタイリングについては、セミナー後の質疑応答時にも、参画した生徒から率直な感想や質問が積極的に発せられており、身だしなみの実践体験を通じて、髪型だけではなく表情や感情面まで変化する様子に、教諭のみなさんも驚いていました。 イベント概要 【日時】2023年3月10日(金)10:00~11:30【場所】正則学園高等学校体育館【参加者】正則学園高校の1年生約180名【プログラム】・正則生が考えるジェントルマンとは?・おしゃれと身だしなみの違い・印象UPのポイントレクチャー・スキンケア、スタイリングの実践 参加者の声 【学生】「ワックスを使うのは初めてだったので、難しかったけれどとても楽しかったです。」「新しい自分に出会えた気がしました。」「前髪を上げたスタイル例以外に、下ろすときのポイントやスタイリングのコツも知りたいです。」「今日からスキンケアを始めてみようと思います。」【教職員】「自分にも他人にも興味を持って、TPOを考えられる正則生になってもらいたいです。」「すごく楽しそうにしていたり積極的に発言してくれていたり、気持ちや行動にも変化が起きている様子が嬉しいと思いました。」

- 就職
特別支援学校の高校生と一緒に製品製作するプログラムを開始
埼玉県立和光南特別支援学校高等部は、卒業後の生徒の社会参加に向けて、地元企業での職業体験を希望。株式会社ピーカブ―(本社:埼玉県和光市)は、和光南支援学校(和光市)の高等部の職業体験に協力することになりました。 支援学校のねらい 働くことの意識を高め、職業生活に必要な知識・技能・態度を身に着ける 将来の社会生活を見据え、生活の自己管理を図る 適切な自己理解を図る 特別支援学校の生徒は、企業への就職を希望する方もいます。 同学校は、和光市商工会を通じて1~2週間の現場実習や年2回の校内実習を受け入れてくれる企業を募集していました。 上記目的のもと、実践的な作業を通じて働くということを知るために、地元企業とのつながりを持ちたいというご希望を受け、株式会社ピーカブーでは、軽作業や製品制作を依頼することにしました。 https://wakominami-sh.spec.ed.jp/【和光南特別支援学校の願い】学校は、就職を楽しく長く続けてほしいという希望をもち、学生の間に校内実習(仕事体験)を通じて、社会への適応性を養いたいと願っておられます。また、地元企業に学校の存在を知ってもらい、学校と地域との繋がりをつくりつつ、就職の窓口を少しでも広げていきたいという希望もあります。【株式会社ピーカブーとして】株式会社ピーカブ―は、和光市内の企業として、職業体験の作業を提供、更に、一緒に作り上げた製品をふるさと納税の製品に提案をしていく予定。生徒が関わったものが、整品として流通していくことで、社会参加を実感してもらえるであろう、と考えます。【提供するお仕事】 製品につける製品タグの制作 シール貼り UV変色ファスナートップの組み立て など 職業体験は2週間で、いくつかの企業からの簡単な軽作業・単純作業の依頼を受ける。弊社の製品についている下げ札へのシール貼りと、紫外線に当たると色の変わるクロミック製品「紫外線みっけ」の組み立て製造を提供しました。学校では、単純作業で、納期が決められていなく、少し失敗しても影響のないものを・・というご依頼がありました。 シール貼りについては、先生と生徒で、効率よくきれいに貼れるのかをミーティングされたそうです。【学校公開日の見学】実際に弊社の依頼した作業を行っている様子を見学。思った以上にスムーズに作業が行われており、特に単純作業は得意とのことで、チームとなって一人一人の能力に合わせて流れ作業が組まれていました。「紫外線みっけ」の紐の取付は、少しコツがいるため、作業の様子を見ていても大変そうではありましたが、後日納品されたものはどれもきれいに作られていました。 エポカル 紫外線みっけ エポカル紫外線みっけ https://www.epochal.jp/view/item/000000001458今回このような社会活動に関わることで、一企業としてどのように社会貢献を行うことができるのか考える機会をいただきました。株式会社ピーカブーは、母親達だけの企業として、子供たちの成長を見守りつつ、改めて誰一人取り残されない社会づくりへの取り組みを大切にしていく企業でありたいと考えています。会社名:株式会社ピーカブーURL:https://www.epochal.jp事業内容:紫外線対策ウエアの企画・製造・販売など

- SDGs
- イベント・コンテスト
高校生向けビジネスコンテスト「マイナビキャリア甲子園」決勝大会にてロクシタン代表チームが審査員特別賞を受賞
第9回高校生向けビジネスコンテスト「マイナビキャリア甲子園」の決勝大会(2023年3月12日開催)にて、ロクシタンを代表するチーム「KUAS Social Business Lab(京都先端科学大学附属高等学校)」が全応募数2,318チームの中から、審査員特別賞を受賞しました。高校生たちが、人と地球とより良い未来のためにロクシタンが日々取り組む“6つの約束”に基づいた出題テーマに真摯に取り組み、作り上げたプレゼンテーションが審査員の方々から高く評価をされました。ロクシタンには、よりよい未来を育むためには、ブランドの想いに共感してくれる一人一人と大小関わらず「共に変化を育む」ということをブランドの価値観として掲げています。ロクシタンは、今回のこの高校生2名山路菫さん・七瀧舞華さんの活躍を、より美しい未来への一歩へとつなげていくことをブランドの使命ととらえ、取り組んでいくと話しています。 マイナビキャリア甲子園公式サイト:https://careerkoshien.mynavi.jp/ ロクシタンがCSR活動として掲げる6つの約束の実現に、日本で古くから使われる「柿渋」を提案。ロクシタンは、自然豊かな南仏プロヴァンス地方で1976年誕生し、創業当初から自然や人を守るサステナブルな活動をブランドのDNAとして掲げながら成長してきたライフスタイルコスメティックブランドです。現在は、CSR活動の柱として6つの約束を掲げ、具体的な数値目標もグローバルで定めその目標達成に向け、各国で様々なCSR活動に取り組んでいます。そこでこの大会では「ロクシタンが掲げる6つの約束*の中から2つ以上を選び、選択したテーマを活かして、売上およびブランドイメージを上げるロクシタンの新たな販売戦略を提案せよ」というテーマを出題しました。このテーマに対し、書類審査・動画審査・準決勝大会を経て勝ち抜いた「KUAS Social Business Lab(京都先端科学大学附属高等学校)」がロクシタンの代表チームに選出されました。決勝大会で代表チームは、ロクシタンの6つの約束の一つである「地球の自然にやさしく」に着目し、日本で古くから使われてきた伝統的な自然由来成分「柿渋」を提案しました。脱プラスチックを目指すべく耐水性・耐久性の高める柿渋を塗装した紙容器や、殺菌や消臭効果にも優れる柿渋成分配合の製品を提案。加えて、柿渋の調達プランやコスト試算、増産した場合の柿渋の自然環境や伝統技術にまで提案した実現可能性の高いプランを発表しました。ロクシタンの掲げるサステナブルな活動にも通じる熱意あるプレゼンテーションは、審査員「審査員特別賞」という大きな受賞につながりました。 「KUAS Social Business Lab」のプレゼンテーションの詳細は、以下にてご視聴いただけます。決勝大会の様子: https://www.youtube.com/watch?v=Ikslv8c2i_M(※1時間55分ごろ~)マイナビキャリア甲子園とはマイナビキャリア甲子園は、高校生が2人から4人でチームを組んで課題解決に挑む、ビジネスコンテスト型探究学習プログラム。9年目の開催となる今年度は、全国から過去最高の8,959名、2,318チームの高校生が参加。大会テーマである「NEXT GATE」をもとに、8つの協賛企業・団体がそれぞれのテーマを設定。書類審査・動画審査・準決勝大会を勝ち抜いた高校生は、決勝大会へ進出し、半年以上かけて考え抜いたアイデアを1チーム10分以内で披露。決勝大会の様子はインターネット生中継され、総合優勝チームは100万円分無期限海外旅行券を手にすることができます。*ロクシタンの約束とは1976年の創設当初から、南仏プロヴァンスをはじめとする豊かな自然や、そこから生まれる製品を作り出す人々と技術を守ることを使命とし、自然の保護や人を大切にする取り組みを長年続けてまいりました。現在では「ロクシタンの約束」として、「植物の多様性の保護」、「生産者をサポート」、「地球の自然にやさしく」、「女性の自立の支援」「視覚障害への取り組み」、「伝統的技術の継承」の6つを主要な活動分野として定め、それぞれに対し具体的な数値目標をグローバルで掲げ、その目標達成に向けて各国で様々なCSR活動を行っております。 ロクシタンジャポン株式会社1976年に世界で最も生物の多様性に富んだ地、南仏プロヴァンスに生まれたロクシタン。以来、自然の恵みを享受し暮らしを芸術のように彩る、プロヴァンスのライフスタイルを届けてきました。自然と人に寄り添う「消費を再生に -Turn Consumption into Regeneration-」というブランドビジョンを掲げ、より美しい未来への変化を育んでいます。

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若者の半数「行動制限が少なくなっても感染は心配」と回答、心理的不安定の背景に「毎日の生活に充実感がない」が3割超
長引くコロナ禍の生活が若者に与える影響を日赤が経年調査 日本赤十字社は、長らく医療現場で新型コロナウイルス感染症と向き合い、また感染に伴う偏見や差別を防止するための啓発活動に取り組んできました。政府は3月13日より屋内・屋外を問わずマスクの着用について個人の判断にゆだねる方針を発表し、5月には新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを変更するなど、社会・経済活動の活性化に向けた取り組みが推進されます。このような中、3年にもおよぶコロナ禍による若者への影響について継続的に見ていくことが重要になるため、昨年1月に発表した「コロナ禍の生活が若者の将来への不安に与える影響に関する調査」の第2回を日本全国の高校生・大学生(大学院生)・保護者・教員の合計600名を対象に実施。なお今回の第2回調査は、2021年10月の緊急事態宣言解除後~2022年12月の行動制限のない年末までを対象期間としています。(第1回調査結果のリリース:https://www.jrc.or.jp/press/2022/0106_022802.html対象期間=2020年4月の緊急事態宣言~2021年9月の宣言解除まで。) <調査結果のハイライト> 若者の交友関係の変化に関しては、「友人や知人と対面で会う機会が増えた(高校生28.0%/大学生32.0%)」が最多、次いで「進学や進級した後も、同級生と対面で会う機会が増えた(高校生15.0%/大学生13.0%)」「外出する人がたくさんいる繁華街に出かけることが増えた(高校生16.0%/大学生13.0%)」が上位として挙がり、およそ3人に1人の若者が対面でのコミュニケーション機会が増えたと考えています。【図1】 しかし、「対面で会う機会が増えた」や「出かけることが増えた」などと答えた人でも、「行動に制限が少なくなっているが、感染への不安は残っている(高校生55.8%/大学生41.2%)」と半数近くが感染を心配。また「自分が感染源になって周囲の人にうつしてしまうことへの不安は残っている(高校生23.3%/大学生29.4%)」「自宅学習の便利さや気軽さが分かり、以前よりも登校することを億劫に感じるようになった(高校生23.3%/大学生25.5%)」「人前に出たり、マスクを外す機会が増え、身だしなみに余計に気を遣うことにストレスを感じている(高校生25.6%/大学生21.6%)」など、行動制限が緩和されることで新たなストレスを感じていることが判明しました。【図2】 若者の心の変化の上位回答を前回調査と比較すると、「何もしたくなくなる、無気力」は高校生39.0%(前回-4.0ポイント)/大学生34.0%(前回-15.0ポイント)、「孤独を感じる、1人でいるのが不安になる」は高校生21.0%(前回-7.0ポイント)/大学生23.0%(前回-12.0ポイント)、「悲しい気持ちになる、涙が止まらなくなる」は高校生24.0%(前回+1.0ポイント)/大学生22.0%(前回-3.0ポイント)と前回調査よりも多くの項目で減少していましたが、依然として3割~4割の若者が心に何らかの不安定さを抱えていました。【図3】 また、心の変化の要因としては「毎日の生活に充実感が感じられないから(高校生30.4%/大学生37.7%)」が最多。高校生では「仲の良かった友人や知人と疎遠になってしまったから(17.9%)」や「屋外でのマスクが不要になったり、外出を制限しなくなるなど周囲の行動や気持ちの変化についていけないから(17.9%)」が上位になり、大学生では「いつになっても以前のような生活に戻れるとは思えないから(28.3%)」と「コロナ禍で3年近く経っても、将来の見通しが持てないから(28.3%)」が上位として挙がりました。【図4】 上記のような心の変化への対処としては、「『何とかなる』とできるだけ楽観的に考えるようにした(高校生23.2%/大学生28.3%)」「『起きてしまったことは変わらない』と変化を受け入れるようにした(高校生19.6%/大学生26.4%)」などの自身の心の捉え方に関する回答が得られました。一方で、周囲の人に相談する機会については、「保護者と話し合った(高校生14.3%/大学生24.5%)」「学校の先生と話し合った(高校生10.7%/大学生5.7%)」「同級生や先輩と話し合った(高校生12.5%/大学生30.2%)」と身近な大人には相談していないことが分かりました。【図5】 心の変化への対処として、周囲の人に相談しなかった人の理由としては、「相談しても何も解決しないと思ったから(高校生26.2%/大学生55.2%)」「相談することが時間の無駄だと思ったから(高校生14.3%/大学生27.6%)」など、話すことに意義を感じていない様子が見受けられます。【図6】 近い将来の進学や就職への不安に関しては、「受験や就職活動で苦労するのでは」が最も多く、高校生30.0%(前回-12.0ポイント)/大学生23.0%(前回-10.0ポイント)となり、高校生では次いで「学習の習熟度が不十分になるのではないないか」が21.0%(前回-5.0ポイント)、大学生では「進学先や就職先で評価されないのでは」が23.0%(前回-8.0ポイント)という考えを持っていることが分かりました。【図7】 若者が抱く将来の社会生活に対する不安では、「対人コミュニケーションスキルが身につかない」が高校生30.0%(前回±0ポイント)/大学生18.0%(前回-9.0ポイント)と最も多く、高校生では次いで「心を許せる友人や知人が作れないのではないか」が21.0%(前回項目なし)、大学生では「周囲の人との付き合いがうまくできないのでは」が17.0%(前回-9.0ポイント)と回答し、周囲の人との関係性に関連する声があがりました。【図8】 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 今回の調査から、若者の心の変化として、前回調査(2020年4月の緊急事態宣言から2021年9月の宣言解除まで)で上位回答であった「何もしたくなくなる、無気力」「孤独を感じ、1人でいるのが不安」「悲しい気持ちになる、涙が止まらなくなる」においては、数値が減少しており、前向きに変化しつつある一方で、生活に充実感を感じない、将来の見通しが立たないことから悲観的に考えている若者が一定数存在することも分かりました。 また、対面によるコミュニケーション機会に関しては若者の3人に1人が増えたと回答する反面、感染に対する不安は引き続き残り、マスクを外す機会が増えるなど外出時の身だしなみに関することや、在宅生活に慣れてしまい外出に面倒さを感じるなど、長引くコロナ禍で新たなストレスが生まれていることがわかりました。 環境や人の行動の変化に応じて、こうした心理的な影響が発生していることに配慮し、引き続き寄り添いながら見守っていくことが大切になると考えます。 日赤専門家のコメント 日本赤十字社医療センター 臨床心理士 関 真由美さん 前回調査と比較し対面交流が増えた様子がうかがえ、大学生では夜の飲み会等も復活しつつあるようです。学習面でもディスカッション等、双方向性を持った授業を徐々に行えるようになり、コロナ前の様相が戻りつつあるようです。では、彼らの精神面はどうでしょうか?データを概観すると、辛い気持ちを抱える若者全体は前回よりも減少した一方、女性では「無気力(10代:約46%)」や「悲しい気持ちになる(10代:約30%)」などで依然高い値であり、「死ぬことを考える」は男女問わず10%強でした。そして、この気持ちを相談された親は2%~6%に留まるという強烈なギャップも前回同様でした。なぜ彼らの心は依然モヤモヤしているのでしょう。直接交流という一見ポジティブな要素は彼らに複雑な思いを抱かせています。その中身を大別すると、一つは感染への不安、もう一つは対人関係に関する不安のようです。世間では「若者は感染に不安など感じない」「うつしてしまう事にも無頓着」というイメージがあるかもしれませんが、これは誤っていると分かります。また、直接他者と会うことは、より親密になれるだろうという期待とともに、生身の自分が受け入れられるかという不安も伴います。オンラインから対面交流は可能になっても、マスクをした自分はまだ“半リアル”、マスクを外すとなると真に“リアル”な自分で相手と対面することになるわけです。「顔パンツ」という新語が登場しましたが、自分を覆い隠す物なく他者と相対する怖さも彼らの中にあるのでしょう。 コロナ後の生活は、大人にとって「前の生活に戻る」という気持ちでも、彼らにとっては「新しい生活に再適応していく」過程と考える方が適当です。そして再適応のスピードやあり様には個人差があります。正しい情報を伝えつつ、彼らの意志を可能な限り尊重して下さい。この数年、彼らは自分の希望よりも感染対策を否応なく優先させられてきました。これが「相談しても解決しない・無駄」という思いに繋がった面も大きいと考えます。今後の生活で、自分の希望やペースが尊重されたと感じる時、生活への充実感や、今後への希望、大人への信頼感もまた育まれてくるのではないでしょうか。また、遠隔授業などコロナ流行下の方が安心して学習、生活ができたという若者もいます。その道も閉ざすことなく、全ての若者が安心して再適応の道を歩めるよう、私たち大人もコロナ禍に学んだことを活かしていきたいものです。 調査概要 調査名 2023年新型コロナ禍と若者の将来不安に関する調査 調査対象 日本の男女600名 高校生100名/大学生・大学院生100名/高校生の保護者100名 大学生・大学院生の保護者100名/高校教員100名/大学教員100名調査方法 インターネット調査調査機関 楽天インサイト株式会社(調査委託)調査期間 2023年2月17日~20日※その他詳細なデータについては、日本赤十字社広報室にお問い合わせください。※本調査を引用する場合は「2023年日赤調べ」もしくは「日本赤十字社『2023年新型コロナ禍と若者の将来不安に関する調査』」と記載ください。
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